シボレー S10ブレイザーの性能まとめ [CTW4G型|4.3L/160PS|PT4WD/4AT|1989年]


画像はシボレーより引用
http://www.chevrolet.co.jp/
投稿:2016/04/18|更新:2019/09/26

シボレーの3ドア・4人乗りSUV、CTW4G型の2代目S10ブレイザーは1983から生産が開始され、1995/05に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量4295cc(160PS/31.8kgm)の4G型エンジンを搭載する[BaseGrade|1989/10モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4510mm×全幅1770mm×全高1680mm、排気量は4295ccであることから、大雑把に分類すると4.3リットルクラス(4300cc、自動車税は4.5L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4510mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

CTW4G型 S10ブレイザー [4295cc/160PS PT4WD/4AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

2代目S10ブレイザーの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
4.3L-NA
4WD/4AT
395.0万円
CTS4G型
[BaseGrade]
(1993/11)
160PS
32.5kgm

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーCHEVROLET
車名&
グレード
S10ブレイザー
BaseGrade
その他ベースグレード
お値段4480000円
車両型式E-CTW4G
駆動方式
変速機
パートタイム4WD・四輪駆動(AWD)
4AT(4段変速・自動)
ドア数&
定員
3ドア
4人
車体寸法長4510×幅1770×高1680mm
室内寸法長1830×幅1340×高1115mm
軸距&
輪距
2555mm
前1435mm/後1400mm
最小半径5.4m
タイヤ前輪:235/75R15
後輪:235/75R15
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ドラム
車両重量1680kg
エンジン諸元
原動機型式4G
気筒配列V型6気筒
排気量4295cc
圧縮比9.3
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力160PS[118kW]/4000rpm
最大トルク31.8kgm[312Nm]/2800rpm
使用燃料レギュラーガソリン
4G型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(87900円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(25200円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額8000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1989/10モデルのS10ブレイザーを30年落ちの中古で49.3万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    S10ブレイザーの1989/10モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である44.8万円に諸経費として4.5万円を足した49.3万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1989年式を30年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)4500cc以下13年経過で増税87900
自動車重量税(1年分)2.0トン以下18年経過で増税25200
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷6.6km/L×150円/L227270円
オイル交換(5000km毎)1回7000円×2回14000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本10000円×4本÷3年13330円
任意保険料(月額8000円)月額8000円×12ヶ月96000円
ローン完済後の年間維持費477620円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額41070円×12ヶ月492840円
ローン返済中の年間維持費970460円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度81240円
名目金額
自動車税(1年分)87900
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)227270円
オイル交換(5000km毎)14000円
タイヤ交換(3年3万km毎)13330円
任意保険料(月額8000円)96000円
ローン完済後の年間維持費477620円
名目金額
車のローン額(1年分)492840円
ローン返済中の年間維持費970460円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
81240円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「4500cc以下の13年経過で増税」で税額は87900円、重量税の区分は「2.0トン以下の18年経過で増税」で税額は25200円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに7000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本10000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額8000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額81,240円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると39,802円(完済前は80,872円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

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●S10ブレイザーの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、S10ブレイザーの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)43490円
ガソリン税(暫定)38030円
石油税4240円
消費税(10%)20660円
合計納税額106420円

例として年間走行距離を10000km、燃費を6.6km/L、ガソリンを1リットルあたり150円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1515.2Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計43490円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで38030円、石油税が2.8円/Lで4240円になります。

ガソリン車の場合は本体価格79.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては20660円となり、これらを合計した税額は106420円、1年間に燃料代として支払う227270円のうち46.8%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で87900円、自動車重量税が年換算で25200円ですから、合計219520円がS10ブレイザーに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)87900
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)68180円
オイル交換(年1回)7000円
タイヤ交換(3万km/6年)4000円
任意保険料(月額6400円)76800円
合計
[差額]
283000円
[-194620円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)87900
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)113640円
オイル交換(年1回)7000円
タイヤ交換(3万km/6年)6670円
任意保険料(月額6800円)81600円
合計
[差額]
335930円
[-141690円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)87900
自動車重量税(1年分)25200
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)159090円
オイル交換(年1回)9800円
タイヤ交換(3万km/4.3年)9330円
任意保険料(月額7200円)86400円
合計
[差額]
391640円
[-85980円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料96000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて194620円安い283000円に、5000km走行では141690円安い335930円に、7000km走行では85980円安い391640円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km230円5100円6.0万円
20km450円9900円11.7万円
30km680円15000円17.7万円
50km1140円25100円29.6万円
100km2270円49900円59.0万円

さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を150円、燃費を6.6km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは22.73円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は230円/日となり、20km走行なら450円/日、30km走行なら680円/日、50km走行なら1140円/日、100km走行なら2270円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は15000円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は17.7万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

4G型エンジン簡易性能曲線図
4G型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2800回転時の馬力124PS
4000回転時の馬力160PS
各回転域でのトルク
2800回転時のトルク31.8kgm
4000回転時のトルク28.7kgm
4G型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している4G型4295cc、V型6気筒の自然吸気エンジンは4000回転時に最高出力160馬力を、2800回転時に最大トルク31.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2800rpmから最高出力が発生する4000rpmまで」の1200rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は30.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
4500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ10.50kg/PS(1680kg/160PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ10.50kg/PS
車体+1人10.84kg/PS
車体+4人11.88kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.88kg/PS
車体+70kg10.94kg/PS
車体+80kg11.00kg/PS
車体+90kg11.06kg/PS
車体+100kg11.12kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは10.84kg/PS(1735kg/160PS)となり、数値としては0.34kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは11.88kg/PS(1900kg/160PS)となり、1.38kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

S10ブレイザーのライバル候補車たち

10.95kg/PS
MAZDA2
1.5L/110PS|4WD/6AT
10.86kg/PS
デミオ
1.5L/110PS|4WD/6AT
10.89kg/PS
ハリアー
2.0L/151PS|FF/CVT
10.93kg/PS
スイフト
1.3L/91PS|FF/5AT
10.80kg/PS
フリード
1.5L/131PS|FF/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ10.84kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

10.73kg/PSから10.95kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りハッチバック「DJLAS型 MAZDA2」、マツダの5人乗りハッチバック「DJLAS型 デミオ」、トヨタの5人乗りSUV「ZSU60W型 ハリアー」、スズキの5人乗りハッチバック「ZC43S型 スイフト」、ホンダの7人乗りミニバン「GB5型 フリード」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

CTW4G型 S10ブレイザー [BaseGrade]とパワーウェイトレシオが近い車種|10.84kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.80
トルクウェイトレシオ52.8kg/kgm
1馬力あたりのお値段28000円
排気量1Lあたり馬力37.3PS/L
排気量1Lあたりトルク7.40kgm/L
1気筒あたりの馬力26.7PS
1気筒あたりのトルク5.3kgm
パワーバンド比率30.0%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
4.0~4.5L以下のPWR

トルクウェイトレシオは52.8kg/kgm(1680kg/31.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が4480000円、最高出力が160馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は28000円、逆に1万円あたりでは0.36馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は140881円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は37.3PS/L、トルクは7.40kgm/L、1気筒あたりの馬力は26.7馬力、トルクは5.3kgmとなります。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.80になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高2.7m³
1人あたりのスペース約0.7m³
室内長/全長40.6%
室内幅/全幅75.7%
室内高/全高66.4%
室内容積/車両体積20.1%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は2.7m³です。この車の乗車定員は4人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.7m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は40.6%、同じく室内幅と全幅の比率は75.7%、同じく室内高と全高の比率は66.4%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は20.1%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.58m
期待される荷室の幅1.24m
対角線の長さ2.01m
期待される荷室の面積1.96m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.58m(対角線では2.01m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費6.6km/L
燃料タンク容量76L
航続距離(カタログ燃費)501.6km
航続距離(80%燃費)402.8km
満タンプライス11400円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので6.6km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が76リットルですと航続可能距離は501.6kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.9km/L)とすると448.4km、80%(5.3km/L)だと402.8km、70%(4.6km/L)では349.6kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン76リットルの給油で11400円、上で計算した航続距離を踏まえると501.6km(80%燃費時402.8km)を走行するのに11400円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合4000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4500rpm|タイヤサイズ 235/75R15|タイヤ直径 73.4cm|円周長 230.6cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
4500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速3.05810.4560km/h7550rpm905.1kgm
2速1.6255.5510.5311-2/2390rpm112km/h4010rpm481.0kgm
3速1.0003.4160.6152-3/2770rpm182km/h2470rpm296.0kgm
4速0.6962.3780.6963-4/3130rpm262km/h1720rpm206.0kgm
Final3.416レシオカバレッジ(変速比幅)4.394

