シボレー コルベットの性能まとめ [C7型|6.2L/659PS|FR/8AT|2015年] Z06 Convertible


画像はシボレーより引用
http://www.chevrolet.co.jp/
投稿:2016/04/08|更新:2019/09/26

シボレーの2ドア・2人乗りオープンカー、C7型の7代目コルベットは2014/04から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量6153cc(659PS/89.8kgm)のエンジンを搭載する[Z06 Convertible|2015/10モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4515mm×全幅1970mm×全高1230mm、排気量は6153ccであることから、大雑把に分類すると6.2リットルクラス(6200cc、自動車税は6.0L超を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4515mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

C7型 コルベット [6153cc/659PS FR/8AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

7代目コルベットの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
6.2L-NA
FR/6AT
1099.0万円
C7型
[Z51]
(2014/04)
466PS
64.2kgm
6.2L-NA
FR/8AT
1105.0万円
C7型
[Z51]
(2015/02)
466PS
64.2kgm
8.5km/L
6.2L-SC
FR/8AT
1442.0万円
C7型
[Z06 Coupe]
(2015/10)
659PS
89.8kgm
8.5km/L
6.2L-NA
FR/8AT
1165.0万円
C7型
[Convertible Z51]
(2015/02)
466PS
64.2kgm
8.5km/L
6.2L-SC
FR/7MT
1425.0万円
C7型
[Z06 Coupe]
(2015/10)
659PS
89.8kgm
8.9km/L
C7型 7代目コルベット クーペ&コンバーチブルまとめ【全11件】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーCHEVROLET
車名&
グレード
コルベット
Z06 Convertible
その他コンバーチブル 市街地6.8km/L 高速11.9km/L 総合燃費8.5km/L
お値段15020000円
車両型式C7
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
8AT(8段変速・自動)
ドア数&
定員
2ドア
2人
車体寸法長4515×幅1970×高1230mm
軸距&
輪距
2710mm
前1615mm/後1585mm
タイヤ前輪:285/30R19
後輪:335/25R20
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量1660kg
エンジン諸元
原動機型式不明
気筒配列V型8気筒
排気量6153cc
吸気方式スーパーチャージャー(スーチャー)
最高出力659PS[484kW]/6400rpm
最大トルク89.8kgm[881Nm]/3600rpm
使用燃料ハイオクガソリン
JC08燃費8.5km/L(20.0mpg)
100km燃費11.8L/100km

V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中~大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(111000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額10000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、コルベットの新車を1727.3万円(諸費用として225.3万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)6000cc超13年未満111000円
自動車重量税(1年分)2.0トン以下13年未満16400
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷7.9×160円/L202530円
オイル交換(5000km毎)1回13000円×2回26000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本24000円×4本÷3年32000円
任意保険料(月額10000円)月額10000円×12ヶ月120000円
ローン完済後の年間維持費521850円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額287880円×12ヶ月3454560円
ローン返済中の年間維持費3976410円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度63640円
名目金額
自動車税(1年分)111000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)202530円
オイル交換(5000km毎)26000円
タイヤ交換(3年3万km毎)32000円
任意保険料(月額10000円)120000円
ローン完済後の年間維持費521850円
名目金額
車のローン額(1年分)3454560円
ローン返済中の年間維持費3976410円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
63640円
  • 初度登録から4年経過車の場合、自動車税の区分は「6000cc超の13年未満」で税額は111000円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに13000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額10000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額63,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。若しくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、意義を見出しているのかもしれません。

ここまで来ると月単位に換算しても43,488円(完済前は331,368円)という破格の金額になってしまうことを思えば、とてもじゃないけど新車で買って5年のローンを抱えながら乗るような車ではありません。ほとんど乗らずに盆栽としてガレージに飾っておくなら、まあ…

コルベットの中古車をGoo-netで検索!


●コルベットの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、コルベットの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)36330円
ガソリン税(暫定)31770円
石油税3540円
消費税(10%)18410円
合計納税額90050円

例として年間走行距離を10000km、燃費を7.9km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1265.8Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計36330円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで31770円、石油税が2.8円/Lで3540円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては18410円となり、これらを合計した税額は90050円、1年間に燃料代として支払う202530円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で111000円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計217450円がコルベットに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)111000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)60760円
オイル交換(年1回)13000円
タイヤ交換(3万km/6年)9600円
任意保険料(月額8000円)96000円
合計
[差額]
320680円
[-201170円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)111000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)101270円
オイル交換(年1回)13000円
タイヤ交換(3万km/6年)16000円
任意保険料(月額8500円)102000円
合計
[差額]
373590円
[-148260円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)111000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)141770円
オイル交換(年1回)18200円
タイヤ交換(3万km/4.3年)22400円
任意保険料(月額9000円)108000円
合計
[差額]
431690円
[-90160円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料120000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて201170円安い320680円に、5000km走行では148260円安い373590円に、7000km走行では90160円安い431690円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km190円4200円4.9万円
20km380円8400円9.9万円
30km560円12300円14.6万円
50km940円20700円24.4万円
100km1880円41400円48.9万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を8.5km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは18.82円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は190円/日となり、20km走行なら380円/日、30km走行なら560円/日、50km走行なら940円/日、100km走行なら1880円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は12300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は14.6万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

