シトロエン DS7 クロスバックの性能まとめ [X745G06H型|1.6L/200PS|4WD/8AT|2021年] E-TENSE 4×4 Grand Chic


画像はシトロエンより引用
http://www.citroen.jp/
投稿:2021/06/15|更新:2021/07/01

シトロエンの5ドア・5人乗りSUV、3LA-X745G06H型の初代DS7 クロスバックは2018/07から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1598cc(200PS/30.6kgm)のエンジンを搭載する[E-TENSE 4×4 Grand Chic|2021/03モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4590mm×全幅1895mm×全高1635mm、排気量は1598ccであることから、大雑把に分類すると1.6リットルクラス(1600cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4590mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

X745G06H型 DS7 クロスバック [1598cc/200PS 4WD/8AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代DS7 クロスバックの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.0L-TB
FF/8AT
469.0万円
X74AH01型
[So Chic]
2018/07モデル
177PS
40.8kgm
16.4km/L
1.6L-TB
FF/8AT
542.0万円
X745G06型
[Grand Chic PureTech]
2018/07モデル
224PS
30.6kgm
14.7km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー CITROEN
車名&
グレード
DS7 クロスバック
E-TENSE 4×4 Grand Chic
その他 モータ型式:不明 前(81kW/320Nm)/後(83kW/166Nm) | EV走行換算距離(等価EVレンジ):56km
お値段 7320000円
車両型式 3LA-X745G06H
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8AT(8段変速・自動)
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長4590×幅1895×高1635mm
軸距&
輪距
2730mm
前1625mm/後1605mm
最小半径 5.4m
最低高 195mm
タイヤ 前輪:235/45R20
後輪:235/45R20
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1940kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 直列4気筒+モーター
排気量1598cc
圧縮比10.5
吸気方式 ターボ
最高出力 200PS[147kW]/6000rpm
最大トルク 30.6kgm[300Nm]/3000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 14.0km/L(32.9mpg)
100km燃費 7.1L/100km

直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(36000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、DS7 クロスバックの新車を841.8万円(諸費用として109.8万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 36000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷14.0km/L×34円/L 24290円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本24000円×4本÷4年 24000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 190610円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額140300円×12ヶ月 1683600円
ローン返済中の年間維持費 1874210円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 61640円
名目 金額
自動車税(1年分) 36000円円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 24290円
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 24000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 190610円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1683600円
ローン返済中の年間維持費 1874210円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
61640円
  • 初度登録から0年経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年未満」で税額は36000円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額61,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して15,884円(完済前は156,184円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。


●DS7 クロスバックの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、DS7 クロスバックの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 20500円
ガソリン税(暫定) 17930円
石油税 2000円
消費税(10%) 2210円
合計納税額 42640円

例として年間走行距離を10000km、燃費を14.0km/L、ガソリンを1リットルあたり34円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は714.3Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計20500円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで17930円、石油税が2.8円/Lで2000円になります。

ガソリン車の場合は本体価格-25.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては2210円となり、これらを合計した税額は42640円、1年間に燃料代として支払う24290円のうち175.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で36000円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計95040円がDS7 クロスバックに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 25%
自動車重量税 1年分 16400円 11%
自賠責保険料 1年分 12920円 9%
燃料代 3000km分 7290円 5%
オイル交換 年1回 5500円 4%
タイヤ交換 6年毎 16000円 11%
任意保険料 80% 52800円 35%
合計
[1万kmとの差額]
146910円
-43700円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 23%
自動車重量税 1年分 16400円 11%
自賠責保険料 1年分 12920円 8%
燃料代 5000km分 12150円 8%
オイル交換 年1回 5500円 4%
タイヤ交換 6年毎 16000円 10%
任意保険料 85% 56160円 36%
合計
[1万kmとの差額]
155130円
-35480円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 22%
自動車重量税 1年分 16400円 10%
自賠責保険料 1年分 12920円 8%
燃料代 7000km分 17000円 10%
オイル交換 年1回 7700円 5%
タイヤ交換 6年毎 16000円 10%
任意保険料 90% 59400円 35%
合計
[1万kmとの差額]
165420円
-25190円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて43700円安い146910円に、5000km走行では35480円安い155130円に、7000km走行では25190円安い165420円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 15%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 5%
燃料代 15000km分 36440円 15%
オイル交換 年3回 33000円 14%
タイヤ交換 2.7年毎 36000円 15%
任意保険料 100% 66000円 29%
合計
[1万kmとの差額]
236760円
+46150円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 13%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 12920円 5%
燃料代 20000km分 48580円 18%
オイル交換 年4回 44000円 16%
タイヤ交換 2年毎 48000円 18%
任意保険料 100% 66000円 24%
合計
[1万kmとの差額]
271900円
+81290円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(10.5km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(15.1km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(15.5km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(14.0km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での燃料代24290円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル34円として計算。
  • []内の金額は低燃費タイヤ(エコタイヤ)装着で燃費が3%向上すると仮定した場合の燃料代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地10.5km/L → 10.8km/L
郊外15.1km/L → 15.6km/L
高速道路15.5km/L → 16.0km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km29140円
[28330円]
郊外500km1130円
[1090円]
高速道路500km1100円
[1060円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
31370円
+7080円
10.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
30480円
-890円
11.2km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が10.5km/Lでは857.1Lを消費して、燃料代は29140円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が15.1km/Lでは33.1Lを消費して、燃料代は1130円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が15.5km/Lでは32.3Lを消費して、燃料代は1100円になります。

