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本田技研工業の3ドア・4人乗りハッチバック、GF-EK9型の6代目シビック タイプRは1995/09から生産が開始され、2000/09に生産(または販売)を終えました。
ここでは排気量1595cc(185PS/16.3kgm)のB16B型エンジンを搭載する[type-R|1998/09モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。
ボディサイズが全長4185mm×全幅1695mm×全高1360mm、排気量は1595ccであることから、大雑把に分類すると1.6リットルクラス(1600cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。
ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4185mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下|Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。
エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。
EK9型 シビック タイプR [1595cc/185PS FF/5MT] お品書き
![]() エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ | ![]() ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速 | ![]() タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差 | ![]() 各種スペックの相対評価とレーダーチャート |
6代目シビック タイプRの類型&他グレード 人気順
- 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
- 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像 | 排気量 車両価格 | 車両型式 グレード | 出力 燃費 |
---|---|---|---|
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1.6L-NA FF/5MT 176.8万円 |
EK4型 [SiR] (1998/09) |
170PS 16.0kgm 13.8km/L |
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1.5L-NA FF/CVT 161.2万円 |
EK3型 [VTi] (1998/09) |
130PS 14.2kgm 17.2km/L |
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1.5L-NA FF/5MT 152.6万円 |
EK3型 [VTi] (1998/09) |
130PS 14.2kgm 18.6km/L |
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1.5L-NA FF/5MT 159.2万円 |
EK3型 [Vi-RS] (1998/09) |
130PS 14.2kgm 17.8km/L |
![]() |
1.6L-NA FF/5MT 185.8万円 |
EK4型 [Si] (1998/09) |
170PS 16.0kgm 13.8km/L |
6代目シビック タイプRの車両型式・グレード一覧【全19車種】 |
主要諸元とエンジン諸元
主要諸元 | |
---|---|
メーカー | HONDA |
車名& グレード |
シビック タイプR type-R |
その他 | タイプRとしては初代 モータースポーツベース車 |
お値段 | 1998000円 |
車両型式 | GF-EK9 |
駆動方式 変速機 |
FF・前輪駆動(FWD,2WD) 5MT(5段変速・手動) |
ドア数& 定員 |
3ドア 4人 |
車体寸法 | 長4185×幅1695×高1360mm |
室内寸法 | 長1695×幅1390×高1115mm |
軸距& 輪距 |
2620mm 前1480mm/後1480mm |
最小半径 | 5.4m |
最低高 | 135mm |
タイヤ | 前輪:195/55R15 後輪:195/55R15 |
ブレーキ | 前:ベンチレーテッドディスク 後:ディスク |
車両重量 | 1070kg |
エンジン諸元 | |
---|---|
原動機型式 | B16B |
気筒配列 | 直列4気筒 |
排気量 | 1595cc |
圧縮比 | 10.8 |
吸気方式 | 自然吸気(NA・ノンターボ) |
最高出力 | 185PS[136kW]/8200rpm |
最大トルク | 16.3kgm[160Nm]/7500rpm |
使用燃料 | ハイオクガソリン |
10・15燃費 | 13.6km/L(32.0mpg) |
100km燃費 | 7.4L/100km |
※B16B型エンジンの諸元と性能まとめ ※直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。 ※直列4気筒の最高出力ランキング |
税金と年間維持費のシミュレーション
ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(45400円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(18900円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代、月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。
さらに、1998/09モデルのシビック タイプRを23年落ちの中古で22万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。
- 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
シビック タイプRの1998/09モデルの場合、2021年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である20万円に諸経費として2万円を足した22万円を中古車価格の目安としています。 - ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
- 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
- 自動車保険は比較で安くなる!
