ランチア テーマの性能まとめ [L34E型|2.9L/147PS|FF/3AT|1989年] V6


画像はランチアより引用
http://www.lancia.com/
投稿:2012/05/24|更新:2019/09/26

ランチアの4ドア・5人乗りセダン、L34E型の初代テーマは1989/08から生産が開始され、1996/10に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量2848cc(147PS/23.0kgm)のエンジンを搭載する[V6|1989/08モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4590mm×全幅1755mm×全高1435mm、排気量は2848ccであることから、大雑把に分類すると2.9リットルクラス(2900cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4590mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

L34E型 テーマ [2848cc/147PS FF/3AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代テーマの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.0L-TB
FF/5MT
433.0万円
A834F2型
[Turbo-16V LS]
(1994/01)
205PS
30.4kgm
2.9L-NA
FF/5MT
835.0万円
L34Q型
[8.32]
(1989/08)
205PS
26.8kgm
3.0L-NA
FF/4AT
443.0万円
A834F6型
[3.0-V6 LS]
(1994/01)
175PS
24.9kgm
2.0L-TB
FF/5MT
480.0万円
L34C1型
[Turbo-16V]
(1989/08)
185PS
32.6kgm

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー LANCIA
車名&
グレード
テーマ
V6
その他
お値段 5450000円
車両型式 E-L34E
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
3AT(3段変速・自動)
ドア数&
定員
4ドア
5人
車体寸法 長4590×幅1755×高1435mm
軸距&
輪距
2660mm
前1482mm/後1472mm
タイヤ 前輪:185/70R14
後輪:185/70R14
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1280kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 V型6気筒
排気量2848cc
圧縮比9.5
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 147PS[108kW]/5000rpm
最大トルク 23.0kgm[226Nm]/3500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン

V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(58600円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(18900円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1989/08モデルのテーマを31年落ちの中古で60万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    テーマの1989/08モデルの場合、2020年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である54.5万円に諸経費として5.5万円を足した60万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1989年式を31年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3000cc以下 13年経過で増税 58600
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 18年経過で増税 18900
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷7.1km/L×140円/L 197180円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本8000円×4本÷3年 10670円
任意保険料(月額6500円) 月額6500円×12ヶ月 78000円
ローン完済後の年間維持費 388270円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額49960円×12ヶ月 599520円
ローン返済中の年間維持費 987790円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 68640円
名目 金額
自動車税(1年分) 58600
自動車重量税(1年分) 18900
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 197180円
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 10670円
任意保険料(月額6500円) 78000円
ローン完済後の年間維持費 388270円
名目 金額
車のローン額(1年分) 599520円
ローン返済中の年間維持費 987790円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
68640円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「3000cc以下の13年経過で増税」で税額は58600円、重量税の区分は「1.5トン以下の18年経過で増税」で税額は18900円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本8000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額68,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると32,356円(完済前は82,316円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

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●テーマの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、テーマの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 40420円
ガソリン税(暫定) 35350円
石油税 3940円
消費税(10%) 17930円
合計納税額 97640円

例として年間走行距離を10000km、燃費を7.1km/L、ガソリンを1リットルあたり140円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1408.5Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計40420円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで35350円、石油税が2.8円/Lで3940円になります。

ガソリン車の場合は本体価格70.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては17930円となり、これらを合計した税額は97640円、1年間に燃料代として支払う197180円のうち49.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で58600円、自動車重量税が年換算で18900円ですから、合計175140円がテーマに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 58600
自動車重量税(1年分) 18900
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 59150円
オイル交換(年1回) 5500円
タイヤ交換(3万km/6年) 3200円
任意保険料(月額5200円) 62400円
合計
[差額]
221670円
[-166600円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 58600
自動車重量税(1年分) 18900
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 98590円
オイル交換(年1回) 5500円
タイヤ交換(3万km/6年) 5340円
任意保険料(月額5530円) 66360円
合計
[差額]
267210円
[-121060円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 58600
自動車重量税(1年分) 18900
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 138030円
オイル交換(年1回) 7700円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 7470円
任意保険料(月額5850円) 70200円
合計
[差額]
314820円
[-73450円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて166600円安い221670円に、5000km走行では121060円安い267210円に、7000km走行では73450円安い314820円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km200円4400円5.2万円
20km390円8600円10.1万円
30km590円13000円15.3万円
50km990円21800円25.7万円
100km1970円43300円51.2万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を140円、燃費を7.1km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは19.72円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は200円/日となり、20km走行なら390円/日、30km走行なら590円/日、50km走行なら990円/日、100km走行なら1970円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は13000円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は15.3万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3500回転時の馬力 112PS
5000回転時の馬力 147PS
各回転域でのトルク
3500回転時のトルク 23.0kgm
5000回転時のトルク 21.1kgm

