JEEP グランドチェロキーの性能まとめ [WK57A型|6.5L/468PS|4WD/5AT|2013年] SRT8


画像はJEEPより引用
http://www.jeep-japan.com/
投稿:2013/01/06|更新:2019/09/26

JEEPの5ドア・5人乗りSUV、WK57A型の4代目グランドチェロキーは2011/03から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量6416cc(468PS/63.6kgm)のエンジンを搭載する[SRT8|2013/01モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4850mm×全幅1985mm×全高1750mm、排気量は6416ccであることから、大雑把に分類すると6.5リットルクラス(6500cc、自動車税は6.0L超を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4850mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

WK57A型 グランドチェロキー [6416cc/468PS 4WD/5AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

4代目グランドチェロキーの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
3.6L-NA
4WD/5AT
523.0万円
WK36A型
[Limited]
(2013/01)
286PS
35.4kgm
7.7km/L
5.7L-NA
4WD/5AT
628.0万円
WK57A型
[Overland-Summit]
(2012/02)
352PS
53.0kgm
6.1km/L
6.2L-SC
4WD/8AT
1230.0万円
型式不明
[TrackHawk]
(2016/07)
717PS
89.2kgm
6.4L-NA
4WD/8AT
805.7万円
WK64型
[SRT8]
(2016/07)
468PS
63.6kgm

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー JEEP
車名&
グレード
グランドチェロキー
SRT8
その他 クライスラージープ
お値段 6880000円
車両型式 WK57A
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
5AT(5段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4850×幅1985×高1750mm
軸距&
輪距
2915mm
前1670mm/後1660mm
最小半径 5.7m
最低高 195mm
タイヤ 前輪:295/45R20
後輪:295/45R20
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 2400kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 V型8気筒
排気量6416cc
圧縮比10.9
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 468PS[344kW]/6250rpm
最大トルク 63.6kgm[624Nm]/4100rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
JC08燃費 5.3km/L(12.5mpg)
100km燃費 18.9L/100km

V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中~大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(111000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(20500円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額10000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、グランドチェロキーの新車を791.2万円(諸費用として103.2万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 6000cc超 13年未満 111000円
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 13年未満 20500
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷4.9×140円/L 285710円
オイル交換(5000km毎) 1回10000円×2回 20000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本24000円×4本÷3年 32000円
任意保険料(月額10000円) 月額10000円×12ヶ月 120000円
ローン完済後の年間維持費 603130円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額131870円×12ヶ月 1582440円
ローン返済中の年間維持費 2185570円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 71840円
名目 金額
自動車税(1年分) 111000円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 285710円
オイル交換(5000km毎) 20000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 32000円
任意保険料(月額10000円) 120000円
ローン完済後の年間維持費 603130円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1582440円
ローン返済中の年間維持費 2185570円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
71840円
  • 初度登録から7年経過車の場合、自動車税の区分は「6000cc超の13年未満」で税額は111000円、重量税の区分は「2.5トン以下の13年未満」で税額は20500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに10000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額10000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額71,840円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

天に見放された生粋のド貧民には考えも及ばぬ世界です。月換算するだけで50,261円(完済前は182,131円)にもなる車を所有する、どうやって…?食うものも食わず、着るものも着ず…?いやあ、そこまでやってもまだまだ、さらに限界まで節制に節制を極めたとしても、それでもなお手の届かぬ未知の領域です。

天に魅入られた貴族の如きお金持ちでもなければ、お給金の大半を車に奪われて泣くハメになりそうです。ということは、この車のステータス性は抜群であると言えます。

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●グランドチェロキーの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、グランドチェロキーの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 58570円
ガソリン税(暫定) 51220円
石油税 5710円
消費税(10%) 25970円
合計納税額 141470円

例として年間走行距離を10000km、燃費を4.9km/L、ガソリンを1リットルあたり140円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は2040.8Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計58570円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで51220円、石油税が2.8円/Lで5710円になります。

ガソリン車の場合は本体価格70.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては25970円となり、これらを合計した税額は141470円、1年間に燃料代として支払う285710円のうち49.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で111000円、自動車重量税が年換算で20500円ですから、合計272970円がグランドチェロキーに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 111000円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 85710円
オイル交換(年1回) 10000円
タイヤ交換(3万km/6年) 9600円
任意保険料(月額8000円) 96000円
合計
[差額]
346730円
[-256400円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 111000円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 142860円
オイル交換(年1回) 10000円
タイヤ交換(3万km/6年) 16000円
任意保険料(月額8500円) 102000円
合計
[差額]
416280円
[-186850円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 111000円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 200000円
オイル交換(年1回) 14000円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 22400円
任意保険料(月額9000円) 108000円
合計
[差額]
489820円
[-113310円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料120000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて256400円安い346730円に、5000km走行では186850円安い416280円に、7000km走行では113310円安い489820円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km260円5700円6.8万円
20km530円11700円13.8万円
30km790円17400円20.5万円
50km1320円29000円34.3万円
100km2640円58100円68.6万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を140円、燃費を5.3km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは26.42円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は260円/日となり、20km走行なら530円/日、30km走行なら790円/日、50km走行なら1320円/日、100km走行なら2640円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は17400円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は20.5万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4100回転時の馬力 364PS
6250回転時の馬力 468PS
各回転域でのトルク
4100回転時のトルク 63.6kgm
6250回転時のトルク 53.6kgm

