JEEP コンパスの性能まとめ [M624型|2.4L/175PS|4WD/9AT|2021年] Limited


画像はJEEPより引用
http://www.jeep-japan.com/
投稿日:2021/08/25

JEEPの5ドア・5人乗りSUV、3BA-M624型の2代目コンパスは2017/12から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量2359cc(175PS/23.4kgm)のB型エンジンを搭載する[Limited|2021/06モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4420mm×全幅1810mm×全高1640mm、排気量は2359ccであることから、大雑把に分類すると2.4リットルクラス(2400cc、自動車税は2.5L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4420mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

M624型 コンパス [2359cc/175PS 4WD/9AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

2代目コンパスの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.4L-NA
FF/6AT
346.0万円
M624型
[Sport]
2021/06モデル
175PS
23.4kgm
11.8km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー JEEP
車名&
グレード
コンパス
Limited
その他 -
お値段 4350000円
車両型式 3BA-M624
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
9AT(9段変速・自動)
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長4420×幅1810×高1640mm
軸距&
輪距
2635mm
前1550mm/後1540mm
最小半径 5.7m
最低高 180mm
タイヤ 前輪:225/55R18
後輪:225/55R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1600kg
エンジン諸元
原動機型式 B
気筒配列 直列4気筒
排気量2359cc
圧縮比10.0
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 175PS[129kW]/6400rpm
最大トルク 23.4kgm[229Nm]/3900rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
WLTC燃費 11.5km/L(27.1mpg)
100km燃費 8.7L/100km
B型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(43500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、コンパスの新車を500.3万円(諸費用として65.3万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2500cc以下 13年未満 43500円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷11.5km/L×24円/L 20870円
オイル交換(5000km毎) 1回5000円×2回 10000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本18000円×4本÷4年 18000円
任意保険料(月額6000円) 月額6000円×12ヶ月 72000円
ローン完済後の年間維持費 193690円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額83380円×12ヶ月 1000560円
ローン返済中の年間維持費 1194250円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 61640円
名目 金額
自動車税(1年分) 43500円円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 20870円
オイル交換(5000km毎) 10000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 18000円
任意保険料(月額6000円) 72000円
ローン完済後の年間維持費 193690円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1000560円
ローン返済中の年間維持費 1194250円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
61640円
  • 初度登録から0年経過車の場合、自動車税の区分は「2500cc以下の13年未満」で税額は43500円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額61,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して16,141円(完済前は99,521円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。


●コンパスの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、コンパスの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 24960円
ガソリン税(暫定) 21830円
石油税 2430円
消費税(10%) 1900円
合計納税額 51120円

例として年間走行距離を10000km、燃費を11.5km/L、ガソリンを1リットルあたり24円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は869.6Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計24960円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで21830円、石油税が2.8円/Lで2430円になります。

