リンカーン マークVIIIの性能まとめ [L90V型|4.6L/280PS|FF/4AT|1993年]


画像はリンカーンより引用
http://www.lincoln.com/
投稿:2013/01/10|更新:2019/09/26

リンカーンの2ドア・5人乗りクーペ、L90V型の初代マークVIIIは1993/04から生産が開始され、1996/11に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量4600cc(280PS/39.4kgm)のV型エンジンを搭載する[BaseGrade|1993/04モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長5255mm×全幅1895mm×全高1360mm、排気量は4600ccであることから、大雑把に分類すると4.6リットルクラス(4600cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5255mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

L90V型 マークVIII [4600cc/280PS FF/4AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

No Data

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー LINCOLN
車名&
グレード
マークVIII
BaseGrade
その他
お値段 7500000円
車両型式 E-L90V
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
4AT(4段変速・自動)
ドア数&
定員
2ドア
5人
車体寸法 長5255×幅1895×高1360mm
室内寸法 長1815×幅1510×高1135mm
軸距&
輪距
2870mm
前1555mm/後1535mm
最小半径 6.2m
タイヤ 前輪:215/70R15
後輪:215/70R15
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1697kg
エンジン諸元
原動機型式 V
気筒配列 V型8気筒
排気量4600cc
圧縮比9.8
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 280PS[206kW]/5500rpm
最大トルク 39.4kgm[386Nm]/4500rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
V型エンジンの諸元と性能まとめ
V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中~大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(101100円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(25200円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額8500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1993/04モデルのマークVIIIを27年落ちの中古で82.5万円にて購入し、頭金なしで2年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    マークVIIIの1993/04モデルの場合、2020年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である75万円に諸経費として7.5万円を足した82.5万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1993年式を27年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 6000cc以下 13年経過で増税 101100
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 18年経過で増税 25200
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷7.4km/L×130円/L 175680円
オイル交換(5000km毎) 1回7500円×2回 15000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本10000円×4本÷3年 13330円
任意保険料(月額8500円) 月額8500円×12ヶ月 102000円
ローン完済後の年間維持費 446230円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額34380円×12ヶ月 412560円
ローン返済中の年間維持費 858790円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 81240円
名目 金額
自動車税(1年分) 101100
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 175680円
オイル交換(5000km毎) 15000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 13330円
任意保険料(月額8500円) 102000円
ローン完済後の年間維持費 446230円
名目 金額
車のローン額(1年分) 412560円
ローン返済中の年間維持費 858790円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
81240円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「6000cc以下の13年経過で増税」で税額は101100円、重量税の区分は「2.0トン以下の18年経過で増税」で税額は25200円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに7500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額8500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額81,240円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると37,186円(完済前は71,566円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

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●マークVIIIの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、マークVIIIの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 38790円
ガソリン税(暫定) 33920円
石油税 3780円
消費税(10%) 15970円
合計納税額 92460円

例として年間走行距離を10000km、燃費を7.4km/L、ガソリンを1リットルあたり130円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1351.4Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計38790円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで33920円、石油税が2.8円/Lで3780円になります。

ガソリン車の場合は本体価格61.6円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては15970円となり、これらを合計した税額は92460円、1年間に燃料代として支払う175680円のうち52.6%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で101100円、自動車重量税が年換算で25200円ですから、合計218760円がマークVIIIに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 101100
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 52700円
オイル交換(年1回) 7500円
タイヤ交換(3万km/6年) 4000円
任意保険料(月額6800円) 81600円
合計
[差額]
286020円
[-160210円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 101100
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 87840円
オイル交換(年1回) 7500円
タイヤ交換(3万km/6年) 6670円
任意保険料(月額7230円) 86760円
合計
[差額]
328990円
[-117240円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 101100
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 122980円
オイル交換(年1回) 10500円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 9330円
任意保険料(月額7650円) 91800円
合計
[差額]
374830円
[-71400円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料102000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて160210円安い286020円に、5000km走行では117240円安い328990円に、7000km走行では71400円安い374830円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km180円4000円4.7万円
20km350円7700円9.1万円
30km530円11700円13.8万円
50km880円19400円22.9万円
100km1760円38700円45.8万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を130円、燃費を7.4km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは17.57円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は180円/日となり、20km走行なら350円/日、30km走行なら530円/日、50km走行なら880円/日、100km走行なら1760円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は11700円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は13.8万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

V型エンジン簡易性能曲線図
V型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4500回転時の馬力 248PS
5500回転時の馬力 280PS
各回転域でのトルク
4500回転時のトルク 39.4kgm
5500回転時のトルク 36.5kgm
V型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているV型4600cc、V型8気筒の自然吸気エンジンは5500回転時に最高出力280馬力を、4500回転時に最大トルク39.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4500rpmから最高出力が発生する5500rpmまで」の1000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は18.2%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ6.060kg/PS(1697kg/280PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ6.060kg/PS
車体+1人6.26kg/PS
車体+5人7.04kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.28kg/PS
車体+70kg6.31kg/PS
車体+80kg6.35kg/PS
車体+90kg6.38kg/PS
車体+100kg6.42kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.26kg/PS(1752kg/280PS)となり、数値としては0.20kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは7.04kg/PS(1972kg/280PS)となり、0.98kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

