ホンダ トゥデイの性能まとめ [JA1型|0.55L/42PS|FF/3AT|1988年] XTi


画像は本田技研工業より引用
http://www.honda.co.jp/
投稿:2011/11/03|更新:2019/09/26

本田技研工業の3ドア・4人乗り軽ハッチバック、JA1型の初代トゥデイは1985/09から生産が開始され、1993/01に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量547cc(42PS/4.7kgm)のE05A型エンジンを搭載する[XTi|1988/02モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長3195mm×全幅1395mm×全高1320mm、排気量は547ccであることから、大雑把に分類すると軽自動車クラス(軽四輪、軽自動車税を適用)に属した車です。走行性能や衝突安全性は普通車に敵わないものの、その圧倒的な経済性は他の追随を許しません。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3195mmであるこの車の場合は「ミニ」(Mini:3500mm以下|Aセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

JA1型 トゥデイ [547cc/42PS FF/3AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代トゥデイの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
0.66L-NA
FF/5MT
91.8万円
JA2型
[XTi]
(1991/09)
52PS
5.6kgm
20.0km/L
0.55L-NA
FF/5MT
91.8万円
JA1型
[XTi]
(1988/02)
42PS
4.6kgm
19.0km/L
0.66L-NA
FF/3AT
96.6万円
JA2型
[XTi]
(1991/09)
52PS
5.6kgm
17.0km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー HONDA
車名&
グレード
トゥデイ
XTi
その他 Ri-Z
お値段 963000円
車両型式 E-JA1
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
3AT(3段変速・自動)
ドア数&
定員
3ドア
4人
車体寸法 長3195×幅1395×高1320mm
軸距&
輪距
2330mm
前1225mm/後1230mm
最小半径 4.5m
タイヤ 前輪:145/70R12
後輪:145/70R12
ブレーキ 前:ディスク
後:ドラム
車両重量 640kg
エンジン諸元
原動機型式 E05A
気筒配列 直列3気筒
排気量547cc
圧縮比9.8
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 42PS[31kW]/8000rpm
最大トルク 4.7kgm[46Nm]/4500rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
10・15燃費 15.8km/L(37.2mpg)
100km燃費 6.3L/100km
E05A型エンジンの諸元と性能まとめ
直列3気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に3個配置する方式。小排気量のスタンダード。
直列3気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される軽自動車税(12900円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(4400円/年)と自賠責保険料(13185円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額4000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1988/02モデルのトゥデイを32年落ちの中古で10.6万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    トゥデイの1988/02モデルの場合、2020年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である9.6万円に諸経費として1万円を足した10.6万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1988年式を32年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 軽自動車 13年経過で増税 12900円
自動車重量税(1年分) 軽自動車 18年経過で増税 4400
自賠責保険料(1年分) 軽自動車 13185円
燃料代(年間1万km) 10000km÷13.4km/L×150円/L 111940円
オイル交換(5000km毎) 1回3000円×2回 6000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本4000円×4本÷3年 5330円
任意保険料(月額4000円) 月額4000円×12ヶ月 48000円
ローン完済後の年間維持費 201755円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額8800円×12ヶ月 105600円
ローン返済中の年間維持費 307355円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 38170円
名目 金額
自動車税(1年分) 12900円
自動車重量税(1年分) 4400
自賠責保険料(1年分) 13185円
燃料代(年間1万km) 111940円
オイル交換(5000km毎) 6000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 5330円
任意保険料(月額4000円) 48000円
ローン完済後の年間維持費 201755円
名目 金額
車のローン額(1年分) 105600円
ローン返済中の年間維持費 307355円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
38170円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「軽自動車の13年経過で増税」で税額は12900円、重量税の区分は「軽自動車の18年経過で増税」で税額は4400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに3000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本4000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額4000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額38,170円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して16,813円(完済前は25,613円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。

トゥデイの中古車をGoo-netで検索!


