シボレー トレイルブレイザーの性能まとめ [T370L型|4.2L/295PS|PT4WD/4AT|2006年] EXT-LT 7人乗り


画像はシボレーより引用
http://www.chevrolet.co.jp/
投稿:2013/02/07|更新:2019/09/26

シボレーの5ドア・7人乗りSUV、T370L型の初代トレイルブレイザーは2001/09から生産が開始され、2010/05に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量4157cc(295PS/38.4kgm)の4L型エンジンを搭載する[EXT-LT 7人乗り|2006/01モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長5300mm×全幅1900mm×全高1930mm、排気量は4157ccであることから、大雑把に分類すると4.2リットルクラス(4200cc、自動車税は4.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5300mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

T370L型 トレイルブレイザー [4157cc/295PS PT4WD/4AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代トレイルブレイザーの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
4.2L-NA
4WD/4AT
376.9万円
T360G型
[LT 5人乗り]
(2009/01)
295PS
38.4kgm
6.3km/L
5.3L-NA
4WD/4AT
480.9万円
T370V型
[EXT-LTZ 7人乗り]
(2006/01)
305PS
45.6kgm
6.4km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーCHEVROLET
車名&
グレード
トレイルブレイザー
EXT-LT 7人乗り
その他
お値段4011000円
車両型式GH-T370L
駆動方式
変速機
パートタイム4WD・四輪駆動(AWD)
4AT(4段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
7人
車体寸法長5300×幅1900×高1930mm
室内寸法長2630×幅1410×高1180mm
軸距&
輪距
3280mm
前1595mm/後1580mm
最小半径6.2m
タイヤ前輪:255/60R17
後輪:255/60R17
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量2290kg
エンジン諸元
原動機型式4L
気筒配列直列6気筒
排気量4157cc
圧縮比10.3
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力295PS[217kW]/6000rpm
最大トルク38.4kgm[377Nm]/4800rpm
使用燃料レギュラーガソリン
10・15燃費6.1km/L(14.3mpg)
100km燃費16.4L/100km
4L型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。
※直列6気筒エンジンを搭載する車種の一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(87900円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(28500円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額8000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2006/01モデルのトレイルブレイザーを13年落ちの中古で44.1万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    トレイルブレイザーの2006/01モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である40.1万円に諸経費として4万円を足した44.1万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2006年式を13年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)4500cc以下13年経過で増税87900
自動車重量税(1年分)2.5トン以下13年-17年経過で増税28500円
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷5.2km/L×150円/L288460円
オイル交換(5000km毎)1回7000円×2回14000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本15000円×4本÷3年20000円
任意保険料(月額8000円)月額8000円×12ヶ月96000円
ローン完済後の年間維持費548780円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額36760円×12ヶ月441120円
ローン返済中の年間維持費989900円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度87840円
名目金額
自動車税(1年分)87900
自動車重量税(1年分)28500円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)288460円
オイル交換(5000km毎)14000円
タイヤ交換(3年3万km毎)20000円
任意保険料(月額8000円)96000円
ローン完済後の年間維持費548780円
名目金額
車のローン額(1年分)441120円
ローン返済中の年間維持費989900円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
87840円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「4500cc以下の13年経過で増税」で税額は87900円、重量税の区分は「2.5トン以下の13年-17年経過で増税」で税額は28500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに7000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額8000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額87,840円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。若しくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、意義を見出しているのかもしれません。

ここまで来ると月単位に換算しても45,732円(完済前は82,492円)という破格の金額になってしまうことを思えば、とてもじゃないけど新車で買って5年のローンを抱えながら乗るような車ではありません。ほとんど乗らずに盆栽としてガレージに飾っておくなら、まあ…

トレイルブレイザーの中古車をGoo-netで検索!


●トレイルブレイザーの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、トレイルブレイザーの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)55190円
ガソリン税(暫定)48270円
石油税5380円
消費税(10%)26220円
合計納税額135060円

例として年間走行距離を10000km、燃費を5.2km/L、ガソリンを1リットルあたり150円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1923.1Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計55190円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで48270円、石油税が2.8円/Lで5380円になります。

ガソリン車の場合は本体価格79.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては26220円となり、これらを合計した税額は135060円、1年間に燃料代として支払う288460円のうち46.8%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で87900円、自動車重量税が年換算で28500円ですから、合計251460円がトレイルブレイザーに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)87900
自動車重量税(1年分)28500円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)86540円
オイル交換(年1回)7000円
タイヤ交換(3万km/6年)6000円
任意保険料(月額6400円)76800円
合計
[差額]
306660円
[-242120円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)87900
自動車重量税(1年分)28500円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)144230円
オイル交換(年1回)7000円
タイヤ交換(3万km/6年)10000円
任意保険料(月額6800円)81600円
合計
[差額]
373150円
[-175630円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)87900
自動車重量税(1年分)28500円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)201920円
オイル交換(年1回)9800円
タイヤ交換(3万km/4.3年)14000円
任意保険料(月額7200円)86400円
合計
[差額]
442440円
[-106340円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料96000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて242120円安い306660円に、5000km走行では175630円安い373150円に、7000km走行では106340円安い442440円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km250円5500円6.5万円
20km490円10800円12.7万円
30km740円16300円19.2万円
50km1230円27100円32.0万円
100km2460円54100円64.0万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を150円、燃費を6.1km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは24.59円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は250円/日となり、20km走行なら490円/日、30km走行なら740円/日、50km走行なら1230円/日、100km走行なら2460円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は16300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は19.2万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

