キャデラック CT6の性能まとめ [O1SL型|3.7L/340PS|4WD/10AT|2019年] Platinum


画像はキャデラックより引用
http://www.cadillacjapan.com/
投稿:2019/07/03|更新:2019/09/26

キャデラックの4ドア・5人乗りセダン、O1SL型の初代CT6は2016/04から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量3649cc(340PS/39.4kgm)の3L型エンジンを搭載する[Platinum|2019/06モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長5230mm×全幅1885mm×全高1495mm、排気量は3649ccであることから、大雑把に分類すると3.7リットルクラス(3700cc、自動車税は4.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5230mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

O1SL型 CT6 [3649cc/340PS 4WD/10AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代CT6の類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
3.6L-NA
4WD/8AT
998.0万円
O1SL型
[Platinum]
(2016/04)
340PS
39.4kgm
-

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー CADILLAC
車名&
グレード
CT6
Platinum
その他 プラチナム|8AT→10AT
お値段 10260000円
車両型式 ABA-O1SL
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
10AT(10段変速・自動)
ドア数&
定員
4ドア
5人
車体寸法 長5230×幅1885×高1495mm
軸距&
輪距
3110mm
前1620mm/後1645mm
タイヤ 前輪:245/40R20
後輪:245/40R20
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1950kg
エンジン諸元
原動機型式 3L
気筒配列 V型6気筒
排気量3649cc
吸気方式 自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力 340PS[250kW]/6900rpm
最大トルク 39.4kgm[386Nm]/5300rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
3L型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(66500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額7500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、CT6の新車を1179.9万円(諸費用として153.9万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 4000cc以下 13年未満 66500円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷6.9km/L×160円/L 231880円
オイル交換(5000km毎) 1回6500円×2回 13000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本24000円×4本÷3年 32000円
任意保険料(月額7500円) 月額7500円×12ヶ月 90000円
ローン完済後の年間維持費 463700円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額196650円×12ヶ月 2359800円
ローン返済中の年間維持費 2823500円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 63640円
名目 金額
自動車税(1年分) 66500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 231880円
オイル交換(5000km毎) 13000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 32000円
任意保険料(月額7500円) 90000円
ローン完済後の年間維持費 463700円
名目 金額
車のローン額(1年分) 2359800円
ローン返済中の年間維持費 2823500円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
63640円
  • 初度登録から1年経過車の場合、自動車税の区分は「4000cc以下の13年未満」で税額は66500円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額7500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTCモード燃費いずれもデータがないので10.0km/Lを仮の燃費として代入。
  • 車検時には上記の目安金額63,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると38,642円(完済前は235,292円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

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●CT6の燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、CT6の燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 41590円
ガソリン税(暫定) 36380円
石油税 4060円
消費税(10%) 21080円
合計納税額 103110円

例として年間走行距離を10000km、燃費を6.9km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1449.3Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計41590円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで36380円、石油税が2.8円/Lで4060円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては21080円となり、これらを合計した税額は103110円、1年間に燃料代として支払う231880円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で66500円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計186010円がCT6に課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 66500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 69560円
オイル交換(年1回) 6500円
タイヤ交換(3万km/6年) 9600円
任意保険料(月額6000円) 72000円
合計
[差額]
254480円
[-209220円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 66500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 115940円
オイル交換(年1回) 6500円
タイヤ交換(3万km/6年) 16000円
任意保険料(月額6380円) 76560円
合計
[差額]
311820円
[-151880円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 66500円
自動車重量税(1年分) 16400
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 162320円
オイル交換(年1回) 9100円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 22400円
任意保険料(月額6750円) 81000円
合計
[差額]
371640円
[-92060円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料90000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて209220円安い254480円に、5000km走行では151880円安い311820円に、7000km走行では92060円安い371640円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km230円5100円6.0万円
20km460円10100円12.0万円
30km700円15400円18.2万円
50km1160円25500円30.2万円
100km2320円51000円60.3万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を6.9km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは23.19円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は230円/日となり、20km走行なら460円/日、30km走行なら700円/日、50km走行なら1160円/日、100km走行なら2320円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は15400円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は18.2万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

3L型エンジン簡易性能曲線図
3L型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
5300回転時の馬力 292PS
6900回転時の馬力 340PS
各回転域でのトルク
5300回転時のトルク 39.4kgm
6900回転時のトルク 35.3kgm
3L型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している3L型3649cc、V型6気筒の自然吸気エンジンは6900回転時に最高出力340馬力を、5300回転時に最大トルク39.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクと最高出力の発生回転数が程よく近いこのエンジンは、高めの回転数が得意なタイプのエンジンです。日常での使い勝手をある程度は確保しつつ、高回転のパワー感もしっかり伴う雰囲気の良さが自慢です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する5300rpmから最高出力が発生する6900rpmまで」の1600rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は23.2%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
4000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
4000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ5.735kg/PS(1950kg/340PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ5.735kg/PS
車体+1人5.90kg/PS
車体+5人6.54kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.91kg/PS
車体+70kg5.94kg/PS
車体+80kg5.97kg/PS
車体+90kg6.00kg/PS
車体+100kg6.03kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.90kg/PS(2005kg/340PS)となり、数値としては0.17kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは6.54kg/PS(2225kg/340PS)となり、0.80kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