ガソリン車の場合は本体価格-34.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては1900円となり、これらを合計した税額は51120円、1年間に燃料代として支払う20870円のうち244.9%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で43500円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計111020円がコンパスに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 43500円 28%
自動車重量税 1年分 16400円 11%
自賠責保険料 1年分 12920円 8%
燃料代 3000km分 6260円 4%
オイル交換 年1回 5000円 3%
タイヤ交換 6年毎 12000円 8%
任意保険料 80% 57600円 38%
合計
[1万kmとの差額]
153680円
-40010円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 43500円 27%
自動車重量税 1年分 16400円 10%
自賠責保険料 1年分 12920円 8%
燃料代 5000km分 10440円 6%
オイル交換 年1回 5000円 3%
タイヤ交換 6年毎 12000円 7%
任意保険料 85% 61200円 39%
合計
[1万kmとの差額]
161460円
-32230円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 43500円 25%
自動車重量税 1年分 16400円 10%
自賠責保険料 1年分 12920円 8%
燃料代 7000km分 14610円 9%
オイル交換 年1回 7000円 4%
タイヤ交換 6年毎 12000円 7%
任意保険料 90% 64800円 37%
合計
[1万kmとの差額]
171230円
-22460円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料72000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて40010円安い153680円に、5000km走行では32230円安い161460円に、7000km走行では22460円安い171230円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 43500円 19%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 6%
燃料代 15000km分 31310円 13%
オイル交換 年3回 30000円 13%
タイヤ交換 2.7年毎 27000円 12%
任意保険料 100% 72000円 30%
合計
[1万kmとの差額]
233130円
+39440円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 43500円 17%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 12920円 5%
燃料代 20000km分 41740円 16%
オイル交換 年4回 40000円 15%
タイヤ交換 2年毎 36000円 14%
任意保険料 100% 72000円 27%
合計
[1万kmとの差額]
262560円
+68870円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(7.7km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(11.9km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(14.2km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(11.5km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での燃料代20870円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル24円として計算。
  • []内の金額は低燃費タイヤ(エコタイヤ)装着で燃費が3%向上すると仮定した場合の燃料代。
    たった3%のようですが、もともとの燃費が…なため、お財布には劇的な効果があります。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地7.7km/L → 7.9km/L
郊外11.9km/L → 12.3km/L
高速道路14.2km/L → 14.6km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km28050円
[27340円]
郊外500km1010円
[980円]
高速道路500km840円
[820円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
29900円
+9030円
8.0km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
29140円
-760円
8.2km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が7.7km/Lでは1168.8Lを消費して、燃料代は28050円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が11.9km/Lでは42.0Lを消費して、燃料代は1010円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が14.2km/Lでは35.2Lを消費して、燃料代は840円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1246.0L、かかった燃料代が29900円となり、平均燃費は8.0km/L(-3.5km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+9030円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると燃料代は29140円となり、760円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの4年間で3040円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km15590円
[15190円]
郊外5000km10080円
[9760円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
25670円
+4800円
9.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
24950円
-720円
9.6km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が7.7km/Lでは649.4Lを消費して、燃料代は15590円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が11.9km/Lでは420.2Lを消費して、燃料代は10080円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1069.6L、かかった燃料代が25670円となり、平均燃費は9.3km/L(-2.2km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+4800円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が24950円となり、1年間で720円、4年間で2880円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km10380円
[10120円]
郊外3340km6740円
[6520円]
高速道路3330km5630円
[5470円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
22750円
+1880円
10.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
22110円
-640円
10.9km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が7.7km/Lでは432.5Lを消費して、燃料代は10380円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が11.9km/Lでは280.7Lを消費して、燃料代は6740円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が14.2km/Lでは234.5Lを消費して、燃料代は5630円になります。

このパターンでは使用した燃料量が947.7L、かかった燃料代が22750円となり、平均燃費は10.6km/L(-0.9km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+1880円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が22110円となり、1年間で640円、4年間で2560円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km1560円
[1520円]
郊外9000km18150円
[17560円]
高速道路500km840円
[820円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
20550円
-320円
11.7km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
19900円
-650円
12.1km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が7.7km/Lでは64.9Lを消費して、燃料代は1560円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が11.9km/Lでは756.3Lを消費して、燃料代は18150円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が14.2km/Lでは35.2Lを消費して、燃料代は840円になります。

このパターンでは使用した燃料量が856.4L、かかった燃料代が20550円となり、平均燃費は11.7km/L(+0.2km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は-320円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が19900円となり、1年間で650円、4年間で2600円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(8.0km/L・9.3km/L・10.6km/L・11.7km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(29900円・25670円・22750円・20550円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km20円400円0.5万円
20km40円900円1.0万円
30km60円1300円1.6万円
50km100円2200円2.6万円
100km210円4600円5.5万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を24円、燃費を11.5km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは2.09円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は20円/日となり、20km走行なら40円/日、30km走行なら60円/日、50km走行なら100円/日、100km走行なら210円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は1300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は1.6万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