まずおさらいとして、搭載しているV型6気筒、2848ccの自然吸気エンジンは5000回転時に最高出力147馬力を、3500回転時に最大トルク23.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3500rpmから最高出力が発生する5000rpmまで」の1500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は30.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ8.710kg/PS(1280kg/147PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ8.710kg/PS
車体+1人9.08kg/PS
車体+5人10.58kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.12kg/PS
車体+70kg9.18kg/PS
車体+80kg9.25kg/PS
車体+90kg9.32kg/PS
車体+100kg9.39kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.08kg/PS(1335kg/147PS)となり、数値としては0.37kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.58kg/PS(1555kg/147PS)となり、1.87kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

テーマのライバル候補車たち

8.966kg/PS
CX-30
2.0L/179PS|4WD/6AT
9.026kg/PS
S60
2.0L/190PS|FF/8AT
9.199kg/PS
CX-30
2.0L/156PS|FF/6MT
9.026kg/PS
MAZDA6 セダン
2.2L/190PS|4WD/6MT
9.184kg/PS
MAZDA6 ワゴン
2.2L/190PS|4WD/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.082kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

8.90kg/PSから9.26kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りSUV「DMFP型 CX-30」、ボルボの5人乗りセダン「ZB420型 S60」、マツダの5人乗りSUV「DMEP型 CX-30」、マツダの5人乗りセダン「GJ2AP型 MAZDA6 セダン」、マツダの5人乗りワゴン「GJ2AW型 MAZDA6 ワゴン」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

L34E型 テーマ [V6]とパワーウェイトレシオが近い車種|9.082kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.80
平均ピストンスピード 12.2m/s
トルクウェイトレシオ 55.6kg/kgm
1馬力あたりのお値段 37075円
排気量1Lあたり馬力 51.6PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.08kgm/L
1気筒あたりの馬力 24.5PS
1気筒あたりのトルク 3.8kgm
パワーバンド比率 30.0%
各種ランキング
セダンのPWR
2.5~3.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは55.6kg/kgm(1280kg/23.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5450000円、最高出力が147馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は37075円、逆に1万円あたりでは0.27馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は236957円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は51.6PS/L、トルクは8.08kgm/L、1気筒あたりの馬力は24.5馬力、トルクは3.8kgmとなり、このエンジンが147馬力を5000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.2m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が73.0mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は8220回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.80になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.61m
期待される荷室の幅 1.35m
対角線の長さ 2.10m
期待される荷室の面積 2.17m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.61m(対角線では2.10m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 7.1km/L
燃料タンク容量 70L
航続距離(カタログ燃費) 497.0km
航続距離(80%燃費) 399.0km
満タンプライス 9800円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので7.1km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が70リットルですと航続可能距離は497.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.4km/L)とすると448.0km、80%(5.7km/L)だと399.0km、70%(5.0km/L)では350.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン70リットルの給油で9800円、上で計算した航続距離を踏まえると497.0km(80%燃費時399.0km)を走行するのに9800円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5500rpm|タイヤサイズ 185/70R14|タイヤ直径 61.5cm|円周長 193.2cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
5500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 2.479 8.30 77km/h 7160rpm 620.8kgm
2速 1.479 4.952 0.597 1-2/3280rpm 129km/h 4270rpm 370.4kgm
3速 1.000 3.348 0.676 2-3/3720rpm 190km/h 2890rpm 250.4kgm
Final 3.348 レシオカバレッジ(変速比幅)2.479

ギヤの繋がりイメージ
L34E型テーマ3AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.348)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(23.0kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.348)÷タイヤの有効半径(0.3075m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は3速ギヤの190km(5000rpmでは173.1km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ70km/h
2速ギヤ117km/h2990rpm
3速ギヤ173km/h3380rpm