●トゥデイの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、トゥデイの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 21420円
ガソリン税(暫定) 18730円
石油税 2090円
消費税(10%) 10180円
合計納税額 52420円

例として年間走行距離を10000km、燃費を13.4km/L、ガソリンを1リットルあたり150円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は746.3Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計21420円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで18730円、石油税が2.8円/Lで2090円になります。

ガソリン車の場合は本体価格79.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては10180円となり、これらを合計した税額は52420円、1年間に燃料代として支払う111940円のうち46.8%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で12900円、自動車重量税が年換算で4400円ですから、合計69720円がトゥデイに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 12900円
自動車重量税(1年分) 4400
自賠責保険料(1年分) 13185円
燃料代(3000km分) 33580円
オイル交換(年1回) 3000円
タイヤ交換(3万km/6年) 1600円
任意保険料(月額3200円) 38400円
合計
[差額]
107065円
[-94690円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 12900円
自動車重量税(1年分) 4400
自賠責保険料(1年分) 13185円
燃料代(5000km分) 55970円
オイル交換(年1回) 3000円
タイヤ交換(3万km/6年) 2670円
任意保険料(月額3400円) 40800円
合計
[差額]
132925円
[-68830円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 12900円
自動車重量税(1年分) 4400
自賠責保険料(1年分) 13185円
燃料代(7000km分) 78360円
オイル交換(年1回) 4200円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 3730円
任意保険料(月額3600円) 43200円
合計
[差額]
159975円
[-41780円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料48000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて94690円安い107065円に、5000km走行では68830円安い132925円に、7000km走行では41780円安い159975円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km90円2000円2.3万円
20km190円4200円4.9万円
30km280円6200円7.3万円
50km470円10300円12.2万円
100km950円20900円24.7万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を150円、燃費を15.8km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは9.49円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は90円/日となり、20km走行なら190円/日、30km走行なら280円/日、50km走行なら470円/日、100km走行なら950円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は6200円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は7.3万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

E05A型エンジン簡易性能曲線図
E05A型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4500回転時の馬力 30PS
8000回転時の馬力 42PS
各回転域でのトルク
4500回転時のトルク 4.7kgm
8000回転時のトルク 3.8kgm
E05A型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているE05A型547cc、直列3気筒の自然吸気エンジンは8000回転時に最高出力42馬力を、4500回転時に最大トルク4.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4500rpmから最高出力が発生する8000rpmまで」の3500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は43.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
軽自動車クラス編
ホンダの軽自動車編
最大トルク ランキング リスト
軽自動車クラス編
ホンダの軽自動車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ15.24kg/PS(640kg/42PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ15.24kg/PS
車体+1人16.55kg/PS
車体+4人20.48kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg16.67kg/PS
車体+70kg16.90kg/PS
車体+80kg17.14kg/PS
車体+90kg17.38kg/PS
車体+100kg17.62kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは16.55kg/PS(695kg/42PS)となり、数値としては1.31kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは20.48kg/PS(860kg/42PS)となり、5.24kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

トゥデイのライバル候補車たち

16.64kg/PS
N-WGN Custom
0.7L/58PS|4WD/CVT
16.64kg/PS
N-WGN
0.7L/58PS|4WD/CVT
16.47kg/PS
N-BOX Custom
0.7L/58PS|FF/CVT
16.48kg/PS
N-BOX
0.7L/64PS|4WD/CVT
16.44kg/PS
ワゴンR
0.7L/52PS|4WD/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ16.55kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

16.38kg/PSから16.72kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、ホンダの4人乗り軽ミニバン「JH4型 N-WGN」、ホンダの4人乗り軽ミニバン「JH4型 N-WGN Custom」、ホンダの4人乗り軽ミニバン「JF4型 N-BOX」、ホンダの4人乗り軽ミニバン「JF3型 N-BOX Custom」、スズキの4人乗り軽ミニバン「MH35S型 ワゴンR」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

