レクサス LFAの性能まとめ [LFA10型|4.9L/560PS|FR/6AT|2010年]


 画像はレクサスより引用
 http://lexus.jp/index.html

レクサスの2ドア・2人乗りクーペ、LFA10型の初代LFAは2010/12から生産が開始され、2012/12に生産(または販売)を終えました。ここでは2010/12モデルにある[BaseGrade]というグレードのカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説してみます。

ボディサイズが全長4505mm×全幅1895mm×全高1220mm、排気量は4805ccであることから、大雑把に分類すると4.9リットルクラス(4900cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4505mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium 4300mm超-4650mm以下 Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン-リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

LFA10型 LFA [4805cc/560PS FR/6AT] お品書き

ページが長大でどうにもならないため、ページ下部の項目にジャンプできるようなものを作りました。

エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー LEXUS
車名&
グレード
LFA
BaseGrade
その他
お値段 37500000円
車両型式 CBA-LFA10
駆動&
変速機
FR(RWD,2WD,後輪駆動)&
6AT(6速AT,6段AT)
ドア数&
定員
2ドア
2人
車体寸法 長4505×幅1895×高1220mm
軸距&
輪距
2605mm
前1580mm/後1570mm
最小半径 6.1m
最低高 115mm
タイヤ 前265/35R20 後305/35R20
ブレーキ 前ベンチレーテッドディスク
後ベンチレーテッドディスク
車両重量 1480kg
エンジン諸元
原動機型式 1LR-GUE
気筒配列 V型10気筒
排気量 4805cc
圧縮比 12.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 560PS(412kW 552HP)/8700rpm
最大トルク 48.9kgm(480Nm)/7000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
※V型10気筒とは‥シリンダをV字型に交互で10個配置する方式。大排気量のスタンダード。
1LR-GUE型エンジンの諸元と性能まとめ
※V型10気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(88000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額8500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2010/12モデルのLFAを9年落ちの中古で1650万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • LFAの中古車を『カーセンサーnet』で検索!
  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    LFAの2010/12モデルの場合、2019年現在では9年が経過しているため、新車価格の40%である1500万円に諸経費として150万円を足した1650万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 保険スクエアbang!では最大20社より自動車保険料の比較・検討が可能です。

2010年式を9年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 6000cc以下 13年未満 88000円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷6.8km/L×160円/L 235290円
オイル交換(5000km毎) 1回7500円×2回 15000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本24000円×4本÷3年 32000円
任意保険料(月額8500円) 月額8500円×12ヶ月 102000円
ローン完済後の年間維持費 498510円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額275000円×12ヶ月 3300000円
ローン返済中の年間維持費 3798510円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55440円
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。若しくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、意義を見出しているのかもしれません。ここまで来ると月単位に換算しても41,543円(完済前は316,543円)という破格の金額になってしまうことを思えば、とてもじゃないけど新車で買って5年のローンを抱えながら乗るような車ではありません。ほとんど乗らずに盆栽としてガレージに飾っておくなら、まあ…

1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km240円5300円6.2万円
20km470円10300円12.2万円
30km710円15600円18.5万円
50km1180円26000円30.7万円
100km2350円51700円61.1万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を6.8km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは23.53円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は240円/日となり、20km走行なら470円/日、30km走行なら710円/日、50km走行なら1180円/日、100km走行なら2350円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が10kmなら月間の走行距離は220kmで燃料代は5300円/月、20kmなら440kmで10300円/月、30kmなら660kmで15600円/月、50kmなら1100kmで26000円/月、100kmなら2200kmで51700円/月かかります。

1年間の労働日数を260日とすると、通勤距離が10kmなら年間の走行距離は2600kmで燃料代は6.2万円/年、20kmなら5200kmで12.2万円/年、30kmなら7800kmで18.5万円/年、50kmなら13000kmで30.7万円/年、100kmなら26000kmで61.1万円/年となります。