1998年式を23年落ちの中古で買った場合の年間維持費
名目 | 区分 | 金額 | ||
---|---|---|---|---|
自動車税(1年分) | 2000cc以下 | 13年経過で増税 | 45400円 | |
自動車重量税(1年分) | 1.5トン以下 | 18年経過で増税 | 18900円 | |
自賠責保険料(1年分) | 自家用乗用車 | 13920円 | ||
燃料代(年間1万km) | 10000km÷11.6km/L×155円/L | 133620円 | ||
オイル交換(5000km毎) | 1回4500円×2回 | 9000円 | ||
タイヤ交換(4年4万km毎) | 1本10000円×4本÷4年 | 10000円 | ||
任意保険料(月額5500円) | 月額5500円×12ヶ月 | 66000円 | ||
ローン完済後の年間維持費 | 296840円 | |||
名目 | 区分 | 金額 | ||
車のローン額(1年分) | 月額18330円×12ヶ月 | 219960円 | ||
ローン返済中の年間維持費 | 516800円 | |||
次回車検費用の積み立て目安 | ||||
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 | 68640円 |
名目 | 金額 |
---|---|
自動車税(1年分) | 45400円 |
自動車重量税(1年分) | 18900円 |
自賠責保険料(1年分) | 13920円 |
燃料代(年間1万km) | 133620円 |
オイル交換(5000km毎) | 9000円 |
タイヤ交換(3年3万km毎) | 10000円 |
任意保険料(月額5500円) | 66000円 |
ローン完済後の年間維持費 | 296840円 |
名目 | 金額 |
車のローン額(1年分) | 219960円 |
ローン返済中の年間維持費 | 516800円 |
次回車検費用の積み立て目安 | |
重量税2年分+自賠責24ヶ月分 +検査手数料等3000円程度 |
68640円 |
- 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年経過で増税」で税額は45400円、重量税の区分は「1.5トン以下の18年経過で増税」で税額は18900円(単年)です。
- エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
- タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
- 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
- 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
- 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
- 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。 - 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
- 車検時には上記の目安金額68,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
- 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると24,737円(完済前は43,067円)になります。
口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。
●シビック タイプRの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)
さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、シビック タイプRの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。
燃料にかかる税金 | |
---|---|
ガソリン税(本則) | 24740円 |
ガソリン税(暫定) | 21640円 |
石油税 | 2410円 |
消費税(10%) | 12150円 |
合計納税額 | 60940円 |
例として年間走行距離を10000km、燃費を11.6km/L、ガソリンを1リットルあたり155円(諸税込)として計算してみます。
このとき使用するガソリンの量は862.1Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計24740円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで21640円、石油税が2.8円/Lで2410円になります。
ガソリン車の場合は本体価格84.3円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては12150円となり、これらを合計した税額は60940円、1年間に燃料代として支払う133620円のうち45.6%が税金、ということになります。
さらに自動車税が年間で45400円、自動車重量税が年換算で18900円ですから、合計125240円がシビック タイプRに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。
低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km
せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。
走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。
年間3000km走行の場合 | |
---|---|
名目 | 金額 |
自動車税(1年分) | 45400円 |
自動車重量税(1年分) | 18900円 |
自賠責保険料(1年分) | 13920円 |
燃料代(3000km分) | 40090円 |
オイル交換(年1回) | 4500円 |
タイヤ交換(3万km/6年) | 3000円 |
任意保険料(月額4400円) | 52800円 |
合計 [差額] |
178610円 [-118230円] |
年間5000km走行の場合 | |
---|---|
名目 | 金額 |
自動車税(1年分) | 45400円 |
自動車重量税(1年分) | 18900円 |
自賠責保険料(1年分) | 13920円 |
燃料代(5000km分) | 66810円 |
オイル交換(年1回) | 4500円 |
タイヤ交換(3万km/6年) | 5000円 |
任意保険料(月額4680円) | 56160円 |
合計 [差額] |
210690円 [-86150円] |
年間7000km走行の場合 | |
---|---|
名目 | 金額 |
自動車税(1年分) | 45400円 |
自動車重量税(1年分) | 18900円 |
自賠責保険料(1年分) | 13920円 |
燃料代(7000km分) | 93530円 |
オイル交換(年1回) | 6300円 |
タイヤ交換(3万km/4.3年) | 7000円 |
任意保険料(月額4950円) | 59400円 |
合計 [差額] |
244450円 [-52390円] |
自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。
タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。
年間3000km走行では、10000km走行に比べて118230円安い178610円に、5000km走行では86150円安い210690円に、7000km走行では52390円安い244450円という結果になりました。
自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。
1km走行コストと月間&年間交通費
距離/日 | 費用/日 | 月換算 | 年換算 |
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10km | 110円 | 2400円 | 2.9万円 |
20km | 230円 | 5100円 | 6.0万円 |
30km | 340円 | 7500円 | 8.8万円 |
50km | 570円 | 12500円 | 14.8万円 |
100km | 1140円 | 25100円 | 29.6万円 |
さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を155円、燃費を13.6km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは11.40円になります。
たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は110円/日となり、20km走行なら230円/日、30km走行なら340円/日、50km走行なら570円/日、100km走行なら1140円/日かかる計算です。
1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は7500円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は8.8万円/年という塩梅です。
カタログスペックから見えてくる要素
B16B型エンジン簡易性能曲線図 | |
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各回転域での馬力 | |
7500回転時の馬力 | 171PS |
8200回転時の馬力 | 185PS |
各回転域でのトルク | |
7500回転時のトルク | 16.3kgm |
8200回転時のトルク | 16.2kgm |
B16B型エンジンの性能 |
まずおさらいとして、搭載しているB16B型1595cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは8200回転時に最高出力185馬力を、7500回転時に最大トルク16.3kgmを発生します。
馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。
トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。
※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。
ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する7500rpmから最高出力が発生する8200rpmまで」の700rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は8.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域
最高出力ランキング リスト |
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2000cc以下クラス編 |
ホンダの小型車&普通車編 |
最大トルク ランキング リスト |
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2000cc以下クラス編 |
ホンダの小型車&普通車編 |
さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ は5.784kg/PS(1070kg/185PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。
車重と搭乗者とPWR | |
---|---|
車体のみ | 5.784kg/PS |
車体+1人 | 6.081kg/PS |
車体+4人 | 6.973kg/PS |
お腹と車重とPWR | |
車体+60kg | 6.108kg/PS |
車体+70kg | 6.162kg/PS |
車体+80kg | 6.216kg/PS |
車体+90kg | 6.270kg/PS |
車体+100kg | 6.324kg/PS |
というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.081kg/PS(1125kg/185PS)となり、数値としては0.297kgほど悪化します。
次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.973kg/PS(1290kg/185PS)となり、1.189kgも悪化することになります。
もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。
シビック タイプRのライバル候補車たち
1998/09![]() – |
シビック タイプR 6.081kg/PS 1125kg/185PS|1.6L-NA [車体のみPWR:5.784] |
2005/06![]() 車種詳細 |
マツダスピード アテンザ 5.938kg/PS 1615kg/272PS|2.3L-TB [車体のみPWR:5.735] |
2005/12![]() 車種詳細 |
セリカ 6.184kg/PS 1175kg/190PS|1.8L-NA [車体のみPWR:5.895] |
2009/05![]() 車種詳細 |
RX-8 5.979kg/PS 1405kg/235PS|1.4L-NA [車体のみPWR:5.745] |
2014/11![]() 車種詳細 |
フォレスター 5.982kg/PS 1675kg/280PS|2.0L-TB [車体のみPWR:5.786] |
2006/10![]() 車種詳細 |
レジェンド 6.050kg/PS 1815kg/300PS|3.5L-NA [車体のみPWR:5.867] |
車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.081kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。
5.899kg/PSから6.263kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りセダン「GG3P型 マツダスピード アテンザ」、トヨタの4人乗りクーペ「ZZT231型 セリカ」、マツダの4人乗りクーペ「SE3P型 RX-8」、スバルの5人乗りSUV「SJG型 フォレスター」、ホンダの5人乗りセダン「KB1型 レジェンド」という顔ぶれが並びました。
「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。
●EK9型 シビック タイプR [type-R]とパワーウェイトレシオが近い車種|6.081kg/PS
ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は172.9PS/tとなっています。
