シボレー コルベットの性能まとめ [CY15B型|5.8L/300PS|FR/4AT|1995年] BaseGrade C4


画像はシボレーより引用
http://www.chevrolet.co.jp/
投稿:2013/02/11|更新:2019/09/26

シボレーの3ドア・2人乗りクーペ、CY15B型の4代目コルベットは1983から生産が開始され、1996/10に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量5727cc(300PS/47.0kgm)の5B型エンジンを搭載する[BaseGrade C4|1995/10モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4535mm×全幅1840mm×全高1200mm、排気量は5727ccであることから、大雑把に分類すると5.8リットルクラス(5800cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4535mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

CY15B型 コルベット [5727cc/300PS FR/4AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

4代目コルベットの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
5.7L-NA
FR/4AT
697.0万円
CY15BK型
[Convertible C4]
(1995/10)
300PS
47.0kgm

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー CHEVROLET
車名&
グレード
コルベット
BaseGrade C4
その他 ベースグレード
お値段 5970000円
車両型式 E-CY15B
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
4AT(4段変速・自動)
ドア数&
定員
3ドア
2人
車体寸法 長4535×幅1840×高1200mm
軸距&
輪距
2440mm
前1480mm/後1520mm
最小半径 6.1m
タイヤ 前輪:255/45R17
後輪:285/40R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1520kg
エンジン諸元
原動機型式 5B
気筒配列 V型8気筒
排気量5727cc
圧縮比10.5
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 300PS[221kW]/5000rpm
最大トルク 47.0kgm[461Nm]/4000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
5B型エンジンの諸元と性能まとめ
V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中~大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(101100円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(25200円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額9500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1995/10モデルのコルベットを25年落ちの中古で65.7万円にて購入し、頭金なしで2年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    コルベットの1995/10モデルの場合、2020年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である59.7万円に諸経費として6万円を足した65.7万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1995年式を25年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 6000cc以下 13年経過で増税 101100
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 18年経過で増税 25200
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷6.7km/L×160円/L 238810円
オイル交換(5000km毎) 1回9000円×2回 18000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本15000円×4本÷3年 20000円
任意保険料(月額9500円) 月額9500円×12ヶ月 114000円
ローン完済後の年間維持費 531030円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額27360円×12ヶ月 328320円
ローン返済中の年間維持費 859350円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 81240円
名目 金額
自動車税(1年分) 101100
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 238810円
オイル交換(5000km毎) 18000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 20000円
任意保険料(月額9500円) 114000円
ローン完済後の年間維持費 531030円
名目 金額
車のローン額(1年分) 328320円
ローン返済中の年間維持費 859350円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
81240円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「6000cc以下の13年経過で増税」で税額は101100円、重量税の区分は「2.0トン以下の18年経過で増税」で税額は25200円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに9000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額9500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額81,240円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。若しくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、意義を見出しているのかもしれません。

ここまで来ると月単位に換算しても44,253円(完済前は71,613円)という破格の金額になってしまうことを思えば、とてもじゃないけど新車で買って5年のローンを抱えながら乗るような車ではありません。ほとんど乗らずに盆栽としてガレージに飾っておくなら、まあ…

コルベットの中古車をGoo-netで検索!


●コルベットの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、コルベットの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 42830円
ガソリン税(暫定) 37460円
石油税 4180円
消費税(10%) 21710円
合計納税額 106180円

例として年間走行距離を10000km、燃費を6.7km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1492.5Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計42830円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで37460円、石油税が2.8円/Lで4180円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては21710円となり、これらを合計した税額は106180円、1年間に燃料代として支払う238810円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で101100円、自動車重量税が年換算で25200円ですから、合計232480円がコルベットに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 101100
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 71640円
オイル交換(年1回) 9000円
タイヤ交換(3万km/6年) 6000円
任意保険料(月額7600円) 91200円
合計
[差額]
318060円
[-212970円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 101100
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 119410円
オイル交換(年1回) 9000円
タイヤ交換(3万km/6年) 10000円
任意保険料(月額8080円) 96960円
合計
[差額]
375590円
[-155440円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 101100
自動車重量税(1年分) 25200
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 167170円
オイル交換(年1回) 12600円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 14000円
任意保険料(月額8550円) 102600円
合計
[差額]
436590円
[-94440円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料114000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて212970円安い318060円に、5000km走行では155440円安い375590円に、7000km走行では94440円安い436590円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km240円5300円6.2万円
20km480円10600円12.5万円
30km720円15800円18.7万円
50km1190円26200円30.9万円
100km2390円52600円62.1万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を6.7km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは23.88円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は240円/日となり、20km走行なら480円/日、30km走行なら720円/日、50km走行なら1190円/日、100km走行なら2390円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は15800円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は18.7万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