1年間のランニングコスト(年間維持費) ランキング
5000cc以下レクサス編クーペ限定


カタログスペックから見えてくる要素

1LR-GUE型エンジン簡易性能曲線図
1LR-GUE型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
7000回転時の馬力 478PS
8700回転時の馬力 560PS
各回転域でのトルク
7000回転時のトルク 48.9kgm
8700回転時のトルク 46.1kgm
1LR-GUE型エンジンの諸元と性能まとめ

まずおさらいとして、搭載している1LR型4805cc、V型10気筒の自然吸気エンジンは8700回転時に最高出力560馬力を、7000回転時に最大トルク48.9kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する7000rpmから最高出力が発生する8700rpmまで」の1700rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は19.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ2.64kg/PS(1480kg/560PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ2.64kg/PS
車体+1人2.74kg/PS
車体+2人2.84kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg2.75kg/PS
車体+70kg2.77kg/PS
車体+80kg2.79kg/PS
車体+90kg2.80kg/PS
車体+100kg2.82kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは2.74kg/PS(1535kg/560PS)となり、数値としては0.10kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは2.84kg/PS(1590kg/560PS)となり、0.20kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

いろいろな数値
WB/TR比 1.65
平均ピストンスピード 22.9m/s
トルクウェイトレシオ 30.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段 66964円
排気量1Lあたり馬力 116.5PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.18kgm/L
1気筒あたりの馬力 56.0PS
1気筒あたりのトルク 4.9kgm
パワーバンド比率 19.5%
各種ランキング
クーペのP/Wレシオ
4.5~5.0L以下のP/Wレシオ

トルクウェイトレシオは30.3kg/kgm(1480kg/48.9kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が37500000円、最高出力が560馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は66964円、逆に1万円あたりでは0.15馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は766871円、1万円あたりでは0.01kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は116.5PS/L、トルクは10.18kgm/L、1気筒あたりの馬力は56.0馬力、トルクは4.9kgmとなり、このエンジンが560馬力を8700回転で発生させているときの平均ピストンスピードは22.9m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が79.0mmである1LR型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7590回転です。最高出力を発生している時点で既に20.0m/sを超えているこのエンジンは実に良く設計された秀逸なエンジンであると言えます。一昔(二昔?)前の常識を覆す誉れ高きエンジンですので、ぜひとも重要文化遺産に登録して後世に伝えていかねばなりません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.65になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


速度と車両重量と運動エネルギー

「スピードを出して事故をすると大変なことになる…!」あるいは「重いとブレーキをかけてもなかなか止まらない…」と感覚的には知っていても、なぜ大変なことになるのか、なぜ止まらないのかは今ひとつピンと来なかったりします。

そこで取り出しましたのが運動エネルギーなるもので、これはある重量の物体がある速度で移動しているとき、どれだけのエネルギーを有しているのかを数値的に知ることができるという代物です。

というわけで、LFAの車両重量1480kgに1人ぶんの体重55kgを加えた1535kgと、2名フル乗車時の1590kgという2つの重量を用意して、40km/hから180km/hまでの速度域で運動エネルギーがどのように変化するのかを調べてみました。

速度1名乗車
1535kg
2名乗車
1590kg
40km/h95kJ98kJ+3kJ
60km/h213kJ221kJ+8kJ
80km/h379kJ393kJ+14kJ
100km/h592kJ613kJ+21kJ
120km/h853kJ883kJ+30kJ
140km/h1161kJ1202kJ+41kJ
180km/h1919kJ1988kJ+69kJ

たとえば1名乗車で40km/h走行しているときの運動エネルギーは95kJ、2名乗車では98kJとなり、その差は3kJ、倍率にすれば1.0倍ほどの増加でびっくりするほどではありません。

が、速度が倍の80km/hになると1名乗車でも379kJ、2名乗車では14kJ増加して393kJにもなり、重量から見れば1.0倍のままなれど、40km/hでの運動エネルギーと比べると4.0倍も増加しています。

これが180km/hになると1名乗車で1919kJ、2名乗車では69kJ増加して1988kJにもなり、80km/hと比べても5.1倍、40km/hと比べると20.2倍ものとんでもない運動エネルギーを有していることがわかります。