簡易エンジン性能曲線図
型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3600回転時の馬力451PS
6400回転時の馬力659PS
各回転域でのトルク
3600回転時のトルク89.8kgm
6400回転時のトルク73.8kgm

まずおさらいとして、搭載しているV型8気筒、6153ccのスーパーチャージャー付きエンジンは6400回転時に最高出力659馬力を、3600回転時に最大トルク89.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3600rpmから最高出力が発生する6400rpmまで」の2800rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は43.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ2.52kg/PS(1660kg/659PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ2.52kg/PS
車体+1人2.60kg/PS
車体+2人2.69kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg2.61kg/PS
車体+70kg2.63kg/PS
車体+80kg2.64kg/PS
車体+90kg2.66kg/PS
車体+100kg2.67kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは2.60kg/PS(1715kg/659PS)となり、数値としては0.08kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは2.69kg/PS(1770kg/659PS)となり、0.17kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

コルベットのライバル候補車たち

2.93kg/PS
R8 スパイダー
5.3L/620PS|4WD/7AT
2.78kg/PS
R8 クーペ
5.3L/620PS|4WD/7AT
2.83kg/PS
R8 クーペ
5.3L/610PS|4WD/7AT
2.93kg/PS
AMG GT
4.0L/585PS|FR/7AT
2.36kg/PS
3イレブン
3.5L/416PS|MR/6MT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ2.60kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

2.21kg/PSから2.99kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、アウディの2人乗りクーペ「4SDMWF型 R8 クーペ」、アウディの2人乗りオープンカー「4SDMWF型 R8 スパイダー」、アウディの2人乗りクーペ「4SDKAD型 R8 クーペ」、メルセデスベンツの2人乗りクーペ「190379型 AMG GT」、ロータスの2人乗りオープンカー「謎型 3イレブン」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

C7型 コルベット [Z06 Convertible]とパワーウェイトレシオが近い車種|2.60kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.69
平均ピストンスピード19.6m/s
トルクウェイトレシオ18.5kg/kgm
1馬力あたりのお値段22792円
排気量1Lあたり馬力107.1PS/L
排気量1Lあたりトルク14.59kgm/L
1気筒あたりの馬力82.4PS
1気筒あたりのトルク11.2kgm
パワーバンド比率43.8%
各種ランキング
オープンカーのPWR
5.0L超のPWR

トルクウェイトレシオは18.5kg/kgm(1660kg/89.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が15020000円、最高出力が659馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は22792円、逆に1万円あたりでは0.44馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は167261円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は107.1PS/L、トルクは14.59kgm/L、1気筒あたりの馬力は82.4馬力、トルクは11.2kgmとなり、このエンジンが659馬力を6400回転で発生させているときの平均ピストンスピードは19.6m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が92.0mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6520回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.69になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費8.5km/L
燃料タンク容量70L
航続距離(カタログ燃費)595.0km
航続距離(80%燃費)476.0km
満タンプライス11200円
1万円でどこまで行ける?531.2km
車両価格/航続距離25244円/km

JC08モード燃費が8.5km/Lですので、燃料タンクの容量が70リットルですと航続可能距離は595.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(7.7km/L)とすると539.0km、80%(6.8km/L)だと476.0km、70%(5.9km/L)では413.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン70リットルの給油で11200円、上で計算した航続距離を踏まえると595.0km(80%燃費時476.0km)を走行するのに11200円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば531.2km(往復なら片道265.6km)、カタログ値の80%なら425.0km(片道212.5km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で595.0kmの距離を移動できるC7型 コルベット [Z06 Convertible]という乗り物を、1502.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「25244円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6400rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6900回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6900rpm|タイヤサイズ 335/25R20|タイヤ直径 67.6cm|円周長 212.4cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
6900rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速4.56010.9980km/h8620rpm2919.7kgm
2速2.9717.1600.6521-2/4500rpm123km/h5620rpm1902.3kgm
3速2.0755.0010.6982-3/4820rpm176km/h3920rpm1328.6kgm
4速1.6884.0680.8133-4/5610rpm216km/h3190rpm1080.8kgm
5速1.2703.0610.7524-5/5190rpm287km/h2400rpm813.2kgm
6速1.0002.4100.7875-6/5430rpm365km/h1890rpm640.3kgm
7速0.8452.0360.8456-7/5830rpm432km/h1600rpm541.0kgm
8速0.6521.5710.7727-8/5330rpm560km/h1230rpm417.5kgm
Final2.410レシオカバレッジ(変速比幅)6.994

