JEEP グランドチェロキーの性能まとめ [WH57型|5.7L/326PS|4WD/5AT|2006年] Overland 5.7 HEMI


画像はJEEPより引用
http://www.jeep-japan.com/
投稿:2013/01/06|更新:2019/09/26

JEEPの5ドア・5人乗りSUV、WH57型の3代目グランドチェロキーは2005/07から生産が開始され、2011/01に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量5654cc(326PS/51.0kgm)の7型エンジンを搭載する[Overland 5.7 HEMI|2006/06モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4760mm×全幅1880mm×全高1750mm、排気量は5654ccであることから、大雑把に分類すると5.7リットルクラス(5700cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4760mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

WH57型 グランドチェロキー [5654cc/326PS 4WD/5AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

3代目グランドチェロキーの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
6.1L-NA
4WD/5AT
696.7万円
WH型
[SRT8]
(2010/07)
426PS
58.0kgm
4.7L-NA
4WD/5AT
587.0万円
WH47型
[S-Limited]
(2008/12)
303PS
45.4kgm
6.2km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー JEEP
車名&
グレード
グランドチェロキー
Overland 5.7 HEMI
その他 オーバーランド リミテッド クライスラージープ
お値段 6667500円
車両型式 GH-WH57
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
5AT(5段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4760×幅1880×高1750mm
軸距&
輪距
2780mm
前1575mm/後1575mm
最小半径 5.6m
タイヤ 前輪:245/60R18
後輪:245/60R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 2180kg
エンジン諸元
原動機型式 7
気筒配列 V型8気筒
排気量5654cc
圧縮比9.5
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 326PS[240kW]/5000rpm
最大トルク 51.0kgm[500Nm]/4000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
10・15燃費 5.7km/L(13.4mpg)
100km燃費 17.5L/100km
7型エンジンの諸元と性能まとめ
V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中~大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(101100円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(28500円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額9500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2006/06モデルのグランドチェロキーを14年落ちの中古で73.4万円にて購入し、頭金なしで2年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    グランドチェロキーの2006/06モデルの場合、2020年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である66.7万円に諸経費として6.7万円を足した73.4万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2006年式を14年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 6000cc以下 13年経過で増税 101100
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 13年-17年経過で増税 28500円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷4.8km/L×160円/L 333330円
オイル交換(5000km毎) 1回9000円×2回 18000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本18000円×4本÷3年 24000円
任意保険料(月額9500円) 月額9500円×12ヶ月 114000円
ローン完済後の年間維持費 632850円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額30570円×12ヶ月 366840円
ローン返済中の年間維持費 999690円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 87840円
名目 金額
自動車税(1年分) 101100
自動車重量税(1年分) 28500円
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 333330円
オイル交換(5000km毎) 18000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 24000円
任意保険料(月額9500円) 114000円
ローン完済後の年間維持費 632850円
名目 金額
車のローン額(1年分) 366840円
ローン返済中の年間維持費 999690円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
87840円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「6000cc以下の13年経過で増税」で税額は101100円、重量税の区分は「2.5トン以下の13年-17年経過で増税」で税額は28500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに9000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額9500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額87,840円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

天に見放された生粋のド貧民には考えも及ばぬ世界です。月換算するだけで52,738円(完済前は83,308円)にもなる車を所有する、どうやって…?食うものも食わず、着るものも着ず…?いやあ、そこまでやってもまだまだ、さらに限界まで節制に節制を極めたとしても、それでもなお手の届かぬ未知の領域です。

天に魅入られた貴族の如きお金持ちでもなければ、お給金の大半を車に奪われて泣くハメになりそうです。ということは、この車のステータス性は抜群であると言えます。

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●グランドチェロキーの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、グランドチェロキーの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 59790円
ガソリン税(暫定) 52290円
石油税 5830円
消費税(10%) 30300円
合計納税額 148210円

例として年間走行距離を10000km、燃費を4.8km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は2083.3Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計59790円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで52290円、石油税が2.8円/Lで5830円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては30300円となり、これらを合計した税額は148210円、1年間に燃料代として支払う333330円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で101100円、自動車重量税が年換算で28500円ですから、合計277810円がグランドチェロキーに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 101100
自動車重量税(1年分) 28500円
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 100000円
オイル交換(年1回) 9000円
タイヤ交換(3万km/6年) 7200円
任意保険料(月額7600円) 91200円
合計
[差額]
350920円
[-281930円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 101100
自動車重量税(1年分) 28500円
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 166670円
オイル交換(年1回) 9000円
タイヤ交換(3万km/6年) 12000円
任意保険料(月額8080円) 96960円
合計
[差額]
428150円
[-204700円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 101100
自動車重量税(1年分) 28500円
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 233330円
オイル交換(年1回) 12600円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 16800円
任意保険料(月額8550円) 102600円
合計
[差額]
508850円
[-124000円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料114000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて281930円安い350920円に、5000km走行では204700円安い428150円に、7000km走行では124000円安い508850円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km280円6200円7.3万円
20km560円12300円14.6万円
30km840円18500円21.8万円
50km1400円30800円36.4万円
100km2810円61800円73.1万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を5.7km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは28.07円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は280円/日となり、20km走行なら560円/日、30km走行なら840円/日、50km走行なら1400円/日、100km走行なら2810円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は18500円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は21.8万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