B型エンジン簡易性能曲線図
B型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3900回転時の馬力 127PS
6400回転時の馬力 175PS
各回転域でのトルク
3900回転時のトルク 23.4kgm
6400回転時のトルク 19.6kgm
B型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているB型2359cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは6400回転時に最高出力175馬力を、3900回転時に最大トルク23.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3900rpmから最高出力が発生する6400rpmまで」の2500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は39.1%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.143kg/PS(1600kg/175PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.143kg/PS
車体+1人9.457kg/PS
車体+5人10.714kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.486kg/PS
車体+70kg9.543kg/PS
車体+80kg9.600kg/PS
車体+90kg9.657kg/PS
車体+100kg9.714kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.457kg/PS(1655kg/175PS)となり、数値としては0.314kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.714kg/PS(1875kg/175PS)となり、1.571kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

コンパスのライバル候補車たち

2021/06

-
コンパス
9.457kg/PS
1655kg/175PS|2.4L-NA
[車体のみPWR:9.143]
2012/02

車種詳細
CX-5
9.571kg/PS
1675kg/175PS|2.2L-TB
[車体のみPWR:9.257]
2017/07

車種詳細
エスクード
9.375kg/PS
1275kg/136PS|1.4L-TB
[車体のみPWR:8.971]
2016/07

車種詳細
レヴォーグ
9.441kg/PS
1605kg/170PS|1.6L-TB
[車体のみPWR:9.118]
2011/12

車種詳細
インプレッサ スポーツ
9.300kg/PS
1395kg/150PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:8.933]
2013/11

車種詳細
オデッセイ
9.500kg/PS
1805kg/190PS|2.4L-NA
[車体のみPWR:9.211]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.457kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.268kg/PSから9.646kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りSUV「KE2AW型 CX-5」、スズキの5人乗りSUV「YEA1S型 エスクード」、スバルの5人乗りワゴン「VM4型 レヴォーグ」、スバルの5人乗りハッチバック「GP7型 インプレッサ スポーツ」、ホンダの8人乗りミニバン「RC1型 オデッセイ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

M624型 コンパス [Limited]とパワーウェイトレシオが近い車種|9.457kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は109.4PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.706
平均ピストンスピード 20.69m/s
トルクウェイトレシオ 68.4kg/kgm
1馬力あたりのお値段 24857円
排気量1Lあたり馬力 74.20PS/L
排気量1Lあたりトルク 9.92kgm/L
1気筒あたりの馬力 43.8PS
1気筒あたりのトルク 5.8kgm
パワーバンド比率 39.1%
燃費×馬力 2012.5pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
2.0~2.5LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは68.4kg/kgm(1600kg/23.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が4350000円、最高出力が175馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は24857円、逆に1万円あたりでは0.40馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は185897円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2500cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は74.20PS/L、トルクは9.92kgm/L、1気筒あたりの馬力は43.8馬力、トルクは5.8kgmとなり、このエンジンが175馬力を6400回転で発生させているときの平均ピストンスピードは20.69m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が97.0mmであるB型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6190回転です。●最高出力を発生している時点で既に20.0m/sを超えているこのエンジンは実に良く設計された秀逸なエンジンであると言えます。一昔(二昔?)前の常識を覆す誉れ高きエンジンですので、ぜひとも重要文化遺産に登録して後世に伝えていかねばなりません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.706になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が11.5km/L、最高出力が175PSであるこの車の獲得ポイントは2012.5ptになります。
戯れに車両重量1600kgを100kg単位にした16.0で割ってみたところ、その数値は125.78ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.55m
期待される荷室の幅 1.41m
対角線の長さ 2.10m
期待される荷室の面積 2.19m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.55m(対角線では2.10m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 11.5km/L
燃料タンク容量 60L
航続距離(カタログ燃費) 690.0km
航続距離(80%燃費) 552.0km
満タンプライス 1440円
1万円でどこまで行ける? 4791.7km
車両価格/航続距離 6304円/km