ギヤの繋がりイメージ
C7型コルベット8AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3600rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.410)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(89.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.410)÷タイヤの有効半径(0.338m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの560km(6400rpmでは519.1km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6400rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6400rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ74km/h
2速ギヤ114km/h4170rpm
3速ギヤ163km/h4470rpm
4速ギヤ200km/h5200rpm
5速ギヤ266km/h4810rpm
6速ギヤ338km/h5040rpm
7速ギヤ401km/h5410rpm
8速ギヤ519km/h4940rpm

C7型コルベットに搭載された6153ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6400rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6400rpmまで引っ張ると74km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6400rpmから4170rpmまで落ち、そこから6400rpmまで加速を続けると速度は114km/h(+40km/h)になります。

3速ギヤでは4470rpmまで落ちて6400rpmで163km/h(+49km/h)に、4速ギヤでは5200rpmまで落ちて6400rpmで200km/h(+37km/h)に、5速ギヤでは4810rpmまで落ちて6400rpmで266km/h(+66km/h)になります。

続いて6速ギヤでは5040rpmまで落ちて6400rpmで338km/h(+72km/h)に、7速ギヤでは5410rpmまで落ちて6400rpmで401km/h(+63km/h)に、8速ギヤでは4940rpmまで落ちて6400rpmで519km/h(+118km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3600回転で最大トルク89.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば18.5kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(2.52kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと2919.7kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1660kg)を1速ギヤの最大駆動力(2919.7kgm)で割ってみると0.57kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6400回転でのトルク(73.8kgm)からTWRを算出すると0.69kg/kgmとなり、3600-6400回転の回転域では0.57-0.69kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速3450517069008620103501207015520
2速22503370449056206740787010110
3速1570235031403920471054907060
4速1280192025503190383044705750
5速960144019202400288033604320
6速760113015101890227026503400
7速64096012801600192022402880
8速4907409901230148017302220
※赤い数字は暫定レブリミット(6900rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.652)を選択して時速100kmにて走行すると1230回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは740回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは860回転、一般的な高速道路の80km/hでは990回転、100km/hでは1230回転、制限速度が120km/hになると1480回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2220回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速1223354658708193
2速1836537189107125142
3速255176102127153178204
4速316394125157188219251
5速4283125167208250291333
6速53106159212264317370423
7速63125188250313375438501
8速81162243324406487568649

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6900回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの335/25R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 335/25R20 | 直径 676mm

-20mm
幅315mm
-10mm
幅325mm
変更なし
幅335mm
+10mm
幅345mm
+20mm
幅355mm
-5%
20
扁平
315/20R20
37.5km/h
直径634mm
径差-42mm
325/20R20
37.8km/h
直径638mm
径差-38mm
335/20R20
38.0km/h
直径642mm
径差-34mm
345/20R20
38.2km/h
直径646mm
径差-30mm
355/20R20
38.5km/h
直径650mm
径差-26mm
0%
25
扁平
315/25R20
39.4km/h
直径666mm
径差-10mm
325/25R20
39.7km/h
直径671mm
径差-5mm
335/25R20
40.0km/h
676mm
0mm
345/25R20
40.3km/h
直径681mm
径差+5mm
355/25R20
40.6km/h
直径686mm
径差+10mm
+5%
30
扁平
315/30R20
41.2km/h
直径697mm
径差+21mm
325/30R20
41.6km/h
直径703mm
径差+27mm
335/30R20
42.0km/h
直径709mm
径差+33mm
345/30R20
42.3km/h
直径715mm
径差+39mm
355/30R20
42.7km/h
直径721mm
径差+45mm
+10%
35
扁平
315/35R20
43.1km/h
直径729mm
径差+53mm
325/35R20
43.6km/h
直径736mm
径差+60mm
335/35R20
44.0km/h
直径743mm
径差+67mm
345/35R20
44.4km/h
直径750mm
径差+74mm
355/35R20
44.8km/h
直径757mm
径差+81mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、315/25R20 、325/25R20 、335/20R20 、345/20R20 、355/20R20あたりのタイヤがおすすめです。

335/25R20のタイヤ幅を315mmから365mmまで、扁平率を10%から40%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、335/25R20の適応サイズと性能の変化 [C7型コルベット編]のページをご覧ください。

335/25R20のタイヤ銘柄と通販価格


C7型コルベット[6.2L-SC FR/8AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト2.52kg/ps70.05
1速ギヤ加速性能0.57kg/kgm72.89
1L換算馬力107.1ps/L52.72
1L換算トルク14.59kgm/L47.35
WB/TR比1.6958.54
ワイド&ロー指数0.62467.93
前面の面積2.423m²54.20
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点467.06

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費8.5km/L36.71
年間維持費521850円31.37
100kmh回転数1230rpm68.31
航続距離595.0km43.02
車の大きさ10.940m³48.47
室内の広さ(仮) 1.984m³35.50
最小回転半径39.00
馬力単価22792円47.23
ユーティリティ部門の得点349.61

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した C7型コルベット[6.2L-SC FR/8AT] の総合得点は 816.67 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したC7型コルベット(FR/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのオープンカー」、「のオープンカー」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


コメントは停止中です。