このパターンでは使用した燃料量が922.5L、かかった燃料代が31370円となり、平均燃費は10.8km/L(-3.2km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+7080円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると燃料代は30480円となり、890円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの4年間で3560円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km16190円
[15740円]
郊外5000km11260円
[10900円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
27450円
+3160円
12.4km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
26640円
-810円
12.8km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が10.5km/Lでは476.2Lを消費して、燃料代は16190円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が15.1km/Lでは331.1Lを消費して、燃料代は11260円になります。

このパターンでは使用した燃料量が807.3L、かかった燃料代が27450円となり、平均燃費は12.4km/L(-1.6km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+3160円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が26640円となり、1年間で810円、4年間で3240円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km10780円
[10480円]
郊外3340km7520円
[7280円]
高速道路3330km7300円
[7080円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
25600円
+1310円
13.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
24840円
-760円
13.7km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が10.5km/Lでは317.1Lを消費して、燃料代は10780円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が15.1km/Lでは221.2Lを消費して、燃料代は7520円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が15.5km/Lでは214.8Lを消費して、燃料代は7300円になります。

このパターンでは使用した燃料量が753.1L、かかった燃料代が25600円となり、平均燃費は13.3km/L(-0.7km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+1310円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が24840円となり、1年間で760円、4年間で3040円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km1620円
[1570円]
郊外9000km20260円
[19610円]
高速道路500km1100円
[1060円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
22980円
-1310円
14.8km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
22240円
-740円
15.3km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が10.5km/Lでは47.6Lを消費して、燃料代は1620円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が15.1km/Lでは596.0Lを消費して、燃料代は20260円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が15.5km/Lでは32.3Lを消費して、燃料代は1100円になります。

このパターンでは使用した燃料量が675.9L、かかった燃料代が22980円となり、平均燃費は14.8km/L(+0.8km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は-1310円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が22240円となり、1年間で740円、4年間で2960円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(10.8km/L・12.4km/L・13.3km/L・14.8km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(31370円・27450円・25600円・22980円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km20円400円0.5万円
20km50円1100円1.3万円
30km70円1500円1.8万円
50km120円2600円3.1万円
100km240円5300円6.2万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を34円、燃費を14.0km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは2.43円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は20円/日となり、20km走行なら50円/日、30km走行なら70円/日、50km走行なら120円/日、100km走行なら240円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は1500円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は1.8万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3000回転時の馬力 128PS
6000回転時の馬力 200PS
各回転域でのトルク
3000回転時のトルク 30.6kgm
6000回転時のトルク 23.9kgm

まずおさらいとして、搭載している直列4気筒+モーター、1598ccのターボエンジンは6000回転時に最高出力200馬力を、3000回転時に最大トルク30.6kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3000rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の3000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は50.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.700kg/PS(1940kg/200PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.700kg/PS
車体+1人9.975kg/PS
車体+5人11.075kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.000kg/PS
車体+70kg10.050kg/PS
車体+80kg10.100kg/PS
車体+90kg10.150kg/PS
車体+100kg10.200kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.975kg/PS(1995kg/200PS)となり、数値としては0.275kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは11.075kg/PS(2215kg/200PS)となり、1.375kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

DS7 クロスバックのライバル候補車たち

2021/03

-
DS7 クロスバック
9.975kg/PS
1995kg/200PS|1.6L-TB
[車体のみPWR:9.700]
2010/04

車種詳細
ウィッシュ
9.826kg/PS
1415kg/144PS|1.8L-NA
[車体のみPWR:9.444]
2013/12

車種詳細
ヴェゼル
10.038kg/PS
1325kg/132PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:9.621]
2013/12

車種詳細
エクストレイル
10.170kg/PS
1495kg/147PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:9.796]
2019/04

車種詳細
RAV4
9.854kg/PS
1685kg/171PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:9.532]
2011/10

