ランドローバー レンジローバー スポーツの性能まとめ [LS5S型|5.0L/510PS|4WD/6AT|2011年] 5.0-V8 Super-Charged


画像はランドローバーより引用
http://www.landrover.co.jp/
投稿:2012/05/06|更新:2019/06/05

ランドローバーの5ドア・5人乗りSUV、LS5S型の初代レンジローバー スポーツは2005/11から生産が開始され、2013/11に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量4999cc(510PS/63.8kgm)の508PS型エンジンを搭載する[5.0-V8 Super-Charged|2011/12モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4795mm×全幅1930mm×全高1810mm、排気量は4999ccであることから、大雑把に分類すると5.0リットルクラス(5000cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4795mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

LS5S型 レンジローバー スポーツ [4999cc/510PS 4WD/6AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代レンジローバー スポーツの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
5.0L-NA
4WD/6AT
760.0万円
LS5N型
[5.0-V8]
(2011/12)
375PS
52.0kgm
6.0km/L
4.2L-SC
4WD/6AT
1035.0万円
LS42S型
[4.2-V8 Super-Charged]
(2008/11)
390PS
56.0kgm
5.7km/L
4.4L-NA
4WD/6AT
815.0万円
LS44型
[4.4-V8]
(2008/11)
299PS
43.3kgm
6.0km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーLAND_ROVER
車名&
グレード
レンジローバー スポーツ
5.0-V8 Super-Charged
その他スーパーチャージド オートバイオグラフィースポーツ
お値段11100000円
車両型式ABA-LS5S
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
6AT(6段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法長4795×幅1930×高1810mm
軸距&
輪距
2745mm
前1605mm/後1610mm
最小半径5.7m
タイヤ前輪:275/40R20
後輪:275/40R20
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量2580kg
エンジン諸元
原動機型式508PS
気筒配列V型8気筒
排気量4999cc
圧縮比9.5
吸気方式スーパーチャージャー(スーチャー)
最高出力510PS[375kW]/6000-6500rpm
最大トルク63.8kgm[626Nm]/2500-5500rpm
使用燃料ハイオクガソリン
JC08燃費5.6km/L(13.2mpg)
10・15燃費5.5km/L(12.9mpg)
100km燃費17.9L/100km
508PS型エンジンの諸元と性能まとめ
V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中~大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(88000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(24600円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額8500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2011/12モデルのレンジローバー スポーツを8年落ちの中古で610.5万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    レンジローバー スポーツの2011/12モデルの場合、2019年現在では8年が経過しているため、新車価格の50%である555万円に諸経費として55.5万円を足した610.5万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 保険スクエアbang!では最大20社より自動車保険料の比較・検討が可能です。

2011年式を8年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)6000cc以下13年未満88000円
自動車重量税(1年分)3.0トン以下13年未満24600
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷5.6km/L×160円/L307690円
オイル交換(5000km毎)1回9500円×2回19000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本24000円×4本÷3年32000円
任意保険料(月額8500円)月額8500円×12ヶ月102000円
ローン完済後の年間維持費587210円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額101750円×12ヶ月1221000円
ローン返済中の年間維持費1808210円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度80040円
名目金額
自動車税(1年分)88000円
自動車重量税(1年分)24600
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)307690円
オイル交換(5000km毎)19000円
タイヤ交換(3年3万km毎)32000円
任意保険料(月額8500円)102000円
ローン完済後の年間維持費587210円
名目金額
車のローン額(1年分)1221000円
ローン返済中の年間維持費1808210円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
80040円
  • 初度登録から8年経過車の場合、自動車税の区分は「6000cc以下の13年未満」で税額は88000円、重量税の区分は「3.0トン以下の13年未満」で税額は24600円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに9500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額8500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額80,040円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。若しくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、意義を見出しているのかもしれません。

ここまで来ると月単位に換算しても48,934円(完済前は150,684円)という破格の金額になってしまうことを思えば、とてもじゃないけど新車で買って5年のローンを抱えながら乗るような車ではありません。ほとんど乗らずに盆栽としてガレージに飾っておくなら、まあ…

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)88000円
自動車重量税(1年分)24600
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)92310円
オイル交換(年1回)9500円
タイヤ交換(3万km/6年)9600円
任意保険料(月額6800円)81600円
合計
[差額]
319530円
[-267680円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)88000円
自動車重量税(1年分)24600
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)153850円
オイル交換(年1回)9500円
タイヤ交換(3万km/6年)16000円
任意保険料(月額7230円)86760円
合計
[差額]
392630円
[-194580円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)88000円
自動車重量税(1年分)24600
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)215380円
オイル交換(年1回)13300円
タイヤ交換(3万km/4.3年)22400円
任意保険料(月額7650円)91800円
合計
[差額]
469400円
[-117810円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料102000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて267680円安い319530円に、5000km走行では194580円安い392630円に、7000km走行では117810円安い469400円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km290円6400円7.5万円
20km570円12500円14.8万円
30km860円18900円22.4万円
50km1430円31500円37.2万円
100km2860円62900円74.4万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を5.6km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは28.57円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は290円/日となり、20km走行なら570円/日、30km走行なら860円/日、50km走行なら1430円/日、100km走行なら2860円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は18900円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は22.4万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

