ロータス エリーゼの性能まとめ [1117型|1.8L/192PS|MR/6MT|2010年] Elise-R 2ZZ


 画像はロータスより引用
 http://www.lotuscars.com/

ロータスの2ドア・2人乗りオープンカー、1117型の初代エリーゼは1999/09から生産(または販売)が開始されました。ここでは2010/06モデルにある[Elise-R 2ZZ]というグレードのカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説してみます。

ボディサイズが全長3800mm×全幅1720mm×全高1130mm、排気量は1795ccであることから、大雑把に分類すると1.8リットルクラス(1800cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3800mmであるこの車の場合は「スモール」(Small 3500mm超-3850mm以下 Bセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります

エンジンを車体の中央(運転席より後、後輪よりは前)に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるMR方式(ミッドシップエンジン-リヤドライブ)を採用しています。エンジンやミッションといった重量物が車体の中心近くにあるため切れ味鋭いハンドリングを実現するとされ、生粋のスポーツカー、スーパーカーの代名詞的な駆動方式です。

1117型 エリーゼ [1795cc/192PS MR/6MT] お品書き

ページが長大でどうにもならないため、ページ下部の項目にジャンプできるようなものを作りました。

エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代エリーゼの類型&他グレード

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • ※燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.8L-SC
MR/6MT
712.8万円
型式不明
[Sport220]
(2015/12)
220PS
25.4kgm
1.8L-SC
MR/6MT
680.0万円
1117型
[Elise-SC 2ZZ]
(2010/06)
220PS
21.4kgm
1.8L-NA
MR/5MT
551.2万円
型式不明
[Sport-111 18K]
(2004/04)
158PS
17.7kgm
初代エリーゼの車両型式・グレード一覧【全7車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー LOTUS
車名&
グレード
エリーゼ
Elise-R 2ZZ
その他 エリーゼR 111R
お値段 5880000円
車両型式 ABA-1117
駆動&
変速機
MR(RWD,2WD,後輪駆動)&
6MT(6速MT,6段MT,6速マニュアル)
ドア数&
定員
2ドア
2人
車体寸法 長3800×幅1720×高1130mm
軸距&
輪距
2300mm
前1455mm/後1505mm
タイヤ 前175/55R16 後225/45R17
ブレーキ 前ベンチレーテッドディスク
後ベンチレーテッドディスク
車両重量 900kg
エンジン諸元
原動機型式 2ZZ-GE
気筒配列 直列4気筒
排気量 1795cc
圧縮比 11.5
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 192PS(141kW 189HP)/7800rpm
最大トルク 18.5kgm(181Nm)/6800rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
※直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
2ZZ-GE型NAエンジン諸元と性能
※直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(39500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(8200円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、エリーゼの新車を676.2万円(諸費用として88.2万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 保険スクエアbang!では最大20社より自動車保険料の比較・検討が可能です。

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 39500円
自動車重量税(1年分) 1.0トン以下 13年未満 8200
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷12.5km/L×160円/L 128000円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本15000円×4本÷3年 20000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 284620円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額112700円×12ヶ月 1352400円
ローン返済中の年間維持費 1637020円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 47240円
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額47,240円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると23,718円(完済前は136,418円)になります。口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km130円2900円3.4万円
20km260円5700円6.8万円
30km380円8400円9.9万円
50km640円14100円16.6万円
100km1280円28200円33.3万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を12.5km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは12.80円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は130円/日となり、20km走行なら260円/日、30km走行なら380円/日、50km走行なら640円/日、100km走行なら1280円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が10kmなら月間の走行距離は220kmで燃料代は2900円/月、20kmなら440kmで5700円/月、30kmなら660kmで8400円/月、50kmなら1100kmで14100円/月、100kmなら2200kmで28200円/月かかります。

1年間の労働日数を260日とすると、通勤距離が10kmなら年間の走行距離は2600kmで燃料代は3.4万円/年、20kmなら5200kmで6.8万円/年、30kmなら7800kmで9.9万円/年、50kmなら13000kmで16.6万円/年、100kmなら26000kmで33.3万円/年となります。

