ホンダ シビックの性能まとめ [FL1型|1.5L/182PS|FF/6MT|2021年] LX


画像は本田技研工業より引用
http://www.honda.co.jp/
投稿日:2021/10/06

本田技研工業の5ドア・5人乗りハッチバック、6BA-FL1型の11代目シビックは2021/08から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1496cc(182PS/24.5kgm)のL15C型エンジンを搭載する[LX|2021/08モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4550mm×全幅1800mm×全高1415mm、排気量は1496ccであることから、大雑把に分類すると1.5リットルクラス(1500cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4550mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

FL1型 シビック [1496cc/182PS FF/6MT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

11代目シビックの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.5L-TB
FF/CVT
319.0万円
FL1型
[LX]
2021/08モデル
182PS
24.5kgm
16.3km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー HONDA
車名&
グレード
シビック
LX
その他 EX
お値段 3190000円
車両型式 6BA-FL1
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
6MT(6段変速・手動)
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長4550×幅1800×高1415mm
室内寸法 長1915×幅1545×高1145mm
軸距&
輪距
2735mm
前1535mm/後1565mm
最小半径 5.7m
最低高 135mm
タイヤ 前輪:235/40R18
後輪:235/40R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1330kg
エンジン諸元
原動機型式 L15C
気筒配列 直列4気筒
排気量1496cc
圧縮比10.3
吸気方式 ターボ
最高出力 182PS[134kW]/6000rpm
最大トルク 24.5kgm[240Nm]/1700-4500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 16.3km/L(38.3mpg)
100km燃費 6.1L/100km
L15C型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(30500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、シビックの新車を366.9万円(諸費用として47.9万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1500cc以下 13年未満 30500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷16.3km/L×165円/L 101230円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本18000円×4本÷4年 18000円
任意保険料(月額5000円) 月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 243950円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額61140円×12ヶ月 733680円
ローン返済中の年間維持費 977630円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 53440円
名目 金額
自動車税(1年分) 30500円円
自動車重量税(1年分) 12300円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 101230円
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 18000円
任意保険料(月額5000円) 60000円
ローン完済後の年間維持費 243950円
名目 金額
車のローン額(1年分) 733680円
ローン返済中の年間維持費 977630円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
53440円
  • 初度登録から0年経過車の場合、自動車税の区分は「1500cc以下の13年未満」で税額は30500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額53,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると20,329円(完済前は81,469円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。


●シビックの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、シビックの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 17610円
ガソリン税(暫定) 15400円
石油税 1720円
消費税(10%) 9200円
合計納税額 43930円

例として年間走行距離を10000km、燃費を16.3km/L、ガソリンを1リットルあたり165円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は613.5Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計17610円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで15400円、石油税が2.8円/Lで1720円になります。

ガソリン車の場合は本体価格93.4円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては9200円となり、これらを合計した税額は43930円、1年間に燃料代として支払う101230円のうち43.4%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で30500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計86730円がシビックに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 20%
自動車重量税 1年分 12300円 8%
自賠責保険料 1年分 12920円 9%
燃料代 3000km分 30370円 20%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 12000円 8%
任意保険料 80% 48000円 32%
合計
[1万kmとの差額]
150590円
-93360円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 18%
自動車重量税 1年分 12300円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 7%
燃料代 5000km分 50620円 29%
オイル交換 年1回 4500円 3%
タイヤ交換 6年毎 12000円 7%
任意保険料 85% 51000円 29%
合計
[1万kmとの差額]
173840円
-70110円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 15%
自動車重量税 1年分 12300円 6%
自賠責保険料 1年分 12920円 6%
燃料代 7000km分 70860円 36%
オイル交換 年1回 6300円 3%
タイヤ交換 6年毎 12000円 6%
任意保険料 90% 54000円 28%
合計
[1万kmとの差額]
198880円
-45070円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて93360円安い150590円に、5000km走行では70110円安い173840円に、7000km走行では45070円安い198880円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 9%
自動車重量税 1年分 12300円 4%
自賠責保険料 1年分 12920円 4%
燃料代 15000km分 151850円 47%
オイル交換 年3回 27000円 8%
タイヤ交換 2.7年毎 27000円 8%
任意保険料 100% 60000円 20%
合計
[1万kmとの差額]
321570円
+77620円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 30500円 8%
自動車重量税 1年分 12300円 3%
自賠責保険料 1年分 12920円 3%
燃料代 20000km分 202460円 52%
オイル交換 年4回 36000円 9%
タイヤ交換 2年毎 36000円 9%
任意保険料 100% 60000円 16%
合計
[1万kmとの差額]
390180円
+146230円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(12.2km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(16.6km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(18.8km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(16.3km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での燃料代101230円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル165円として計算。
  • []内の金額は低燃費タイヤ(エコタイヤ)装着で燃費が3%向上すると仮定した場合の燃料代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地12.2km/L → 12.6km/L
郊外16.6km/L → 17.1km/L
高速道路18.8km/L → 19.4km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km121720円
[117860円]
郊外500km4970円
[4820円]
高速道路500km4390円
[4260円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
131080円
+29850円
12.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
126940円
-4140円
13.0km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が12.2km/Lでは737.7Lを消費して、燃料代は121720円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が16.6km/Lでは30.1Lを消費して、燃料代は4970円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が18.8km/Lでは26.6Lを消費して、燃料代は4390円になります。

