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キャデラックの4ドア・5人乗りセダン、謎型の初代XTSは2013/01から生産が開始され、2014/12に生産(または販売)を終えました。
ここでは排気量3564cc(308PS/36.5kgm)のエンジンを搭載する[Platinum|2014/04モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。
ボディサイズが全長5130mm×全幅1850mm×全高1510mm、排気量は3564ccであることから、大雑把に分類すると3.6リットルクラス(3600cc、自動車税は4.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。
ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5130mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。
エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。
XTS [3564cc/308PS FF/6AT] お品書き
![]() エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ | ![]() No Data | ![]() タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差 | ![]() 各種スペックの相対評価とレーダーチャート |
主要諸元とエンジン諸元
主要諸元 | |
---|---|
メーカー | CADILLAC |
車名& グレード | XTS Platinum |
その他 | – |
お値段 | 10080000円 |
車両型式 | 謎 |
駆動方式 変速機 | FF・前輪駆動(FWD,2WD) 6AT(6段変速・自動) |
ドア数& 定員 | 4ドア 5人 |
車体寸法 | 長5130×幅1850×高1510mm |
軸距& 輪距 | 2837mm 前0mm/後0mm |
タイヤ | 前輪:245/40R20 後輪:245/40R20 |
ブレーキ | 前:ベンチレーテッドディスク 後:ベンチレーテッドディスク |
車両重量 | 1896kg |
エンジン諸元 | |
---|---|
原動機型式 | 不明 |
気筒配列 | V型6気筒 |
排気量 | 3564cc |
吸気方式 | 自然吸気(NA・ノンターボ) |
最高出力 | 308PS[226kW]/6800rpm |
最大トルク | 36.5kgm[358Nm]/5200rpm |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
※V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。 ※V型6気筒の最高出力ランキング |
税金と年間維持費のシミュレーション
ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(66500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代、月額7500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。
さらに、2014/04モデルのXTSを5年落ちの中古で831.6万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。
- 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
XTSの2014/04モデルの場合、2019年現在では5年が経過しているため、新車価格の75%である756万円に諸経費として75.6万円を足した831.6万円を中古車価格の目安としています。 - ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
- 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
- 自動車保険は比較で安くなる!
2014年式を5年落ちの中古で買った場合の年間維持費
名目 | 区分 | 金額 | ||
---|---|---|---|---|
自動車税(1年分) | 4000cc以下 | 13年未満 | 66500円 | |
自動車重量税(1年分) | 2.0トン以下 | 13年未満 | 16400円 | |
自賠責保険料(1年分) | 自家用乗用車 | 13920円 | ||
燃料代(年間1万km) | 10000km÷7.1km/L×150円/L | 211270円 | ||
オイル交換(5000km毎) | 1回6500円×2回 | 13000円 | ||
タイヤ交換(3年3万km毎) | 1本24000円×4本÷3年 | 32000円 | ||
任意保険料(月額7500円) | 月額7500円×12ヶ月 | 90000円 | ||
ローン完済後の年間維持費 | 443090円 | |||
名目 | 区分 | 金額 | ||
車のローン額(1年分) | 月額138600円×12ヶ月 | 1663200円 | ||
ローン返済中の年間維持費 | 2106290円 | |||
次回車検費用の積み立て目安 | ||||
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 | 63640円 |
名目 | 金額 |
---|---|
自動車税(1年分) | 66500円 |
自動車重量税(1年分) | 16400円 |
自賠責保険料(1年分) | 13920円 |
燃料代(年間1万km) | 211270円 |
オイル交換(5000km毎) | 13000円 |
タイヤ交換(3年3万km毎) | 32000円 |
任意保険料(月額7500円) | 90000円 |
ローン完済後の年間維持費 | 443090円 |
名目 | 金額 |
車のローン額(1年分) | 1663200円 |
ローン返済中の年間維持費 | 2106290円 |
次回車検費用の積み立て目安 | |
重量税2年分+自賠責24ヶ月分 +検査手数料等3000円程度 | 63640円 |
- 初度登録から5年経過車の場合、自動車税の区分は「4000cc以下の13年未満」で税額は66500円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
- エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
- タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
- 任意保険料の金額は、月額7500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
- 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
- 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
- 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。 - 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
- 車検時には上記の目安金額63,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
- 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。
この車の場合は月単位で換算すると36,924円(完済前は175,524円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。
●XTSの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)
さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、XTSの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。
燃料にかかる税金 | |
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ガソリン税(本則) | 40420円 |
ガソリン税(暫定) | 35350円 |
石油税 | 3940円 |
消費税(10%) | 19210円 |
合計納税額 | 98920円 |
例として年間走行距離を10000km、燃費を7.1km/L、ガソリンを1リットルあたり150円(諸税込)として計算してみます。
このとき使用するガソリンの量は1408.5Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計40420円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで35350円、石油税が2.8円/Lで3940円になります。
ガソリン車の場合は本体価格79.8円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては19210円となり、これらを合計した税額は98920円、1年間に燃料代として支払う211270円のうち46.8%が税金、ということになります。