508PS型エンジン簡易性能曲線図
508PS型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2500回転時の馬力223PS
5500回転時の馬力490PS
6000回転時の馬力510PS
6500回転時の馬力510PS
各回転域でのトルク
2500回転時のトルク63.8kgm
5500回転時のトルク63.8kgm
6000回転時のトルク60.9kgm
6500回転時のトルク56.2kgm
508PS型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している508PS型4999cc、V型8気筒のスーパーチャージャー付きエンジンは6000-6500回転時に最高出力510馬力を、2500-5500回転時に最大トルク63.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2500rpmから最高出力が発生する6500rpmまで」の4000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は61.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ5.06kg/PS(2580kg/510PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ5.06kg/PS
車体+1人5.17kg/PS
車体+5人5.60kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.18kg/PS
車体+70kg5.20kg/PS
車体+80kg5.22kg/PS
車体+90kg5.24kg/PS
車体+100kg5.25kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.17kg/PS(2635kg/510PS)となり、数値としては0.11kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは5.60kg/PS(2855kg/510PS)となり、0.54kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

レンジローバー スポーツのライバル候補車たち

5.35kg/PS
X4
3.0L/360PS|4WD/8AT
5.24kg/PS
LS
3.5L/421PS|FR/10AT
5.05kg/PS
ゴルフR
2.0L/310PS|4WD/7AT
5.24kg/PS
ゴルフR ヴァリアント
2.0L/310PS|4WD/7AT
4.96kg/PS
S5 スポーツバック
3.0L/354PS|4WD/8AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.17kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

4.96kg/PSから5.38kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、BMWの5人乗りSUV「UJ30型 X4」、レクサスの5人乗りセダン「VXFA50型 LS」、フォルクスワーゲンの5人乗りハッチバック「AUDJHF型 ゴルフR」、フォルクスワーゲンの5人乗りワゴン「AUDJHF型 ゴルフR ヴァリアント」、アウディの5人乗りセダン「F5CWGL型 S5 スポーツバック」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

LS5S型 レンジローバー スポーツ [5.0-V8 Super-Charged]とパワーウェイトレシオが近い車種|5.17kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.71
平均ピストンスピード18.6m/s
トルクウェイトレシオ40.4kg/kgm
1馬力あたりのお値段21765円
排気量1Lあたり馬力102.0PS/L
排気量1Lあたりトルク12.76kgm/L
1気筒あたりの馬力63.8PS
1気筒あたりのトルク8.0kgm
パワーバンド比率61.5%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
4.5~5.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは40.4kg/kgm(2580kg/63.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が11100000円、最高出力が510馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は21765円、逆に1万円あたりでは0.46馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は173981円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は102.0PS/L、トルクは12.76kgm/L、1気筒あたりの馬力は63.8馬力、トルクは8.0kgmとなり、このエンジンが510馬力を6500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.6m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が93.0mmである508PS型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6450回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.71になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.68m
期待される荷室の幅1.53m
対角線の長さ2.27m
期待される荷室の面積2.57m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.68m(対角線では2.27m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費5.6km/L
燃料タンク容量88L
航続距離(カタログ燃費)492.8km
航続距離(80%燃費)396.0km
満タンプライス14080円
1万円でどこまで行ける?350.0km
車両価格/航続距離22524円/km

JC08モード燃費が5.6km/Lですので、燃料タンクの容量が88リットルですと航続可能距離は492.8kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.0km/L)とすると440.0km、80%(4.5km/L)だと396.0km、70%(3.9km/L)では343.2kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン88リットルの給油で14080円、上で計算した航続距離を踏まえると492.8km(80%燃費時396.0km)を走行するのに14080円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば350.0km(往復なら片道175.0km)、カタログ値の80%なら280.0km(片道140.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で492.8kmの距離を移動できるLS5S型 レンジローバー スポーツ [5.0-V8 Super-Charged]という乗り物を、1110.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「22524円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000-6500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 7000rpm|タイヤサイズ 275/40R20|タイヤ直径 72.8cm|円周長 228.7cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
7000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速4.17114.7765km/h10760rpm2588.0kgm
2速2.3408.2840.5611-2/3930rpm116km/h6040rpm1451.9kgm
3速1.5215.3840.6502-3/4550rpm178km/h3920rpm943.7kgm
4速1.1434.0460.7513-4/5260rpm237km/h2950rpm709.2kgm
5速0.8673.0690.7594-5/5310rpm313km/h2240rpm537.9kgm
6速0.6912.4460.7975-6/5580rpm393km/h1780rpm428.7kgm
Final3.540レシオカバレッジ(変速比幅)6.036