このパターンでは使用した燃料量が794.4L、かかった燃料代が131080円となり、平均燃費は12.6km/L(-3.7km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+29850円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると燃料代は126940円となり、4140円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの4年間で16560円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km67620円
[65470円]
郊外5000km49700円
[48250円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
117320円
+16090円
14.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
113720円
-3600円
14.5km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が12.2km/Lでは409.8Lを消費して、燃料代は67620円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が16.6km/Lでは301.2Lを消費して、燃料代は49700円になります。

このパターンでは使用した燃料量が711.0L、かかった燃料代が117320円となり、平均燃費は14.1km/L(-2.2km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+16090円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が113720円となり、1年間で3600円、4年間で14400円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km45050円
[43610円]
郊外3340km33200円
[32220円]
高速道路3330km29220円
[28310円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
107470円
+6240円
15.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
104140円
-3330円
15.8km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が12.2km/Lでは273.0Lを消費して、燃料代は45050円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が16.6km/Lでは201.2Lを消費して、燃料代は33200円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が18.8km/Lでは177.1Lを消費して、燃料代は29220円になります。

このパターンでは使用した燃料量が651.3L、かかった燃料代が107470円となり、平均燃費は15.4km/L(-0.9km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+6240円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が104140円となり、1年間で3330円、4年間で13320円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km6770円
[6550円]
郊外9000km89460円
[86840円]
高速道路500km4390円
[4260円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
100620円
-610円
16.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
97650円
-2970円
16.9km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が12.2km/Lでは41.0Lを消費して、燃料代は6770円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が16.6km/Lでは542.2Lを消費して、燃料代は89460円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が18.8km/Lでは26.6Lを消費して、燃料代は4390円になります。

このパターンでは使用した燃料量が609.8L、かかった燃料代が100620円となり、平均燃費は16.4km/L(+0.1km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は-610円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が97650円となり、1年間で2970円、4年間で11880円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(12.6km/L・14.1km/L・15.4km/L・16.4km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(131080円・117320円・107470円・100620円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km100円2200円2.6万円
20km200円4400円5.2万円
30km300円6600円7.8万円
50km510円11200円13.3万円
100km1010円22200円26.3万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を165円、燃費を16.3km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは10.12円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は100円/日となり、20km走行なら200円/日、30km走行なら300円/日、50km走行なら510円/日、100km走行なら1010円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は6600円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は7.8万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

L15C型エンジン簡易性能曲線図
L15C型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1700回転時の馬力 58PS
4500回転時の馬力 154PS
6000回転時の馬力 182PS
各回転域でのトルク
1700回転時のトルク 24.5kgm
4500回転時のトルク 24.5kgm
6000回転時のトルク 21.7kgm
L15C型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているL15C型1496cc、直列4気筒のターボエンジンは6000回転時に最高出力182馬力を、1700-4500回転時に最大トルク24.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1700rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の4300rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は71.7%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
ホンダの小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
ホンダの小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.308kg/PS(1330kg/182PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ7.308kg/PS
車体+1人7.610kg/PS
車体+5人8.819kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg7.637kg/PS
車体+70kg7.692kg/PS
車体+80kg7.747kg/PS
車体+90kg7.802kg/PS
車体+100kg7.857kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは7.610kg/PS(1385kg/182PS)となり、数値としては0.302kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは8.819kg/PS(1605kg/182PS)となり、1.511kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

シビックのライバル候補車たち

2021/08

-
シビック
7.610kg/PS
1385kg/182PS|1.5L-TB
[車体のみPWR:7.308]
2009/07

車種詳細
MPV
7.653kg/PS
1875kg/245PS|2.3L-TB
[車体のみPWR:7.429]
2017/09

車種詳細
スイフト スポーツ
7.464kg/PS
1045kg/140PS|1.4L-TB
[車体のみPWR:7.071]
2006/12

車種詳細
ブーン
7.782kg/PS
1035kg/133PS|1.0L-TB
[車体のみPWR:7.368]
2004/04

車種詳細
ストーリア
7.458kg/PS
895kg/120PS|0.8L-TB
[車体のみPWR:7.000]
2012/03

車種詳細
レンジローバー イヴォーク
7.562kg/PS
1815kg/240PS|2.0L-TB
[車体のみPWR:7.333]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ7.610kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

