キャデラック XT5 クロスオーバーの性能まとめ [C1UL型|3.7L/314PS|4WD/8AT|2017年] Luxury


画像はキャデラックより引用
http://www.cadillacjapan.com/
投稿:2017/09/04|更新:2019/09/26

キャデラックの5ドア・5人乗りSUV、C1UL型の初代XT5 クロスオーバーは2017/10から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量3649cc(314PS/37.5kgm)の3L型エンジンを搭載する[Luxury|2017/10モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4825mm×全幅1915mm×全高1700mm、排気量は3649ccであることから、大雑把に分類すると3.7リットルクラス(3700cc、自動車税は4.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4825mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

C1UL型 XT5 クロスオーバー [3649cc/314PS 4WD/8AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー CADILLAC
車名&
グレード
XT5 クロスオーバー
Luxury
その他 ラグジュアリー プラチナム
お値段 6190000円
車両型式 ABA-C1UL
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8AT(8段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4825×幅1915×高1700mm
軸距&
輪距
2860mm
前1636mm/後1636mm
タイヤ 前輪:235/65R18
後輪:235/65R18
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1990kg
エンジン諸元
原動機型式 3L
気筒配列 V型6気筒
排気量3649cc
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 314PS[231kW]/6700rpm
最大トルク 37.5kgm[368Nm]/5000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
3L型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(66500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額7500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、XT5 クロスオーバーの新車を711.9万円(諸費用として92.9万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 4000cc以下 13年未満 66500円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷6.1km/L×140円/L 229510円
オイル交換(5000km毎) 1回6500円×2回 13000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本18000円×4本÷3年 24000円
任意保険料(月額7500円) 月額7500円×12ヶ月 90000円
ローン完済後の年間維持費 453330円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額118640円×12ヶ月 1423680円
ローン返済中の年間維持費 1877010円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 63640円
名目 金額
自動車税(1年分) 66500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 229510円
オイル交換(5000km毎) 13000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 24000円
任意保険料(月額7500円) 90000円
ローン完済後の年間維持費 453330円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1423680円
ローン返済中の年間維持費 1877010円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
63640円
  • 初度登録から3年経過車の場合、自動車税の区分は「4000cc以下の13年未満」で税額は66500円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額63,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると37,778円(完済前は156,418円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

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●XT5 クロスオーバーの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、XT5 クロスオーバーの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 47050円
ガソリン税(暫定) 41150円
石油税 4590円
消費税(10%) 20860円
合計納税額 113650円

例として年間走行距離を10000km、燃費を6.1km/L、ガソリンを1リットルあたり140円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1639.3Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計47050円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで41150円、石油税が2.8円/Lで4590円になります。

ガソリン車の場合は本体価格70.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては20860円となり、これらを合計した税額は113650円、1年間に燃料代として支払う229510円のうち49.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で66500円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計196550円がXT5 クロスオーバーに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 66500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 68850円
オイル交換(年1回) 6500円
タイヤ交換(3万km/6年) 7200円
任意保険料(月額6000円) 72000円
合計
[差額]
251370円
[-201960円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 66500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 114760円
オイル交換(年1回) 6500円
タイヤ交換(3万km/6年) 12000円
任意保険料(月額6380円) 76560円
合計
[差額]
306640円
[-146690円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 66500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 160660円
オイル交換(年1回) 9100円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 16800円
任意保険料(月額6750円) 81000円
合計
[差額]
364380円
[-88950円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料90000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて201960円安い251370円に、5000km走行では146690円安い306640円に、7000km走行では88950円安い364380円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km230円5100円6.0万円
20km460円10100円12.0万円
30km690円15200円17.9万円
50km1150円25300円29.9万円
100km2300円50600円59.8万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を140円、燃費を6.1km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは22.95円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は230円/日となり、20km走行なら460円/日、30km走行なら690円/日、50km走行なら1150円/日、100km走行なら2300円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は15200円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は17.9万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

3L型エンジン簡易性能曲線図
3L型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
5000回転時の馬力 262PS
6700回転時の馬力 314PS
各回転域でのトルク
5000回転時のトルク 37.5kgm
6700回転時のトルク 33.6kgm
3L型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している3L型3649cc、V型6気筒の自然吸気エンジンは6700回転時に最高出力314馬力を、5000回転時に最大トルク37.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する5000rpmから最高出力が発生する6700rpmまで」の1700rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は25.4%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
4000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ6.340kg/PS(1990kg/314PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ6.340kg/PS
車体+1人6.51kg/PS
車体+5人7.21kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.53kg/PS
車体+70kg6.56kg/PS
車体+80kg6.59kg/PS
車体+90kg6.62kg/PS
車体+100kg6.66kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.51kg/PS(2045kg/314PS)となり、数値としては0.17kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは7.21kg/PS(2265kg/314PS)となり、0.87kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

