クライスラー インペリアルの性能まとめ [Y6R型|3.4L/145PS|FF/4AT|2012年]


画像はクライスラーより引用
http://www.chrysler.co.jp/
投稿:2013/01/07|更新:2019/09/26

クライスラーの4ドア・6人乗りセダン、Y6R型の5代目インペリアルは1989/11から生産が開始され、1992/11に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量3301cc(145PS/25.3kgm)のエンジンを搭載する[BaseGrade|2012/12モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長5165mm×全幅1760mm×全高1410mm、排気量は3301ccであることから、大雑把に分類すると3.4リットルクラス(3400cc、自動車税は3.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5165mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

Y6R型 インペリアル [3301cc/145PS FF/4AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー CHRYSLER
車名&
グレード
インペリアル
BaseGrade
その他 ベースグレード
お値段 6100000円
車両型式 E-Y6R
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
4AT(4段変速・自動)
ドア数&
定員
4ドア
6人
車体寸法 長5165×幅1760×高1410mm
軸距&
輪距
2775mm
前1465mm/後1465mm
最小半径 6.3m
タイヤ 前輪:195/75R14
後輪:195/75R14
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1580kg
エンジン諸元
原動機型式 不明
気筒配列 V型6気筒
排気量3301cc
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 145PS[107kW]/4800rpm
最大トルク 25.3kgm[248Nm]/3600rpm
使用燃料 レギュラーガソリン
10・15燃費 6.2km/L(14.6mpg)
100km燃費 16.1L/100km

V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(58000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額7000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2012/12モデルのインペリアルを8年落ちの中古で335.5万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    インペリアルの2012/12モデルの場合、2020年現在では8年が経過しているため、新車価格の50%である305万円に諸経費として30.5万円を足した335.5万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2012年式を8年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3500cc以下 13年未満 58000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷5.3km/L×130円/L 245280円
オイル交換(5000km毎) 1回6000円×2回 12000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本8000円×4本÷3年 10670円
任意保険料(月額7000円) 月額7000円×12ヶ月 84000円
ローン完済後の年間維持費 440270円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額55920円×12ヶ月 671040円
ローン返済中の年間維持費 1111310円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 63640円
名目 金額
自動車税(1年分) 58000円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 245280円
オイル交換(5000km毎) 12000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 10670円
任意保険料(月額7000円) 84000円
ローン完済後の年間維持費 440270円
名目 金額
車のローン額(1年分) 671040円
ローン返済中の年間維持費 1111310円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
63640円
  • 初度登録から8年経過車の場合、自動車税の区分は「3500cc以下の13年未満」で税額は58000円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本8000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額63,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると36,689円(完済前は92,609円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

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●インペリアルの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、インペリアルの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 54150円
ガソリン税(暫定) 47360円
石油税 5280円
消費税(10%) 22300円
合計納税額 129090円

例として年間走行距離を10000km、燃費を5.3km/L、ガソリンを1リットルあたり130円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1886.8Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計54150円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで47360円、石油税が2.8円/Lで5280円になります。

ガソリン車の場合は本体価格61.6円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては22300円となり、これらを合計した税額は129090円、1年間に燃料代として支払う245280円のうち52.6%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で58000円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計203490円がインペリアルに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 58000円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 73580円
オイル交換(年1回) 6000円
タイヤ交換(3万km/6年) 3200円
任意保険料(月額5600円) 67200円
合計
[差額]
238300円
[-201970円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 58000円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 122640円
オイル交換(年1回) 6000円
タイヤ交換(3万km/6年) 5340円
任意保険料(月額5950円) 71400円
合計
[差額]
293700円
[-146570円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 58000円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 171700円
オイル交換(年1回) 8400円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 7470円
任意保険料(月額6300円) 75600円
合計
[差額]
351490円
[-88780円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料84000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて201970円安い238300円に、5000km走行では146570円安い293700円に、7000km走行では88780円安い351490円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km210円4600円5.5万円
20km420円9200円10.9万円
30km630円13900円16.4万円
50km1050円23100円27.3万円
100km2100円46200円54.6万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を130円、燃費を6.2km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは20.97円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は210円/日となり、20km走行なら420円/日、30km走行なら630円/日、50km走行なら1050円/日、100km走行なら2100円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は13900円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は16.4万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3600回転時の馬力 127PS
4800回転時の馬力 145PS
各回転域でのトルク
3600回転時のトルク 25.3kgm
4800回転時のトルク 21.6kgm

