BMW X7の性能まとめ [CW30型|3.0L/265PS|4WD/8AT|2019年] xDrive35d G07


画像はBMWより引用
http://www.bmw.co.jp/
投稿日:2020/09/11

BMWの5ドア・7人乗りSUV、CW30型の初代X7は2019/06から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量2992cc(265PS/63.2kgm)のB57D30A型エンジンを搭載する[xDrive35d G07|2019/10モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長5165mm×全幅2000mm×全高1835mm、排気量は2992ccであることから、大雑把に分類すると3.0リットルクラス(3000cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5165mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

CW30型 X7 [2992cc/265PS 4WD/8AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代X7の類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
4.4L-TB
4WD/8AT
1603.0万円
CX44型
[M50i G07]
(2019/10)
530PS
76.5kgm
7.5km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー BMW
車名&
グレード
X7
xDrive35d G07
その他 Standard|Design Pure Excellence|M Sport
お値段 10990000円
車両型式 3DA-CW30
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8AT(8段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
7人
車体寸法 長5165×幅2000×高1835mm
軸距&
輪距
3105mm
前1685mm/後1705mm
最小半径 6.2m
最低高 220mm
タイヤ 前輪:275/50R20
後輪:275/50R20
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2420kg
エンジン諸元
原動機型式 B57D30A
気筒配列 直列6気筒
排気量2992cc
吸気方式 ターボ
最高出力 265PS[195kW]/4000rpm
最大トルク 63.2kgm[620Nm]/2000-2500rpm
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
WLTC燃費 11.4km/L(26.8mpg)
100km燃費 8.8L/100km
B57D30A型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。
※直列6気筒エンジンを搭載する車種の一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(51000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(20500円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、X7の新車を1263.9万円(諸費用として164.9万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3000cc以下 11年未満 51000円
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 13年未満 20500
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷11.4km/L×110円/L 96490円
オイル交換(5000km毎) 1回6500円×2回 13000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本24000円×4本÷3年 32000円
任意保険料(月額6500円) 月額6500円×12ヶ月 78000円
ローン完済後の年間維持費 304910円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額210640円×12ヶ月 2527680円
ローン返済中の年間維持費 2832590円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 71840円
名目 金額
自動車税(1年分) 51000円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 96490円
オイル交換(5000km毎) 13000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 32000円
任意保険料(月額6500円) 78000円
ローン完済後の年間維持費 304910円
名目 金額
車のローン額(1年分) 2527680円
ローン返済中の年間維持費 2832590円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
71840円
  • 初度登録から1年経過車の場合、自動車税の区分は「3000cc以下の11年未満」で税額は51000円、重量税の区分は「2.5トン以下の13年未満」で税額は20500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本24000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額71,840円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると25,409円(完済前は236,049円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

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●X7の燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、X7の燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
軽油引取税(本則) 13160円
軽油引取税(暫定) 15000円
石油税 2460円
消費税(10%) 6210円
合計納税額 36830円

例として年間走行距離を10000km、燃費を11.4km/L、軽油を1リットルあたり110円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用する軽油の量は877.2Lですから、軽油引取税(本則)が15円/Lで合計13160円、軽油引取税(暫定)が17.1円/Lで15000円、石油税が2.8円/Lで2460円になります。

ディーゼル車の場合は軽油引取税に消費税が掛かりません(石油税には課税)ので、消費税額としては6210円となり、これらを合計した税額は36830円、1年間に燃料代として支払う96490円のうち38.2%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で51000円、自動車重量税が年換算で20500円ですから、合計108330円がX7に課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 51000円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 28950円
オイル交換(年1回) 6500円
タイヤ交換(3万km/6年) 9600円
任意保険料(月額5200円) 62400円
合計
[差額]
192870円
[-112040円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 51000円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 48250円
オイル交換(年1回) 6500円
タイヤ交換(3万km/6年) 16000円
任意保険料(月額5530円) 66360円
合計
[差額]
222530円
[-82380円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 51000円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 67540円
オイル交換(年1回) 9100円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 22400円
任意保険料(月額5850円) 70200円
合計
[差額]
254660円
[-50250円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて112040円安い192870円に、5000km走行では82380円安い222530円に、7000km走行では50250円安い254660円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えて燃料代を計算してみる

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(9.4km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(10.8km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(13.0km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(11.4km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとしたときの市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、燃料代がどのように変化するかを見ていきたいと思います。※1リットル110円として計算