7型エンジン簡易性能曲線図
7型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4000回転時の馬力 285PS
5000回転時の馬力 326PS
各回転域でのトルク
4000回転時のトルク 51.0kgm
5000回転時のトルク 46.7kgm
7型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している7型5654cc、V型8気筒の自然吸気エンジンは5000回転時に最高出力326馬力を、4000回転時に最大トルク51.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4000rpmから最高出力が発生する5000rpmまで」の1000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は20.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ6.687kg/PS(2180kg/326PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ6.687kg/PS
車体+1人6.86kg/PS
車体+5人7.53kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.87kg/PS
車体+70kg6.90kg/PS
車体+80kg6.93kg/PS
車体+90kg6.96kg/PS
車体+100kg6.99kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.86kg/PS(2235kg/326PS)となり、数値としては0.17kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは7.53kg/PS(2455kg/326PS)となり、0.84kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

グランドチェロキーのライバル候補車たち

6.752kg/PS
S60
2.0L/254PS|FF/8AT
6.880kg/PS
Eクラス セダン
2.0L/258PS|FR/9AT
6.909kg/PS
V60
2.0L/254PS|FF/8AT
6.725kg/PS
ポロ
2.0L/200PS|FF/6AT
6.661kg/PS
ステルヴィオ
2.0L/280PS|4WD/8AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.856kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

6.65kg/PSから7.06kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、ボルボの5人乗りセダン「ZB420型 S60」、メルセデスベンツの5人乗りセダン「213083C型 Eクラス セダン」、ボルボの5人乗りワゴン「ZB420型 V60」、フォルクスワーゲンの5人乗りハッチバック「AWCZP型 ポロ」、アルファロメオの5人乗りSUV「94920型 ステルヴィオ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

WH57型 グランドチェロキー [Overland 5.7 HEMI]とパワーウェイトレシオが近い車種|6.856kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.77
平均ピストンスピード 15.2m/s
トルクウェイトレシオ 42.8kg/kgm
1馬力あたりのお値段 20452円
排気量1Lあたり馬力 57.7PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.02kgm/L
1気筒あたりの馬力 40.8PS
1気筒あたりのトルク 6.4kgm
パワーバンド比率 20.0%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
5.0L超のPWR

トルクウェイトレシオは42.8kg/kgm(2180kg/51.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が6667500円、最高出力が326馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は20452円、逆に1万円あたりでは0.49馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は130735円、1万円あたりでは0.08kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は57.7PS/L、トルクは9.02kgm/L、1気筒あたりの馬力は40.8馬力、トルクは6.4kgmとなり、このエンジンが326馬力を5000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.2m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が90.9mmである7型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6600回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.77になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.67m
期待される荷室の幅 1.48m
対角線の長さ 2.23m
期待される荷室の面積 2.47m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.67m(対角線では2.23m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 5.7km/L
燃料タンク容量 77L
航続距離(カタログ燃費) 438.9km
航続距離(80%燃費) 354.2km
満タンプライス 12320円
1万円でどこまで行ける? 356.2km
車両価格/航続距離 15191円/km

10・15モード燃費が5.7km/Lですので、燃料タンクの容量が77リットルですと航続可能距離は438.9kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.1km/L)とすると392.7km、80%(4.6km/L)だと354.2km、70%(4.0km/L)では308.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン77リットルの給油で12320円、上で計算した航続距離を踏まえると438.9km(80%燃費時354.2km)を走行するのに12320円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば356.2km(往復なら片道178.1km)、カタログ値の80%なら285.0km(片道142.5km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で438.9kmの距離を移動できるWH57型 グランドチェロキー [Overland 5.7 HEMI]という乗り物を、666.8万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「15191円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5500rpm|タイヤサイズ 245/60R18|タイヤ直径 75.1cm|円周長 235.9cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
5500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.000 11.18 70km/h 7900rpm 1518.6kgm
2速 1.667 6.213 0.556 1-2/3060rpm 125km/h 4390rpm 843.8kgm
3速 1.000 3.727 0.600 2-3/3300rpm 209km/h 2630rpm 506.2kgm
4速 0.750 2.795 0.750 3-4/4130rpm 278km/h 1970rpm 379.6kgm
5速 0.670 2.497 0.893 4-5/4910rpm 312km/h 1760rpm 339.2kgm
Final 3.727 レシオカバレッジ(変速比幅)4.478

