1万km走行の燃料費（ガソリン・ディーゼル）の比較 26.0-50.0km/L編

先ほどの 5.0-25.5km/L編 では燃費が良くなるにつれて差が小さくなるとはいえ、10000kmを走ればそれなりに目に見えるような差がありました。が、ここではその差がさらにさらに小さくなり、25.0km/Lを過ぎたあたりからは0.5km/Lほどではお小遣いレベルの金額しか違わなくなります。

で、終わってはつまらないので少し話を膨らませてみますと、たとえば燃費が10km/L（走行10000km燃料費150000円）の車から30km/L（同50000円）の車に乗り換えると100000円もの節約ができますから、彼女（あるいは彼氏）や奥様（あるいは旦那様）も思わずニッコリ、2人は仲睦まじく人生はバラ色、世界とはこんなに美しいものだったのかと有頂天になることは間違いありません。

しかしその逆、30km/Lから10km/Lへの乗り換え、つまり100000円の負担増、これは恐ろしいことになります。永遠の愛を誓い合い、生涯を添い遂げるはずの2人の仲を容易に引き裂くインパクトです。

燃費が良い車から燃費が良い車への買い替えは、同意も得やすくスムーズに移行できることでしょう。燃費が悪い車から燃費が良い車への買い替えは、諸手を挙げて賛同されることでしょう。しかし、しかし…

あまりの恐ろしさに言葉に詰まってしまうのですが、要するに、「一度でも燃費の良い車に乗ってしまうと、二度とお下劣燃費な趣味全開の車に乗ることはできないのではないか」という懸念、パートナーがいればもちろん、独り身であっても戻れないほどの金額差がそこにはある、と…