マークVIIIのライバル候補車たち

6.261kg/PS
S60
2.0L/333PS|4WD/8AT
6.359kg/PS
8シリーズ グランクーペ
3.0L/320PS|4WD/8AT
6.162kg/PS
A8
3.0L/340PS|4WD/8AT
6.074kg/PS
6シリーズ グランツーリスモ
3.0L/340PS|4WD/8AT
6.277kg/PS
ロードスターRF
2.0L/184PS|FR/6MT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.257kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

6.07kg/PSから6.44kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、ボルボの5人乗りセダン「ZB420P型 S60」、BMWの5人乗りセダン「GW30型 8シリーズ グランクーペ」、アウディの5人乗りセダン「F8CZSF型 A8」、BMWの5人乗りセダン「JV30A型 6シリーズ グランツーリスモ」、マツダの2人乗りオープンカー「NDERC型 ロードスターRF」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

L90V型 マークVIII [BaseGrade]とパワーウェイトレシオが近い車種|6.257kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は165.0PS/tとなっています。


いろいろな数値
WB/TR比 1.858
平均ピストンスピード 16.5m/s
トルクウェイトレシオ 43.1kg/kgm
1馬力あたりのお値段 26786円
排気量1Lあたり馬力 60.9PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.57kgm/L
1気筒あたりの馬力 35.0PS
1気筒あたりのトルク 4.9kgm
パワーバンド比率 18.2%
各種ランキング
クーペのPWR
4.5~5.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは43.1kg/kgm(1697kg/39.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が7500000円、最高出力が280馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は26786円、逆に1万円あたりでは0.37馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は190355円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は60.9PS/L、トルクは8.57kgm/L、1気筒あたりの馬力は35.0馬力、トルクは4.9kgmとなり、このエンジンが280馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.5m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が90.0mmであるV型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6670回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.858になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.1m³
1人あたりのスペース 約0.6m³
室内長/全長 34.5%
室内幅/全幅 79.7%
室内高/全高 83.5%
室内容積/車両体積 23.0%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.1m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.6m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は34.5%、同じく室内幅と全幅の比率は79.7%、同じく室内高と全高の比率は83.5%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は23.0%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.84m
期待される荷室の幅 1.41m
対角線の長さ 2.32m
期待される荷室の面積 2.59m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.84m(対角線では2.32m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 7.4km/L
燃料タンク容量 68L
航続距離(カタログ燃費) 503.2km
航続距離(80%燃費) 401.2km
満タンプライス 8840円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので7.4km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が68リットルですと航続可能距離は503.2kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.7km/L)とすると455.6km、80%(5.9km/L)だと401.2km、70%(5.2km/L)では353.6kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン68リットルの給油で8840円、上で計算した航続距離を踏まえると503.2km(80%燃費時401.2km)を走行するのに8840円かかる計算です。


純正装着タイヤの215/70R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/70R15 | 直径 682mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
-5%
65
扁平
195/65R15
37.2km/h
直径635mm
径差-47mm
205/65R15
38.0km/h
直径648mm
径差-34mm
215/65R15
38.8km/h
直径661mm
径差-21mm
225/65R15
39.5km/h
直径674mm
径差-8mm
235/65R15
40.3km/h
直径687mm
径差+5mm
0%
70
扁平
195/70R15
38.4km/h
直径654mm
径差-28mm
205/70R15
39.2km/h
直径668mm
径差-14mm
215/70R15
40.0km/h
682mm
0mm
225/70R15
40.8km/h
直径696mm
径差+14mm
235/70R15
41.6km/h
直径710mm
径差+28mm
+5%
75
扁平
195/75R15
39.5km/h
直径674mm
径差-8mm
205/75R15
40.4km/h
直径689mm
径差+7mm
215/75R15
41.3km/h
直径704mm
径差+22mm
225/75R15
42.2km/h
直径719mm
径差+37mm
235/75R15
43.0km/h
直径734mm
径差+52mm
+10%
80
扁平
195/80R15
40.6km/h
直径693mm
径差+11mm
205/80R15
41.6km/h
直径709mm
径差+27mm
215/80R15
42.5km/h
直径725mm
径差+43mm
225/80R15
43.5km/h
直径741mm
径差+59mm
235/80R15
44.4km/h
直径757mm
径差+75mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/70R15、195/75R15 、205/65R15、205/70R15 、215/65R15 、225/65R15 あたりのタイヤがおすすめです。

215/70R15のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を55%から85%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを15インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが215/70R15のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


L90V型マークVIII[4.6L-NA FF/4AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト6.060kg/ps59.93
1速ギヤ加速性能39.27
1L換算馬力60.9ps/L39.91
1L換算トルク8.57kgm/L38.10
WB/TR比1.85841.04
ワイド&ロー指数0.71861.32
前面の面積2.577m²50.10
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点373.05

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費446230円38.51
100kmh回転数42.85
航続距離24.75
車の大きさ13.543m³59.45
室内の広さ3.111m³47.42
最小回転半径6.2m28.09
馬力単価26786円41.79
ユーティリティ部門の得点324.41

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した L90V型マークVIII[4.6L-NA FF/4AT] の総合得点は 697.46 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したマークVIII(FF/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのクーペ」、「5000ccのクーペ」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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