さて、速度が同じなら重いほうが運動エネルギーは大きくなることがわかりましたので、続いては運動エネルギーを592000Jとした場合に、重量の異なる自動車では時速何kmに相当するのかを調べてみます。

重量592kJ
速度
100キロ
[kJ]
600kg160km/h231kJ-361kJ
800kg138km/h309kJ-283kJ
1000kg124km/h386kJ-206kJ
1535kg100km/h592kJ
2000kg88km/h772kJ+180kJ
2500kg78km/h965kJ+373kJ
3000kg72km/h1157kJ+565kJ
※100km/h[kJ]は各重量の車両が100km/h走行しているときの運動エネルギー

ここでは車両重量+体重55kgの1535kgを基準として、600kg、800kg、1000kg、2000kg、2500kg、3000kgで計算してみました。

考えたくもないことですが、たとえば同じ100km/hで走行する相手と正面衝突する場合、相手が600kgであれば当たり負けすることはなく、その相手が160km/hのとき互角の勝負になります。

逆に相手が3000kgで重い場合、双方が100km/hでは当たり負けして弾き飛ばされますが、相手が72km/hであれば互いに引かぬ真っ向勝負に持ち込める、というような雰囲気です。

いずれにせよ超スピードで事故をすれば衝突安全ボディもなんのその、車は雲散霧消の勢いで大変なことになり、ブレーキローターとブレーキパッドが身を削り、身を粉にして車を止めようにも一筋縄ではいかないことがわかる…ような気がしてきます。


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 6.8km/L
燃料タンク容量 73L
航続距離(カタログ燃費) 496.4km
航続距離(80%燃費) 394.2km
満タンプライス 11680円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので6.8km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が73リットルですと航続可能距離は496.4kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.1km/L)とすると445.3km、80%(5.4km/L)だと394.2km、70%(4.8km/L)では350.4kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン73リットルの給油で11680円、上で計算した航続距離を踏まえると496.4km(80%燃費時394.2km)を走行するのに11680円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合8700rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした9200回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 9200rpm|タイヤサイズ 305/35R20|タイヤ直径 72.2cm|円周長 226.8cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
9200rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.231 11.04 113.4kmh 8110rpm 1495.5kgm
2速 2.188 7.476 0.677 1-2/6230rpm 167.5kmh 5490rpm 1012.7kgm
3速 1.609 5.498 0.735 2-3/6760rpm 227.7kmh 4040rpm 744.7kgm
4速 1.233 4.213 0.766 3-4/7050rpm 297.1kmh 3100rpm 570.7kgm
5速 0.970 3.314 0.787 4-5/7240rpm 377.7kmh 2440rpm 449.0kgm
6速 0.795 2.717 0.820 5-6/7540rpm 460.9kmh 2000rpm 368.0kgm
Final 3.417 レシオカバレッジ(変速比幅)4.064
ギヤの繋がりイメージ
LFA10型LFA6AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
    シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
    赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数7000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.417)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(48.9kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.417)÷タイヤの有効半径(0.361m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの460.9km(8700rpmでは435.8km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:8700rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

8700rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ107km/h
2速ギヤ158km/h5890rpm
3速ギヤ215km/h6390rpm
4速ギヤ281km/h6660rpm
5速ギヤ357km/h6850rpm
6速ギヤ436km/h7130rpm

LFA10型LFAに搭載された1LR型4805ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する8700rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで8700rpmまで引っ張ると107km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は8700rpmから5890rpmまで落ち、そこから8700rpmまで加速を続けると速度は158km/h(+51km/h)になります。

3速ギヤでは6390rpmまで落ちて8700rpmで215km/h(+57km/h)に、4速ギヤでは6660rpmまで落ちて8700rpmで281km/h(+66km/h)になります。