WLTCモード燃費が11.5km/Lですので、燃料タンクの容量が60リットルですと航続可能距離は690.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(10.3km/L)とすると618.0km、80%(9.2km/L)だと552.0km、70%(8.0km/L)では480.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン60リットルの給油で1440円、上で計算した航続距離を踏まえると690.0km(80%燃費時552.0km)を走行するのに1440円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば4791.7km(往復なら片道2395.8km)、カタログ値の80%なら3833.3km(片道1916.7km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で690.0kmの距離を移動できるM624型 コンパス [Limited]という乗り物を、435.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「6304円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
11.5km/L
690.0km
市街地燃費
7.7km/L
462.0km
[-228.0km]
郊外燃費
11.9km/L
714.0km
[+24.0km]
高速道路燃費
14.2km/L
852.0km
[+162.0km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を60Lとしたとき、市街地モード燃費7.7km/Lでの航続距離は462.0km(-228.0km)、郊外モード燃費11.9km/Lでの航続距離は714.0km(+24.0km)、高速道路モード燃費14.2km/Lでの航続距離は852.0km(+162.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6400rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6900回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6900rpm|タイヤサイズ 225/55R18|タイヤ直径 70.5cm|円周長 221.5cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6900rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.713 17.60 -
-
52km/h 13240rpm 1168.2kgm
2速 2.842 10.61 0.603 1-2/
4160rpm
86km/h 7980rpm 704.5kgm
3速 1.909 7.13 0.672 2-3/
4640rpm
129km/h 5360rpm 473.2kgm
4速 1.380 5.15 0.723 3-4/
4990rpm
178km/h 3880rpm 342.1kgm
5速 1.000 3.73 0.725 4-5/
5000rpm
246km/h 2810rpm 247.9kgm
6速 0.808 3.02 0.808 5-6/
5580rpm
304km/h 2270rpm 200.3kgm
7速 0.699 2.61 0.865 6-7/
5970rpm
351km/h 1960rpm 173.3kgm
8速 0.580 2.17 0.830 7-8/
5730rpm
423km/h 1630rpm 143.8kgm
9速 0.480 1.79 0.828 8-9/
5710rpm
512km/h 1350rpm 119.0kgm
Final 3.734 レシオカバレッジ(変速比幅)9.819

ギヤの繋がりイメージ
M624型コンパス9AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3900rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.734)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(23.4kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.734)÷タイヤの有効半径(0.3525m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は9速ギヤの512km(6400rpmでは474.6km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6400rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6400rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ48km/h-
2速ギヤ80km/h3860rpm
3速ギヤ119km/h4300rpm
4速ギヤ165km/h4630rpm
5速ギヤ228km/h4640rpm
6速ギヤ282km/h5170rpm
7速ギヤ326km/h5540rpm
8速ギヤ393km/h5310rpm
9速ギヤ475km/h5300rpm

M624型コンパスに搭載されたB型2359ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6400rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6400rpmまで引っ張ると48km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6400rpmから3860rpmまで落ち、そこから6400rpmまで加速を続けると速度は80km/h(+32km/h)になります。

3速ギヤでは4300rpmまで落ちて6400rpmで119km/h(+39km/h)に、4速ギヤでは4630rpmまで落ちて6400rpmで165km/h(+46km/h)に、5速ギヤでは4640rpmまで落ちて6400rpmで228km/h(+63km/h)になります。