ギヤの繋がりイメージ
WH57型グランドチェロキー5AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.727)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(51.0kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.727)÷タイヤの有効半径(0.3755m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの312km(5000rpmでは283.4km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ63km/h
2速ギヤ114km/h2780rpm
3速ギヤ190km/h3000rpm
4速ギヤ253km/h3750rpm
5速ギヤ283km/h4470rpm

WH57型グランドチェロキーに搭載された7型5654ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5000rpmまで引っ張ると63km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5000rpmから2780rpmまで落ち、そこから5000rpmまで加速を続けると速度は114km/h(+51km/h)になります。

3速ギヤでは3000rpmまで落ちて5000rpmで190km/h(+76km/h)に、4速ギヤでは3750rpmまで落ちて5000rpmで253km/h(+63km/h)に、5速ギヤでは4470rpmまで落ちて5000rpmで283km/h(+30km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4000回転で最大トルク51.0kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば42.8kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(6.687kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1518.6kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2180kg)を1速ギヤの最大駆動力(1518.6kgm)で割ってみると1.44kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5000回転でのトルク(46.7kgm)からTWRを算出すると1.57kg/kgmとなり、4000-5000回転の回転域では1.44-1.57kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3160 4740 6320 7900 9480 11060 14220
2速 1760 2630 3510 4390 5270 6150 7900
3速 1050 1580 2110 2630 3160 3690 4740
4速 790 1180 1580 1970 2370 2760 3550
5速 710 1060 1410 1760 2120 2470 3180
※赤い数字は暫定レブリミット(5500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.670)を選択して時速100kmにて走行すると1760回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1060回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1230回転、一般的な高速道路の80km/hでは1410回転、100km/hでは1760回転、制限速度が120km/hになると2120回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3180回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 13 25 38 51 63 76 89 101
2速 23 46 68 91 114 137 159 182
3速 38 76 114 152 190 228 266 304
4速 51 101 152 203 253 304 354 405
5速 57 113 170 227 283 340 397 453

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの245/60R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 245/60R18 | 直径 751mm

-20mm
幅225mm
-10mm
幅235mm
変更なし
幅245mm
+10mm
幅255mm
+20mm
幅265mm
-5%
55
扁平
225/55R18
37.5km/h
直径705mm
径差-46mm
235/55R18
38.1km/h
直径716mm
径差-35mm
245/55R18
38.7km/h
直径727mm
径差-24mm
255/55R18
39.3km/h
直径738mm
径差-13mm
265/55R18
39.9km/h
直径749mm
径差-2mm
0%
60
扁平
225/60R18
38.7km/h
直径727mm
径差-24mm
235/60R18
39.4km/h
直径739mm
径差-12mm
245/60R18
40.0km/h
751mm
0mm
255/60R18
40.6km/h
直径763mm
径差+12mm
265/60R18
41.3km/h
直径775mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
225/65R18
39.9km/h
直径750mm
径差-1mm
235/65R18
40.6km/h
直径763mm
径差+12mm
245/65R18
41.3km/h
直径776mm
径差+25mm
255/65R18
42.0km/h
直径789mm
径差+38mm
265/65R18
42.7km/h
直径802mm
径差+51mm
+10%
70
扁平
225/70R18
41.1km/h
直径772mm
径差+21mm
235/70R18
41.9km/h
直径786mm
径差+35mm
245/70R18
42.6km/h
直径800mm
径差+49mm
255/70R18
43.4km/h
直径814mm
径差+63mm
265/70R18
44.1km/h
直径828mm
径差+77mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、225/60R18、225/65R18 、235/55R18、235/60R18 、245/55R18 、255/55R18 、265/55R18あたりのタイヤがおすすめです。

245/60R18のタイヤ幅を225mmから275mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、245/60R18の適応サイズと性能の変化 [WH57型グランドチェロキー編]のページをご覧ください。

245/60R18のタイヤ銘柄と通販価格


WH57型グランドチェロキー[5.7L-NA 4WD/5AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト6.687kg/ps58.14
1速ギヤ加速性能1.44kg/kgm53.25
1L換算馬力57.7ps/L37.32
1L換算トルク9.02kgm/L43.80
WB/TR比1.7750.21
ワイド&ロー指数0.93146.34
前面の面積3.290m²31.10
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点363.54

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費5.7km/L34.11
年間維持費632850円20.88
100kmh回転数1760rpm60.80
航続距離438.9km33.35
車の大きさ15.660m³68.37
室内の広さ(仮) 2.840m³44.55
最小回転半径5.6m40.85
馬力単価20452円50.41
ユーティリティ部門の得点353.32

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した WH57型グランドチェロキー[5.7L-NA 4WD/5AT] の総合得点は 716.86 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したWH57型グランドチェロキー(4WD/5AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「の5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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