フォード クーガの性能まとめ [WF0M9M型|1.5L/182PS|4WD/6AT|2015年] Trend 1.5L-EcoBoost


画像はフォードより引用
http://www.ford.co.jp/
投稿:2015/08/17|更新:2019/09/26

フォードの5ドア・5人乗りSUV、WF0M9M型の2代目クーガは2013/09から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1497cc(182PS/24.5kgm)のM9M型エンジンを搭載する[Trend 1.5L-EcoBoost|2015/09モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4540mm×全幅1840mm×全高1705mm、排気量は1497ccであることから、大雑把に分類すると1.5リットルクラス(1500cc、自動車税は1.5L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4540mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

WF0M9M型 クーガ [1497cc/182PS 4WD/6AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

2代目クーガの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.6L-TB
4WD/6AT
340.0万円
WF0JTM型
[Trend]
(2013/09)
182PS
24.5kgm
9.5km/L
2.0L-TB
4WD/6AT
419.0万円
WF0TPM型
[Titanium 2.0L-EcoBoost]
(2015/09)
242PS
35.2kgm
10.0km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー FORD
車名&
グレード
クーガ
Trend 1.5L-EcoBoost
その他 トレンド エコブースト
お値段 3590000円
車両型式 ABA-WF0M9M
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
6AT(6段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4540×幅1840×高1705mm
軸距&
輪距
2690mm
前1565mm/後1565mm
最小半径 5.6m
最低高 200mm
タイヤ 前輪:235/55R17
後輪:235/55R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1640kg
エンジン諸元
原動機型式 M9M
気筒配列 直列4気筒
排気量1497cc
吸気方式 ターボ
最高出力 182PS[134kW]/6000rpm
最大トルク 24.5kgm[240Nm]/1600-5000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
JC08燃費 12.7km/L(29.9mpg)
100km燃費 7.9L/100km
M9M型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(34500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、クーガの新車を412.9万円(諸費用として53.9万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1500cc以下 13年未満 34500円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷11.8×140円/L 118640円
オイル交換(5000km毎) 1回4500円×2回 9000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本15000円×4本÷3年 20000円
任意保険料(月額5000円) 月額5000円×12ヶ月 60000円
ローン完済後の年間維持費 272460円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額68810円×12ヶ月 825720円
ローン返済中の年間維持費 1098180円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 63640円
名目 金額
自動車税(1年分) 34500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 118640円
オイル交換(5000km毎) 9000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 20000円
任意保険料(月額5000円) 60000円
ローン完済後の年間維持費 272460円
名目 金額
車のローン額(1年分) 825720円
ローン返済中の年間維持費 1098180円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
63640円
  • 初度登録から5年経過車の場合、自動車税の区分は「1500cc以下の13年未満」で税額は34500円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額63,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると22,705円(完済前は91,515円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

クーガの中古車をGoo-netで検索!


●クーガの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、クーガの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 24320円
ガソリン税(暫定) 21270円
石油税 2370円
消費税(10%) 10790円
合計納税額 58750円

例として年間走行距離を10000km、燃費を11.8km/L、ガソリンを1リットルあたり140円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は847.5Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計24320円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで21270円、石油税が2.8円/Lで2370円になります。

ガソリン車の場合は本体価格70.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては10790円となり、これらを合計した税額は58750円、1年間に燃料代として支払う118640円のうち49.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で34500円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計109650円がクーガに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 34500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 35590円
オイル交換(年1回) 4500円
タイヤ交換(3万km/6年) 6000円
任意保険料(月額4000円) 48000円
合計
[差額]
158910円
[-113550円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 34500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 59320円
オイル交換(年1回) 4500円
タイヤ交換(3万km/6年) 10000円
任意保険料(月額4250円) 51000円
合計
[差額]
189640円
[-82820円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 34500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 83050円
オイル交換(年1回) 6300円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 14000円
任意保険料(月額4500円) 54000円
合計
[差額]
222170円
[-50290円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料60000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて113550円安い158910円に、5000km走行では82820円安い189640円に、7000km走行では50290円安い222170円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km110円2400円2.9万円
20km220円4800円5.7万円
30km330円7300円8.6万円
50km550円12100円14.3万円
100km1100円24200円28.6万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を140円、燃費を12.7km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは11.02円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は110円/日となり、20km走行なら220円/日、30km走行なら330円/日、50km走行なら550円/日、100km走行なら1100円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は7300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は8.6万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