7.382kg/PSから7.838kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、マツダの8人乗りミニバン「LY3P型 MPV」、スズキの5人乗りハッチバック「ZC33S型 スイフト スポーツ」、ダイハツの5人乗りハッチバック「M312S型 ブーン」、ダイハツの5人乗りハッチバック「M112S型 ストーリア」、ランドローバーの5人乗りSUV「LV2A型 レンジローバー イヴォーク」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

FL1型 シビック [LX]とパワーウェイトレシオが近い車種|7.610kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は136.8PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.765
平均ピストンスピード 17.88m/s
トルクウェイトレシオ 54.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段 17527円
排気量1Lあたり馬力 121.70PS/L
排気量1Lあたりトルク 16.38kgm/L
1気筒あたりの馬力 45.5PS
1気筒あたりのトルク 6.1kgm
パワーバンド比率 71.7%
燃費×馬力 2966.6pt
各種ランキング
ハッチバックのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは54.3kg/kgm(1330kg/24.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3190000円、最高出力が182馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は17527円、逆に1万円あたりでは0.57馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は130204円、1万円あたりでは0.08kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
ホンダ編
1500cc以下の車編
ハッチバック編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は121.70PS/L、トルクは16.38kgm/L、1気筒あたりの馬力は45.5馬力、トルクは6.1kgmとなり、このエンジンが182馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.88m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が89.4mmであるL15C型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6710回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.765になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が16.3km/L、最高出力が182PSであるこの車の獲得ポイントは2966.6ptになります。
戯れに車両重量1330kgを100kg単位にした13.3で割ってみたところ、その数値は223.05ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)

人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高 3.39m³
1人あたりのスペース 約0.68m³
室内長/全長 42.1%
室内幅/全幅 85.8%
室内高/全高 80.9%
室内容積/車両体積 29.2%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.39m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.68m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は42.1%、同じく室内幅と全幅の比率は85.8%、同じく室内高と全高の比率は80.9%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は29.2%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車 室内幅が広い車 室内高が高い車 車内の空間が広い車
室内長が長い車
室内幅が広い車
室内高が高い車
車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.59m
期待される荷室の幅 1.45m
対角線の長さ 2.15m
期待される荷室の面積 2.31m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.59m(対角線では2.15m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 16.3km/L
燃料タンク容量 47L
航続距離(カタログ燃費) 766.1km
航続距離(80%燃費) 611.0km
満タンプライス 7755円
1万円でどこまで行ける? 987.9km
車両価格/航続距離 4164円/km

WLTCモード燃費が16.3km/Lですので、燃料タンクの容量が47リットルですと航続可能距離は766.1kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(14.7km/L)とすると690.9km、80%(13.0km/L)だと611.0km、70%(11.4km/L)では535.8kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン47リットルの給油で7755円、上で計算した航続距離を踏まえると766.1km(80%燃費時611.0km)を走行するのに7755円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば987.9km(往復なら片道493.9km)、カタログ値の80%なら790.3km(片道395.2km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で766.1kmの距離を移動できるFL1型 シビック [LX]という乗り物を、319.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「4164円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
16.3km/L
766.1km
市街地燃費
12.2km/L
573.4km
[-192.7km]
郊外燃費
16.6km/L
780.2km
[+14.1km]
高速道路燃費
18.8km/L
883.6km
[+117.5km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を47Lとしたとき、市街地モード燃費12.2km/Lでの航続距離は573.4km(-192.7km)、郊外モード燃費16.6km/Lでの航続距離は780.2km(+14.1km)、高速道路モード燃費18.8km/Lでの航続距離は883.6km(+117.5km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 235/40R18|タイヤ直径 64.5cm|円周長 202.6cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.642 14.95 -
-
53km/h 12300rpm 1135.8kgm
2速 2.080 8.54 0.571 1-2/
3710rpm
93km/h 7020rpm 648.7kgm
3速 1.361 5.59 0.654 2-3/
4250rpm
141km/h 4600rpm 424.4kgm
4速 1.023 4.20 0.752 3-4/
4890rpm
188km/h 3450rpm 319.0kgm
5速 0.829 3.40 0.810 4-5/
5270rpm
232km/h 2800rpm 258.5kgm
6速 0.686 2.82 0.828 5-6/
5380rpm
281km/h 2320rpm 213.9kgm
Final 4.105 レシオカバレッジ(変速比幅)5.309