ギヤの繋がりイメージ
CTW4G型S10ブレイザー4AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2800rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.416)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(31.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.416)÷タイヤの有効半径(0.367m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。
  • 副変速機のギヤ比が不明のものはHi側に1.000を代入しているので、実際の回転数とは大きく異なる場合があります。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は4速ギヤの262km(4000rpmでは232.8km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:4000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

4000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ53km/h
2速ギヤ100km/h2120rpm
3速ギヤ162km/h2460rpm
4速ギヤ233km/h2780rpm

CTW4G型S10ブレイザーに搭載された4G型4295ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで4000rpmまで引っ張ると53km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4000rpmから2120rpmまで落ち、そこから4000rpmまで加速を続けると速度は100km/h(+47km/h)になります。

3速ギヤでは2460rpmまで落ちて4000rpmで162km/h(+62km/h)に、4速ギヤでは2780rpmまで落ちて4000rpmで233km/h(+71km/h)に、という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2800回転で最大トルク31.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば52.8kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(10.50kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと905.1kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1680kg)を1速ギヤの最大駆動力(905.1kgm)で割ってみると1.86kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4000回転でのトルク(28.7kgm)からTWRを算出すると2.06kg/kgmとなり、2800-4000回転の回転域では1.86-2.06kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速302045306040755090601057013590
2速1600241032104010481056207220
3速990148019802470296034604440
4速690103013701720206024103090
※赤い数字は暫定レブリミット(4500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.696)を選択して時速100kmにて走行すると1720回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1030回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1200回転、一般的な高速道路の80km/hでは1370回転、100km/hでは1720回転、制限速度が120km/hになると2060回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3090回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速13264053667993106
2速255075100125150174199
3速4181122162203243284324
4速58116175233291349407466

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの235/75R15と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/75R15 | 直径 734mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
-5%
70
扁平
215/70R15
37.2km/h
直径682mm
径差-52mm
225/70R15
37.9km/h
直径696mm
径差-38mm
235/70R15
38.7km/h
直径710mm
径差-24mm
245/70R15
39.5km/h
直径724mm
径差-10mm
255/70R15
40.2km/h
直径738mm
径差+4mm
0%
75
扁平
215/75R15
38.4km/h
直径704mm
径差-30mm
225/75R15
39.2km/h
直径719mm
径差-15mm
235/75R15
40.0km/h
734mm
0mm
245/75R15
40.8km/h
直径749mm
径差+15mm
255/75R15
41.6km/h
直径764mm
径差+30mm
+5%
80
扁平
215/80R15
39.5km/h
直径725mm
径差-9mm
225/80R15
40.4km/h
直径741mm
径差+7mm
235/80R15
41.3km/h
直径757mm
径差+23mm
245/80R15
42.1km/h
直径773mm
径差+39mm
255/80R15
43.0km/h
直径789mm
径差+55mm
+10%
85
扁平
215/85R15
40.7km/h
直径747mm
径差+13mm
225/85R15
41.6km/h
直径764mm
径差+30mm
235/85R15
42.6km/h
直径781mm
径差+47mm
245/85R15
43.5km/h
直径798mm
径差+64mm
255/85R15
44.4km/h
直径815mm
径差+81mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/75R15、215/80R15 、225/75R15 、235/70R15 、245/70R15 あたりのタイヤがおすすめです。

235/75R15のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を60%から90%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、235/75R15の適応サイズと性能の変化 [CTW4G型S10ブレイザー編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


CTW4G型S10ブレイザー[4.3L-NA PT4WD/4AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト10.50kg/ps47.24
1速ギヤ加速性能1.86kg/kgm43.80
1L換算馬力37.3ps/L20.72
1L換算トルク7.40kgm/L23.29
WB/TR比1.8047.08
ワイド&ロー指数0.94945.06
前面の面積2.974m²39.44
最低地上高44.91
スポーツ性能部門の得点311.54

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費477620円35.56
100kmh回転数1720rpm61.42
航続距離24.67
車の大きさ13.411m³58.90
室内の広さ2.734m³43.43
最小回転半径5.4m45.11
馬力単価28000円40.03
ユーティリティ部門の得点350.67

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した CTW4G型S10ブレイザー[4.3L-NA PT4WD/4AT] の総合得点は 662.21 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したS10ブレイザー(PT4WD/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「4500ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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