5B型エンジン簡易性能曲線図
5B型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4000回転時の馬力 262PS
5000回転時の馬力 300PS
各回転域でのトルク
4000回転時のトルク 47.0kgm
5000回転時のトルク 43.0kgm
5B型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している5B型5727cc、V型8気筒の自然吸気エンジンは5000回転時に最高出力300馬力を、4000回転時に最大トルク47.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数がとても近いこのエンジンは、高い回転数まで回すことで力を発揮するタイプのエンジンです。回転に伴って高まるパワー感は得も言われぬ感動を与えてくれることでしょう。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4000rpmから最高出力が発生する5000rpmまで」の1000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は20.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ5.067kg/PS(1520kg/300PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ5.067kg/PS
車体+1人5.25kg/PS
車体+2人5.43kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.27kg/PS
車体+70kg5.30kg/PS
車体+80kg5.33kg/PS
車体+90kg5.37kg/PS
車体+100kg5.40kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.25kg/PS(1575kg/300PS)となり、数値としては0.18kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは5.43kg/PS(1630kg/300PS)となり、0.36kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

コルベットのライバル候補車たち

5.417kg/PS
SQ2
2.0L/300PS|4WD/7AT
5.343kg/PS
1シリーズ
2.0L/306PS|4WD/8AT
5.086kg/PS
ゴルフGTI
2.0L/290PS|FF/7AT
5.083kg/PS
メガーヌ R.S.
1.8L/300PS|FF/6AT
5.430kg/PS
メガーヌ
1.8L/279PS|FF/6MT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.250kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

5.04kg/PSから5.46kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、アウディの5人乗りSUV「GADNUF型 SQ2」、BMWの5人乗りハッチバック「7L20型 1シリーズ」、ルノーの5人乗りハッチバック「BBM5P型 メガーヌ R.S.」、フォルクスワーゲンの5人乗りハッチバック「AUDNU型 ゴルフGTI」、ルノーの5人乗りハッチバック「BBM5P型 メガーヌ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

CY15B型 コルベット [BaseGrade C4]とパワーウェイトレシオが近い車種|5.250kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.63
平均ピストンスピード 14.7m/s
トルクウェイトレシオ 32.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段 19900円
排気量1Lあたり馬力 52.4PS/L
排気量1Lあたりトルク 8.21kgm/L
1気筒あたりの馬力 37.5PS
1気筒あたりのトルク 5.9kgm
パワーバンド比率 20.0%
各種ランキング
クーペのPWR
5.0L超のPWR

トルクウェイトレシオは32.3kg/kgm(1520kg/47.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5970000円、最高出力が300馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は19900円、逆に1万円あたりでは0.50馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は127021円、1万円あたりでは0.08kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は52.4PS/L、トルクは8.21kgm/L、1気筒あたりの馬力は37.5馬力、トルクは5.9kgmとなり、このエンジンが300馬力を5000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは14.7m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が88.3mmである5B型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6800回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.63になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 6.7km/L
燃料タンク容量 75L
航続距離(カタログ燃費) 502.5km
航続距離(80%燃費) 405.0km
満タンプライス 12000円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので6.7km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が75リットルですと航続可能距離は502.5kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.0km/L)とすると450.0km、80%(5.4km/L)だと405.0km、70%(4.7km/L)では352.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン75リットルの給油で12000円、上で計算した航続距離を踏まえると502.5km(80%燃費時405.0km)を走行するのに12000円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5500rpm|タイヤサイズ 285/40R17|タイヤ直径 66.0cm|円周長 207.3cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
5500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.058 7.91 86km/h 6360rpm 1127.2kgm
2速 1.625 4.205 0.531 1-2/2920rpm 163km/h 3380rpm 599.0kgm
3速 1.000 2.588 0.615 2-3/3380rpm 264km/h 2080rpm 368.6kgm
4速 0.696 1.801 0.696 3-4/3830rpm 380km/h 1450rpm 256.5kgm
Final 2.588 レシオカバレッジ(変速比幅)4.394