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km105310円
郊外500km5090円
高速道路500km4240円
合計
[差額]
114640円
[+18150円]
平均燃費9.6km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が9.4km/Lでは957.4Lを消費して、燃料代は105310円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が10.8km/Lでは46.3Lを消費して、燃料代は5090円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.0km/Lでは38.5Lを消費して、燃料代は4240円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1042.2L、かかった燃料代が114640円となり、平均燃費は9.6km/L(-1.8km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+18150円という結果になりました。

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km58510円
郊外5000km50930円
高速道路0km0円
合計
[差額]
109440円
[+12950円]
平均燃費10.1km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が9.4km/Lでは531.9Lを消費して、燃料代は58510円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が10.8km/Lでは463.0Lを消費して、燃料代は50930円になります。

このパターンでは使用した燃料量が994.9L、かかった燃料代が109440円となり、平均燃費は10.1km/L(-1.3km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+12950円という結果になりました。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km38970円
郊外3340km34020円
高速道路3330km28180円
合計
[差額]
101170円
[+4680円]
平均燃費10.9km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が9.4km/Lでは354.3Lを消費して、燃料代は38970円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が10.8km/Lでは309.3Lを消費して、燃料代は34020円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が13.0km/Lでは256.2Lを消費して、燃料代は28180円になります。

このパターンでは使用した燃料量が919.8L、かかった燃料代が101170円となり、平均燃費は10.9km/L(-0.5km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+4680円という結果になりました。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km5850円
郊外9000km91660円
高速道路500km4240円
合計
[差額]
101750円
[+5260円]
平均燃費10.8km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が9.4km/Lでは53.2Lを消費して、燃料代は5850円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が10.8km/Lでは833.3Lを消費して、燃料代は91660円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が13.0km/Lでは38.5Lを消費して、燃料代は4240円になります。

このパターンでは使用した燃料量が925.0L、かかった燃料代が101750円となり、平均燃費は10.8km/L(-0.6km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+5260円という結果になりました。

極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(9.6km/L・10.1km/L・10.9km/L・10.8km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(114640円・109440円・101170円・101750円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km100円2200円2.6万円
20km190円4200円4.9万円
30km290円6400円7.5万円
50km480円10600円12.5万円
100km970円21300円25.2万円

さて、軽油(ディーゼル燃料)1リットルの燃料価格を110円、燃費を11.4km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは9.65円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は100円/日となり、20km走行なら190円/日、30km走行なら290円/日、50km走行なら480円/日、100km走行なら970円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は6400円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は7.5万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

B57D30A型エンジン簡易性能曲線図
B57D30A型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2000回転時の馬力 177PS
2500回転時の馬力 221PS
4000回転時の馬力 265PS
各回転域でのトルク
2000回転時のトルク 63.2kgm
2500回転時のトルク 63.2kgm
4000回転時のトルク 47.5kgm
B57D30A型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているB57D30型2992cc、直列6気筒のターボエンジンは4000回転時に最高出力265馬力を、2000-2500回転時に最大トルク63.2kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2000rpmから最高出力が発生する4000rpmまで」の2000rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は50.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.132kg/PS(2420kg/265PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.132kg/PS
車体+1人9.34kg/PS
車体+7人10.58kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.36kg/PS
車体+70kg9.40kg/PS
車体+80kg9.43kg/PS
車体+90kg9.47kg/PS
車体+100kg9.51kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.34kg/PS(2475kg/265PS)となり、数値としては0.21kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.58kg/PS(2805kg/265PS)となり、1.45kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

X7のライバル候補車たち

9.410kg/PS
ハリアー
2.5L/178PS|FF/CVT
9.269kg/PS
ハリアー
2.0L/171PS|FF/CVT
9.519kg/PS
MAZDA3 ファストバック
2.0L/156PS|4WD/6AT
9.455kg/PS
MAZDA3 セダン
2.0L/156PS|4WD/6AT
9.327kg/PS
CX-30
2.0L/156PS|FF/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.340kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.15kg/PSから9.53kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、トヨタの5人乗りSUV「MXUA80型 ハリアー」、トヨタの5人乗りSUV「AXUH80型 ハリアー」、マツダの5人乗りハッチバック「BPFP型 MAZDA3 ファストバック」、マツダの5人乗りセダン「BPFP型 MAZDA3 セダン」、マツダの5人乗りSUV「DMEP型 CX-30」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

CW30型 X7 [xDrive35d G07]とパワーウェイトレシオが近い車種|9.340kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は109.5PS/tとなっています。


