シボレー コルベットの性能まとめ [X245A型|7.0L/511PS|FR/6MT|2012年] Z06 C6


画像はシボレーより引用
http://www.chevrolet.co.jp/
投稿:2013/02/11|更新:2019/09/26

シボレーの2ドア・2人乗りクーペ、X245A型の6代目コルベットは2005/02から生産が開始され、2014/01に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量6997cc(511PS/64.9kgm)の6E型エンジンを搭載する[Z06 C6|2012/08モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4465mm×全幅1935mm×全高1250mm、排気量は6997ccであることから、大雑把に分類すると7.0リットルクラス(7000cc、自動車税は6.0L超を適用)に属し、全長、全高は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超え、排気量も2000ccを超えていることにより3ナンバー登録になります。比較的コンパクトなボディに大きめなエンジンの組み合わせは世界戦略車(グローバルカー)やちょっとした高級車に良くあるパターンです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4465mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

X245A型 コルベット [6997cc/511PS FR/6MT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

6代目コルベットの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
6.0L-NA
FR/6MT
698.0万円
X245型
[Coupe C6]
(2007/01)
404PS
55.6kgm
6.2L-SC
FR/6MT
1490.0万円
型式不明
[ZR1 C6]
(2012/08)
647PS
83.5kgm
6.0L-NA
FR/6AT
740.0万円
X245型
[Coupe C6]
(2007/01)
404PS
55.6kgm
6代目コルベットの車両型式・グレード一覧【全7車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーCHEVROLET
車名&
グレード
コルベット
Z06 C6
その他
お値段9850000円
車両型式ABA-X245A
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
6MT(6段変速・手動)
ドア数&
定員
2ドア
2人
車体寸法長4465×幅1935×高1250mm
室内寸法長805×幅1300×高1045mm
軸距&
輪距
2685mm
前1605mm/後1580mm
最小半径6.1m
タイヤ前輪:275/35R18
後輪:325/30R19
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量1440kg
エンジン諸元
原動機型式6E
気筒配列V型8気筒
排気量6997cc
圧縮比11.0
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力511PS[376kW]/6300rpm
最大トルク64.9kgm[636Nm]/4800rpm
使用燃料ハイオクガソリン
10・15燃費6.1km/L(14.3mpg)
100km燃費16.4L/100km
6E型エンジンの諸元と性能まとめ
V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中~大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(111000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額10000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2012/08モデルのコルベットを7年落ちの中古で650.1万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    コルベットの2012/08モデルの場合、2019年現在では7年が経過しているため、新車価格の60%である591万円に諸経費として59.1万円を足した650.1万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

2012年式を7年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)6000cc超13年未満111000円
自動車重量税(1年分)1.5トン以下13年未満12300
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷5.2km/L×160円/L307690円
オイル交換(5000km毎)1回10000円×2回20000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本21000円×4本÷3年28000円
任意保険料(月額10000円)月額10000円×12ヶ月120000円
ローン完済後の年間維持費612910円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額108350円×12ヶ月1300200円
ローン返済中の年間維持費1913110円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度55440円
名目金額
自動車税(1年分)111000円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)307690円
オイル交換(5000km毎)20000円
タイヤ交換(3年3万km毎)28000円
任意保険料(月額10000円)120000円
ローン完済後の年間維持費612910円
名目金額
車のローン額(1年分)1300200円
ローン返済中の年間維持費1913110円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55440円
  • 初度登録から7年経過車の場合、自動車税の区分は「6000cc超の13年未満」で税額は111000円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに10000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本21000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額10000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

天に見放された生粋のド貧民には考えも及ばぬ世界です。月換算するだけで51,076円(完済前は159,426円)にもなる車を所有する、どうやって…?食うものも食わず、着るものも着ず…?いやあ、そこまでやってもまだまだ、さらに限界まで節制に節制を極めたとしても、それでもなお手の届かぬ未知の領域です。

天に魅入られた貴族の如きお金持ちでもなければ、お給金の大半を車に奪われて泣くハメになりそうです。ということは、この車のステータス性は抜群であると言えます。

コルベットの中古車をGoo-netで検索!