4L型エンジン簡易性能曲線図
4L型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4800回転時の馬力257PS
6000回転時の馬力295PS
各回転域でのトルク
4800回転時のトルク38.4kgm
6000回転時のトルク35.2kgm
4L型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している4L型4157cc、直列6気筒の自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力295馬力を、4800回転時に最大トルク38.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4800rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の1200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は20.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
4500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ7.76kg/PS(2290kg/295PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ7.76kg/PS
車体+1人7.95kg/PS
車体+7人9.07kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg7.97kg/PS
車体+70kg8.00kg/PS
車体+80kg8.03kg/PS
車体+90kg8.07kg/PS
車体+100kg8.10kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは7.95kg/PS(2345kg/295PS)となり、数値としては0.19kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは9.07kg/PS(2675kg/295PS)となり、1.31kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

トレイルブレイザーのライバル候補車たち

8.18kg/PS
ヴェゼル
1.5L/173PS|FF/CVT
7.81kg/PS
LS
3.5L/299PS|4WD/CVT
7.72kg/PS
シビック
1.5L/182PS|FF/CVT
7.83kg/PS
シビック
1.5L/173PS|FF/CVT
8.14kg/PS
レンジローバー ヴェラール
2.0L/250PS|4WD/8AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ7.95kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

7.71kg/PSから8.19kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りSUV「RU1型 ヴェゼル」、レクサスの5人乗りセダン「GVF55型 LS」、ホンダの5人乗りセダン「FC1型 シビック」、ホンダの5人乗りハッチバック「FK7型 シビック」、ランドローバーの5人乗りSUV「LY2XCB型 レンジローバー ヴェラール」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

T370L型 トレイルブレイザー [EXT-LT 7人乗り]とパワーウェイトレシオが近い車種|7.95kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比2.07
平均ピストンスピード20.4m/s
トルクウェイトレシオ59.6kg/kgm
1馬力あたりのお値段13597円
排気量1Lあたり馬力71.0PS/L
排気量1Lあたりトルク9.24kgm/L
1気筒あたりの馬力49.2PS
1気筒あたりのトルク6.4kgm
パワーバンド比率20.0%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
4.0~4.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは59.6kg/kgm(2290kg/38.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が4011000円、最高出力が295馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は13597円、逆に1万円あたりでは0.74馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は104453円、1万円あたりでは0.10kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は71.0PS/L、トルクは9.24kgm/L、1気筒あたりの馬力は49.2馬力、トルクは6.4kgmとなり、このエンジンが295馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは20.4m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が102.0mmである4L型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は5880回転です。最高出力を発生している時点で既に20.0m/sを超えているこのエンジンは実に良く設計された秀逸なエンジンであると言えます。一昔(二昔?)前の常識を覆す誉れ高きエンジンですので、ぜひとも重要文化遺産に登録して後世に伝えていかねばなりません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は2.07になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、小回りよりも真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高4.4m³
1人あたりのスペース約0.6m³
室内長/全長49.6%
室内幅/全幅74.2%
室内高/全高61.1%
室内容積/車両体積22.7%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は4.4m³です。この車の乗車定員は7人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.6m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は49.6%、同じく室内幅と全幅の比率は74.2%、同じく室内高と全高の比率は61.1%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は22.7%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.85m
期待される荷室の幅1.31m
対角線の長さ2.27m
期待される荷室の面積2.42m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.85m(対角線では2.27m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費6.1km/L
燃料タンク容量96L
航続距離(カタログ燃費)585.6km
航続距離(80%燃費)470.4km
満タンプライス14400円
1万円でどこまで行ける?406.7km
車両価格/航続距離6849円/km

10・15モード燃費が6.1km/Lですので、燃料タンクの容量が96リットルですと航続可能距離は585.6kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.5km/L)とすると528.0km、80%(4.9km/L)だと470.4km、70%(4.3km/L)では412.8kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン96リットルの給油で14400円、上で計算した航続距離を踏まえると585.6km(80%燃費時470.4km)を走行するのに14400円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば406.7km(往復なら片道203.3km)、カタログ値の80%なら325.3km(片道162.7km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で585.6kmの距離を移動できるT370L型 トレイルブレイザー [EXT-LT 7人乗り]という乗り物を、401.1万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「6849円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 255/60R17|タイヤ直径 73.8cm|円周長 231.8cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速3.05811.4079km/h8190rpm1186.0kgm
2速1.6256.0560.5311-2/3450rpm149km/h4350rpm630.3kgm
3速1.0003.7270.6152-3/4000rpm243km/h2680rpm387.9kgm
4速0.6962.5940.6963-4/4520rpm349km/h1870rpm269.9kgm
Final3.727レシオカバレッジ(変速比幅)4.394