まずおさらいとして、搭載しているV型8気筒、6416ccの自然吸気エンジンは6250回転時に最高出力468馬力を、4100回転時に最大トルク63.6kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4100rpmから最高出力が発生する6250rpmまで」の2150rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は34.4%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ5.130kg/PS(2400kg/468PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ5.130kg/PS
車体+1人5.25kg/PS
車体+5人5.72kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.26kg/PS
車体+70kg5.28kg/PS
車体+80kg5.30kg/PS
車体+90kg5.32kg/PS
車体+100kg5.34kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.25kg/PS(2455kg/468PS)となり、数値としては0.12kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは5.72kg/PS(2675kg/468PS)となり、0.59kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

グランドチェロキーのライバル候補車たち

5.417kg/PS
SQ2
2.0L/300PS|4WD/7AT
5.343kg/PS
1シリーズ
2.0L/306PS|4WD/8AT
5.083kg/PS
メガーヌ R.S.
1.8L/300PS|FF/6AT
5.086kg/PS
ゴルフGTI
2.0L/290PS|FF/7AT
5.430kg/PS
メガーヌ
1.8L/279PS|FF/6MT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.246kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

5.04kg/PSから5.46kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、アウディの5人乗りSUV「GADNUF型 SQ2」、BMWの5人乗りハッチバック「7L20型 1シリーズ」、ルノーの5人乗りハッチバック「BBM5P型 メガーヌ R.S.」、フォルクスワーゲンの5人乗りハッチバック「AUDNU型 ゴルフGTI」、ルノーの5人乗りハッチバック「BBM5P型 メガーヌ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

WK57A型 グランドチェロキー [SRT8]とパワーウェイトレシオが近い車種|5.246kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は195.0PS/tとなっています。


いろいろな数値
WB/TR比 1.751
平均ピストンスピード 19.7m/s
トルクウェイトレシオ 37.7kg/kgm
1馬力あたりのお値段 14701円
排気量1Lあたり馬力 72.9PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.91kgm/L
1気筒あたりの馬力 58.5PS
1気筒あたりのトルク 8.0kgm
パワーバンド比率 34.4%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
5.0L超のPWR

トルクウェイトレシオは37.7kg/kgm(2400kg/63.6kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が6880000円、最高出力が468馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は14701円、逆に1万円あたりでは0.68馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は108176円、1万円あたりでは0.09kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は72.9PS/L、トルクは9.91kgm/L、1気筒あたりの馬力は58.5馬力、トルクは8.0kgmとなり、このエンジンが468馬力を6250回転で発生させているときの平均ピストンスピードは19.7m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が94.6mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6340回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.751になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.70m
期待される荷室の幅 1.58m
対角線の長さ 2.32m
期待される荷室の面積 2.69m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.70m(対角線では2.32m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 5.3km/L
燃料タンク容量 93L
航続距離(カタログ燃費) 492.9km
航続距離(80%燃費) 390.6km
満タンプライス 13020円
1万円でどこまで行ける? 378.6km
車両価格/航続距離 13958円/km

JC08モード燃費が5.3km/Lですので、燃料タンクの容量が93リットルですと航続可能距離は492.9kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(4.8km/L)とすると446.4km、80%(4.2km/L)だと390.6km、70%(3.7km/L)では344.1kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン93リットルの給油で13020円、上で計算した航続距離を踏まえると492.9km(80%燃費時390.6km)を走行するのに13020円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば378.6km(往復なら片道189.3km)、カタログ値の80%なら302.9km(片道151.4km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で492.9kmの距離を移動できるWK57A型 グランドチェロキー [SRT8]という乗り物を、688.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「13958円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6250rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6750回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6750rpm|タイヤサイズ 295/45R20|タイヤ直径 77.4cm|円周長 243.2cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6750rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.595 13.30 74km/h 9120rpm 2186.0kgm
2速 2.186 8.088 0.608 1-2/4100rpm 122km/h 5540rpm 1329.2kgm
3速 1.405 5.199 0.643 2-3/4340rpm 189km/h 3560rpm 854.3kgm
4速 1.000 3.700 0.712 3-4/4810rpm 266km/h 2540rpm 608.1kgm
5速 0.831 3.075 0.831 4-5/5610rpm 320km/h 2110rpm 505.3kgm
Final 3.700 レシオカバレッジ(変速比幅)4.326

