クライスラー 300C ツーリングの性能まとめ [LE57T型|5.7L/340PS|FR/5AT|2008年] 5.7HEMI


画像はクライスラーより引用
http://www.chrysler.co.jp/
投稿:2013/01/09|更新:2019/06/05

クライスラーの5ドア・5人乗りワゴン、LE57T型の初代300C ツーリングは2006/07から生産が開始され、2009/11に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量5654cc(340PS/53.5kgm)の7型エンジンを搭載する[5.7HEMI|2008/04モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長5000mm×全幅1895mm×全高1515mm、排気量は5654ccであることから、大雑把に分類すると5.7リットルクラス(5700cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5000mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

LE57T型 300C ツーリング [5654cc/340PS FR/5AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代300C ツーリングの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
5.7L-NA
FR/5AT
582.8万円
LX57型
[5.7HEMI]
(2010/06)
360PS
53.8kgm
7.1km/L
6.1L-NA
FR/5AT
726.6万円
型式不明
[SRT8]
(2006/05)
431PS
58.0kgm
3.5L-NA
FR/5AT
398.0万円
LX35型
[3.5]
(2011/01)
249PS
34.7kgm
8.3km/L
3.5L-NA
FR/5AT
548.1万円
LE35T型
[3.5]
(2008/04)
249PS
34.7kgm
6.9km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーCHRYSLER
車名&
グレード
300C ツーリング
5.7HEMI
その他
お値段6573000円
車両型式ABA-LE57T
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
5AT(5段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法長5000×幅1895×高1515mm
軸距&
輪距
3050mm
前1600mm/後1605mm
タイヤ前輪:225/60R18
後輪:225/60R18
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量1940kg
エンジン諸元
原動機型式7
気筒配列V型8気筒
排気量5654cc
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力340PS[250kW]/5000rpm
最大トルク53.5kgm[525Nm]/4000rpm
使用燃料ハイオクガソリン
10・15燃費5.8km/L(13.6mpg)
100km燃費17.2L/100km
7型エンジンの諸元と性能まとめ
V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中~大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(88000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額9500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2008/04モデルの300C ツーリングを11年落ちの中古で144.7万円にて購入し、頭金なしで3年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    300C ツーリングの2008/04モデルの場合、2019年現在では11年が経過しているため、新車価格の20%である131.5万円に諸経費として13.2万円を足した144.7万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 保険スクエアbang!では最大20社より自動車保険料の比較・検討が可能です。

2008年式を11年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)6000cc以下13年未満88000円
自動車重量税(1年分)2.0トン以下13年未満16400
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷4.9km/L×160円/L326530円
オイル交換(5000km毎)1回9000円×2回18000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本18000円×4本÷3年24000円
任意保険料(月額9500円)月額9500円×12ヶ月114000円
ローン完済後の年間維持費600850円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額40180円×12ヶ月482160円
ローン返済中の年間維持費1083010円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度63640円
名目金額
自動車税(1年分)88000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)326530円
オイル交換(5000km毎)18000円
タイヤ交換(3年3万km毎)24000円
任意保険料(月額9500円)114000円
ローン完済後の年間維持費600850円
名目金額
車のローン額(1年分)482160円
ローン返済中の年間維持費1083010円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
63640円
  • 初度登録から11年経過車の場合、自動車税の区分は「6000cc以下の13年未満」で税額は88000円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに9000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額9500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額63,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

天に見放された生粋のド貧民には考えも及ばぬ世界です。月換算するだけで50,071円(完済前は90,251円)にもなる車を所有する、どうやって…?食うものも食わず、着るものも着ず…?いやあ、そこまでやってもまだまだ、さらに限界まで節制に節制を極めたとしても、それでもなお手の届かぬ未知の領域です。

天に魅入られた貴族の如きお金持ちでもなければ、お給金の大半を車に奪われて泣くハメになりそうです。ということは、この車のステータス性は抜群であると言えます。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)88000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)97960円
オイル交換(年1回)9000円
タイヤ交換(3万km/6年)7200円
任意保険料(月額7600円)91200円
合計
[差額]
323680円
[-277170円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)88000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)163270円
オイル交換(年1回)9000円
タイヤ交換(3万km/6年)12000円
任意保険料(月額8080円)96960円
合計
[差額]
399550円
[-201300円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)88000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)228570円
オイル交換(年1回)12600円
タイヤ交換(3万km/4.3年)16800円
任意保険料(月額8550円)102600円
合計
[差額]
478890円
[-121960円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料114000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて277170円安い323680円に、5000km走行では201300円安い399550円に、7000km走行では121960円安い478890円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km280円6200円7.3万円
20km550円12100円14.3万円
30km830円18300円21.6万円
50km1380円30400円35.9万円
100km2760円60700円71.8万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を5.8km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは27.59円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は280円/日となり、20km走行なら550円/日、30km走行なら830円/日、50km走行なら1380円/日、100km走行なら2760円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は18300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は21.6万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

