ホンダ フィット e:HEVの性能まとめ [GR8型|1.5L/98PS|4WD/CVT|2020年] CROSSTAR


画像は本田技研工業より引用
http://www.honda.co.jp/
投稿日:2020/06/03

本田技研工業の5ドア・5人乗りSUV、GR8型の4代目フィット e:HEVは2020/02から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1496cc(98PS/13.0kgm)のLEB-H5型エンジンを搭載する[CROSSTAR|2020/02モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4090mm×全幅1725mm×全高1545mm、排気量は1496ccであることから、大雑把に分類すると1.5リットルクラス(1500cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4090mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下|Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

GR8型 フィット e:HEV [1496cc/98PS 4WD/CVT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

No Data

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

4代目フィット e:HEVの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.5L-NA
FF/CVT
199.8万円
GR3型
[BASIC]
(2020/02)
98PS
13.0kgm
29.4km/L
1.5L-NA
FF/CVT
228.8万円
GR6型
[CROSSTAR]
(2020/02)
98PS
13.0kgm
27.2km/L
1.3L-NA
FF/CVT
155.8万円
GR1型
[BASIC]
(2020/02)
98PS
12.0kgm
20.4km/L
1.3L-NA
FF/CVT
193.8万円
GR5型
[CROSSTAR]
(2020/02)
98PS
12.0kgm
19.4km/L
1.5L-NA
4WD/CVT
219.6万円
GR4型
[BASIC]
(2020/02)
98PS
13.0kgm
25.6km/L
4代目フィット e:HEVの車両型式・グレード一覧【全8車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー HONDA
車名&
グレード
フィット e:HEV
CROSSTAR
その他 モータ型式:H5型(80kW/3500-8000rpm|253Nm/0-3000rpm)
お値段 2486000円
車両型式 6AA-GR8
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
CVT(無段変速機・連続可変T/M)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4090×幅1725×高1545mm
室内寸法 長1955×幅1445×高1260mm
軸距&
輪距
2530mm
前1495mm/後1485mm
最小半径 5.0m
最低高 155mm
タイヤ 前輪:185/60R16
後輪:185/60R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1280kg
エンジン諸元
原動機型式 LEB-H5
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1496cc
圧縮比13.5
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 98PS[72kW]/5600-6400rpm
最大トルク 13.0kgm[127Nm]/4500-5000rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
WLTC燃費 24.0km/L(56.5mpg)
JC08燃費 29.4km/L(69.2mpg)
100km燃費 4.2L/100km
LEB-H5型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(34500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、フィット e:HEVの新車を285.9万円(諸費用として37.3万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1500cc以下 13年未満 34500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷24.0km/L×130円/L 54170円
オイル交換(5000km毎) 1回4000円×2回 8000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本12000円×4本÷3年 16000円
任意保険料(月額5000円) 月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 198890円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額47650円×12ヶ月 571800円
ローン返済中の年間維持費 770690円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55440円
名目 金額
自動車税(1年分) 34500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 54170円
オイル交換(5000km毎) 8000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 16000円
任意保険料(月額5000円) 60000円
ローン完済後の年間維持費 198890円
名目 金額
車のローン額(1年分) 571800円
ローン返済中の年間維持費 770690円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55440円
  • 初度登録から0年経過車の場合、自動車税の区分は「1500cc以下の13年未満」で税額は34500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して16,574円(完済前は64,224円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。

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●フィット e:HEVの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、フィット e:HEVの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 11960円
ガソリン税(暫定) 10460円
石油税 1170円
消費税(10%) 4920円
合計納税額 28510円

例として年間走行距離を10000km、燃費を24.0km/L、ガソリンを1リットルあたり130円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は416.7Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計11960円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで10460円、石油税が2.8円/Lで1170円になります。

ガソリン車の場合は本体価格61.6円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては4920円となり、これらを合計した税額は28510円、1年間に燃料代として支払う54170円のうち52.6%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で34500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計75310円がフィット e:HEVに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 34500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 16250円
オイル交換(年1回) 4000円
タイヤ交換(3万km/6年) 4800円
任意保険料(月額4000円) 48000円
合計
[差額]
133770円
[-65120円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 34500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 27090円
オイル交換(年1回) 4000円
タイヤ交換(3万km/6年) 8000円
任意保険料(月額4250円) 51000円
合計
[差額]
150810円
[-48080円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 34500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 37920円
オイル交換(年1回) 5600円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 11200円
任意保険料(月額4500円) 54000円
合計
[差額]
169440円
[-29450円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて65120円安い133770円に、5000km走行では48080円安い150810円に、7000km走行では29450円安い169440円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えて燃料代を計算してみる

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(22.9km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(25.6km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(23.5km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(24.0km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとしたときの市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、燃料代がどのように変化するかを見ていきたいと思います。※1リットル130円として計算