M9M型エンジン簡易性能曲線図
M9M型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1600回転時の馬力 55PS
5000回転時の馬力 171PS
6000回転時の馬力 182PS
各回転域でのトルク
1600回転時のトルク 24.5kgm
5000回転時のトルク 24.5kgm
6000回転時のトルク 21.7kgm
M9M型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているM9M型1497cc、直列4気筒のターボエンジンは6000回転時に最高出力182馬力を、1600-5000回転時に最大トルク24.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1600rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の4400rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は73.3%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.010kg/PS(1640kg/182PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.010kg/PS
車体+1人9.31kg/PS
車体+5人10.52kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.34kg/PS
車体+70kg9.40kg/PS
車体+80kg9.45kg/PS
車体+90kg9.51kg/PS
車体+100kg9.56kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.31kg/PS(1695kg/182PS)となり、数値としては0.30kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.52kg/PS(1915kg/182PS)となり、1.51kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

クーガのライバル候補車たち

9.455kg/PS
MAZDA3 セダン
2.0L/156PS|4WD/6AT
9.327kg/PS
CX-30
2.0L/156PS|FF/6AT
9.353kg/PS
MAZDA2
1.5L/116PS|FF/6MT
9.321kg/PS
カローラ セダン
1.8L/140PS|FF/CVT
9.184kg/PS
MAZDA6 ワゴン
2.2L/190PS|4WD/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.313kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.13kg/PSから9.50kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りセダン「BPFP型 MAZDA3 セダン」、マツダの5人乗りSUV「DMEP型 CX-30」、マツダの5人乗りハッチバック「DJLFS型 MAZDA2」、トヨタの5人乗りセダン「ZRE212型 カローラ セダン」、マツダの5人乗りワゴン「GJ2AW型 MAZDA6 ワゴン」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

WF0M9M型 クーガ [Trend 1.5L-EcoBoost]とパワーウェイトレシオが近い車種|9.313kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は111.0PS/tとなっています。


いろいろな数値
WB/TR比 1.719
平均ピストンスピード 15.3m/s
トルクウェイトレシオ 66.9kg/kgm
1馬力あたりのお値段 19725円
排気量1Lあたり馬力 121.6PS/L
排気量1Lあたりトルク 16.37kgm/L
1気筒あたりの馬力 45.5PS
1気筒あたりのトルク 6.1kgm
パワーバンド比率 73.3%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.3~1.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは66.9kg/kgm(1640kg/24.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3590000円、最高出力が182馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は19725円、逆に1万円あたりでは0.51馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は146531円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は121.6PS/L、トルクは16.37kgm/L、1気筒あたりの馬力は45.5馬力、トルクは6.1kgmとなり、このエンジンが182馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.3m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が76.4mmであるM9M型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7850回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.719になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.59m
期待される荷室の幅 1.44m
対角線の長さ 2.15m
期待される荷室の面積 2.29m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.59m(対角線では2.15m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 12.7km/L
燃料タンク容量 60L
航続距離(カタログ燃費) 762.0km
航続距離(80%燃費) 612.0km
満タンプライス 8400円
1万円でどこまで行ける? 907.1km
車両価格/航続距離 4711円/km

JC08モード燃費が12.7km/Lですので、燃料タンクの容量が60リットルですと航続可能距離は762.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(11.4km/L)とすると684.0km、80%(10.2km/L)だと612.0km、70%(8.9km/L)では534.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン60リットルの給油で8400円、上で計算した航続距離を踏まえると762.0km(80%燃費時612.0km)を走行するのに8400円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば907.1km(往復なら片道453.6km)、カタログ値の80%なら725.7km(片道362.9km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で762.0kmの距離を移動できるWF0M9M型 クーガ [Trend 1.5L-EcoBoost]という乗り物を、359.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「4711円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 235/55R17|タイヤ直径 69.0cm|円周長 216.8cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.548 15.96 53km/h 12270rpm 1133.6kgm
2速 2.964 10.40 0.652 1-2/4240rpm 81km/h 8000rpm 738.8kgm
3速 1.912 6.711 0.645 2-3/4190rpm 126km/h 5160rpm 476.6kgm
4速 1.446 5.075 0.756 3-4/4910rpm 167km/h 3900rpm 360.4kgm
5速 1.000 3.510 0.692 4-5/4500rpm 241km/h 2700rpm 249.3kgm
6速 0.746 2.618 0.746 5-6/4850rpm 323km/h 2010rpm 185.9kgm
Final 3.510 レシオカバレッジ(変速比幅)6.097