その他の諸元いろいろ
いろいろな数値 | |
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WB/TR比 | 1.770 |
平均ピストンスピード | 21.16m/s |
トルクウェイトレシオ | 65.6kg/kgm |
1馬力あたりのお値段 | 10800円 |
排気量1Lあたり馬力 | 115.99PS/L |
排気量1Lあたりトルク | 10.22kgm/L |
1気筒あたりの馬力 | 46.2PS |
1気筒あたりのトルク | 4.1kgm |
パワーバンド比率 | 8.5% |
各種ランキング | |
ハッチバックのPWR 1.5~1.6L以下のPWR |
トルクウェイトレシオは65.6kg/kgm(1070kg/16.3kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)
ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が1998000円、最高出力が185馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は10800円、逆に1万円あたりでは0.93馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は122577円、1万円あたりでは0.08kgmとなります。
1馬力あたりのお値段が安い車ランキング |
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総合ランキング |
ホンダ編 |
2000cc以下の車編 |
ハッチバック編 |
最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は115.99PS/L、トルクは10.22kgm/L、1気筒あたりの馬力は46.2馬力、トルクは4.1kgmとなり、このエンジンが185馬力を8200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは21.16m/sです。
●排気量1リットルあたりの馬力ランキング
ちなみに、ストローク量が77.4mmであるB16B型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7750回転です。最高出力を発生している時点で既に20.0m/sを超えているこのエンジンは実に良く設計された秀逸なエンジンであると言えます。一昔(二昔?)前の常識を覆す誉れ高きエンジンですので、ぜひとも重要文化遺産に登録して後世に伝えていかねばなりません。
●平均ピストンスピードが速い車ランキング
この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.770になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
●ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング
人間様の占有スペース
人間様の占有スペース | |
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室内長×幅×高 | 2.63m³ |
1人あたりのスペース | 約0.66m³ |
室内長/全長 | 40.5% |
室内幅/全幅 | 82.0% |
室内高/全高 | 82.0% |
室内容積/車両体積 | 27.3% |
ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。
まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は2.63m³です。この車の乗車定員は4人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.66m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は40.5%、同じく室内幅と全幅の比率は82.0%、同じく室内高と全高の比率は82.0%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は27.3%でした。
室内の広さ・長さランキング | |||
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室内長が長い車 | 室内幅が広い車 | 室内高が高い車 | 車内の空間が広い車 |
室内長が長い車 | |||
室内幅が広い車 | |||
室内高が高い車 | |||
車内の空間が広い車 |
車中泊の可能性
車中泊の可能性 | |
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期待される荷室の長さ | 1.46m |
期待される荷室の幅 | 1.29m |
対角線の長さ | 1.95m |
期待される荷室の面積 | 1.88m² |
ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。
縦方向の長さが1.46m(対角線では1.95m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。
一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム
燃料タンクと燃費と航続距離と
燃料タンクと燃費と航続距離と | |
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10・15モード燃費 | 13.6km/L |
燃料タンク容量 | 45L |
航続距離(カタログ燃費) | 612.0km |
航続距離(80%燃費) | 490.5km |
満タンプライス | 6975円 |
1万円でどこまで行ける? | 877.4km |
車両価格/航続距離 | 3265円/km |
10・15モード燃費が13.6km/Lですので、燃料タンクの容量が45リットルですと航続可能距離は612.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)
実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(12.2km/L)とすると549.0km、80%(10.9km/L)だと490.5km、70%(9.5km/L)では427.5kmという航続距離になります。
燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン45リットルの給油で6975円、上で計算した航続距離を踏まえると612.0km(80%燃費時490.5km)を走行するのに6975円かかる計算です。
ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば877.4km(往復なら片道438.7km)、カタログ値の80%なら701.9km(片道351.0km)離れたところまで行くことができます。
ちなみに、1回の給油で612.0kmの距離を移動できるEK9型 シビック タイプR [type-R]という乗り物を、199.8万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3265円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。
ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係
続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。
しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。
ピークパワーが発生する回転数(この車の場合8200rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした8700回転を仮のレブリミットとして計算してみます。
暫定レブ 8700rpm|タイヤサイズ 195/55R15|タイヤ直径 59.6cm|円周長 187.2cm | |||||||
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ギヤ | ギヤ比 | 総減速比 | ステップ比 | シフトアップ 後の回転数 |
8700rpm の速度 |
100kmh の回転数 |
タイヤの 最大駆動力 |
1速 | 3.230 | 14.21 | – | – |
69km/h | 12650rpm | 777.4kgm |
2速 | 2.105 | 9.262 | 0.652 | 1-2/ 5670rpm |
106km/h | 8250rpm | 506.6kgm |
3速 | 1.458 | 6.415 | 0.693 | 2-3/ 6030rpm |
152km/h | 5710rpm | 350.9kgm |
4速 | 1.107 | 4.871 | 0.759 | 3-4/ 6600rpm |
201km/h | 4340rpm | 266.4kgm |
5速 | 0.848 | 3.731 | 0.766 | 4-5/ 6660rpm |
262km/h | 3320rpm | 204.1kgm |
Final | 4.400 | レシオカバレッジ(変速比幅)3.809 |
ギヤの繋がりイメージ |
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- ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
- シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
- 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数7500rpm)を下回るもの。
- 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.400)で算出。
- タイヤの最大駆動力は最大トルク(16.3kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.400)÷タイヤの有効半径(0.298m)で算出。
本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの262km(8200rpmでは246.8km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。
おまけ:8200rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度
8200rpmでの速度と シフトアップ後の回転数 | ||
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ギヤ | 速度 | 回転数 |
1速ギヤ | 65km/h | – |
2速ギヤ | 99km/h | 5350rpm |
3速ギヤ | 144km/h | 5680rpm |
4速ギヤ | 189km/h | 6220rpm |
5速ギヤ | 247km/h | 6280rpm |
EK9型シビック タイプRに搭載されたB16B型1595ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する8200rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。
まず1速ギヤで8200rpmまで引っ張ると65km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は8200rpmから5350rpmまで落ち、そこから8200rpmまで加速を続けると速度は99km/h(+34km/h)になります。
3速ギヤでは5680rpmまで落ちて8200rpmで144km/h(+45km/h)に、4速ギヤでは6220rpmまで落ちて8200rpmで189km/h(+45km/h)に、5速ギヤでは6280rpmまで落ちて8200rpmで247km/h(+58km/h)という具合に加速していくイメージです。
タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが7500回転で最大トルク16.3kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。
この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば65.6kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(5.784kg/ps)に比べると霞んで見えます。
しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと777.4kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1070kg)を1速ギヤの最大駆動力(777.4kgm)で割ってみると1.376kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する8200回転でのトルク(16.2kgm)からTWRを算出すると1.38kg/kgmとなり、7500-8200回転の回転域では1.376-1.38kg/kgmの間で推移することがわかります。
ある速度における各ギヤでの回転数
ギヤ | 40 km/h |
60 km/h |
80 km/h |
100 km/h |
120 km/h |
140 km/h |
180 km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1速 | 5060 | 7590 | 10120 | 12650 | 15180 | 17710 | 22780 |
2速 | 3300 | 4950 | 6600 | 8250 | 9900 | 11540 | 14840 |
3速 | 2280 | 3430 | 4570 | 5710 | 6850 | 8000 | 10280 |
4速 | 1730 | 2600 | 3470 | 4340 | 5200 | 6070 | 7810 |
5速 | 1330 | 1990 | 2660 | 3320 | 3990 | 4650 | 5980 |
この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.848)を選択して時速100kmにて走行すると3320回転まで回ります。
ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1990回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは2330回転、一般的な高速道路の80km/hでは2660回転、100km/hでは3320回転、制限速度が120km/hになると3990回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは5980回転まで回ります。
時速100kmでの巡航回転数が3000回転を超えるようになってくると、ややパワーが心許ないとか、荷物や人を多く乗せる車であるとか、より鋭い加速を得たい場合のギヤ比ではないかと思います。エンジンのレイアウト(直列3気筒とか)によっては独特の振動が生じたりするので不快感を覚えるようになるかもしれません。ある回転数における各ギヤでの速度
ギヤ | 1000 rpm |
2000 rpm |
3000 rpm |
4000 rpm |
5000 rpm |
6000 rpm |
7000 rpm |
8000 rpm |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1速 | 8 | 16 | 24 | 32 | 40 | 47 | 55 | 63 |
2速 | 12 | 24 | 36 | 49 | 61 | 73 | 85 | 97 |
3速 | 18 | 35 | 53 | 70 | 88 | 105 | 123 | 140 |
4速 | 23 | 46 | 69 | 92 | 115 | 138 | 161 | 184 |
5速 | 30 | 60 | 90 | 120 | 151 | 181 | 211 | 241 |
この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(8700回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。
純正装着タイヤの195/55R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版
下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。
※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。
純正タイヤ 195/55R15 | 直径 596mm | |||||
---|---|---|---|---|---|
-20mm 幅175mm |
-10mm 幅185mm |
変更なし 幅195mm |
+10mm 幅205mm |
+20mm 幅215mm |
|
-5% 50 扁平 |
175/50R15 37.3km/h 直径556mm 径差-40mm |
185/50R15 38.0km/h 直径566mm 径差-30mm |
195/50R15 38.7km/h 直径576mm 径差-20mm |
205/50R15 39.3km/h 直径586mm 径差-10mm |
215/50R15 40.0km/h 直径596mm 径差0mm |
0% 55 扁平 |
175/55R15 38.5km/h 直径574mm 径差-22mm |
185/55R15 39.3km/h 直径585mm 径差-11mm |
195/55R15 40.0km/h 596mm 0mm |
205/55R15 40.7km/h 直径607mm 径差+11mm |
215/55R15 41.5km/h 直径618mm 径差+22mm |
+5% 60 扁平 |
175/60R15 39.7km/h 直径591mm 径差-5mm |
185/60R15 40.5km/h 直径603mm 径差+7mm |
195/60R15 41.3km/h 直径615mm 径差+19mm |
205/60R15 42.1km/h 直径627mm 径差+31mm |
215/60R15 42.9km/h 直径639mm 径差+43mm |
+10% 65 扁平 |
175/65R15 40.9km/h 直径609mm 径差+13mm |
185/65R15 41.7km/h 直径622mm 径差+26mm |
195/65R15 42.6km/h 直径635mm 径差+39mm |
205/65R15 43.5km/h 直径648mm 径差+52mm |
215/65R15 44.4km/h 直径661mm 径差+65mm |
もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、175/55R15、175/60R15 、185/50R15、185/55R15 、195/50R15 、205/50R15 、215/50R15あたりのタイヤがおすすめです。
195/55R15のタイヤ幅を175mmから225mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、195/55R15の適応サイズと性能の変化 [EK9型シビック タイプR編]のページをご覧ください。
純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。
EK9型シビック タイプR[1.6L-NA FF/5MT]の得点(簡易版)
ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。
スポーツ性能部門 | ||
---|---|---|
評価項目 | 数値 | 得点 |
パワーウェイト | 5.784kg/ps | 60.73 |
1速ギヤ加速性能 | 1.376kg/kgm | 54.58 |
1L換算馬力 | 115.99ps/L | 83.58 |
1L換算トルク | 10.22kgm/L | 58.75 |
WB/TR比 | 1.770 | 50.11 |
ワイド&ロー指数 | 0.802 | 55.68 |
前面の面積 | 2.305m² | 57.83 |
最低地上高 | 135mm | 57.79 |
スポーツ性能部門の得点 | 479.05 |
※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。
ユーティリティ部門 | ||
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評価項目 | 数値 | 得点 |
10-15燃費 | 13.6km/L | 51.40 |
年間維持費 | 296840円 | 50.74 |
100kmh回転数 | 3320rpm | 38.49 |
航続距離 | 612.0km | 44.06 |
車の大きさ | 9.647m³ | 42.97 |
室内の広さ | 2.627m³ | 42.20 |
最小回転半径 | 5.4m | 45.11 |
馬力単価 | 10800円 | 63.70 |
ユーティリティ部門の得点 | 378.67 |
※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。
スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した EK9型シビック タイプR[1.6L-NA FF/5MT] の総合得点は 857.72 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。
上記リンク先では、今回このページで紹介したEK9型シビック タイプR(FF/5MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「2000ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。