L34E型テーマに搭載された2848ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5000rpmまで引っ張ると70km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5000rpmから2990rpmまで落ち、そこから5000rpmまで加速を続けると速度は117km/h(+47km/h)になります。

3速ギヤでは3380rpmまで落ちて5000rpmで173km/h(+56km/h)に、に、という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3500回転で最大トルク23.0kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば55.6kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(8.710kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと620.8kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1280kg)を1速ギヤの最大駆動力(620.8kgm)で割ってみると2.06kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5000回転でのトルク(21.1kgm)からTWRを算出すると2.25kg/kgmとなり、3500-5000回転の回転域では2.06-2.25kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 2860 4300 5730 7160 8590 10020 12890
2速 1710 2560 3420 4270 5130 5980 7690
3速 1160 1730 2310 2890 3470 4040 5200
※赤い数字は暫定レブリミット(5500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(1.000)を選択して時速100kmにて走行すると2890回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1730回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは2020回転、一般的な高速道路の80km/hでは2310回転、100km/hでは2890回転、制限速度が120km/hになると3470回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは5200回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干高めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも静粛性や燃費よりも加速に重きを置いた設定なので、高速道路やバイパスを走行するとき、ふと「もう1段上のギヤがあったらなあ‥」と呟くことがあるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 14 28 42 56 70 84 98 112
2速 23 47 70 94 117 140 164 187
3速 35 69 104 138 173 208 242 277

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの185/70R14と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 185/70R14 | 直径 615mm

-20mm
幅165mm
-10mm
幅175mm
変更なし
幅185mm
+10mm
幅195mm
+20mm
幅205mm
-5%
65
扁平
165/65R14
37.1km/h
直径571mm
径差-44mm
175/65R14
38.0km/h
直径584mm
径差-31mm
185/65R14
38.8km/h
直径597mm
径差-18mm
195/65R14
39.7km/h
直径610mm
径差-5mm
205/65R14
40.5km/h
直径623mm
径差+8mm
0%
70
扁平
165/70R14
38.2km/h
直径587mm
径差-28mm
175/70R14
39.1km/h
直径601mm
径差-14mm
185/70R14
40.0km/h
615mm
0mm
195/70R14
40.9km/h
直径629mm
径差+14mm
205/70R14
41.8km/h
直径643mm
径差+28mm
+5%
75
扁平
165/75R14
39.3km/h
直径604mm
径差-11mm
175/75R14
40.3km/h
直径619mm
径差+4mm
185/75R14
41.2km/h
直径634mm
径差+19mm
195/75R14
42.2km/h
直径649mm
径差+34mm
205/75R14
43.2km/h
直径664mm
径差+49mm
+10%
80
扁平
165/80R14
40.3km/h
直径620mm
径差+5mm
175/80R14
41.4km/h
直径636mm
径差+21mm
185/80R14
42.4km/h
直径652mm
径差+37mm
195/80R14
43.4km/h
直径668mm
径差+53mm
205/80R14
44.5km/h
直径684mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、165/70R14、165/75R14 、175/65R14、175/70R14 、185/65R14 、195/65R14 あたりのタイヤがおすすめです。

185/70R14のタイヤ幅を165mmから215mmまで、扁平率を55%から85%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、185/70R14の適応サイズと性能の変化 [L34E型テーマ編]のページをご覧ください。

185/70R14のタイヤ銘柄と通販価格


L34E型テーマ[2.9L-NA FF/3AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト8.710kg/ps52.35
1速ギヤ加速性能2.06kg/kgm39.26
1L換算馬力51.6ps/L32.37
1L換算トルク8.08kgm/L31.90
WB/TR比1.8047.08
ワイド&ロー指数0.81854.28
前面の面積2.518m²51.67
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点352.29

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費388270円43.98
100kmh回転数2890rpm44.77
航続距離24.75
車の大きさ11.560m³51.08
室内の広さ(仮) 2.096m³36.69
最小回転半径39.00
馬力単価37075円27.79
ユーティリティ部門の得点309.61

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した L34E型テーマ[2.9L-NA FF/3AT] の総合得点は 661.90 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したL34E型テーマ(FF/3AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「3000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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