車種詳細
ヴィッツ
10.000kg/PS
1090kg/109PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:9.495]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.975kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.775kg/PSから10.175kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、トヨタの7人乗りミニバン「ZGE20W型 ウィッシュ」、ホンダの5人乗りSUV「RU3型 ヴェゼル」、日産の5人乗りSUV「T32型 エクストレイル」、トヨタの5人乗りSUV「MXAA54型 RAV4」、トヨタの5人乗りハッチバック「NCP131型 ヴィッツ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

X745G06H型 DS7 クロスバック [E-TENSE 4×4 Grand Chic]とパワーウェイトレシオが近い車種|9.975kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は103.1PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.690
平均ピストンスピード 17.16m/s
トルクウェイトレシオ 63.4kg/kgm
1馬力あたりのお値段 36600円
排気量1Lあたり馬力 125.20PS/L
排気量1Lあたりトルク 19.15kgm/L
1気筒あたりの馬力 50.0PS
1気筒あたりのトルク 7.7kgm
パワーバンド比率 50.0%
燃費×馬力 2800.0pt
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.5~1.6L以下のPWR

トルクウェイトレシオは63.4kg/kgm(1940kg/30.6kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が7320000円、最高出力が200馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は36600円、逆に1万円あたりでは0.27馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は239216円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
5人乗りSUV編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は125.20PS/L、トルクは19.15kgm/L、1気筒あたりの馬力は50.0馬力、トルクは7.7kgmとなり、このエンジンが200馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.16m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が85.8mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6990回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.690になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が14.0km/L、最高出力が200PSであるこの車の獲得ポイントは2800.0ptになります。
戯れに車両重量1940kgを100kg単位にした19.4で割ってみたところ、その数値は144.33ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.61m
期待される荷室の幅 1.50m
対角線の長さ 2.20m
期待される荷室の面積 2.42m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.61m(対角線では2.20m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 14.0km/L
燃料タンク容量 43L
航続距離(カタログ燃費) 602.0km
航続距離(80%燃費) 481.6km
満タンプライス 1462円
1万円でどこまで行ける? 4117.6km
車両価格/航続距離 12159円/km

WLTCモード燃費が14.0km/Lですので、燃料タンクの容量が43リットルですと航続可能距離は602.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(12.6km/L)とすると541.8km、80%(11.2km/L)だと481.6km、70%(9.8km/L)では421.4kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン43リットルの給油で1462円、上で計算した航続距離を踏まえると602.0km(80%燃費時481.6km)を走行するのに1462円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば4117.6km(往復なら片道2058.8km)、カタログ値の80%なら3294.1km(片道1647.1km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で602.0kmの距離を移動できるX745G06H型 DS7 クロスバック [E-TENSE 4×4 Grand Chic]という乗り物を、732.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「12159円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
14.0km/L
602.0km
市街地燃費
10.5km/L
451.5km
[-150.5km]
郊外燃費
15.1km/L
649.3km
[+47.3km]
高速道路燃費
15.5km/L
666.5km
[+64.5km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を43Lとしたとき、市街地モード燃費10.5km/Lでの航続距離は451.5km(-150.5km)、郊外モード燃費15.1km/Lでの航続距離は649.3km(+47.3km)、高速道路モード燃費15.5km/Lでの航続距離は666.5km(+64.5km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 235/45R20|タイヤ直径 72.0cm|円周長 226.2cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.070 11.17 -
-
79km/h 8230rpm 949.4kgm
2速 2.971 6.55 0.586 1-2/
3810rpm
135km/h 4820rpm 556.3kgm
3速 1.950 4.30 0.656 2-3/
4260rpm
205km/h 3170rpm 365.1kgm
4速 1.469 3.24 0.753 3-4/
4890rpm
273km/h 2380rpm 275.1kgm
5速 1.230 2.71 0.837 4-5/
5440rpm
326km/h 2000rpm 230.3kgm
6速 1.000 2.20 0.813 5-6/
5280rpm
400km/h 1620rpm 187.3kgm
7速 0.808 1.78 0.808 6-7/
5250rpm
496km/h 1310rpm 151.3kgm
8速 0.672 1.48 0.832 7-8/
5410rpm
596km/h 1090rpm 125.8kgm
Final 2.203 レシオカバレッジ(変速比幅)7.545

ギヤの繋がりイメージ
X745G06H型DS7 クロスバック8AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.203)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(30.6kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.203)÷タイヤの有効半径(0.36m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの596km(6000rpmでは550.1km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ73km/h-
2速ギヤ124km/h3520rpm
3速ギヤ190km/h3940rpm
4速ギヤ252km/h4520rpm
5速ギヤ301km/h5020rpm
6速ギヤ370km/h4880rpm
7速ギヤ457km/h4850rpm
8速ギヤ550km/h4990rpm