いろいろな数値
WB/TR比 1.832
平均ピストンスピード 12.0m/s
トルクウェイトレシオ 38.3kg/kgm
1馬力あたりのお値段 41472円
排気量1Lあたり馬力 88.6PS/L
排気量1Lあたりトルク 21.12kgm/L
1気筒あたりの馬力 44.2PS
1気筒あたりのトルク 10.5kgm
パワーバンド比率 50.0%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
2.5~3.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは38.3kg/kgm(2420kg/63.2kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が10990000円、最高出力が265馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は41472円、逆に1万円あたりでは0.24馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は173892円、1万円あたりでは0.06kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は88.6PS/L、トルクは21.12kgm/L、1気筒あたりの馬力は44.2馬力、トルクは10.5kgmとなり、このエンジンが265馬力を4000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.0m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.832になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.81m
期待される荷室の幅 1.60m
対角線の長さ 2.42m
期待される荷室の面積 2.90m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.81m(対角線では2.42m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 11.4km/L
燃料タンク容量 80L
航続距離(カタログ燃費) 912.0km
航続距離(80%燃費) 728.0km
満タンプライス 8800円
1万円でどこまで行ける? 1036.4km
車両価格/航続距離 12050円/km

WLTCモード燃費が11.4km/Lですので、燃料タンクの容量が80リットルですと航続可能距離は912.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(10.3km/L)とすると824.0km、80%(9.1km/L)だと728.0km、70%(8.0km/L)では640.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)80リットルの給油で8800円、上で計算した航続距離を踏まえると912.0km(80%燃費時728.0km)を走行するのに8800円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1036.4km(往復なら片道518.2km)、カタログ値の80%なら829.1km(片道414.5km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で912.0kmの距離を移動できるCW30型 X7 [xDrive35d G07]という乗り物を、1099.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「12050円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
11.4km/L
912.0km
市街地燃費
9.4km/L
752.0km
[-160.0km]
郊外燃費
10.8km/L
864.0km
[-48.0km]
高速道路燃費
13.0km/L
1040.0km
[+128.0km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を80Lとしたとき、市街地モード燃費9.4km/Lでの航続距離は752.0km(-160.0km)、郊外モード燃費10.8km/Lでの航続距離は864.0km(-48.0km)、高速道路モード燃費13.0km/Lでの航続距離は1040.0km(+128.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合4000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4500rpm|タイヤサイズ 275/50R20|タイヤ直径 78.3cm|円周長 246.0cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
4500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.500 16.92 - - 39km/h 11470rpm 2732.0kgm
2速 3.520 10.83 0.640 1-2/2880rpm 61km/h 7340rpm 1748.5kgm
3速 2.200 6.769 0.625 2-3/2810rpm 98km/h 4590rpm 1092.8kgm
4速 1.720 5.292 0.782 3-4/3520rpm 125km/h 3590rpm 854.4kgm
5速 1.317 4.052 0.766 4-5/3450rpm 164km/h 2750rpm 654.2kgm
6速 1.000 3.077 0.759 5-6/3420rpm 216km/h 2080rpm 496.7kgm
7速 0.823 2.532 0.823 6-7/3700rpm 262km/h 1720rpm 408.8kgm
8速 0.640 1.969 0.778 7-8/3500rpm 337km/h 1330rpm 317.9kgm
Final 3.077 レシオカバレッジ(変速比幅)8.594

ギヤの繋がりイメージ
CW30型X78AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2000-2500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.077)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(63.2kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.077)÷タイヤの有効半径(0.3915m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの337km(4000rpmでは299.8km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:4000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

4000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ35km/h-
2速ギヤ55km/h2560rpm
3速ギヤ87km/h2500rpm
4速ギヤ112km/h3130rpm
5速ギヤ146km/h3060rpm
6速ギヤ192km/h3040rpm
7速ギヤ233km/h3290rpm
8速ギヤ300km/h3110rpm

CW30型X7に搭載されたB57D30型2992ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで4000rpmまで引っ張ると35km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4000rpmから2560rpmまで落ち、そこから4000rpmまで加速を続けると速度は55km/h(+20km/h)になります。

3速ギヤでは2500rpmまで落ちて4000rpmで87km/h(+32km/h)に、4速ギヤでは3130rpmまで落ちて4000rpmで112km/h(+25km/h)に、5速ギヤでは3060rpmまで落ちて4000rpmで146km/h(+34km/h)になります。

