ランドローバー レンジローバー ヴェラールの性能まとめ [LY2NA型|2.0L/179PS|4WD/8AT|2017年] D180


画像はランドローバーより引用
http://www.landrover.co.jp/
投稿:2018/09/30|更新:2019/09/26

ランドローバーの5ドア・5人乗りSUV、LY2NA型の初代レンジローバー ヴェラールは2017/07から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1999cc(179PS/43.8kgm)の204DT型エンジンを搭載する[D180|2017/07モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4820mm×全幅1930mm×全高1685mm、排気量は1999ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいものの、ターボによる過給のおかげで非力さを感じることはなさそうです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4820mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

LY2NA型 レンジローバー ヴェラール [1999cc/179PS 4WD/8AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代レンジローバー ヴェラールの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.0L-TB
4WD/8AT
715.0万円
LY2XCB型
[P250]
(2017/07)
250PS
37.2kgm
11.6km/L
2.0L-TB
4WD/8AT
778.0万円
LY2XCB型
[P300]
(2017/07)
300PS
40.8kgm
10.6km/L
3.0L-SC
4WD/8AT
908.0万円
LY3VA型
[P380]
(2017/07)
381PS
45.9kgm
10.0km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー LAND_ROVER
車名&
グレード
レンジローバー ヴェラール
D180
その他 S|R-Dynamic|SE|HSE|
お値段 6990000円
車両型式 LDA-LY2NA
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8AT(8段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4820×幅1930×高1685mm
軸距&
輪距
2875mm
前1640mm/後1655mm
最小半径 5.6m
最低高 205mm
タイヤ 前輪:255/60R18
後輪:255/60R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2020kg
エンジン諸元
原動機型式 204DT
気筒配列 直列4気筒
排気量1999cc
吸気方式 ターボ
最高出力 179PS[132kW]/4000rpm
最大トルク 43.8kgm[430Nm]/1750rpm
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
JC08燃費 14.4km/L(33.9mpg)
100km燃費 6.9L/100km
204DT型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(39500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(20500円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、レンジローバー ヴェラールの新車を803.9万円(諸費用として104.9万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 11年未満 39500円
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 13年未満 20500
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷13.4×130円/L 97010円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本18000円×4本÷3年 24000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 271930円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額133980円×12ヶ月 1607760円
ローン返済中の年間維持費 1879690円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 71840円
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 97010円
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 24000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 271930円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1607760円
ローン返済中の年間維持費 1879690円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
71840円
  • 初度登録から3年経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の11年未満」で税額は39500円、重量税の区分は「2.5トン以下の13年未満」で税額は20500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額71,840円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると22,661円(完済前は156,641円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

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●レンジローバー ヴェラールの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、レンジローバー ヴェラールの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
軽油引取税(本則) 11190円
軽油引取税(暫定) 12760円
石油税 2090円
消費税(10%) 6640円
合計納税額 32680円

例として年間走行距離を10000km、燃費を13.4km/L、軽油を1リットルあたり130円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用する軽油の量は746.3Lですから、軽油引取税(本則)が15円/Lで合計11190円、軽油引取税(暫定)が17.1円/Lで12760円、石油税が2.8円/Lで2090円になります。

ディーゼル車の場合は軽油引取税に消費税が掛かりません(石油税には課税)ので、消費税額としては6640円となり、これらを合計した税額は32680円、1年間に燃料代として支払う97010円のうち33.7%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で39500円、自動車重量税が年換算で20500円ですから、合計92680円がレンジローバー ヴェラールに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 29100円
オイル交換(年1回) 5500円
タイヤ交換(3万km/6年) 7200円
任意保険料(月額4400円) 52800円
合計
[差額]
168520円
[-103410円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 48510円
オイル交換(年1回) 5500円
タイヤ交換(3万km/6年) 12000円
任意保険料(月額4680円) 56160円
合計
[差額]
196090円
[-75840円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 67910円
オイル交換(年1回) 7700円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 16800円
任意保険料(月額4950円) 59400円
合計
[差額]
225730円
[-46200円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて103410円安い168520円に、5000km走行では75840円安い196090円に、7000km走行では46200円安い225730円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km90円2000円2.3万円
20km180円4000円4.7万円
30km270円5900円7.0万円
50km450円9900円11.7万円
100km900円19800円23.4万円

さて、軽油(ディーゼル燃料)1リットルの燃料価格を130円、燃費を14.4km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは9.03円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は90円/日となり、20km走行なら180円/日、30km走行なら270円/日、50km走行なら450円/日、100km走行なら900円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は5900円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は7.0万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