ギヤの繋がりイメージ
T370L型トレイルブレイザー4AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4800rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.727)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(38.4kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.727)÷タイヤの有効半径(0.369m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。
  • 副変速機のギヤ比が不明のものはHi側に1.000を代入しているので、実際の回転数とは大きく異なる場合があります。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は4速ギヤの349km(6000rpmでは321.7km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ73km/h
2速ギヤ138km/h3190rpm
3速ギヤ224km/h3690rpm
4速ギヤ322km/h4180rpm

T370L型トレイルブレイザーに搭載された4L型4157ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると73km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3190rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は138km/h(+65km/h)になります。

3速ギヤでは3690rpmまで落ちて6000rpmで224km/h(+86km/h)に、4速ギヤでは4180rpmまで落ちて6000rpmで322km/h(+98km/h)に、という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4800回転で最大トルク38.4kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば59.6kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(7.76kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1186.0kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2290kg)を1速ギヤの最大駆動力(1186.0kgm)で割ってみると1.93kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(35.2kgm)からTWRを算出すると2.11kg/kgmとなり、4800-6000回転の回転域では1.93-2.11kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速328049206560819098301147014750
2速1740261034804350523061007840
3速1070161021402680322037504820
4速750112014901870224026103360
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.696)を選択して時速100kmにて走行すると1870回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1120回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1310回転、一般的な高速道路の80km/hでは1490回転、100km/hでは1870回転、制限速度が120km/hになると2240回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3360回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速1224374961738598
2速23466992115138161184
3速3775112149187224261299
4速54107161214268322375429

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの255/60R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 255/60R17 | 直径 738mm

-20mm
幅235mm
-10mm
幅245mm
変更なし
幅255mm
+10mm
幅265mm
+20mm
幅275mm
-5%
55
扁平
235/55R17
37.5km/h
直径691mm
径差-47mm
245/55R17
38.0km/h
直径702mm
径差-36mm
255/55R17
38.6km/h
直径713mm
径差-25mm
265/55R17
39.2km/h
直径724mm
径差-14mm
275/55R17
39.8km/h
直径735mm
径差-3mm
0%
60
扁平
235/60R17
38.7km/h
直径714mm
径差-24mm
245/60R17
39.3km/h
直径726mm
径差-12mm
255/60R17
40.0km/h
738mm
0mm
265/60R17
40.7km/h
直径750mm
径差+12mm
275/60R17
41.3km/h
直径762mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
235/65R17
40.0km/h
直径738mm
径差0mm
245/65R17
40.7km/h
直径751mm
径差+13mm
255/65R17
41.4km/h
直径764mm
径差+26mm
265/65R17
42.1km/h
直径777mm
径差+39mm
275/65R17
42.8km/h
直径790mm
径差+52mm
+10%
70
扁平
235/70R17
41.2km/h
直径761mm
径差+23mm
245/70R17
42.0km/h
直径775mm
径差+37mm
255/70R17
42.8km/h
直径789mm
径差+51mm
265/70R17
43.5km/h
直径803mm
径差+65mm
275/70R17
44.3km/h
直径817mm
径差+79mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、235/60R17、235/65R17 、245/55R17、245/60R17 、255/55R17 、265/55R17 、275/55R17あたりのタイヤがおすすめです。

255/60R17のタイヤ幅を235mmから285mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、255/60R17の適応サイズと性能の変化 [T370L型トレイルブレイザー編]のページをご覧ください。


T370L型トレイルブレイザー[4.2L-NA PT4WD/4AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト7.76kg/ps55.07
1速ギヤ加速性能1.93kg/kgm42.19
1L換算馬力71.0ps/L48.10
1L換算トルク9.24kgm/L46.58
WB/TR比2.0718.96
ワイド&ロー指数1.01640.36
前面の面積3.667m²21.06
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点315.70

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費6.1km/L34.99
年間維持費548780円28.82
100kmh回転数1860rpm59.38
航続距離585.6km42.44
車の大きさ19.435m³84.29
室内の広さ4.376m³60.80
最小回転半径6.2m28.09
馬力単価13597円59.74
ユーティリティ部門の得点398.55

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した T370L型トレイルブレイザー[4.2L-NA PT4WD/4AT] の総合得点は 714.25 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したT370L型トレイルブレイザー(PT4WD/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての7人乗SUV」、「4500ccの7人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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