X745G06H型DS7 クロスバックに搭載された1598ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると73km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3520rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は124km/h(+51km/h)になります。

3速ギヤでは3940rpmまで落ちて6000rpmで190km/h(+66km/h)に、4速ギヤでは4520rpmまで落ちて6000rpmで252km/h(+62km/h)に、5速ギヤでは5020rpmまで落ちて6000rpmで301km/h(+49km/h)になります。

続いて6速ギヤでは4880rpmまで落ちて6000rpmで370km/h(+69km/h)に、7速ギヤでは4850rpmまで落ちて6000rpmで457km/h(+87km/h)に、8速ギヤでは4990rpmまで落ちて6000rpmで550km/h(+93km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3000回転で最大トルク30.6kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば63.4kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.700kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと949.4kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1940kg)を1速ギヤの最大駆動力(949.4kgm)で割ってみると2.043kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(23.9kgm)からTWRを算出すると2.62kg/kgmとなり、3000-6000回転の回転域では2.043-2.62kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3290 4940 6580 8230 9880 11520 14810
2速 1930 2890 3860 4820 5790 6750 8680
3速 1270 1900 2530 3170 3800 4430 5700
4速 950 1430 1910 2380 2860 3340 4290
5速 800 1200 1600 2000 2400 2800 3590
6速 650 970 1300 1620 1950 2270 2920
7速 520 790 1050 1310 1570 1840 2360
8速 440 650 870 1090 1310 1530 1960
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.672)を選択して時速100kmにて走行すると1090回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは650回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは760回転、一般的な高速道路の80km/hでは870回転、100km/hでは1090回転、制限速度が120km/hになると1310回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは1960回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 12 24 36 49 61 73 85 97
2速 21 41 62 83 104 124 145 166
3速 32 63 95 126 158 190 221 253
4速 42 84 126 168 210 252 294 336
5速 50 100 150 200 250 301 351 401
6速 62 123 185 246 308 370 431 493
7速 76 152 229 305 381 457 534 610
8速 92 183 275 367 458 550 642 733

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの235/45R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/45R20 | 直径 720mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
-5%
40
扁平
215/40R20
37.8km/h
直径680mm
径差-40mm
225/40R20
38.2km/h
直径688mm
径差-32mm
235/40R20
38.7km/h
直径696mm
径差-24mm
245/40R20
39.1km/h
直径704mm
径差-16mm
255/40R20
39.6km/h
直径712mm
径差-8mm
0%
45
扁平
215/45R20
39.0km/h
直径702mm
径差-18mm
225/45R20
39.5km/h
直径711mm
径差-9mm
235/45R20
40.0km/h
720mm
0mm
245/45R20
40.5km/h
直径729mm
径差+9mm
255/45R20
41.0km/h
直径738mm
径差+18mm
+5%
50
扁平
215/50R20
40.2km/h
直径723mm
径差+3mm
225/50R20
40.7km/h
直径733mm
径差+13mm
235/50R20
41.3km/h
直径743mm
径差+23mm
245/50R20
41.8km/h
直径753mm
径差+33mm
255/50R20
42.4km/h
直径763mm
径差+43mm
+10%
55
扁平
215/55R20
41.4km/h
直径745mm
径差+25mm
225/55R20
42.0km/h
直径756mm
径差+36mm
235/55R20
42.6km/h
直径767mm
径差+47mm
245/55R20
43.2km/h
直径778mm
径差+58mm
255/55R20
43.8km/h
直径789mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/45R20 、225/40R20、225/45R20 、235/40R20 、245/40R20 、255/40R20あたりのタイヤがおすすめです。

235/45R20のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を30%から60%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、235/45R20の適応サイズと性能の変化 [X745G06H型DS7 クロスバック編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


X745G06H型DS7 クロスバック[1.6Lターボ 4WD/8AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.700kg/ps49.51
1速ギヤ加速性能2.043kg/kgm39.69
1L換算馬力125.20ps/L59.13
1L換算トルク19.15kgm/L61.73
WB/TR比1.69058.53
ワイド&ロー指数0.86351.19
前面の面積3.098m²36.29
最低地上高195mm32.33
スポーツ性能部門の得点388.40

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費14.0km/L44.60
年間維持費190610円51.24
100kmh回転数1090rpm69.79
航続距離602.0km43.40
車の大きさ14.221m³62.02
室内の広さ(仮) 2.579m³41.68
最小回転半径5.4m45.32
馬力単価36600円28.91
ユーティリティ部門の得点386.96

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した X745G06H型DS7 クロスバック[1.6Lターボ 4WD/8AT] の総合得点は 775.36 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したX745G06H型DS7 クロスバック(4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「2000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

14.0

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