CT6のライバル候補車たち

6.047kg/PS
8シリーズ クーペ
3.0L/320PS|4WD/8AT
5.662kg/PS
8シリーズ グランクーペ
3.0L/340PS|FR/8AT
5.754kg/PS
スカイライン
3.0L/305PS|FR/7AT
5.833kg/PS
スープラ
2.0L/258PS|FR/8AT
5.691kg/PS
A6 セダン
3.0L/340PS|4WD/7AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.897kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

5.66kg/PSから6.13kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、BMWの4人乗りクーペ「BC30型 8シリーズ クーペ」、BMWの5人乗りセダン「GV30型 8シリーズ グランクーペ」、日産の5人乗りセダン「RV37型 スカイライン」、トヨタの2人乗りクーペ「DB22型 スープラ」、アウディの5人乗りワゴン「F2DLZF型 A6 アバント」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

O1SL型 CT6 [Platinum]とパワーウェイトレシオが近い車種|5.897kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.91
平均ピストンスピード 19.7m/s
トルクウェイトレシオ 49.5kg/kgm
1馬力あたりのお値段 30176円
排気量1Lあたり馬力 93.2PS/L
排気量1Lあたりトルク 10.80kgm/L
1気筒あたりの馬力 56.7PS
1気筒あたりのトルク 6.6kgm
パワーバンド比率 23.2%
各種ランキング
セダンのPWR
3.5~4.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは49.5kg/kgm(1950kg/39.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が10260000円、最高出力が340馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は30176円、逆に1万円あたりでは0.33馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は260406円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は93.2PS/L、トルクは10.80kgm/L、1気筒あたりの馬力は56.7馬力、トルクは6.6kgmとなり、このエンジンが340馬力を6900回転で発生させているときの平均ピストンスピードは19.7m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が85.8mmである3L型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6990回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.91になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.83m
期待される荷室の幅 1.49m
対角線の長さ 2.36m
期待される荷室の面積 2.73m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.83m(対角線では2.36m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
暫定基準燃費 6.9km/L
燃料タンク容量 72L
航続距離(カタログ燃費) 496.8km
航続距離(80%燃費) 396.0km
満タンプライス 11520円

10・15モード燃費、JC08モード燃費、WLTPモード燃費ともにデータがないので6.9km/Lを仮の燃費とすると、燃料タンクの容量が72リットルですと航続可能距離は496.8kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.2km/L)とすると446.4km、80%(5.5km/L)だと396.0km、70%(4.8km/L)では345.6kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン72リットルの給油で11520円、上で計算した航続距離を踏まえると496.8km(80%燃費時396.0km)を走行するのに11520円かかる計算です。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6900rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした7400回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 7400rpm|タイヤサイズ 245/40R20|タイヤ直径 70.4cm|円周長 221.2cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
7400rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 4.696 15.36 - - 64km/h 11570rpm 1718.8kgm
2速 2.985 9.761 0.636 1-2/4710rpm 101km/h 7350rpm 1092.6kgm
3速 2.156 7.050 0.722 2-3/5340rpm 139km/h 5310rpm 789.1kgm
4速 1.779 5.817 0.825 3-4/6110rpm 169km/h 4380rpm 651.1kgm
5速 1.526 4.990 0.858 4-5/6350rpm 197km/h 3760rpm 558.5kgm
6速 1.278 4.179 0.837 5-6/6190rpm 235km/h 3150rpm 467.8kgm
7速 1.000 3.270 0.782 6-7/5790rpm 300km/h 2460rpm 366.0kgm
8速 0.854 2.793 0.854 7-8/6320rpm 352km/h 2100rpm 312.6kgm
9速 0.689 2.253 0.807 8-9/5970rpm 436km/h 1700rpm 252.2kgm
10速 0.636 2.080 0.923 9-10/6830rpm 472km/h 1570rpm 232.8kgm
Final 3.270 レシオカバレッジ(変速比幅)7.384

ギヤの繋がりイメージ
O1SL型CT610AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数5300rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.270)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(39.4kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.270)÷タイヤの有効半径(0.352m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は10速ギヤの472km(6900rpmでは440.3km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6900rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6900rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ60km/h-
2速ギヤ94km/h4390rpm
3速ギヤ130km/h4980rpm
4速ギヤ157km/h5690rpm
5速ギヤ184km/h5920rpm
6速ギヤ219km/h5780rpm
7速ギヤ280km/h5400rpm
8速ギヤ328km/h5890rpm
9速ギヤ406km/h5570rpm
10速ギヤ440km/h6370rpm

O1SL型CT6に搭載された3L型3649ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6900rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6900rpmまで引っ張ると60km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6900rpmから4390rpmまで落ち、そこから6900rpmまで加速を続けると速度は94km/h(+34km/h)になります。