XT5 クロスオーバーのライバル候補車たち

6.640kg/PS
V60
2.0L/317PS|4WD/8AT
6.359kg/PS
8シリーズ グランクーペ
3.0L/320PS|4WD/8AT
6.453kg/PS
8シリーズ カブリオレ
3.0L/320PS|4WD/8AT
6.456kg/PS
Q8
3.0L/340PS|4WD/8AT
6.440kg/PS
ロードスターRF
2.0L/184PS|FR/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.513kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

6.32kg/PSから6.71kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、ボルボの5人乗りワゴン「ZB420P型 V60」、BMWの4人乗りオープンカー「BC30型 8シリーズ カブリオレ」、BMWの5人乗りセダン「GW30型 8シリーズ グランクーペ」、アウディの5人乗りSUV「F1DCBS型 Q8」、マツダの2人乗りオープンカー「NDERC型 ロードスターRF」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

C1UL型 XT5 クロスオーバー [Luxury]とパワーウェイトレシオが近い車種|6.513kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.75
平均ピストンスピード 19.2m/s
トルクウェイトレシオ 53.1kg/kgm
1馬力あたりのお値段 19713円
排気量1Lあたり馬力 86.1PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.28kgm/L
1気筒あたりの馬力 52.3PS
1気筒あたりのトルク 6.2kgm
パワーバンド比率 25.4%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
3.5~4.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは53.1kg/kgm(1990kg/37.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が6190000円、最高出力が314馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は19713円、逆に1万円あたりでは0.51馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は165067円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は86.1PS/L、トルクは10.28kgm/L、1気筒あたりの馬力は52.3馬力、トルクは6.2kgmとなり、このエンジンが314馬力を6700回転で発生させているときの平均ピストンスピードは19.2m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が85.8mmである3L型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6990回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.75になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.69m
期待される荷室の幅 1.51m
対角線の長さ 2.27m
期待される荷室の面積 2.55m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.69m(対角線では2.27m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 6.1km/L
燃料タンク容量 82L
航続距離(カタログ燃費) 500.2km
航続距離(80%燃費) 401.8km
満タンプライス 11480円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので6.1km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が82リットルですと航続可能距離は500.2kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(5.5km/L)とすると451.0km、80%(4.9km/L)だと401.8km、70%(4.3km/L)では352.6kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン82リットルの給油で11480円、上で計算した航続距離を踏まえると500.2km(80%燃費時401.8km)を走行するのに11480円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6700rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7200回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 7200rpm|タイヤサイズ 235/65R18|タイヤ直径 76.3cm|円周長 239.7cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
7200rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.250 16.80 - - 62km/h 11680rpm 1651.4kgm
2速 3.029 9.693 0.577 1-2/4150rpm 107km/h 6740rpm 952.8kgm
3速 1.950 6.240 0.644 2-3/4640rpm 166km/h 4340rpm 613.4kgm
4速 1.457 4.662 0.747 3-4/5380rpm 222km/h 3240rpm 458.3kgm
5速 1.221 3.907 0.838 4-5/6030rpm 265km/h 2720rpm 384.1kgm
6速 1.000 3.200 0.819 5-6/5900rpm 324km/h 2230rpm 314.5kgm
7速 0.809 2.589 0.809 6-7/5820rpm 400km/h 1800rpm 254.5kgm
8速 0.673 2.154 0.832 7-8/5990rpm 481km/h 1500rpm 211.7kgm
Final 3.200 レシオカバレッジ(変速比幅)7.801

ギヤの繋がりイメージ
C1UL型XT5 クロスオーバー8AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数5000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.200)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(37.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.200)÷タイヤの有効半径(0.3815m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの481km(6700rpmでは447.4km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6700rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6700rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ57km/h-
2速ギヤ99km/h3870rpm
3速ギヤ154km/h4310rpm
4速ギヤ207km/h5000rpm
5速ギヤ247km/h5610rpm
6速ギヤ301km/h5490rpm
7速ギヤ372km/h5420rpm
8速ギヤ447km/h5570rpm

C1UL型XT5 クロスオーバーに搭載された3L型3649ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6700rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6700rpmまで引っ張ると57km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6700rpmから3870rpmまで落ち、そこから6700rpmまで加速を続けると速度は99km/h(+42km/h)になります。