1年間のランニングコスト(年間維持費) ランキング
新車の小型&普通車2000cc以下の自然吸気輸入車編オープンカー限定


カタログスペックから見えてくる要素

2ZZ-GE型エンジン簡易性能曲線図
2ZZ-GE型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
6800回転時の馬力 176PS
7800回転時の馬力 192PS
各回転域でのトルク
6800回転時のトルク 18.5kgm
7800回転時のトルク 17.6kgm
2ZZ-GE型NAエンジン諸元と性能

まずおさらいとして、搭載している2ZZ型1795cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは7800回転時に最高出力192馬力を、6800回転時に最大トルク18.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する6800rpmから最高出力が発生する7800rpmまで」の1000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は12.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ4.69kg/PS(900kg/192PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ4.69kg/PS
車体+1人4.97kg/PS
車体+2人5.26kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.00kg/PS
車体+70kg5.05kg/PS
車体+80kg5.10kg/PS
車体+90kg5.16kg/PS
車体+100kg5.21kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは4.97kg/PS(955kg/192PS)となり、数値としては0.28kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは5.26kg/PS(1010kg/192PS)となり、0.57kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

いろいろな数値
WB/TR比 1.55
平均ピストンスピード 22.1m/s
トルクウェイトレシオ 48.6kg/kgm
1馬力あたりのお値段 30625円
排気量1Lあたり馬力 107.0PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.31kgm/L
1気筒あたりの馬力 48.0PS
1気筒あたりのトルク 4.6kgm
パワーバンド比率 12.8%
各種ランキング
オープンカーのP/Wレシオ
1.6~1.8L以下のP/Wレシオ

トルクウェイトレシオは48.6kg/kgm(900kg/18.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5880000円、最高出力が192馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は30625円、逆に1万円あたりでは0.33馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は317838円、1万円あたりでは0.03kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は107.0PS/L、トルクは10.31kgm/L、1気筒あたりの馬力は48.0馬力、トルクは4.6kgmとなり、このエンジンが192馬力を7800回転で発生させているときの平均ピストンスピードは22.1m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が85.0mmである2ZZ型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7060回転です。最高出力を発生している時点で既に20.0m/sを超えているこのエンジンは実に良く設計された秀逸なエンジンであると言えます。一昔(二昔?)前の常識を覆す誉れ高きエンジンですので、ぜひとも重要文化遺産に登録して後世に伝えていかねばなりません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.55になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、真っ直ぐ進むよりも小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


速度と車両重量と運動エネルギー

「スピードを出して事故をすると大変なことになる…!」あるいは「重いとブレーキをかけてもなかなか止まらない…」と感覚的には知っていても、なぜ大変なことになるのか、なぜ止まらないのかは今ひとつピンと来なかったりします。

そこで取り出しましたのが運動エネルギーなるもので、これはある重量の物体がある速度で移動しているとき、どれだけのエネルギーを有しているのかを数値的に知ることができるという代物です。

というわけで、エリーゼの車両重量900kgに1人ぶんの体重55kgを加えた955kgと、2名フル乗車時の1010kgという2つの重量を用意して、40km/hから180km/hまでの速度域で運動エネルギーがどのように変化するのかを調べてみました。

速度1名乗車
955kg
2名乗車
1010kg
40km/h59kJ62kJ+3kJ
60km/h133kJ140kJ+7kJ
80km/h236kJ249kJ+13kJ
100km/h368kJ390kJ+22kJ
120km/h531kJ561kJ+30kJ
140km/h722kJ764kJ+42kJ
180km/h1194kJ1263kJ+69kJ

たとえば1名乗車で40km/h走行しているときの運動エネルギーは59kJ、2名乗車では62kJとなり、その差は3kJ、倍率にすれば1.1倍ほどの増加でびっくりするほどではありません。

が、速度が倍の80km/hになると1名乗車でも236kJ、2名乗車では13kJ増加して249kJにもなり、重量から見れば1.1倍のままなれど、40km/hでの運動エネルギーと比べると4.0倍も増加しています。

これが180km/hになると1名乗車で1194kJ、2名乗車では69kJ増加して1263kJにもなり、80km/hと比べても5.1倍、40km/hと比べると20.2倍ものとんでもない運動エネルギーを有していることがわかります。