●コルベットの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、コルベットの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)55190円
ガソリン税(暫定)48270円
石油税5380円
消費税(10%)27970円
合計納税額136810円

例として年間走行距離を10000km、燃費を5.2km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1923.1Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計55190円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで48270円、石油税が2.8円/Lで5380円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては27970円となり、これらを合計した税額は136810円、1年間に燃料代として支払う307690円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で111000円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計260110円がコルベットに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)111000円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)92310円
オイル交換(年1回)10000円
タイヤ交換(3万km/6年)8400円
任意保険料(月額8000円)96000円
合計
[差額]
343930円
[-268980円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)111000円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)153850円
オイル交換(年1回)10000円
タイヤ交換(3万km/6年)14000円
任意保険料(月額8500円)102000円
合計
[差額]
417070円
[-195840円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)111000円
自動車重量税(1年分)12300
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)215380円
オイル交換(年1回)14000円
タイヤ交換(3万km/4.3年)19600円
任意保険料(月額9000円)108000円
合計
[差額]
494200円
[-118710円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料120000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて268980円安い343930円に、5000km走行では195840円安い417070円に、7000km走行では118710円安い494200円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km260円5700円6.8万円
20km520円11400円13.5万円
30km790円17400円20.5万円
50km1310円28800円34.1万円
100km2620円57600円68.1万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を6.1km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは26.23円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は260円/日となり、20km走行なら520円/日、30km走行なら790円/日、50km走行なら1310円/日、100km走行なら2620円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は17400円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は20.5万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

6E型エンジン簡易性能曲線図
6E型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
4800回転時の馬力435PS
6300回転時の馬力511PS
各回転域でのトルク
4800回転時のトルク64.9kgm
6300回転時のトルク58.1kgm
6E型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している6E型6997cc、V型8気筒の自然吸気エンジンは6300回転時に最高出力511馬力を、4800回転時に最大トルク64.9kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する4800rpmから最高出力が発生する6300rpmまで」の1500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は23.8%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc超クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ2.82kg/PS(1440kg/511PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ2.82kg/PS
車体+1人2.93kg/PS
車体+2人3.03kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg2.94kg/PS
車体+70kg2.95kg/PS
車体+80kg2.97kg/PS
車体+90kg2.99kg/PS
車体+100kg3.01kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは2.93kg/PS(1495kg/511PS)となり、数値としては0.11kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは3.03kg/PS(1550kg/511PS)となり、0.21kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

コルベットのライバル候補車たち

2.83kg/PS
R8 クーペ
5.3L/610PS|4WD/7AT
3.23kg/PS
R8 クーペ
5.3L/540PS|4WD/7AT
3.11kg/PS
エヴォーラ
3.5L/435PS|MR/6MT
2.93kg/PS
AMG GT
4.0L/585PS|FR/7AT
3.31kg/PS
M4
3.0L/500PS|FR/7AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ2.93kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

2.49kg/PSから3.37kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、アウディの2人乗りクーペ「4SDKAF型 R8 クーペ」、アウディの2人乗りクーペ「4SDKAD型 R8 クーペ」、ロータスの2人乗りクーペ「謎型 エヴォーラ」、メルセデスベンツの2人乗りクーペ「190379型 AMG GT」、BMWの4人乗りクーペ「3C30型 M4」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

X245A型 コルベット [Z06 C6]とパワーウェイトレシオが近い車種|2.93kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.69
平均ピストンスピード21.3m/s
トルクウェイトレシオ22.2kg/kgm
1馬力あたりのお値段19276円
排気量1Lあたり馬力73.0PS/L
排気量1Lあたりトルク9.28kgm/L
1気筒あたりの馬力63.9PS
1気筒あたりのトルク8.1kgm
パワーバンド比率23.8%
各種ランキング
クーペのPWR
5.0L超のPWR