3速ギヤでは4310rpmまで落ちて6700rpmで154km/h(+55km/h)に、4速ギヤでは5000rpmまで落ちて6700rpmで207km/h(+53km/h)に、5速ギヤでは5610rpmまで落ちて6700rpmで247km/h(+40km/h)になります。

続いて6速ギヤでは5490rpmまで落ちて6700rpmで301km/h(+54km/h)に、7速ギヤでは5420rpmまで落ちて6700rpmで372km/h(+71km/h)に、8速ギヤでは5570rpmまで落ちて6700rpmで447km/h(+75km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが5000回転で最大トルク37.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば53.1kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(6.340kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1651.4kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1990kg)を1速ギヤの最大駆動力(1651.4kgm)で割ってみると1.21kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6700回転でのトルク(33.6kgm)からTWRを算出すると1.34kg/kgmとなり、5000-6700回転の回転域では1.21-1.34kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4670 7010 9350 11680 14020 16350 21030
2速 2700 4040 5390 6740 8090 9440 12130
3速 1740 2600 3470 4340 5210 6070 7810
4速 1300 1950 2590 3240 3890 4540 5840
5速 1090 1630 2170 2720 3260 3800 4890
6速 890 1340 1780 2230 2670 3120 4010
7速 720 1080 1440 1800 2160 2520 3240
8速 600 900 1200 1500 1800 2100 2700
※赤い数字は暫定レブリミット(7200rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.673)を選択して時速100kmにて走行すると1500回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは900回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1050回転、一般的な高速道路の80km/hでは1200回転、100km/hでは1500回転、制限速度が120km/hになると1800回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2700回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 17 26 34 43 51 60 68
2速 15 30 45 59 74 89 104 119
3速 23 46 69 92 115 138 161 184
4速 31 62 93 123 154 185 216 247
5速 37 74 110 147 184 221 258 294
6速 45 90 135 180 225 270 315 360
7速 56 111 167 222 278 333 389 444
8速 67 134 200 267 334 401 467 534

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7200回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの235/65R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/65R18 | 直径 763mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
-5%
60
扁平
215/60R18
37.5km/h
直径715mm
径差-48mm
225/60R18
38.1km/h
直径727mm
径差-36mm
235/60R18
38.7km/h
直径739mm
径差-24mm
245/60R18
39.4km/h
直径751mm
径差-12mm
255/60R18
40.0km/h
直径763mm
径差0mm
0%
65
扁平
215/65R18
38.6km/h
直径737mm
径差-26mm
225/65R18
39.3km/h
直径750mm
径差-13mm
235/65R18
40.0km/h
763mm
0mm
245/65R18
40.7km/h
直径776mm
径差+13mm
255/65R18
41.4km/h
直径789mm
径差+26mm
+5%
70
扁平
215/70R18
39.7km/h
直径758mm
径差-5mm
225/70R18
40.5km/h
直径772mm
径差+9mm
235/70R18
41.2km/h
直径786mm
径差+23mm
245/70R18
41.9km/h
直径800mm
径差+37mm
255/70R18
42.7km/h
直径814mm
径差+51mm
+10%
75
扁平
215/75R18
40.9km/h
直径780mm
径差+17mm
225/75R18
41.7km/h
直径795mm
径差+32mm
235/75R18
42.5km/h
直径810mm
径差+47mm
245/75R18
43.3km/h
直径825mm
径差+62mm
255/75R18
44.0km/h
直径840mm
径差+77mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/65R18、215/70R18 、225/60R18、225/65R18 、235/60R18 、245/60R18 、255/60R18あたりのタイヤがおすすめです。

235/65R18のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、235/65R18の適応サイズと性能の変化 [C1UL型XT5 クロスオーバー編]のページをご覧ください。

235/65R18のタイヤ銘柄と通販価格


C1UL型XT5 クロスオーバー[3.7L-NA 4WD/8AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト6.340kg/ps59.13
1速ギヤ加速性能1.21kg/kgm58.44
1L換算馬力86.1ps/L60.35
1L換算トルク10.28kgm/L59.75
WB/TR比1.7552.29
ワイド&ロー指数0.88849.36
前面の面積3.256m²32.01
最低地上高-43.38
スポーツ性能部門の得点414.71

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費-41.55
年間維持費453330円37.84
100kmh回転数1500rpm64.48
航続距離-24.75
車の大きさ15.708m³68.57
室内の広さ(仮) 2.848m³44.64
最小回転半径-39.00
馬力単価19713円51.42
ユーティリティ部門の得点372.25

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した C1UL型XT5 クロスオーバー[3.7L-NA 4WD/8AT] の総合得点は 786.96 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したC1UL型XT5 クロスオーバー(4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「4000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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