続いて5速ギヤでは6850rpmまで落ちて8700rpmで357km/h(+76km/h)に、6速ギヤでは7130rpmまで落ちて8700rpmで436km/h(+79km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが7000回転で最大トルク48.9kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば30.3kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(2.64kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1495.5kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1480kg)を1速ギヤの最大駆動力(1495.5kgm)で割ってみると0.99kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する8700回転でのトルク(46.1kgm)からTWRを算出すると1.05kg/kgmとなり、7000-8700回転の回転域では0.99-1.05kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3250 4870 6490 8110 9740 11360 14600
2速 2200 3300 4400 5490 6590 7690 9890
3速 1620 2420 3230 4040 4850 5660 7270
4速 1240 1860 2480 3100 3720 4330 5570
5速 970 1460 1950 2440 2920 3410 4380
6速 800 1200 1600 2000 2400 2790 3590
※赤い数字は暫定レブリミット(9200rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.795)を選択して時速100kmにて走行すると2000回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1200回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1400回転、一般的な高速道路の80km/hでは1600回転、100km/hでは2000回転、制限速度が120km/hになると2400回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3590回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 12 25 37 49 62 74 86 99
2速 18 36 55 73 91 109 127 146
3速 25 50 74 99 124 149 173 198
4速 32 65 97 129 161 194 226 258
5速 41 82 123 164 205 246 287 328
6速 50 100 150 200 250 301 351 401

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(9200回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの305/35R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 305/35R20 | 直径 722mm

-20mm
幅285mm
-10mm
幅295mm
変更なし
幅305mm
+10mm
幅315mm
+20mm
幅325mm
-5%
30
扁平
285/30R20
37.6km/h
直径679mm
径差-43mm
295/30R20
38.0km/h
直径685mm
径差-37mm
305/30R20
38.3km/h
直径691mm
径差-31mm
315/30R20
38.6km/h
直径697mm
径差-25mm
325/30R20
38.9km/h
直径703mm
径差-19mm
0%
35
扁平
285/35R20
39.2km/h
直径708mm
径差-14mm
295/35R20
39.6km/h
直径715mm
径差-7mm
305/35R20
40.0km/h
722mm
0mm
315/35R20
40.4km/h
直径729mm
径差+7mm
325/35R20
40.8km/h
直径736mm
径差+14mm
+5%
40
扁平
285/40R20
40.8km/h
直径736mm
径差+14mm
295/40R20
41.2km/h
直径744mm
径差+22mm
305/40R20
41.7km/h
直径752mm
径差+30mm
315/40R20
42.1km/h
直径760mm
径差+38mm
325/40R20
42.5km/h
直径768mm
径差+46mm
+10%
45
扁平
285/45R20
42.4km/h
直径765mm
径差+43mm
295/45R20
42.9km/h
直径774mm
径差+52mm
305/45R20
43.4km/h
直径783mm
径差+61mm
315/45R20
43.9km/h
直径792mm
径差+70mm
325/45R20
44.4km/h
直径801mm
径差+79mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、285/35R20 、295/35R20 、305/30R20 、315/30R20 、325/30R20あたりのタイヤがおすすめです。

305/35R20のタイヤ幅を285mmから335mmまで、扁平率を20%から50%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、305/35R20の適応サイズと性能の変化 [LFA10型LFA編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


LFA10型LFA[4.9L-NA FR/6AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト2.64kg/ps69.71
1速ギヤ加速性能0.99kg/kgm63.64
1L換算馬力116.5ps/L85.08
1L換算トルク10.18kgm/L58.48
WB/TR比1.6562.71
ワイド&ロー指数0.64467.41
前面の面積2.312m²57.63
最低地上高115mm66.52
スポーツ性能部門の得点531.18

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費498510円34.35
100kmh回転数2000rpm57.56
航続距離25.34
車の大きさ10.415m³46.30
室内の広さ(仮) 1.889m³34.55
最小回転半径6.1m30.21
馬力単価66964円0.01
ユーティリティ部門の得点269.87

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した LFA10型LFA[4.9L-NA FR/6AT] の総合得点は 801.05 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したLFA(FR/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのクーペ」、「5000ccのクーペ」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。投稿日:2011/08/19|更新日:2018/02/09


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