さらに自動車税が年間で66500円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計181820円がXTSに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。
低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km
せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。
走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。
年間3000km走行の場合 | |
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名目 | 金額 |
自動車税(1年分) | 66500円 |
自動車重量税(1年分) | 16400円 |
自賠責保険料(1年分) | 13920円 |
燃料代(3000km分) | 63380円 |
オイル交換(年1回) | 6500円 |
タイヤ交換(3万km/6年) | 9600円 |
任意保険料(月額6000円) | 72000円 |
合計 [差額] | 248300円 [-194790円] |
年間5000km走行の場合 | |
---|---|
名目 | 金額 |
自動車税(1年分) | 66500円 |
自動車重量税(1年分) | 16400円 |
自賠責保険料(1年分) | 13920円 |
燃料代(5000km分) | 105640円 |
オイル交換(年1回) | 6500円 |
タイヤ交換(3万km/6年) | 16000円 |
任意保険料(月額6380円) | 76560円 |
合計 [差額] | 301520円 [-141570円] |
年間7000km走行の場合 | |
---|---|
名目 | 金額 |
自動車税(1年分) | 66500円 |
自動車重量税(1年分) | 16400円 |
自賠責保険料(1年分) | 13920円 |
燃料代(7000km分) | 147890円 |
オイル交換(年1回) | 9100円 |
タイヤ交換(3万km/4.3年) | 22400円 |
任意保険料(月額6750円) | 81000円 |
合計 [差額] | 357210円 [-85880円] |
自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。
タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料90000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。
年間3000km走行では、10000km走行に比べて194790円安い248300円に、5000km走行では141570円安い301520円に、7000km走行では85880円安い357210円という結果になりました。
自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。
1km走行コストと月間&年間交通費
距離/日 | 費用/日 | 月換算 | 年換算 |
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10km | 210円 | 4600円 | 5.5万円 |
20km | 420円 | 9200円 | 10.9万円 |
30km | 630円 | 13900円 | 16.4万円 |
50km | 1060円 | 23300円 | 27.6万円 |
100km | 2110円 | 46400円 | 54.9万円 |
さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を150円、燃費を7.1km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは21.13円になります。
たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は210円/日となり、20km走行なら420円/日、30km走行なら630円/日、50km走行なら1060円/日、100km走行なら2110円/日かかる計算です。
1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は13900円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は16.4万円/年という塩梅です。
カタログスペックから見えてくる要素
簡易エンジン性能曲線図 | |
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各回転域での馬力 | |
5200回転時の馬力 | 265PS |
6800回転時の馬力 | 308PS |
各回転域でのトルク | |
5200回転時のトルク | 36.5kgm |
6800回転時のトルク | 32.4kgm |
まずおさらいとして、搭載しているV型6気筒、3564ccの自然吸気エンジンは6800回転時に最高出力308馬力を、5200回転時に最大トルク36.5kgmを発生します。
馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。
トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。
※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。
ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する5200rpmから最高出力が発生する6800rpmまで」の1600rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は23.5%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域
最高出力ランキング リスト |
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4000cc以下クラス編 |
輸入車・外車の小型車&普通車編 |
最大トルク ランキング リスト |
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4000cc以下クラス編 |
輸入車・外車の小型車&普通車編 |
さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ は6.16kg/PS(1896kg/308PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。
車重と搭乗者とPWR | |
---|---|
車体のみ | 6.16kg/PS |
車体+1人 | 6.33kg/PS |
車体+5人 | 7.05kg/PS |
お腹と車重とPWR | |
車体+60kg | 6.35kg/PS |
車体+70kg | 6.38kg/PS |
車体+80kg | 6.42kg/PS |
車体+90kg | 6.45kg/PS |
車体+100kg | 6.48kg/PS |
というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.33kg/PS(1951kg/308PS)となり、数値としては0.17kgほど悪化します。
次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは7.05kg/PS(2171kg/308PS)となり、0.89kgも悪化することになります。
もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。
XTSのライバル候補車たち
![]() | 6.46kg/PS Q8 3.0L/340PS|4WD/8AT |
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![]() | 6.16kg/PS A8 3.0L/340PS|4WD/8AT |
![]() | 6.28kg/PS ロードスターRF 2.0L/184PS|FR/6MT |
![]() | 6.24kg/PS ゴルフ 2.0L/230PS|FF/6AT |
![]() | 6.40kg/PS クラウン 3.5L/299PS|FR/CVT |
車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.33kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。
6.14kg/PSから6.52kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、アウディの5人乗りSUV「F1DCBS型 Q8」、アウディの5人乗りセダン「F8CZSF型 A8」、マツダの2人乗りオープンカー「NDERC型 ロードスターRF」、フォルクスワーゲンの5人乗りハッチバック「AUCHH型 ゴルフ」、トヨタの5人乗りセダン「UWG60型 センチュリー」という顔ぶれが並びました。
「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。
●XTS [Platinum]とパワーウェイトレシオが近い車種|6.33kg/PS
いろいろな数値 | |
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WB/TR比 | No data |
トルクウェイトレシオ | 51.9kg/kgm |