7型エンジン簡易性能曲線図
7型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4000回転時の馬力299PS
5000回転時の馬力340PS
各回転域でのトルク
4000回転時のトルク53.5kgm
5000回転時のトルク48.7kgm
7型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している7型5654cc、V型8気筒の自然吸気エンジンは5000回転時に最高出力340馬力を、4000回転時に最大トルク53.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4000rpmから最高出力が発生する5000rpmまで」の1000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は20.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ5.71kg/PS(1940kg/340PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ5.71kg/PS
車体+1人5.87kg/PS
車体+5人6.51kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.88kg/PS
車体+70kg5.91kg/PS
車体+80kg5.94kg/PS
車体+90kg5.97kg/PS
車体+100kg6.00kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.87kg/PS(1995kg/340PS)となり、数値としては0.16kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.51kg/PS(2215kg/340PS)となり、0.80kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

300C ツーリングのライバル候補車たち

5.94kg/PS
マツダスピード アテンザ
2.3L/272PS|4WD/6MT
5.89kg/PS
シビック タイプR
2.0L/225PS|FF/6MT
5.87kg/PS
フォレスター
2.5L/265PS|4WD/6MT
5.66kg/PS
インテグラ
2.0L/220PS|FF/6MT
5.70kg/PS
マツダスピード アクセラ
2.3L/264PS|FF/6MT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.87kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

5.64kg/PSから6.10kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りセダン「GG3P型 マツダスピード アテンザ」、ホンダの4人乗りセダン「FD2型 シビック タイプR」、スバルの5人乗りSUV「SG9型 フォレスター」、ホンダの4人乗りクーペ「DC5型 インテグラ」、マツダの5人乗りハッチバック「BL3FW型 マツダスピード アクセラ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

LE57T型 300C ツーリング [5.7HEMI]とパワーウェイトレシオが近い車種|5.87kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.90
平均ピストンスピード15.2m/s
トルクウェイトレシオ36.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段19332円
排気量1Lあたり馬力60.1PS/L
排気量1Lあたりトルク9.46kgm/L
1気筒あたりの馬力42.5PS
1気筒あたりのトルク6.7kgm
パワーバンド比率20.0%
各種ランキング
ステーションワゴンのP/Wレシオ
5.0L超のP/Wレシオ

トルクウェイトレシオは36.3kg/kgm(1940kg/53.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が6573000円、最高出力が340馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は19332円、逆に1万円あたりでは0.52馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は122860円、1万円あたりでは0.08kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は60.1PS/L、トルクは9.46kgm/L、1気筒あたりの馬力は42.5馬力、トルクは6.7kgmとなり、このエンジンが340馬力を5000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.2m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が90.9mmである7型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6600回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.90になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.75m
期待される荷室の幅1.50m
対角線の長さ2.30m
期待される荷室の面積2.62m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.75m(対角線では2.30m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費5.8km/L
燃料タンク容量68L
航続距離(カタログ燃費)394.4km
航続距離(80%燃費)312.8km
満タンプライス10880円
1万円でどこまで行ける?362.5km
車両価格/航続距離16666円/km

10・15モード燃費が5.8km/Lですので、燃料タンクの容量が68リットルですと航続可能距離は394.4kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.2km/L)とすると353.6km、80%(4.6km/L)だと312.8km、70%(4.1km/L)では278.8kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン68リットルの給油で10880円、上で計算した航続距離を踏まえると394.4km(80%燃費時312.8km)を走行するのに10880円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば362.5km(往復なら片道181.2km)、カタログ値の80%なら290.0km(片道145.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で394.4kmの距離を移動できるLE57T型 300C ツーリング [5.7HEMI]という乗り物を、657.3万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「16666円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5500rpm|タイヤサイズ 225/60R18|タイヤ直径 72.7cm|円周長 228.4cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
5500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速3.59510.1474km/h7400rpm1492.1kgm
2速2.1866.1650.6081-2/3340rpm122km/h4500rpm907.3kgm
3速1.4053.9620.6432-3/3540rpm190km/h2890rpm583.1kgm
4速1.0002.8200.7123-4/3920rpm267km/h2060rpm415.0kgm
5速0.8312.3430.8314-5/4570rpm322km/h1710rpm344.9kgm
Final2.820レシオカバレッジ(変速比幅)4.326