JA1型 トゥデイ [XTi]とパワーウェイトレシオが近い車種|16.55kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.90
平均ピストンスピード 15.9m/s
トルクウェイトレシオ 136.2kg/kgm
1馬力あたりのお値段 22929円
排気量1Lあたり馬力 76.8PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.59kgm/L
1気筒あたりの馬力 14.0PS
1気筒あたりのトルク 1.6kgm
パワーバンド比率 43.8%
各種ランキング
軽自動車のPWR(ターボ)

トルクウェイトレシオは136.2kg/kgm(640kg/4.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が963000円、最高出力が42馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は22929円、逆に1万円あたりでは0.44馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は204894円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は76.8PS/L、トルクは8.59kgm/L、1気筒あたりの馬力は14.0馬力、トルクは1.6kgmとなり、このエンジンが42馬力を8000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.9m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が59.5mmであるE05A型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は10080回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.90になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.12m
期待される荷室の幅 0.99m
対角線の長さ 1.49m
期待される荷室の面積 1.11m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.12m(対角線では1.49m)しかないとなると、これはもう常識的に考えてかなり厳しい車中泊を強いられます。運転席あるいは助手席を後ろに倒して寝たほうがまだマシかもしれません。俗に言う体育座りの体勢で横になれば寝られないこともないでしょうが、寝れども寝れども疲れは取れない上に猛烈な腰痛で目を覚ましかねず、実に爽やかな笑顔で「もう二度と車中泊なんてしないよ!」と後日談を語ることになりかねません。

軽自動車の場合、1BOXタイプ以外のものでは計算するまでもなく絶対的な長さが足りていません。前席を後に倒してフルフラット化できるとか、助手席だけでも前に倒せるなら後のスペースと連結して長さを確保できますが、そうでない場合は腰を痛める覚悟で車中泊に臨むことになります。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 15.8km/L
燃料タンク容量 30L
航続距離(カタログ燃費) 474.0km
航続距離(80%燃費) 378.0km
満タンプライス 4500円
1万円でどこまで行ける? 1053.3km
車両価格/航続距離 2032円/km

10・15モード燃費が15.8km/Lですので、燃料タンクの容量が30リットルですと航続可能距離は474.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(14.2km/L)とすると426.0km、80%(12.6km/L)だと378.0km、70%(11.1km/L)では333.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン30リットルの給油で4500円、上で計算した航続距離を踏まえると474.0km(80%燃費時378.0km)を走行するのに4500円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1053.3km(往復なら片道526.7km)、カタログ値の80%なら842.7km(片道421.3km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で474.0kmの距離を移動できるJA1型 トゥデイ [XTi]という乗り物を、96.3万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「2032円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合8000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした8500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 8500rpm|タイヤサイズ 145/70R12|タイヤ直径 50.8cm|円周長 159.6cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
8500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 2.647 14.18 57km/h 14810rpm 262.4kgm
2速 1.515 8.116 0.572 1-2/4860rpm 100km/h 8480rpm 150.2kgm
3速 0.930 4.982 0.614 2-3/5220rpm 163km/h 5200rpm 92.2kgm
Final 5.357 レシオカバレッジ(変速比幅)2.846

ギヤの繋がりイメージ
JA1型トゥデイ3AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(5.357)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(4.7kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(5.357)÷タイヤの有効半径(0.254m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は3速ギヤの163km(8000rpmでは153.8km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:8000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

8000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ54km/h
2速ギヤ94km/h4580rpm
3速ギヤ154km/h4910rpm

JA1型トゥデイに搭載されたE05A型547ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する8000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで8000rpmまで引っ張ると54km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は8000rpmから4580rpmまで落ち、そこから8000rpmまで加速を続けると速度は94km/h(+40km/h)になります。