ギヤの繋がりイメージ
WF0M9M型クーガ6AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1600-5000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.510)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(24.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.510)÷タイヤの有効半径(0.345m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの323km(6000rpmでは298.1km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ49km/h
2速ギヤ75km/h3910rpm
3速ギヤ116km/h3870rpm
4速ギヤ154km/h4540rpm
5速ギヤ222km/h4150rpm
6速ギヤ298km/h4480rpm

WF0M9M型クーガに搭載されたM9M型1497ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると49km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3910rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は75km/h(+26km/h)になります。

3速ギヤでは3870rpmまで落ちて6000rpmで116km/h(+41km/h)に、4速ギヤでは4540rpmまで落ちて6000rpmで154km/h(+38km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4150rpmまで落ちて6000rpmで222km/h(+68km/h)に、6速ギヤでは4480rpmまで落ちて6000rpmで298km/h(+76km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1600-5000回転で最大トルク24.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば66.9kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.010kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1133.6kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1640kg)を1速ギヤの最大駆動力(1133.6kgm)で割ってみると1.45kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(21.7kgm)からTWRを算出すると1.63kg/kgmとなり、1600-6000回転の回転域では1.45-1.63kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4910 7360 9820 12270 14730 17180 22090
2速 3200 4800 6400 8000 9600 11200 14400
3速 2060 3100 4130 5160 6190 7220 9290
4速 1560 2340 3120 3900 4680 5460 7020
5速 1080 1620 2160 2700 3240 3780 4860
6速 810 1210 1610 2010 2420 2820 3620
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.746)を選択して時速100kmにて走行すると2010回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1210回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1410回転、一般的な高速道路の80km/hでは1610回転、100km/hでは2010回転、制限速度が120km/hになると2420回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3620回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 24 33 41 49 57 65
2速 13 25 38 50 63 75 88 100
3速 19 39 58 78 97 116 136 155
4速 26 51 77 103 128 154 179 205
5速 37 74 111 148 185 222 259 296
6速 50 99 149 199 248 298 348 397

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの235/55R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/55R17 | 直径 690mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
-5%
50
扁平
215/50R17
37.5km/h
直径647mm
径差-43mm
225/50R17
38.1km/h
直径657mm
径差-33mm
235/50R17
38.7km/h
直径667mm
径差-23mm
245/50R17
39.2km/h
直径677mm
径差-13mm
255/50R17
39.8km/h
直径687mm
径差-3mm
0%
55
扁平
215/55R17
38.8km/h
直径669mm
径差-21mm
225/55R17
39.4km/h
直径680mm
径差-10mm
235/55R17
40.0km/h
690mm
0mm
245/55R17
40.7km/h
直径702mm
径差+12mm
255/55R17
41.3km/h
直径713mm
径差+23mm
+5%
60
扁平
215/60R17
40.0km/h
直径690mm
径差0mm
225/60R17
40.7km/h
直径702mm
径差+12mm
235/60R17
41.4km/h
直径714mm
径差+24mm
245/60R17
42.1km/h
直径726mm
径差+36mm
255/60R17
42.8km/h
直径738mm
径差+48mm
+10%
65
扁平
215/65R17
41.3km/h
直径712mm
径差+22mm
225/65R17
42.0km/h
直径725mm
径差+35mm
235/65R17
42.8km/h
直径738mm
径差+48mm
245/65R17
43.5km/h
直径751mm
径差+61mm
255/65R17
44.3km/h
直径764mm
径差+74mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/55R17、215/60R17 、225/50R17、225/55R17 、235/50R17 、245/50R17 、255/50R17あたりのタイヤがおすすめです。

235/55R17のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、235/55R17の適応サイズと性能の変化 [WF0M9M型クーガ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


WF0M9M型クーガ[1.5Lターボ 4WD/6AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.010kg/ps51.49
1速ギヤ加速性能1.45kg/kgm53.02
1L換算馬力121.6ps/L58.51
1L換算トルク16.37kgm/L53.47
WB/TR比1.71955.52
ワイド&ロー指数0.92746.62
前面の面積3.137m²35.18
最低地上高200mm29.61
スポーツ性能部門の得点383.42

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費12.7km/L43.29
年間維持費272460円54.91
100kmh回転数2010rpm57.25
航続距離762.0km53.36
車の大きさ14.243m³62.40
室内の広さ(仮) 2.583m³41.83
最小回転半径5.6m40.85
馬力単価19725円51.40
ユーティリティ部門の得点405.29

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した WF0M9M型クーガ[1.5Lターボ 4WD/6AT] の総合得点は 788.71 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したWF0M9M型クーガ(4WD/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「1500ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


コメントは停止中です。