さて、速度が同じなら重いほうが運動エネルギーは大きくなることがわかりましたので、続いては運動エネルギーを368000Jとした場合に、重量の異なる自動車では時速何kmに相当するのかを調べてみます。

重量368kJ
速度
100キロ
[kJ]
400kg154km/h154kJ-214kJ
700kg117km/h270kJ-98kJ
955kg100km/h368kJ
1500kg80km/h579kJ+211kJ
2000kg69km/h772kJ+404kJ
2500kg62km/h965kJ+597kJ
3000kg56km/h1157kJ+789kJ
※100km/h[kJ]は各重量の車両が100km/h走行しているときの運動エネルギー

ここでは車両重量+体重55kgの955kgを基準として、400kg、700kg、1500kg、2000kg、2500kg、3000kgで計算してみました。

考えたくもないことですが、たとえば同じ100km/hで走行する相手と正面衝突する場合、相手が400kgであれば当たり負けすることはなく、その相手が154km/hのとき互角の勝負になります。

逆に相手が3000kgで重い場合、双方が100km/hでは当たり負けして弾き飛ばされますが、相手が56km/hであれば互いに引かぬ真っ向勝負に持ち込める、というような雰囲気です。

いずれにせよ超スピードで事故をすれば衝突安全ボディもなんのその、車は雲散霧消の勢いで大変なことになり、ブレーキローターとブレーキパッドが身を削り、身を粉にして車を止めようにも一筋縄ではいかないことがわかる…ような気がしてきます。


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 12.5km/L
燃料タンク容量 40L
航続距離(カタログ燃費) 500.0km
航続距離(80%燃費) 400.0km
満タンプライス 6400円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので12.5km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が40リットルですと航続可能距離は500.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(11.2km/L)とすると448.0km、80%(10.0km/L)だと400.0km、70%(8.8km/L)では352.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン40リットルの給油で6400円、上で計算した航続距離を踏まえると500.0km(80%燃費時400.0km)を走行するのに6400円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合7800rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした8300回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 8300rpm|タイヤサイズ 225/45R17|タイヤ直径 63.4cm|円周長 199.2cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
8300rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.116 14.11 70.3kmh 11810rpm 823.6kgm
2速 2.050 9.284 0.658 1-2/5460rpm 106.8kmh 7770rpm 541.8kgm
3速 1.481 6.707 0.722 2-3/5990rpm 147.9kmh 5610rpm 391.4kgm
4速 1.166 5.281 0.787 3-4/6530rpm 187.9kmh 4420rpm 308.2kgm
5速 0.916 4.149 0.786 4-5/6520rpm 239.1kmh 3470rpm 242.1kgm
6速 0.815 3.691 0.890 5-6/7390rpm 268.8kmh 3090rpm 215.4kgm
Final 4.529 レシオカバレッジ(変速比幅)3.823
ギヤの繋がりイメージ
1117型エリーゼ6MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
    シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
    赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数6800rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.529)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(18.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.529)÷タイヤの有効半径(0.317m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの268.8km(7800rpmでは252.6km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:7800rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

7800rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ66km/h
2速ギヤ100km/h5130rpm
3速ギヤ139km/h5630rpm
4速ギヤ177km/h6140rpm
5速ギヤ225km/h6130rpm
6速ギヤ253km/h6940rpm

1117型エリーゼに搭載された2ZZ型1795ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する7800rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで7800rpmまで引っ張ると66km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は7800rpmから5130rpmまで落ち、そこから7800rpmまで加速を続けると速度は100km/h(+34km/h)になります。

3速ギヤでは5630rpmまで落ちて7800rpmで139km/h(+39km/h)に、4速ギヤでは6140rpmまで落ちて7800rpmで177km/h(+38km/h)になります。

