スズキ:F5B型エンジン

ここではSUZUKIのアルトワークス(ALTO WORKS, RS/X)のデータを参考にF5B型エンジンを見ていきます。この他のエンジンについてはスズキ製エンジンのまとめページをご覧ください。

F5B型エンジンの諸元
メーカーSUZUKI
車名&グレードALTO WORKS, RS/X
エンジン型式F5B
種類直列3気筒DOHC 12V
排気量547cc
ボア(内径)65.0mm
ストローク(行程)55.0mm
ボアストローク比0.85
圧縮比8.0
吸気方式TURBO
使用燃料レギュラー
最高出力64ps(47kW)/7500rpm
最大トルク7.8kgm(76Nm)/4000rpm
リッター馬力117.0ps/L
リッタートルク14.3kgm/L

まず基本的な成り立ちとして、F5B型エンジンはボア(内径)65.0mm、ストローク(行程)55.0mm、ボアストローク比0.85のショートストローク型エンジンです。
(※ボアストローク比はストロークをボアで割った数値)

排気量と気筒数が同一の場合、一般的にはショートストローク型はロングストローク型に比べて低回転域でのトルク特性に劣り、扱いにくいエンジンとされるものの、高回転域では充填効率の向上や摺動抵抗の増大も(ロングストローク型に比べれば)軽微なことから出力の向上が見込まれます。また同じ回転数でも平均ピストンスピードが抑えられることから、その分エンジンへの負荷は低減される傾向にあります。

圧縮比8.0、排気量547cc、レギュラーガソリン仕様のターボエンジンは最高出力64ps(47kW)/7500rpm、最大トルク7.8kgm(76Nm)/4000rpmを発生します。 F5B型エンジンの最高出力と最大トルクを排気量1Lあたりで換算すると馬力は117.0ps/L、トルクは14.3kgm/Lになります。仮にリッター換算馬力が100馬力以上のエンジンを”かなりの高出力”、80馬力以上100馬力未満を”高出力”、60馬力以上80馬力未満を”標準的な出力”、60馬力未満を”控えめな出力”のエンジンとしたとき、排気量1Lあたりの馬力が117.0ps/LのF5B型は ”かなりの高出力”エンジンにカテゴライズされます。

回転数/分秒速時速
2000rpm3.7m/s13.3km/h
4000rpm7.3m/s26.3km/h
6000rpm11.0m/s39.6km/h
8000rpm14.7m/s52.9km/h
10000rpm18.3m/s65.9km/h

続きまして平均ピストンスピードについて見てみます。このエンジンが最高出力64馬力を7500回転で発生しているときの平均ピストンスピードは13.8m/sとなり、これは1秒間に13.8メートル(時速にすると49.7km/h)の距離を進む速さでピストンが上下運動していますよ、という意味です。

参考までにストロークが55.0mmのF5B型エンジンを10000回転/毎分まで回したときのピストンスピードの変化を計算してみました。これを見ると回転数が2000回転高くなるごとに概ね3.65m/sずつ速度が増していくようです。 一般的なガソリンエンジンの目安が20.0m/sあたりとすると、(回るか回らないかは別として)10900回転くらいが良い感じの回転数になるのではないかと思います。

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