204DT型エンジン簡易性能曲線図
204DT型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1750回転時の馬力 107PS
4000回転時の馬力 179PS
各回転域でのトルク
1750回転時のトルク 43.8kgm
4000回転時のトルク 32.1kgm
204DT型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している204DT型1999cc、直列4気筒のターボエンジンは4000回転時に最高出力179馬力を、1750回転時に最大トルク43.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1750rpmから最高出力が発生する4000rpmまで」の2250rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は56.2%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ11.280kg/PS(2020kg/179PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ11.280kg/PS
車体+1人11.59kg/PS
車体+5人12.82kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg11.62kg/PS
車体+70kg11.68kg/PS
車体+80kg11.73kg/PS
車体+90kg11.79kg/PS
車体+100kg11.84kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは11.59kg/PS(2075kg/179PS)となり、数値としては0.31kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは12.82kg/PS(2295kg/179PS)となり、1.54kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

レンジローバー ヴェラールのライバル候補車たち

11.589kg/PS
フリード クロスター
1.5L/129PS|4WD/CVT
11.681kg/PS
カローラ セダン
1.2L/116PS|FF/6MT
11.483kg/PS
UX
2.0L/145PS|4WD/CVT
11.690kg/PS
フォレスター
2.0L/145PS|4WD/CVT
11.483kg/PS
CR-V ハイブリッド
2.0L/145PS|FF/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ11.592kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

11.48kg/PSから11.71kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、ホンダの6人乗りSUV「GB6型 フリード クロスター」、トヨタの5人乗りセダン「NRE210型 カローラ セダン」、レクサスの5人乗りSUV「MZAH15型 UX」、スバルの5人乗りSUV「SKE型 フォレスター」、ホンダの5人乗りSUV「RT5型 CR-V ハイブリッド」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

LY2NA型 レンジローバー ヴェラール [D180]とパワーウェイトレシオが近い車種|11.592kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.75
平均ピストンスピード 12.3m/s
トルクウェイトレシオ 46.1kg/kgm
1馬力あたりのお値段 39050円
排気量1Lあたり馬力 89.5PS/L
排気量1Lあたりトルク 21.91kgm/L
1気筒あたりの馬力 44.8PS
1気筒あたりのトルク 10.9kgm
パワーバンド比率 56.2%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは46.1kg/kgm(2020kg/43.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が6990000円、最高出力が179馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は39050円、逆に1万円あたりでは0.26馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は159589円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は89.5PS/L、トルクは21.91kgm/L、1気筒あたりの馬力は44.8馬力、トルクは10.9kgmとなり、このエンジンが179馬力を4000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.3m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.75になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.69m
期待される荷室の幅 1.53m
対角線の長さ 2.28m
期待される荷室の面積 2.59m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.69m(対角線では2.28m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 14.4km/L
燃料タンク容量 60L
航続距離(カタログ燃費) 864.0km
航続距離(80%燃費) 690.0km
満タンプライス 7800円
1万円でどこまで行ける? 1107.7km
車両価格/航続距離 8090円/km

JC08モード燃費が14.4km/Lですので、燃料タンクの容量が60リットルですと航続可能距離は864.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(13.0km/L)とすると780.0km、80%(11.5km/L)だと690.0km、70%(10.1km/L)では606.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)60リットルの給油で7800円、上で計算した航続距離を踏まえると864.0km(80%燃費時690.0km)を走行するのに7800円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1107.7km(往復なら片道553.8km)、カタログ値の80%なら886.2km(片道443.1km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で864.0kmの距離を移動できるLY2NA型 レンジローバー ヴェラール [D180]という乗り物を、699.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「8090円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合4000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4500rpm|タイヤサイズ 255/60R18|タイヤ直径 76.3cm|円周長 239.7cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
4500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.714 15.23 - - 43km/h 10590rpm 1748.1kgm
2速 3.143 10.15 0.667 1-2/3000rpm 64km/h 7060rpm 1165.5kgm
3速 2.106 6.802 0.670 2-3/3020rpm 95km/h 4730rpm 781.0kgm
4速 1.667 5.384 0.792 3-4/3560rpm 120km/h 3740rpm 618.2kgm
5速 1.285 4.151 0.771 4-5/3470rpm 156km/h 2890rpm 476.5kgm
6速 1.000 3.230 0.778 5-6/3500rpm 200km/h 2250rpm 370.8kgm
7速 0.839 2.710 0.839 6-7/3780rpm 239km/h 1880rpm 311.1kgm
8速 0.667 2.154 0.795 7-8/3580rpm 300km/h 1500rpm 247.3kgm
Final 3.230 レシオカバレッジ(変速比幅)7.067

ギヤの繋がりイメージ
LY2NA型レンジローバー ヴェラール8AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1750rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.230)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(43.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.230)÷タイヤの有効半径(0.3815m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの300km(4000rpmでは267.0km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:4000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

4000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ38km/h-
2速ギヤ57km/h2670rpm
3速ギヤ85km/h2680rpm
4速ギヤ107km/h3170rpm
5速ギヤ139km/h3080rpm
6速ギヤ178km/h3110rpm
7速ギヤ212km/h3360rpm
8速ギヤ267km/h3180rpm

LY2NA型レンジローバー ヴェラールに搭載された204DT型1999ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで4000rpmまで引っ張ると38km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4000rpmから2670rpmまで落ち、そこから4000rpmまで加速を続けると速度は57km/h(+19km/h)になります。