トルクウェイトレシオは22.2kg/kgm(1440kg/64.9kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が9850000円、最高出力が511馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は19276円、逆に1万円あたりでは0.52馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は151772円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は73.0PS/L、トルクは9.28kgm/L、1気筒あたりの馬力は63.9馬力、トルクは8.1kgmとなり、このエンジンが511馬力を6300回転で発生させているときの平均ピストンスピードは21.3m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が101.6mmである6E型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は5910回転です。最高出力を発生している時点で既に20.0m/sを超えているこのエンジンは実に良く設計された秀逸なエンジンであると言えます。一昔(二昔?)前の常識を覆す誉れ高きエンジンですので、ぜひとも重要文化遺産に登録して後世に伝えていかねばなりません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.69になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


人間様の占有スペース

人間様の占有スペース
室内長×幅×高1.1m³
1人あたりのスペース約0.6m³
室内長/全長18.0%
室内幅/全幅67.2%
室内高/全高83.6%
室内容積/車両体積10.2%

ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。

まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は1.1m³です。この車の乗車定員は2人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.6m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は18.0%、同じく室内幅と全幅の比率は67.2%、同じく室内高と全高の比率は83.6%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は10.2%でした。

室内の広さ・長さランキング
室内長が長い車室内幅が広い車室内高が高い車車内の空間が広い車


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費6.1km/L
燃料タンク容量68L
航続距離(カタログ燃費)414.8km
航続距離(80%燃費)333.2km
満タンプライス10880円
1万円でどこまで行ける?381.2km
車両価格/航続距離23746円/km

10・15モード燃費が6.1km/Lですので、燃料タンクの容量が68リットルですと航続可能距離は414.8kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.5km/L)とすると374.0km、80%(4.9km/L)だと333.2km、70%(4.3km/L)では292.4kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン68リットルの給油で10880円、上で計算した航続距離を踏まえると414.8km(80%燃費時333.2km)を走行するのに10880円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば381.2km(往復なら片道190.6km)、カタログ値の80%なら305.0km(片道152.5km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で414.8kmの距離を移動できるX245A型 コルベット [Z06 C6]という乗り物を、985.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「23746円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6300rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6800回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6800rpm|タイヤサイズ 325/30R19|タイヤ直径 67.8cm|円周長 213.0cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
6800rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速2.6609.1096km/h7120rpm1741.6kgm
2速1.7806.0880.6691-2/4550rpm143km/h4760rpm1165.4kgm
3速1.3004.4460.7302-3/4960rpm195km/h3480rpm851.2kgm
4速1.0003.4200.7693-4/5230rpm254km/h2680rpm654.7kgm
5速0.7402.5310.7404-5/5030rpm343km/h1980rpm484.5kgm
6速0.5001.7100.6765-6/4600rpm508km/h1340rpm327.4kgm
Final3.420レシオカバレッジ(変速比幅)5.320

ギヤの繋がりイメージ
X245A型コルベット6MT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数4800rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.420)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(64.9kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.420)÷タイヤの有効半径(0.339m)で算出。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの508km(6300rpmでは470.8km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6300rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6300rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ89km/h
2速ギヤ132km/h4210rpm
3速ギヤ181km/h4600rpm
4速ギヤ235km/h4840rpm
5速ギヤ318km/h4660rpm
6速ギヤ471km/h4260rpm

X245A型コルベットに搭載された6E型6997ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6300rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6300rpmまで引っ張ると89km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6300rpmから4210rpmまで落ち、そこから6300rpmまで加速を続けると速度は132km/h(+43km/h)になります。