続いて5速ギヤでは6130rpmまで落ちて7800rpmで225km/h(+48km/h)に、6速ギヤでは6940rpmまで落ちて7800rpmで253km/h(+28km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが6800回転で最大トルク18.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば48.6kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(4.69kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと823.6kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(900kg)を1速ギヤの最大駆動力(823.6kgm)で割ってみると1.09kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する7800回転でのトルク(17.6kgm)からTWRを算出すると1.15kg/kgmとなり、6800-7800回転の回転域では1.09-1.15kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4720 7080 9450 11810 14170 16530 21250
2速 3110 4660 6210 7770 9320 10880 13980
3速 2240 3370 4490 5610 6730 7860 10100
4速 1770 2650 3530 4420 5300 6190 7950
5速 1390 2080 2780 3470 4170 4860 6250
6速 1240 1850 2470 3090 3710 4320 5560
※赤い数字は暫定レブリミット(8300rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.815)を選択して時速100kmにて走行すると3090回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1850回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは2160回転、一般的な高速道路の80km/hでは2470回転、100km/hでは3090回転、制限速度が120km/hになると3710回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは5560回転まで回ります。

時速100kmでの巡航回転数が3000回転を超えるようになってくると、ややパワーが心許ないとか、荷物や人を多く乗せる車であるとか、より鋭い加速を得たい場合のギヤ比ではないかと思います。エンジンのレイアウト(直列3気筒とか)によっては独特の振動が生じたりするので不快感を覚えるようになるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 17 25 34 42 51 59 68
2速 13 26 39 51 64 77 90 103
3速 18 36 53 71 89 107 125 143
4速 23 45 68 91 113 136 158 181
5速 29 58 86 115 144 173 202 230
6速 32 65 97 130 162 194 227 259

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(8300回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの225/45R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/45R17 | 直径 634mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
-5%
40
扁平
205/40R17
37.6km/h
直径596mm
径差-38mm
215/40R17
38.1km/h
直径604mm
径差-30mm
225/40R17
38.6km/h
直径612mm
径差-22mm
235/40R17
39.1km/h
直径620mm
径差-14mm
245/40R17
39.6km/h
直径628mm
径差-6mm
0%
45
扁平
205/45R17
38.9km/h
直径617mm
径差-17mm
215/45R17
39.5km/h
直径626mm
径差-8mm
225/45R17
40.0km/h
634mm
0mm
235/45R17
40.6km/h
直径644mm
径差+10mm
245/45R17
41.2km/h
直径653mm
径差+19mm
+5%
50
扁平
205/50R17
40.2km/h
直径637mm
径差+3mm
215/50R17
40.8km/h
直径647mm
径差+13mm
225/50R17
41.5km/h
直径657mm
径差+23mm
235/50R17
42.1km/h
直径667mm
径差+33mm
245/50R17
42.7km/h
直径677mm
径差+43mm
+10%
55
扁平
205/55R17
41.5km/h
直径658mm
径差+24mm
215/55R17
42.2km/h
直径669mm
径差+35mm
225/55R17
42.9km/h
直径680mm
径差+46mm
235/55R17
43.6km/h
直径691mm
径差+57mm
245/55R17
44.3km/h
直径702mm
径差+68mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/45R17 、215/40R17、215/45R17 、225/40R17 、235/40R17 、245/40R17あたりのタイヤがおすすめです。

225/45R17のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、225/45R17の適応サイズと性能の変化 [1117型エリーゼ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


1117型エリーゼ[1.8L-NA MR/6MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト4.69kg/ps63.84
1速ギヤ加速性能1.09kg/kgm61.36
1L換算馬力107.0ps/L77.37
1L換算トルク10.31kgm/L60.13
WB/TR比1.5573.12
ワイド&ロー指数0.65766.45
前面の面積1.944m²67.94
最低地上高43.35
スポーツ性能部門の得点513.56

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費284620円54.26
100kmh回転数3090rpm42.09
航続距離25.34
車の大きさ7.386m³33.56
室内の広さ(仮) 1.339m³28.76
最小回転半径39.00
馬力単価30625円36.40
ユーティリティ部門の得点300.96

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 1117型エリーゼ[1.8L-NA MR/6MT] の総合得点は 814.52 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した1117型エリーゼ(MR/6MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのオープンカー」、「2000ccのオープンカー」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。投稿日:2012/05/16|更新日:2018/02/09


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