ギヤの繋がりイメージ
LE57T型300C ツーリング5AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.820)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(53.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.820)÷タイヤの有効半径(0.3635m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は5速ギヤの322km(5000rpmでは292.4km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ68km/h
2速ギヤ111km/h3040rpm
3速ギヤ173km/h3220rpm
4速ギヤ243km/h3560rpm
5速ギヤ292km/h4160rpm

LE57T型300C ツーリングに搭載された7型5654ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5000rpmまで引っ張ると68km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5000rpmから3040rpmまで落ち、そこから5000rpmまで加速を続けると速度は111km/h(+43km/h)になります。

3速ギヤでは3220rpmまで落ちて5000rpmで173km/h(+62km/h)に、4速ギヤでは3560rpmまで落ちて5000rpmで243km/h(+70km/h)に、5速ギヤでは4160rpmまで落ちて5000rpmで292km/h(+49km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4000回転で最大トルク53.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば36.3kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(5.71kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1492.1kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1940kg)を1速ギヤの最大駆動力(1492.1kgm)で割ってみると1.30kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5000回転でのトルク(48.7kgm)からTWRを算出すると1.43kg/kgmとなり、4000-5000回転の回転域では1.30-1.43kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速296044405920740088801036013320
2速1800270036004500540063008100
3速1160173023102890347040505200
4速820123016502060247028803700
5速680103013701710205023903080
※赤い数字は暫定レブリミット(5500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.831)を選択して時速100kmにて走行すると1710回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1030回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1200回転、一般的な高速道路の80km/hでは1370回転、100km/hでは1710回転、制限速度が120km/hになると2050回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3080回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速14274154688195108
2速22446789111133156178
3速3569104138173208242277
4速4997146194243292340389
5速58117175234292351409468

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの225/60R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/60R18 | 直径 727mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
-5%
55
扁平
205/55R18
37.6km/h
直径683mm
径差-44mm
215/55R18
38.2km/h
直径694mm
径差-33mm
225/55R18
38.8km/h
直径705mm
径差-22mm
235/55R18
39.4km/h
直径716mm
径差-11mm
245/55R18
40.0km/h
直径727mm
径差0mm
0%
60
扁平
205/60R18
38.7km/h
直径703mm
径差-24mm
215/60R18
39.3km/h
直径715mm
径差-12mm
225/60R18
40.0km/h
727mm
0mm
235/60R18
40.7km/h
直径739mm
径差+12mm
245/60R18
41.3km/h
直径751mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
205/65R18
39.8km/h
直径724mm
径差-3mm
215/65R18
40.6km/h
直径737mm
径差+10mm
225/65R18
41.3km/h
直径750mm
径差+23mm
235/65R18
42.0km/h
直径763mm
径差+36mm
245/65R18
42.7km/h
直径776mm
径差+49mm
+10%
70
扁平
205/70R18
40.9km/h
直径744mm
径差+17mm
215/70R18
41.7km/h
直径758mm
径差+31mm
225/70R18
42.5km/h
直径772mm
径差+45mm
235/70R18
43.2km/h
直径786mm
径差+59mm
245/70R18
44.0km/h
直径800mm
径差+73mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/60R18、205/65R18 、215/55R18、215/60R18 、225/55R18 、235/55R18 、245/55R18あたりのタイヤがおすすめです。

225/60R18のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、225/60R18の適応サイズと性能の変化 [LE57T型300C ツーリング編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


LE57T型300C ツーリング[5.7L-NA FR/5AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト5.71kg/ps60.93
1速ギヤ加速性能1.30kg/kgm56.55
1L換算馬力60.1ps/L39.27
1L換算トルク9.46kgm/L49.37
WB/TR比1.9036.67
ワイド&ロー指数0.79956.41
前面の面積2.871m²41.69
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点384.27

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費5.8km/L34.33
年間維持費600850円23.68
100kmh回転数1710rpm61.63
航続距離394.4km30.54
車の大きさ14.355m³62.88
室内の広さ(仮) 2.603m³42.09
最小回転半径39.00
馬力単価19332円51.85
ユーティリティ部門の得点346.00

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した LE57T型300C ツーリング[5.7L-NA FR/5AT] の総合得点は 730.27 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したLE57T型300C ツーリング(FR/5AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのワゴン」、「のワゴン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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