続いて6速ギヤでは3040rpmまで落ちて4000rpmで192km/h(+46km/h)に、7速ギヤでは3290rpmまで落ちて4000rpmで233km/h(+41km/h)に、8速ギヤでは3110rpmまで落ちて4000rpmで300km/h(+67km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2000-2500回転で最大トルク63.2kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば38.3kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.132kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと2732.0kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2420kg)を1速ギヤの最大駆動力(2732.0kgm)で割ってみると0.89kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4000回転でのトルク(47.5kgm)からTWRを算出すると1.18kg/kgmとなり、2000-4000回転の回転域では0.89-1.18kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4590 6880 9170 11470 13760 16050 20640
2速 2940 4400 5870 7340 8810 10270 13210
3速 1830 2750 3670 4590 5500 6420 8260
4速 1430 2150 2870 3590 4300 5020 6450
5速 1100 1650 2200 2750 3290 3840 4940
6速 830 1250 1670 2080 2500 2920 3750
7速 690 1030 1370 1720 2060 2400 3090
8速 530 800 1070 1330 1600 1870 2400
※赤い数字は暫定レブリミット(4500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.640)を選択して時速100kmにて走行すると1330回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは800回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは930回転、一般的な高速道路の80km/hでは1070回転、100km/hでは1330回転、制限速度が120km/hになると1600回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2400回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 17 26 35 44 52 61 70
2速 14 27 41 55 68 82 95 109
3速 22 44 65 87 109 131 153 174
4速 28 56 84 112 139 167 195 223
5速 36 73 109 146 182 219 255 291
6速 48 96 144 192 240 288 336 384
7速 58 117 175 233 291 350 408 466
8速 75 150 225 300 375 450 525 600

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの275/50R20と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 275/50R20 | 直径 783mm

-20mm
幅255mm
-10mm
幅265mm
変更なし
幅275mm
+10mm
幅285mm
+20mm
幅295mm
-5%
45
扁平
255/45R20
37.7km/h
直径738mm
径差-45mm
265/45R20
38.2km/h
直径747mm
径差-36mm
275/45R20
38.6km/h
直径756mm
径差-27mm
285/45R20
39.1km/h
直径765mm
径差-18mm
295/45R20
39.5km/h
直径774mm
径差-9mm
0%
50
扁平
255/50R20
39.0km/h
直径763mm
径差-20mm
265/50R20
39.5km/h
直径773mm
径差-10mm
275/50R20
40.0km/h
783mm
0mm
285/50R20
40.5km/h
直径793mm
径差+10mm
295/50R20
41.0km/h
直径803mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
255/55R20
40.3km/h
直径789mm
径差+6mm
265/55R20
40.9km/h
直径800mm
径差+17mm
275/55R20
41.4km/h
直径811mm
径差+28mm
285/55R20
42.0km/h
直径822mm
径差+39mm
295/55R20
42.6km/h
直径833mm
径差+50mm
+10%
60
扁平
255/60R20
41.6km/h
直径814mm
径差+31mm
265/60R20
42.2km/h
直径826mm
径差+43mm
275/60R20
42.8km/h
直径838mm
径差+55mm
285/60R20
43.4km/h
直径850mm
径差+67mm
295/60R20
44.0km/h
直径862mm
径差+79mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、255/50R20 、265/45R20、265/50R20 、275/45R20 、285/45R20 、295/45R20あたりのタイヤがおすすめです。

275/50R20のタイヤ幅を255mmから305mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、275/50R20の適応サイズと性能の変化 [CW30型X7編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


CW30型X7[3.0Lターボ 4WD/8AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.132kg/ps51.17
1速ギヤ加速性能0.89kg/kgm65.47
1L換算馬力88.6ps/L45.17
1L換算トルク21.12kgm/L69.22
WB/TR比1.83243.68
ワイド&ロー指数0.91747.36
前面の面積3.670m²21.44
最低地上高220mm21.29
スポーツ性能部門の得点364.80

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費11.4km/L37.82
年間維持費304910円49.86
100kmh回転数1330rpm66.77
航続距離912.0km62.53
車の大きさ18.956m³82.16
室内の広さ(仮) 3.437m³50.82
最小回転半径6.2m28.09
馬力単価41472円22.00
ユーティリティ部門の得点400.05

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した CW30型X7[3.0Lターボ 4WD/8AT] の総合得点は 764.85 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したCW30型X7(4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての7人乗SUV」、「3000ccの7人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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