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km51090円
郊外500km2540円
高速道路500km2770円
合計
[差額]
56400円
[+2230円]
平均燃費23.1km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が22.9km/Lでは393.0Lを消費して、燃料代は51090円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が25.6km/Lでは19.5Lを消費して、燃料代は2540円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が23.5km/Lでは21.3Lを消費して、燃料代は2770円になります。

このパターンでは使用した燃料量が433.8L、かかった燃料代が56400円となり、平均燃費は23.1km/L(-0.9km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+2230円という結果になりました。

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km28380円
郊外5000km25390円
高速道路0km0円
合計
[差額]
53770円
[-400円]
平均燃費24.2km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が22.9km/Lでは218.3Lを消費して、燃料代は28380円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が25.6km/Lでは195.3Lを消費して、燃料代は25390円になります。

このパターンでは使用した燃料量が413.6L、かかった燃料代が53770円となり、平均燃費は24.2km/L(+0.2km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は-400円という結果になりました。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km18900円
郊外3340km16970円
高速道路3330km18420円
合計
[差額]
54290円
[+120円]
平均燃費23.9km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が22.9km/Lでは145.4Lを消費して、燃料代は18900円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が25.6km/Lでは130.5Lを消費して、燃料代は16970円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が23.5km/Lでは141.7Lを消費して、燃料代は18420円になります。

このパターンでは使用した燃料量が417.6L、かかった燃料代が54290円となり、平均燃費は23.9km/L(-0.1km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+120円という結果になりました。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km2830円
郊外9000km45710円
高速道路500km2770円
合計
[差額]
51310円
[-2860円]
平均燃費25.3km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が22.9km/Lでは21.8Lを消費して、燃料代は2830円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が25.6km/Lでは351.6Lを消費して、燃料代は45710円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が23.5km/Lでは21.3Lを消費して、燃料代は2770円になります。

このパターンでは使用した燃料量が394.7L、かかった燃料代が51310円となり、平均燃費は25.3km/L(+1.3km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は-2860円という結果になりました。

極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(23.1km/L・24.2km/L・23.9km/L・25.3km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(56400円・53770円・54290円・51310円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km50円1100円1.3万円
20km110円2400円2.9万円
30km160円3500円4.2万円
50km270円5900円7.0万円
100km540円11900円14.0万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を130円、燃費を24.0km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは5.42円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は50円/日となり、20km走行なら110円/日、30km走行なら160円/日、50km走行なら270円/日、100km走行なら540円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は3500円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は4.2万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

LEB-H5型エンジン簡易性能曲線図
LEB-H5型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4500回転時の馬力 82PS
5000回転時の馬力 91PS
5600回転時の馬力 98PS
6400回転時の馬力 98PS
各回転域でのトルク
4500回転時のトルク 13.0kgm
5000回転時のトルク 13.0kgm
5600回転時のトルク 12.5kgm
6400回転時のトルク 11.0kgm
LEB-H5型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているLEB型1496cc、直列4気筒+モーターの自然吸気エンジンは5600-6400回転時に最高出力98馬力を、4500-5000回転時に最大トルク13.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4500rpmから最高出力が発生する6400rpmまで」の1900rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は29.7%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
ホンダの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
ホンダの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ13.060kg/PS(1280kg/98PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ13.060kg/PS
車体+1人13.62kg/PS
車体+5人15.87kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg13.67kg/PS
車体+70kg13.78kg/PS
車体+80kg13.88kg/PS
車体+90kg13.98kg/PS
車体+100kg14.08kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは13.62kg/PS(1335kg/98PS)となり、数値としては0.56kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは15.87kg/PS(1555kg/98PS)となり、2.81kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

フィット e:HEVのライバル候補車たち

13.672kg/PS
ハスラー
0.7L/64PS|FF/CVT
13.664kg/PS
CX-30
1.8L/116PS|4WD/6AT
13.500kg/PS
フリード クロスター
1.5L/110PS|FF/7AT
13.690kg/PS
デリカD:5
2.3L/145PS|4WD/8AT
13.720kg/PS
C4カクタス
1.2L/82PS|FF/5AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ13.622kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

13.49kg/PSから13.76kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、スズキの4人乗り軽SUV「MR52S型 ハスラー」、マツダの5人乗りSUV「DM8P型 CX-30」、ホンダの6人乗りSUV「GB7型 フリード クロスター」、三菱の8人乗りミニバン「CV1W型 デリカD:5」、シトロエンの5人乗りSUV「E3HM01型 C4カクタス」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

GR8型 フィット e:HEV [CROSSTAR]とパワーウェイトレシオが近い車種|13.622kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は76.6PS/tとなっています。