3速ギヤでは4910rpmまで落ちて8000rpmで154km/h(+60km/h)に、に、という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4500回転で最大トルク4.7kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば136.2kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(15.24kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと262.4kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(640kg)を1速ギヤの最大駆動力(262.4kgm)で割ってみると2.44kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する8000回転でのトルク(3.8kgm)からTWRを算出すると3.02kg/kgmとなり、4500-8000回転の回転域では2.44-3.02kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5920 8880 11850 14810 17770 20730 26650
2速 3390 5090 6780 8480 10170 11870 15260
3速 2080 3120 4160 5200 6240 7280 9360
※赤い数字は暫定レブリミット(8500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.930)を選択して時速100kmにて走行すると5200回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは3120回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは3640回転、一般的な高速道路の80km/hでは4160回転、100km/hでは5200回転、制限速度が120km/hになると6240回転、軽自動車の速度リミッターが働く140km/hでは7280回転になります。仮にリミッター解除で180km/hまで出たとすると9360回転まで回ります。

時速100kmでの巡航回転数が4000回転を超えてくるような車は、これはもう加速しか眼中にない純然たる競技車両であるとか、「とにもかくにもパワーがなくて高いギヤ比なんてとんでもない!」という貧相極まるエンジンを搭載しているとか、「時速60km出れば問題ない、だってバンだもの!」などという潔い割り切りをしている車以外にありえません。ここまで来ると「壊れるものなら壊れてみろ!」とエンジンに挑むくらいの覚悟がなければ愛せません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 7 14 20 27 34 41 47 54
2速 12 24 35 47 59 71 83 94
3速 19 38 58 77 96 115 135 154

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(8500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの145/70R12と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 145/70R12 | 直径 508mm

-20mm
幅125mm
-10mm
幅135mm
変更なし
幅145mm
+10mm
幅155mm
+20mm
幅165mm
-5%
65
扁平
125/65R12
36.9km/h
直径468mm
径差-40mm
135/65R12
37.9km/h
直径481mm
径差-27mm
145/65R12
38.9km/h
直径494mm
径差-14mm
155/65R12
39.9km/h
直径507mm
径差-1mm
165/65R12
40.9km/h
直径520mm
径差+12mm
0%
70
扁平
125/70R12
37.8km/h
直径480mm
径差-28mm
135/70R12
38.9km/h
直径494mm
径差-14mm
145/70R12
40.0km/h
508mm
0mm
155/70R12
41.1km/h
直径522mm
径差+14mm
165/70R12
42.2km/h
直径536mm
径差+28mm
+5%
75
扁平
125/75R12
38.8km/h
直径493mm
径差-15mm
135/75R12
40.0km/h
直径508mm
径差0mm
145/75R12
41.2km/h
直径523mm
径差+15mm
155/75R12
42.4km/h
直径538mm
径差+30mm
165/75R12
43.5km/h
直径553mm
径差+45mm
+10%
80
扁平
125/80R12
39.8km/h
直径505mm
径差-3mm
135/80R12
41.0km/h
直径521mm
径差+13mm
145/80R12
42.3km/h
直径537mm
径差+29mm
155/80R12
43.5km/h
直径553mm
径差+45mm
165/80R12
44.8km/h
直径569mm
径差+61mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、125/75R12 、135/70R12、135/75R12 、145/65R12 、155/65R12 あたりのタイヤがおすすめです。

145/70R12のタイヤ幅を125mmから175mmまで、扁平率を55%から85%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、145/70R12の適応サイズと性能の変化 [JA1型トゥデイ編]のページをご覧ください。

145/70R12のタイヤ銘柄と通販価格


JA1型トゥデイ[0.55L-NA FF/3AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト15.24kg/ps33.68
1速ギヤ加速性能2.44kg/kgm30.68
1L換算馬力76.8ps/L52.81
1L換算トルク8.59kgm/L38.35
WB/TR比1.9036.67
ワイド&ロー指数0.94645.28
前面の面積1.841m²69.71
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点350.56

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費15.8km/L56.21
年間維持費201755円61.59
100kmh回転数5200rpm11.99
航続距離474.0km35.53
車の大きさ5.883m³27.15
室内の広さ(仮) 1.067m³25.80
最小回転半径4.5m64.26
馬力単価22929円47.04
ユーティリティ部門の得点329.57

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した JA1型トゥデイ[0.55L-NA FF/3AT] の総合得点は 680.13 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したJA1型トゥデイ(FF/3AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「軽自動車のハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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