まずおさらいとして、搭載しているV型6気筒、3301ccの自然吸気エンジンは4800回転時に最高出力145馬力を、3600回転時に最大トルク25.3kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3600rpmから最高出力が発生する4800rpmまで」の1200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は25.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ10.897kg/PS(1580kg/145PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ10.897kg/PS
車体+1人11.28kg/PS
車体+6人13.17kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg11.31kg/PS
車体+70kg11.38kg/PS
車体+80kg11.45kg/PS
車体+90kg11.52kg/PS
車体+100kg11.59kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは11.28kg/PS(1635kg/145PS)となり、数値としては0.38kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの6人が搭乗した場合、車両重量に330kgがプラスされてパワーウェイトレシオは13.17kg/PS(1910kg/145PS)となり、2.27kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

インペリアルのライバル候補車たち

11.276kg/PS
ロッキー
1.0L/98PS|4WD/CVT
11.173kg/PS
ライズ
1.0L/98PS|4WD/CVT
11.233kg/PS
ゴルフ トゥーラン
2.0L/150PS|FF/6AT
11.225kg/PS
ジムニー シエラ
1.5L/102PS|PT4WD/4AT
11.225kg/PS
ハリアー
2.0L/151PS|4WD/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ11.276kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

11.16kg/PSから11.39kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、トヨタの5人乗りSUV「A210A型 ライズ」、ダイハツの5人乗りSUV「A210S型 ロッキー」、フォルクスワーゲンの7人乗りミニバン「1TDFG型 ゴルフ トゥーラン」、スズキの4人乗りSUV「JB74W型 ジムニー シエラ」、トヨタの5人乗りSUV「ZSU65W型 ハリアー」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

Y6R型 インペリアル [BaseGrade]とパワーウェイトレシオが近い車種|11.276kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.89
平均ピストンスピード 13.0m/s
トルクウェイトレシオ 62.5kg/kgm
1馬力あたりのお値段 42069円
排気量1Lあたり馬力 43.9PS/L
排気量1Lあたりトルク 7.66kgm/L
1気筒あたりの馬力 24.2PS
1気筒あたりのトルク 4.2kgm
パワーバンド比率 25.0%
各種ランキング
セダンのPWR
3.0~3.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは62.5kg/kgm(1580kg/25.3kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が6100000円、最高出力が145馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は42069円、逆に1万円あたりでは0.24馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は241107円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は43.9PS/L、トルクは7.66kgm/L、1気筒あたりの馬力は24.2馬力、トルクは4.2kgmとなり、このエンジンが145馬力を4800回転で発生させているときの平均ピストンスピードは13.0m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が81.0mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7410回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.89になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.81m
期待される荷室の幅 1.36m
対角線の長さ 2.26m
期待される荷室の面積 2.46m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.81m(対角線では2.26m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費 6.2km/L
燃料タンク容量 61L
航続距離(カタログ燃費) 378.2km
航続距離(80%燃費) 305.0km
満タンプライス 7930円
1万円でどこまで行ける? 476.9km
車両価格/航続距離 16129円/km

10・15モード燃費が6.2km/Lですので、燃料タンクの容量が61リットルですと航続可能距離は378.2kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.6km/L)とすると341.6km、80%(5.0km/L)だと305.0km、70%(4.3km/L)では262.3kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン61リットルの給油で7930円、上で計算した航続距離を踏まえると378.2km(80%燃費時305.0km)を走行するのに7930円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば476.9km(往復なら片道238.5km)、カタログ値の80%なら381.5km(片道190.8km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で378.2kmの距離を移動できるY6R型 インペリアル [BaseGrade]という乗り物を、610.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「16129円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合4800rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5300回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5300rpm|タイヤサイズ 195/75R14|タイヤ直径 64.8cm|円周長 203.6cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
5300rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 2.840 10.65 61km/h 8720rpm 831.6kgm
2速 1.570 5.888 0.553 1-2/2930rpm 110km/h 4820rpm 459.7kgm
3速 1.000 3.750 0.637 2-3/3380rpm 173km/h 3070rpm 292.8kgm
4速 0.690 2.587 0.690 3-4/3660rpm 250km/h 2120rpm 202.0kgm
Final 3.750 レシオカバレッジ(変速比幅)4.116

ギヤの繋がりイメージ
Y6R型インペリアル4AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3600rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.750)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(25.3kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.750)÷タイヤの有効半径(0.324m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は4速ギヤの250km(4800rpmでは226.6km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:4800rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