ギヤの繋がりイメージ
WK57A型グランドチェロキー5AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4100rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.700)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(63.6kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.700)÷タイヤの有効半径(0.387m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの320km(6250rpmでは296.6km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6250rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6250rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ69km/h
2速ギヤ113km/h3800rpm
3速ギヤ175km/h4020rpm
4速ギヤ246km/h4450rpm
5速ギヤ297km/h5190rpm

WK57A型グランドチェロキーに搭載された6416ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6250rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6250rpmまで引っ張ると69km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6250rpmから3800rpmまで落ち、そこから6250rpmまで加速を続けると速度は113km/h(+44km/h)になります。

3速ギヤでは4020rpmまで落ちて6250rpmで175km/h(+62km/h)に、4速ギヤでは4450rpmまで落ちて6250rpmで246km/h(+71km/h)に、5速ギヤでは5190rpmまで落ちて6250rpmで297km/h(+51km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4100回転で最大トルク63.6kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば37.7kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(5.130kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと2186.0kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2400kg)を1速ギヤの最大駆動力(2186.0kgm)で割ってみると1.10kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6250回転でのトルク(53.6kgm)からTWRを算出すると1.30kg/kgmとなり、4100-6250回転の回転域では1.10-1.30kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3650 5470 7290 9120 10940 12760 16410
2速 2220 3330 4430 5540 6650 7760 9980
3速 1430 2140 2850 3560 4280 4990 6410
4速 1010 1520 2030 2540 3040 3550 4560
5速 840 1260 1690 2110 2530 2950 3790
※赤い数字は暫定レブリミット(6750rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.831)を選択して時速100kmにて走行すると2110回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1260回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1480回転、一般的な高速道路の80km/hでは1690回転、100km/hでは2110回転、制限速度が120km/hになると2530回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3790回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 11 22 33 44 55 66 77 88
2速 18 36 54 72 90 108 126 144
3速 28 56 84 112 140 168 196 225
4速 39 79 118 158 197 237 276 316
5速 47 95 142 190 237 285 332 380

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6750回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの295/45R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 295/45R20 | 直径 774mm

-20mm
幅275mm
-10mm
幅285mm
変更なし
幅295mm
+10mm
幅305mm
+20mm
幅315mm
-5%
40
扁平
275/40R20
37.6km/h
直径728mm
径差-46mm
285/40R20
38.0km/h
直径736mm
径差-38mm
295/40R20
38.4km/h
直径744mm
径差-30mm
305/40R20
38.9km/h
直径752mm
径差-22mm
315/40R20
39.3km/h
直径760mm
径差-14mm
0%
45
扁平
275/45R20
39.1km/h
直径756mm
径差-18mm
285/45R20
39.5km/h
直径765mm
径差-9mm
295/45R20
40.0km/h
774mm
0mm
305/45R20
40.5km/h
直径783mm
径差+9mm
315/45R20
40.9km/h
直径792mm
径差+18mm
+5%
50
扁平
275/50R20
40.5km/h
直径783mm
径差+9mm
285/50R20
41.0km/h
直径793mm
径差+19mm
295/50R20
41.5km/h
直径803mm
径差+29mm
305/50R20
42.0km/h
直径813mm
径差+39mm
315/50R20
42.5km/h
直径823mm
径差+49mm
+10%
55
扁平
275/55R20
41.9km/h
直径811mm
径差+37mm
285/55R20
42.5km/h
直径822mm
径差+48mm
295/55R20
43.0km/h
直径833mm
径差+59mm
305/55R20
43.6km/h
直径844mm
径差+70mm
315/55R20
44.2km/h
直径855mm
径差+81mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、275/45R20 、285/40R20、285/45R20 、295/40R20 、305/40R20 、315/40R20あたりのタイヤがおすすめです。

295/45R20のタイヤ幅を275mmから325mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、295/45R20の適応サイズと性能の変化 [WK57A型グランドチェロキー編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


WK57A型グランドチェロキー[6.5L-NA 4WD/5AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト5.130kg/ps62.59
1速ギヤ加速性能1.10kg/kgm60.93
1L換算馬力72.9ps/L49.64
1L換算トルク9.91kgm/L55.06
WB/TR比1.75152.19
ワイド&ロー指数0.88249.78
前面の面積3.474m²26.20
最低地上高195mm31.77
スポーツ性能部門の得点388.16

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費5.3km/L31.71
年間維持費603130円23.69
100kmh回転数2110rpm55.83
航続距離492.9km36.70
車の大きさ16.848m³73.38
室内の広さ(仮) 3.055m³46.83
最小回転半径5.7m38.72
馬力単価14701円58.24
ユーティリティ部門の得点365.10

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した WK57A型グランドチェロキー[6.5L-NA 4WD/5AT] の総合得点は 753.26 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したWK57A型グランドチェロキー(4WD/5AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「の5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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