いろいろな数値
WB/TR比 1.698
平均ピストンスピード 16.7m/s
トルクウェイトレシオ 98.5kg/kgm
1馬力あたりのお値段 25367円
排気量1Lあたり馬力 65.5PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.69kgm/L
1気筒あたりの馬力 24.5PS
1気筒あたりのトルク 3.2kgm
パワーバンド比率 29.7%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは98.5kg/kgm(1280kg/13.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2486000円、最高出力が98馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は25367円、逆に1万円あたりでは0.39馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は191231円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は65.5PS/L、トルクは8.69kgm/L、1気筒あたりの馬力は24.5馬力、トルクは3.2kgmとなり、このエンジンが98馬力を6400回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.7m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が89.4mmであるLEB型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6710回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.698になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.6m³
1人あたりのスペース 約0.7m³
室内長/全長 47.8%
室内幅/全幅 83.8%
室内高/全高 81.6%
室内容積/車両体積 33.0%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.6m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.7m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は47.8%、同じく室内幅と全幅の比率は83.8%、同じく室内高と全高の比率は81.6%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は33.0%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.43m
期待される荷室の幅 1.34m
対角線の長さ 1.96m
期待される荷室の面積 1.92m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.43m(対角線では1.96m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 24.0km/L
燃料タンク容量 40L
航続距離(カタログ燃費) 960.0km
航続距離(80%燃費) 768.0km
満タンプライス 5200円
1万円でどこまで行ける? 1846.2km
車両価格/航続距離 2590円/km

WLTCモード燃費が24.0km/Lですので、燃料タンクの容量が40リットルですと航続可能距離は960.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(21.6km/L)とすると864.0km、80%(19.2km/L)だと768.0km、70%(16.8km/L)では672.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン40リットルの給油で5200円、上で計算した航続距離を踏まえると960.0km(80%燃費時768.0km)を走行するのに5200円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1846.2km(往復なら片道923.1km)、カタログ値の80%なら1476.9km(片道738.5km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で960.0kmの距離を移動できるGR8型 フィット e:HEV [CROSSTAR]という乗り物を、248.6万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「2590円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


純正装着タイヤの185/60R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 185/60R16 | 直径 628mm

-20mm
幅165mm
-10mm
幅175mm
変更なし
幅185mm
+10mm
幅195mm
+20mm
幅205mm
-5%
55
扁平
165/55R16
37.5km/h
直径588mm
径差-40mm
175/55R16
38.2km/h
直径599mm
径差-29mm
185/55R16
38.9km/h
直径610mm
径差-18mm
195/55R16
39.6km/h
直径621mm
径差-7mm
205/55R16
40.3km/h
直径632mm
径差+4mm
0%
60
扁平
165/60R16
38.5km/h
直径604mm
径差-24mm
175/60R16
39.2km/h
直径616mm
径差-12mm
185/60R16
40.0km/h
628mm
0mm
195/60R16
40.8km/h
直径640mm
径差+12mm
205/60R16
41.5km/h
直径652mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
165/65R16
39.6km/h
直径621mm
径差-7mm
175/65R16
40.4km/h
直径634mm
径差+6mm
185/65R16
41.2km/h
直径647mm
径差+19mm
195/65R16
42.0km/h
直径660mm
径差+32mm
205/65R16
42.9km/h
直径673mm
径差+45mm
+10%
70
扁平
165/70R16
40.6km/h
直径637mm
径差+9mm
175/70R16
41.5km/h
直径651mm
径差+23mm
185/70R16
42.4km/h
直径665mm
径差+37mm
195/70R16
43.2km/h
直径679mm
径差+51mm
205/70R16
44.1km/h
直径693mm
径差+65mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、165/60R16、165/65R16 、175/55R16、175/60R16 、185/55R16 、195/55R16 あたりのタイヤがおすすめです。

185/60R16のタイヤ幅を165mmから215mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを16インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが185/60R16のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


GR8型フィット e:HEV[1.5L-NA 4WD/CVT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト13.060kg/ps39.99
1速ギヤ加速性能-39.40
1L換算馬力65.5ps/L43.71
1L換算トルク8.69kgm/L39.49
WB/TR比1.69857.79
ワイド&ロー指数0.89648.81
前面の面積2.665m²47.76
最低地上高155mm49.18
スポーツ性能部門の得点366.13

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費24.0km/L65.03
年間維持費198890円60.54
100kmh回転数-42.88
航続距離960.0km65.48
車の大きさ10.900m³48.28
室内の広さ3.559m³52.11
最小回転半径5.0m53.62
馬力単価25367円43.87
ユーティリティ部門の得点431.81

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した GR8型フィット e:HEV[1.5L-NA 4WD/CVT] の総合得点は 797.94 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したGR8型フィット e:HEV(4WD/CVT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「1500ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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