4800rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ55km/h
2速ギヤ100km/h2650rpm
3速ギヤ156km/h3060rpm
4速ギヤ227km/h3310rpm

Y6R型インペリアルに搭載された3301ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4800rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで4800rpmまで引っ張ると55km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4800rpmから2650rpmまで落ち、そこから4800rpmまで加速を続けると速度は100km/h(+45km/h)になります。

3速ギヤでは3060rpmまで落ちて4800rpmで156km/h(+56km/h)に、4速ギヤでは3310rpmまで落ちて4800rpmで227km/h(+71km/h)に、という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3600回転で最大トルク25.3kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば62.5kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(10.897kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと831.6kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1580kg)を1速ギヤの最大駆動力(831.6kgm)で割ってみると1.90kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4800回転でのトルク(21.6kgm)からTWRを算出すると2.23kg/kgmとなり、3600-4800回転の回転域では1.90-2.23kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 3490 5230 6970 8720 10460 12210 15690
2速 1930 2890 3860 4820 5780 6750 8680
3速 1230 1840 2460 3070 3680 4300 5530
4速 850 1270 1690 2120 2540 2970 3810
※赤い数字は暫定レブリミット(5300rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.690)を選択して時速100kmにて走行すると2120回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1270回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1480回転、一般的な高速道路の80km/hでは1690回転、100km/hでは2120回転、制限速度が120km/hになると2540回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3810回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 11 23 34 46 57 69 80 92
2速 21 41 62 83 104 124 145 166
3速 33 65 98 130 163 195 228 261
4速 47 94 142 189 236 283 330 378

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5300回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの195/75R14と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 195/75R14 | 直径 648mm

-20mm
幅175mm
-10mm
幅185mm
変更なし
幅195mm
+10mm
幅205mm
+20mm
幅215mm
-5%
70
扁平
175/70R14
37.1km/h
直径601mm
径差-47mm
185/70R14
38.0km/h
直径615mm
径差-33mm
195/70R14
38.8km/h
直径629mm
径差-19mm
205/70R14
39.7km/h
直径643mm
径差-5mm
215/70R14
40.6km/h
直径657mm
径差+9mm
0%
75
扁平
175/75R14
38.2km/h
直径619mm
径差-29mm
185/75R14
39.1km/h
直径634mm
径差-14mm
195/75R14
40.0km/h
648mm
0mm
205/75R14
41.0km/h
直径664mm
径差+16mm
215/75R14
41.9km/h
直径679mm
径差+31mm
+5%
80
扁平
175/80R14
39.3km/h
直径636mm
径差-12mm
185/80R14
40.2km/h
直径652mm
径差+4mm
195/80R14
41.2km/h
直径668mm
径差+20mm
205/80R14
42.2km/h
直径684mm
径差+36mm
215/80R14
43.2km/h
直径700mm
径差+52mm
+10%
85
扁平
175/85R14
40.4km/h
直径654mm
径差+6mm
185/85R14
41.4km/h
直径671mm
径差+23mm
195/85R14
42.5km/h
直径688mm
径差+40mm
205/85R14
43.5km/h
直径705mm
径差+57mm
215/85R14
44.6km/h
直径722mm
径差+74mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、175/75R14、175/80R14 、185/75R14 、195/70R14 、205/70R14 あたりのタイヤがおすすめです。

195/75R14のタイヤ幅を175mmから225mmまで、扁平率を60%から90%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、195/75R14の適応サイズと性能の変化 [Y6R型インペリアル編]のページをご覧ください。

195/75R14のタイヤ銘柄と通販価格


Y6R型インペリアル[3.4L-NA FF/4AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト10.897kg/ps46.10
1速ギヤ加速性能1.90kg/kgm42.87
1L換算馬力43.9ps/L26.12
1L換算トルク7.66kgm/L26.58
WB/TR比1.8937.71
ワイド&ロー指数0.80155.48
前面の面積2.482m²52.63
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点330.87

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費6.2km/L35.21
年間維持費440270円39.07
100kmh回転数2120rpm55.69
航続距離378.2km29.59
車の大きさ12.817m³56.38
室内の広さ(仮) 2.324m³39.10
最小回転半径6.3m25.96
馬力単価42069円20.99
ユーティリティ部門の得点301.99

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した Y6R型インペリアル[3.4L-NA FF/4AT] の総合得点は 632.86 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したインペリアル(FF/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「3500ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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