3速ギヤでは2680rpmまで落ちて4000rpmで85km/h(+28km/h)に、4速ギヤでは3170rpmまで落ちて4000rpmで107km/h(+22km/h)に、5速ギヤでは3080rpmまで落ちて4000rpmで139km/h(+32km/h)になります。

続いて6速ギヤでは3110rpmまで落ちて4000rpmで178km/h(+39km/h)に、7速ギヤでは3360rpmまで落ちて4000rpmで212km/h(+34km/h)に、8速ギヤでは3180rpmまで落ちて4000rpmで267km/h(+55km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1750回転で最大トルク43.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば46.1kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(11.280kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1748.1kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2020kg)を1速ギヤの最大駆動力(1748.1kgm)で割ってみると1.16kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4000回転でのトルク(32.1kgm)からTWRを算出すると1.58kg/kgmとなり、1750-4000回転の回転域では1.16-1.58kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4230 6350 8470 10590 12700 14820 19060
2速 2820 4240 5650 7060 8470 9880 12710
3速 1890 2840 3780 4730 5680 6620 8510
4速 1500 2250 3000 3740 4490 5240 6740
5速 1150 1730 2310 2890 3460 4040 5190
6速 900 1350 1800 2250 2700 3140 4040
7速 750 1130 1510 1880 2260 2640 3390
8速 600 900 1200 1500 1800 2100 2700
※赤い数字は暫定レブリミット(4500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.667)を選択して時速100kmにて走行すると1500回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは900回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1050回転、一般的な高速道路の80km/hでは1200回転、100km/hでは1500回転、制限速度が120km/hになると1800回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2700回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 19 28 38 47 57 66 76
2速 14 28 43 57 71 85 99 113
3速 21 42 63 85 106 127 148 169
4速 27 53 80 107 134 160 187 214
5速 35 69 104 139 173 208 243 277
6速 45 89 134 178 223 267 312 356
7速 53 106 159 212 265 318 371 425
8速 67 134 200 267 334 401 467 534

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの255/60R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 255/60R18 | 直径 763mm

-20mm
幅235mm
-10mm
幅245mm
変更なし
幅255mm
+10mm
幅265mm
+20mm
幅275mm
-5%
55
扁平
235/55R18
37.5km/h
直径716mm
径差-47mm
245/55R18
38.1km/h
直径727mm
径差-36mm
255/55R18
38.7km/h
直径738mm
径差-25mm
265/55R18
39.3km/h
直径749mm
径差-14mm
275/55R18
39.8km/h
直径760mm
径差-3mm
0%
60
扁平
235/60R18
38.7km/h
直径739mm
径差-24mm
245/60R18
39.4km/h
直径751mm
径差-12mm
255/60R18
40.0km/h
763mm
0mm
265/60R18
40.6km/h
直径775mm
径差+12mm
275/60R18
41.3km/h
直径787mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
235/65R18
40.0km/h
直径763mm
径差0mm
245/65R18
40.7km/h
直径776mm
径差+13mm
255/65R18
41.4km/h
直径789mm
径差+26mm
265/65R18
42.0km/h
直径802mm
径差+39mm
275/65R18
42.7km/h
直径815mm
径差+52mm
+10%
70
扁平
235/70R18
41.2km/h
直径786mm
径差+23mm
245/70R18
41.9km/h
直径800mm
径差+37mm
255/70R18
42.7km/h
直径814mm
径差+51mm
265/70R18
43.4km/h
直径828mm
径差+65mm
275/70R18
44.1km/h
直径842mm
径差+79mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、235/60R18、235/65R18 、245/55R18、245/60R18 、255/55R18 、265/55R18 、275/55R18あたりのタイヤがおすすめです。

255/60R18のタイヤ幅を235mmから285mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、255/60R18の適応サイズと性能の変化 [LY2NA型レンジローバー ヴェラール編]のページをご覧ください。

255/60R18のタイヤ銘柄と通販価格


LY2NA型レンジローバー ヴェラール[2.0Lターボ 4WD/8AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト11.280kg/ps45.00
1速ギヤ加速性能1.16kg/kgm59.57
1L換算馬力89.5ps/L45.70
1L換算トルク21.91kgm/L72.51
WB/TR比1.7552.29
ワイド&ロー指数0.87350.41
前面の面積3.252m²32.12
最低地上高205mm27.45
スポーツ性能部門の得点385.05

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費14.4km/L45.95
年間維持費271930円54.96
100kmh回転数1500rpm64.48
航続距離864.0km59.68
車の大きさ15.675m³68.43
室内の広さ(仮) 2.842m³44.58
最小回転半径5.6m40.85
馬力単価39050円25.10
ユーティリティ部門の得点404.03

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した LY2NA型レンジローバー ヴェラール[2.0Lターボ 4WD/8AT] の総合得点は 789.08 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したLY2NA型レンジローバー ヴェラール(4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「2000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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