ギヤの繋がりイメージ
FL1型シビック6MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1700-4500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.105)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(24.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.105)÷タイヤの有効半径(0.3225m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの281km(6000rpmでは259.0km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ49km/h-
2速ギヤ85km/h3430rpm
3速ギヤ131km/h3920rpm
4速ギヤ174km/h4510rpm
5速ギヤ214km/h4860rpm
6速ギヤ259km/h4970rpm

FL1型シビックに搭載されたL15C型1496ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると49km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3430rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は85km/h(+36km/h)になります。

3速ギヤでは3920rpmまで落ちて6000rpmで131km/h(+46km/h)に、4速ギヤでは4510rpmまで落ちて6000rpmで174km/h(+43km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4860rpmまで落ちて6000rpmで214km/h(+40km/h)に、6速ギヤでは4970rpmまで落ちて6000rpmで259km/h(+45km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1700-4500回転で最大トルク24.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば54.3kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(7.308kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1135.8kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1330kg)を1速ギヤの最大駆動力(1135.8kgm)で割ってみると1.171kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(21.7kgm)からTWRを算出すると1.32kg/kgmとなり、1700-6000回転の回転域では1.171-1.32kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4920 7380 9840 12300 14760 17220 22140
2速 2810 4210 5620 7020 8430 9830 12640
3速 1840 2760 3680 4600 5520 6430 8270
4速 1380 2070 2760 3450 4150 4840 6220
5速 1120 1680 2240 2800 3360 3920 5040
6速 930 1390 1850 2320 2780 3240 4170
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.686)を選択して時速100kmにて走行すると2320回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1390回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1620回転、一般的な高速道路の80km/hでは1850回転、100km/hでは2320回転、制限速度が120km/hになると2780回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4170回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 24 33 41 49 57 65
2速 14 28 43 57 71 85 100 114
3速 22 44 65 87 109 131 152 174
4速 29 58 87 116 145 174 203 232
5速 36 71 107 143 179 214 250 286
6速 43 86 130 173 216 259 302 345

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの235/40R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/40R18 | 直径 645mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
-5%
35
扁平
215/35R18
37.7km/h
直径608mm
径差-37mm
225/35R18
38.1km/h
直径615mm
径差-30mm
235/35R18
38.6km/h
直径622mm
径差-23mm
245/35R18
39.0km/h
直径629mm
径差-16mm
255/35R18
39.4km/h
直径636mm
径差-9mm
0%
40
扁平
215/40R18
39.0km/h
直径629mm
径差-16mm
225/40R18
39.5km/h
直径637mm
径差-8mm
235/40R18
40.0km/h
645mm
0mm
245/40R18
40.5km/h
直径653mm
径差+8mm
255/40R18
41.0km/h
直径661mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
215/45R18
40.4km/h
直径651mm
径差+6mm
225/45R18
40.9km/h
直径660mm
径差+15mm
235/45R18
41.5km/h
直径669mm
径差+24mm
245/45R18
42.0km/h
直径678mm
径差+33mm
255/45R18
42.6km/h
直径687mm
径差+42mm
+10%
50
扁平
215/50R18
41.7km/h
直径672mm
径差+27mm
225/50R18
42.3km/h
直径682mm
径差+37mm
235/50R18
42.9km/h
直径692mm
径差+47mm
245/50R18
43.5km/h
直径702mm
径差+57mm
255/50R18
44.2km/h
直径712mm
径差+67mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/40R18 、225/35R18、225/40R18 、235/35R18 、245/35R18 、255/35R18あたりのタイヤがおすすめです。

235/40R18のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、235/40R18の適応サイズと性能の変化 [FL1型シビック編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


FL1型シビック[1.5Lターボ FF/6MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト7.308kg/ps56.34
1速ギヤ加速性能1.171kg/kgm58.90
1L換算馬力121.70ps/L57.77
1L換算トルク16.38kgm/L52.52
WB/TR比1.76550.63
ワイド&ロー指数0.78656.70
前面の面積2.547m²51.20
最低地上高135mm57.75
スポーツ性能部門の得点441.81

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費16.3km/L49.27
年間維持費243950円43.17
100kmh回転数2320rpm52.45
航続距離766.1km53.31
車の大きさ11.589m³51.00
室内の広さ3.388m³50.22
最小回転半径5.7m38.94
馬力単価17527円54.68
ユーティリティ部門の得点393.04

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した FL1型シビック[1.5Lターボ FF/6MT] の総合得点は 834.85 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したFL1型シビック(FF/6MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのハッチバック」、「1500ccのハッチバック」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

16.3

コメントは停止中です。