ギヤの繋がりイメージ
LS5S型レンジローバー スポーツ6AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2500-5500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.540)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(63.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.540)÷タイヤの有効半径(0.364m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの393km(6500rpmでは364.6km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6500rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ60km/h
2速ギヤ108km/h3650rpm
3速ギヤ166km/h4230rpm
4速ギヤ220km/h4880rpm
5速ギヤ291km/h4930rpm
6速ギヤ365km/h5180rpm

LS5S型レンジローバー スポーツに搭載された508PS型4999ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6500rpmまで引っ張ると60km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6500rpmから3650rpmまで落ち、そこから6500rpmまで加速を続けると速度は108km/h(+48km/h)になります。

3速ギヤでは4230rpmまで落ちて6500rpmで166km/h(+58km/h)に、4速ギヤでは4880rpmまで落ちて6500rpmで220km/h(+54km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4930rpmまで落ちて6500rpmで291km/h(+71km/h)に、6速ギヤでは5180rpmまで落ちて6500rpmで365km/h(+74km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2500-5500回転で最大トルク63.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば40.4kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(5.06kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと2588.0kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2580kg)を1速ギヤの最大駆動力(2588.0kgm)で割ってみると1.00kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6500回転でのトルク(56.2kgm)からTWRを算出すると1.13kg/kgmとなり、2500-6500回転の回転域では1.00-1.13kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速43006460861010760129101506019370
2速24103620483060407240845010870
3速1570235031403920471054907060
4速1180177023602950354041305310
5速890134017902240268031304030
6速710107014301780214025003210
※赤い数字は暫定レブリミット(7000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.691)を選択して時速100kmにて走行すると1780回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1070回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1250回転、一般的な高速道路の80km/hでは1430回転、100km/hでは1780回転、制限速度が120km/hになると2140回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3210回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速919283746566574
2速173350668399116133
3速255176102127153178204
4速3468102136170203237271
5速4589134179224268313358
6速56112168224280337393449

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの275/40R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 275/40R20 | 直径 728mm

-20mm
幅255mm
-10mm
幅265mm
変更なし
幅275mm
+10mm
幅285mm
+20mm
幅295mm
-5%
35
扁平
255/35R20
37.7km/h
直径687mm
径差-41mm
265/35R20
38.1km/h
直径694mm
径差-34mm
275/35R20
38.5km/h
直径701mm
径差-27mm
285/35R20
38.9km/h
直径708mm
径差-20mm
295/35R20
39.3km/h
直径715mm
径差-13mm
0%
40
扁平
255/40R20
39.1km/h
直径712mm
径差-16mm
265/40R20
39.6km/h
直径720mm
径差-8mm
275/40R20
40.0km/h
728mm
0mm
285/40R20
40.4km/h
直径736mm
径差+8mm
295/40R20
40.9km/h
直径744mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
255/45R20
40.5km/h
直径738mm
径差+10mm
265/45R20
41.0km/h
直径747mm
径差+19mm
275/45R20
41.5km/h
直径756mm
径差+28mm
285/45R20
42.0km/h
直径765mm
径差+37mm
295/45R20
42.5km/h
直径774mm
径差+46mm
+10%
50
扁平
255/50R20
41.9km/h
直径763mm
径差+35mm
265/50R20
42.5km/h
直径773mm
径差+45mm
275/50R20
43.0km/h
直径783mm
径差+55mm
285/50R20
43.6km/h
直径793mm
径差+65mm
295/50R20
44.1km/h
直径803mm
径差+75mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、255/40R20 、265/35R20、265/40R20 、275/35R20 、285/35R20 、295/35R20あたりのタイヤがおすすめです。

275/40R20のタイヤ幅を255mmから305mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、275/40R20の適応サイズと性能の変化 [LS5S型レンジローバー スポーツ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


LS5S型レンジローバー スポーツ[5.0L-SC 4WD/6AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト5.06kg/ps62.79
1速ギヤ加速性能1.00kg/kgm63.36
1L換算馬力102.0ps/L50.77
1L換算トルク12.76kgm/L41.25
WB/TR比1.7156.46
ワイド&ロー指数0.93845.74
前面の面積3.493m²23.25
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点387.00

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費5.6km/L32.19
年間維持費587210円24.99
100kmh回転数1780rpm60.64
航続距離492.8km36.67
車の大きさ16.750m³72.96
室内の広さ(仮) 3.037m³46.67
最小回転半径5.7m38.72
馬力単価21765円48.53
ユーティリティ部門の得点361.37

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した LS5S型レンジローバー スポーツ[5.0L-SC 4WD/6AT] の総合得点は 748.37 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したLS5S型レンジローバー スポーツ(4WD/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「5000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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