続いて6速ギヤでは5170rpmまで落ちて6400rpmで282km/h(+54km/h)に、7速ギヤでは5540rpmまで落ちて6400rpmで326km/h(+44km/h)に、8速ギヤでは5310rpmまで落ちて6400rpmで393km/h(+67km/h)に、9速ギヤでは5300rpmまで落ちて6400rpmで475km/h(+82km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3900回転で最大トルク23.4kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば68.4kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.143kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1168.2kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1600kg)を1速ギヤの最大駆動力(1168.2kgm)で割ってみると1.370kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6400回転でのトルク(19.6kgm)からTWRを算出すると1.64kg/kgmとなり、3900-6400回転の回転域では1.370-1.64kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5300 7950 10590 13240 15890 18540 23840
2速 3190 4790 6390 7980 9580 11180 14370
3速 2150 3220 4290 5360 6440 7510 9650
4速 1550 2330 3100 3880 4650 5430 6980
5速 1120 1690 2250 2810 3370 3930 5060
6速 910 1360 1820 2270 2720 3180 4090
7速 790 1180 1570 1960 2360 2750 3540
8速 650 980 1300 1630 1960 2280 2930
9速 540 810 1080 1350 1620 1890 2430
※赤い数字は暫定レブリミット(6900rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.480)を選択して時速100kmにて走行すると1350回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは810回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは940回転、一般的な高速道路の80km/hでは1080回転、100km/hでは1350回転、制限速度が120km/hになると1620回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2430回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 15 23 30 38 45 53 60
2速 13 25 38 50 63 75 88 100
3速 19 37 56 75 93 112 131 149
4速 26 52 77 103 129 155 181 206
5速 36 71 107 142 178 214 249 285
6速 44 88 132 176 220 264 308 352
7速 51 102 153 204 255 306 356 407
8速 61 123 184 245 307 368 430 491
9速 74 148 222 297 371 445 519 593

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6900回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの225/55R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/55R18 | 直径 705mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
-5%
50
扁平
205/50R18
37.6km/h
直径662mm
径差-43mm
215/50R18
38.1km/h
直径672mm
径差-33mm
225/50R18
38.7km/h
直径682mm
径差-23mm
235/50R18
39.3km/h
直径692mm
径差-13mm
245/50R18
39.8km/h
直径702mm
径差-3mm
0%
55
扁平
205/55R18
38.8km/h
直径683mm
径差-22mm
215/55R18
39.4km/h
直径694mm
径差-11mm
225/55R18
40.0km/h
705mm
0mm
235/55R18
40.6km/h
直径716mm
径差+11mm
245/55R18
41.2km/h
直径727mm
径差+22mm
+5%
60
扁平
205/60R18
39.9km/h
直径703mm
径差-2mm
215/60R18
40.6km/h
直径715mm
径差+10mm
225/60R18
41.2km/h
直径727mm
径差+22mm
235/60R18
41.9km/h
直径739mm
径差+34mm
245/60R18
42.6km/h
直径751mm
径差+46mm
+10%
65
扁平
205/65R18
41.1km/h
直径724mm
径差+19mm
215/65R18
41.8km/h
直径737mm
径差+32mm
225/65R18
42.6km/h
直径750mm
径差+45mm
235/65R18
43.3km/h
直径763mm
径差+58mm
245/65R18
44.0km/h
直径776mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/55R18、205/60R18 、215/50R18、215/55R18 、225/50R18 、235/50R18 、245/50R18あたりのタイヤがおすすめです。

225/55R18のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、225/55R18の適応サイズと性能の変化 [M624型コンパス編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


M624型コンパス[2.4L-NA 4WD/9AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.143kg/ps51.10
1速ギヤ加速性能1.370kg/kgm54.52
1L換算馬力74.20ps/L50.58
1L換算トルク9.92kgm/L55.00
WB/TR比1.70656.84
ワイド&ロー指数0.90648.11
前面の面積2.968m²39.81
最低地上高180mm38.69
スポーツ性能部門の得点394.65

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費11.5km/L39.53
年間維持費193690円50.77
100kmh回転数1350rpm66.12
航続距離690.0km48.71
車の大きさ13.120m³57.41
室内の広さ(仮) 2.379m³39.57
最小回転半径5.7m38.94
馬力単価24857円44.77
ユーティリティ部門の得点385.82

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した M624型コンパス[2.4L-NA 4WD/9AT] の総合得点は 780.47 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したM624型コンパス(4WD/9AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「2500ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

11.5

コメントは停止中です。