ギヤの繋がりイメージ
CY15B型コルベット4AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.588)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(47.0kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.588)÷タイヤの有効半径(0.33m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は4速ギヤの380km(5000rpmでは345.3km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ79km/h
2速ギヤ148km/h2660rpm
3速ギヤ240km/h3080rpm
4速ギヤ345km/h3480rpm

CY15B型コルベットに搭載された5B型5727ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5000rpmまで引っ張ると79km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5000rpmから2660rpmまで落ち、そこから5000rpmまで加速を続けると速度は148km/h(+69km/h)になります。

3速ギヤでは3080rpmまで落ちて5000rpmで240km/h(+92km/h)に、4速ギヤでは3480rpmまで落ちて5000rpmで345km/h(+105km/h)に、という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4000回転で最大トルク47.0kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば32.3kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(5.067kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1127.2kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1520kg)を1速ギヤの最大駆動力(1127.2kgm)で割ってみると1.35kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5000回転でのトルク(43.0kgm)からTWRを算出すると1.47kg/kgmとなり、4000-5000回転の回転域では1.35-1.47kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 2550 3820 5090 6360 7640 8910 11450
2速 1350 2030 2700 3380 4060 4730 6090
3速 830 1250 1660 2080 2500 2910 3750
4速 580 870 1160 1450 1740 2030 2610
※赤い数字は暫定レブリミット(5500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.696)を選択して時速100kmにて走行すると1450回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは870回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1010回転、一般的な高速道路の80km/hでは1160回転、100km/hでは1450回転、制限速度が120km/hになると1740回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2610回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 16 31 47 63 79 94 110 126
2速 30 59 89 118 148 177 207 237
3速 48 96 144 192 240 288 336 384
4速 69 138 207 276 345 414 483 552

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの285/40R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 285/40R17 | 直径 660mm

-20mm
幅265mm
-10mm
幅275mm
変更なし
幅285mm
+10mm
幅295mm
+20mm
幅305mm
-5%
35
扁平
265/35R17
37.5km/h
直径618mm
径差-42mm
275/35R17
37.9km/h
直径625mm
径差-35mm
285/35R17
38.3km/h
直径632mm
径差-28mm
295/35R17
38.7km/h
直径639mm
径差-21mm
305/35R17
39.2km/h
直径646mm
径差-14mm
0%
40
扁平
265/40R17
39.0km/h
直径644mm
径差-16mm
275/40R17
39.5km/h
直径652mm
径差-8mm
285/40R17
40.0km/h
660mm
0mm
295/40R17
40.5km/h
直径668mm
径差+8mm
305/40R17
41.0km/h
直径676mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
265/45R17
40.7km/h
直径671mm
径差+11mm
275/45R17
41.2km/h
直径680mm
径差+20mm
285/45R17
41.8km/h
直径689mm
径差+29mm
295/45R17
42.3km/h
直径698mm
径差+38mm
305/45R17
42.8km/h
直径707mm
径差+47mm
+10%
50
扁平
265/50R17
42.2km/h
直径697mm
径差+37mm
275/50R17
42.8km/h
直径707mm
径差+47mm
285/50R17
43.5km/h
直径717mm
径差+57mm
295/50R17
44.1km/h
直径727mm
径差+67mm
305/50R17
44.7km/h
直径737mm
径差+77mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、265/40R17 、275/40R17 、285/35R17 、295/35R17 、305/35R17あたりのタイヤがおすすめです。

285/40R17のタイヤ幅を265mmから315mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、285/40R17の適応サイズと性能の変化 [CY15B型コルベット編]のページをご覧ください。

285/40R17のタイヤ銘柄と通販価格


CY15B型コルベット[5.8L-NA FR/4AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト5.067kg/ps62.77
1速ギヤ加速性能1.35kg/kgm55.28
1L換算馬力52.4ps/L33.02
1L換算トルク8.21kgm/L33.54
WB/TR比1.6364.79
ワイド&ロー指数0.65265.96
前面の面積2.208m²59.93
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点418.67

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費41.55
年間維持費531030円30.50
100kmh回転数1450rpm65.19
航続距離24.75
車の大きさ10.013m³44.56
室内の広さ(仮) 1.816m³33.72
最小回転半径6.1m30.21
馬力単価19900円51.17
ユーティリティ部門の得点321.65

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した CY15B型コルベット[5.8L-NA FR/4AT] の総合得点は 740.32 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したCY15B型コルベット(FR/4AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのクーペ」、「のクーペ」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


コメントは停止中です。