1馬力あたりのお値段 | 32727円 |
排気量1Lあたり馬力 | 86.4PS/L |
排気量1Lあたりトルク | 10.24kgm/L |
1気筒あたりの馬力 | 51.3PS |
1気筒あたりのトルク | 6.1kgm |
パワーバンド比率 | 23.5% |
各種ランキング | |
セダンのPWR 3.5~4.0L以下のPWR |
トルクウェイトレシオは51.9kg/kgm(1896kg/36.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)
ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が10080000円、最高出力が308馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は32727円、逆に1万円あたりでは0.31馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は276164円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。
- 1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング | 輸入車編 | 4000cc以下の車編 | セダン編
最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は86.4PS/L、トルクは10.24kgm/L、1気筒あたりの馬力は51.3馬力、トルクは6.1kgmとなります。
●排気量1リットルあたりの馬力ランキング
車中泊の可能性
車中泊の可能性 | |
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期待される荷室の長さ | 1.80m |
期待される荷室の幅 | 1.45m |
対角線の長さ | 2.31m |
期待される荷室の面積 | 2.61m² |
ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。
縦方向の長さが1.80m(対角線では2.31m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。
セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム
燃料タンクと燃費と航続距離と
燃料タンクと燃費と航続距離と | |
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暫定基準燃費 | 7.1km/L |
燃料タンク容量 | 70L |
航続距離(カタログ燃費) | 497.0km |
航続距離(80%燃費) | 399.0km |
満タンプライス | 10500円 |
10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので7.1km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が70リットルですと航続可能距離は497.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)
実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.4km/L)とすると448.0km、80%(5.7km/L)だと399.0km、70%(5.0km/L)では350.0kmという航続距離になります。
燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン70リットルの給油で10500円、上で計算した航続距離を踏まえると497.0km(80%燃費時399.0km)を走行するのに10500円かかる計算です。
純正装着タイヤの245/40R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版
下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。
※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。
純正タイヤ 245/40R20 | 直径 704mm | |||||
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-20mm 幅225mm | -10mm 幅235mm | 変更なし 幅245mm | +10mm 幅255mm | +20mm 幅265mm | |
-5% 35 扁平 | 225/35R20 37.8km/h 直径666mm 径差-38mm | 235/35R20 38.2km/h 直径673mm 径差-31mm | 245/35R20 38.6km/h 直径680mm 径差-24mm | 255/35R20 39.0km/h 直径687mm 径差-17mm | 265/35R20 39.4km/h 直径694mm 径差-10mm |
0% 40 扁平 | 225/40R20 39.1km/h 直径688mm 径差-16mm | 235/40R20 39.5km/h 直径696mm 径差-8mm | 245/40R20 40.0km/h 704mm 0mm | 255/40R20 40.5km/h 直径712mm 径差+8mm | 265/40R20 40.9km/h 直径720mm 径差+16mm |
+5% 45 扁平 | 225/45R20 40.4km/h 直径711mm 径差+7mm | 235/45R20 40.9km/h 直径720mm 径差+16mm | 245/45R20 41.4km/h 直径729mm 径差+25mm | 255/45R20 41.9km/h 直径738mm 径差+34mm | 265/45R20 42.4km/h 直径747mm 径差+43mm |
+10% 50 扁平 | 225/50R20 41.6km/h 直径733mm 径差+29mm | 235/50R20 42.2km/h 直径743mm 径差+39mm | 245/50R20 42.8km/h 直径753mm 径差+49mm | 255/50R20 43.4km/h 直径763mm 径差+59mm | 265/50R20 43.9km/h 直径773mm 径差+69mm |
もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、225/40R20 、235/35R20、235/40R20 、245/35R20 、255/35R20 、265/35R20あたりのタイヤがおすすめです。
245/40R20のタイヤ幅を225mmから275mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを20インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが245/40R20のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。
XTS[3.6L-NA FF/6AT]の得点(簡易版)
ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。
スポーツ性能部門 | ||
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評価項目 | 数値 | 得点 |
パワーウェイト | 6.16kg/ps | 59.64 |
1速ギヤ加速性能 | – | 39.27 |
1L換算馬力 | 86.4ps/L | 60.59 |
1L換算トルク | 10.24kgm/L | 59.24 |
WB/TR比 | – | 31.54 |
ワイド&ロー指数 | 0.816 | 54.42 |
前面の面積 | 2.793m² | 44.35 |
最低地上高 | – | 43.38 |
スポーツ性能部門の得点 | 392.43 |
※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。
ユーティリティ部門 | ||
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評価項目 | 数値 | 得点 |
燃費 | – | 41.55 |
年間維持費 | 443090円 | 38.80 |
100kmh回転数 | – | 42.85 |
航続距離 | – | 24.75 |
車の大きさ | 14.331m³ | 62.77 |
室内の広さ | (仮) 2.599m³ | 42.00 |
最小回転半径 | – | 39.00 |
馬力単価 | 32727円 | 33.71 |
ユーティリティ部門の得点 | 325.43 |
※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。
スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計したXTS[3.6L-NA FF/6AT] の総合得点は 717.86 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。
上記リンク先では、今回このページで紹介したXTS [Platinum] (FF/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「4000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。