3速ギヤでは4600rpmまで落ちて6300rpmで181km/h(+49km/h)に、4速ギヤでは4840rpmまで落ちて6300rpmで235km/h(+54km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4660rpmまで落ちて6300rpmで318km/h(+83km/h)に、6速ギヤでは4260rpmまで落ちて6300rpmで471km/h(+153km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが4800回転で最大トルク64.9kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば22.2kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(2.82kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1741.6kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1440kg)を1速ギヤの最大駆動力(1741.6kgm)で割ってみると0.83kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6300回転でのトルク(58.1kgm)からTWRを算出すると0.92kg/kgmとなり、4800-6300回転の回転域では0.83-0.92kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速28504270569071208540997012810
2速1910286038104760572066708570
3速1390209027803480417048706260
4速1070161021402680321037504820
5速790119015801980238027703560
6速54080010701340161018702410
※赤い数字は暫定レブリミット(6800rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.500)を選択して時速100kmにて走行すると1340回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは800回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは940回転、一般的な高速道路の80km/hでは1070回転、100km/hでは1340回転、制限速度が120km/hになると1610回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2410回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速14284256708498112
2速21426384105126147168
3速295786115144172201230
4速3775112149187224262299
5速50101151202252303353404
6速75149224299374448523598

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6800回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの325/30R19と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 325/30R19 | 直径 678mm

-20mm
幅305mm
-10mm
幅315mm
変更なし
幅325mm
+10mm
幅335mm
+20mm
幅345mm
-5%
25
扁平
305/25R19
37.5km/h
直径636mm
径差-42mm
315/25R19
37.8km/h
直径641mm
径差-37mm
325/25R19
38.1km/h
直径646mm
径差-32mm
335/25R19
38.4km/h
直径651mm
径差-27mm
345/25R19
38.7km/h
直径656mm
径差-22mm
0%
30
扁平
305/30R19
39.3km/h
直径666mm
径差-12mm
315/30R19
39.6km/h
直径672mm
径差-6mm
325/30R19
40.0km/h
678mm
0mm
335/30R19
40.4km/h
直径684mm
径差+6mm
345/30R19
40.7km/h
直径690mm
径差+12mm
+5%
35
扁平
305/35R19
41.1km/h
直径697mm
径差+19mm
315/35R19
41.5km/h
直径704mm
径差+26mm
325/35R19
41.9km/h
直径711mm
径差+33mm
335/35R19
42.4km/h
直径718mm
径差+40mm
345/35R19
42.8km/h
直径725mm
径差+47mm
+10%
40
扁平
305/40R19
42.9km/h
直径727mm
径差+49mm
315/40R19
43.4km/h
直径735mm
径差+57mm
325/40R19
43.8km/h
直径743mm
径差+65mm
335/40R19
44.3km/h
直径751mm
径差+73mm
345/40R19
44.8km/h
直径759mm
径差+81mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、305/30R19 、315/30R19 、325/25R19 、335/25R19 、345/25R19あたりのタイヤがおすすめです。

325/30R19のタイヤ幅を305mmから355mmまで、扁平率を15%から45%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、325/30R19の適応サイズと性能の変化 [X245A型コルベット編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


X245A型コルベット[7.0L-NA FR/6MT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト2.82kg/ps69.21
1速ギヤ加速性能0.83kg/kgm67.10
1L換算馬力73.0ps/L49.74
1L換算トルク9.28kgm/L47.09
WB/TR比1.6958.54
ワイド&ロー指数0.64666.55
前面の面積2.419m²54.37
最低地上高44.91
スポーツ性能部門の得点457.51

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費6.1km/L34.99
年間維持費612910円22.76
100kmh回転数1340rpm66.82
航続距離414.8km31.81
車の大きさ10.800m³47.90
室内の広さ1.094m³26.05
最小回転半径6.1m30.21
馬力単価19276円51.95
ユーティリティ部門の得点312.49

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した X245A型コルベット[7.0L-NA FR/6MT] の総合得点は 770.00 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したX245A型コルベット(FR/6MT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのクーペ」、「のクーペ」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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