3速ギヤでは4980rpmまで落ちて6900rpmで130km/h(+36km/h)に、4速ギヤでは5690rpmまで落ちて6900rpmで157km/h(+27km/h)に、5速ギヤでは5920rpmまで落ちて6900rpmで184km/h(+27km/h)になります。

6速ギヤでは5780rpmまで落ちて6900rpmで219km/h(+35km/h)に、7速ギヤでは5400rpmまで落ちて6900rpmで280km/h(+61km/h)に、8速ギヤでは5890rpmまで落ちて6900rpmで328km/h(+48km/h)と続きます。

さらに9速ギヤでは5570rpmまで落ちて6900rpmで406km/h(+78km/h)に、10速ギヤでは6370rpmまで落ちて6900rpmで440km/h(+34km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが5300回転で最大トルク39.4kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば49.5kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(5.735kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1718.8kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1950kg)を1速ギヤの最大駆動力(1718.8kgm)で割ってみると1.13kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6900回転でのトルク(35.3kgm)からTWRを算出すると1.27kg/kgmとなり、5300-6900回転の回転域では1.13-1.27kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4630 6940 9260 11570 13880 16200 20830
2速 2940 4410 5880 7350 8830 10300 13240
3速 2120 3190 4250 5310 6370 7440 9560
4速 1750 2630 3510 4380 5260 6140 7890
5速 1500 2260 3010 3760 4510 5260 6770
6速 1260 1890 2520 3150 3780 4410 5670
7速 990 1480 1970 2460 2960 3450 4430
8速 840 1260 1680 2100 2520 2950 3790
9速 680 1020 1360 1700 2040 2380 3060
10速 630 940 1250 1570 1880 2190 2820
※赤い数字は暫定レブリミット(7400rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.636)を選択して時速100kmにて走行すると1570回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは940回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1100回転、一般的な高速道路の80km/hでは1250回転、100km/hでは1570回転、制限速度が120km/hになると1880回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2820回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 17 26 35 43 52 61 69
2速 14 27 41 54 68 82 95 109
3速 19 38 56 75 94 113 132 151
4速 23 46 68 91 114 137 160 183
5速 27 53 80 106 133 160 186 213
6速 32 64 95 127 159 191 222 254
7速 41 81 122 162 203 244 284 325
8速 48 95 143 190 238 285 333 380
9速 59 118 177 236 295 353 412 471
10速 64 128 191 255 319 383 447 511

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(7400回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの245/40R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 245/40R20 | 直径 704mm

-20mm
幅225mm
-10mm
幅235mm
変更なし
幅245mm
+10mm
幅255mm
+20mm
幅265mm
-5%
35
扁平
225/35R20
37.8km/h
直径666mm
径差-38mm
235/35R20
38.2km/h
直径673mm
径差-31mm
245/35R20
38.6km/h
直径680mm
径差-24mm
255/35R20
39.0km/h
直径687mm
径差-17mm
265/35R20
39.4km/h
直径694mm
径差-10mm
0%
40
扁平
225/40R20
39.1km/h
直径688mm
径差-16mm
235/40R20
39.5km/h
直径696mm
径差-8mm
245/40R20
40.0km/h
704mm
0mm
255/40R20
40.5km/h
直径712mm
径差+8mm
265/40R20
40.9km/h
直径720mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
225/45R20
40.4km/h
直径711mm
径差+7mm
235/45R20
40.9km/h
直径720mm
径差+16mm
245/45R20
41.4km/h
直径729mm
径差+25mm
255/45R20
41.9km/h
直径738mm
径差+34mm
265/45R20
42.4km/h
直径747mm
径差+43mm
+10%
50
扁平
225/50R20
41.6km/h
直径733mm
径差+29mm
235/50R20
42.2km/h
直径743mm
径差+39mm
245/50R20
42.8km/h
直径753mm
径差+49mm
255/50R20
43.4km/h
直径763mm
径差+59mm
265/50R20
43.9km/h
直径773mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、225/40R20 、235/35R20、235/40R20 、245/35R20 、255/35R20 、265/35R20あたりのタイヤがおすすめです。

245/40R20のタイヤ幅を225mmから275mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、245/40R20の適応サイズと性能の変化 [O1SL型CT6編]のページをご覧ください。

245/40R20のタイヤ銘柄と通販価格


O1SL型CT6[3.7L-NA 4WD/10AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト5.735kg/ps60.86
1速ギヤ加速性能1.13kg/kgm60.25
1L換算馬力93.2ps/L66.11
1L換算トルク10.80kgm/L66.33
WB/TR比1.9135.63
ワイド&ロー指数0.79356.04
前面の面積2.818m²43.68
最低地上高-43.38
スポーツ性能部門の得点432.28

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
燃費-41.55
年間維持費463700円36.86
100kmh回転数1570rpm63.49
航続距離-24.75
車の大きさ14.739m³64.49
室内の広さ(仮) 2.673m³42.78
最小回転半径-39.00
馬力単価30176円37.18
ユーティリティ部門の得点350.10

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した O1SL型CT6[3.7L-NA 4WD/10AT] の総合得点は 782.38 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したO1SL型CT6(4WD/10AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「4000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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