BMW 6シリーズ カブリオレの性能まとめ [EK48型|4.8L/367PS|FR/6AT|2008年] 650i Cabriolet E64


画像はBMWより引用
http://www.bmw.co.jp/
投稿:2011/12/28|更新:2019/06/05

BMWの2ドア・4人乗りオープンカー、EK48型の2代目6シリーズ カブリオレは2003/10から生産が開始され、2011/06に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量4798cc(367PS/50.0kgm)のN62B48B型エンジンを搭載する[650i Cabriolet E64|2008/10モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4830mm×全幅1855mm×全高1360mm、排気量は4798ccであることから、大雑把に分類すると4.8リットルクラス(4800cc、自動車税は6.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4830mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

EK48型 6シリーズ カブリオレ [4798cc/367PS FR/6AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

2代目6シリーズ カブリオレの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
3.0L-NA
FR/6AT
930.0万円
EH30型
[630i E63]
(2008/10)
272PS
32.1kgm
9.9km/L
5.0L-NA
FR/7AT
1640.0万円
EH50型
[BaseGrade E63]
(2008/10)
507PS
53.0kgm
4.8L-NA
FR/6AT
1108.0万円
EH48型
[650i E63]
(2006/09)
367PS
50.0kgm
7.4km/L
4.4L-NA
FR/6AT
1136.0万円
EK44型
[645Ci Cabriolet E64]
(2005/09)
333PS
45.9kgm
7.3km/L
5.0L-NA
FR/7AT
1700.0万円
EK50型
[Cabriolet E64]
(2008/10)
507PS
53.0kgm
2代目6シリーズ カブリオレの車両型式・グレード一覧【全9車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーBMW
車名&
グレード
6シリーズ カブリオレ
650i Cabriolet E64
その他650i カブリオレ
お値段12600000円
車両型式ABA-EK48
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
6AT(6段変速・自動)
ドア数&
定員
2ドア
4人
車体寸法長4830×幅1855×高1360mm
軸距&
輪距
2780mm
前1560mm/後1590mm
最小半径5.7m
タイヤ前輪:245/45R18
後輪:275/40R18
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量1960kg
エンジン諸元
原動機型式N62B48B
気筒配列V型8気筒
排気量4798cc
圧縮比10.5
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力367PS[270kW]/6300rpm
最大トルク50.0kgm[490Nm]/3400rpm
使用燃料ハイオクガソリン
10・15燃費7.6km/L(17.9mpg)
100km燃費13.2L/100km
N62B48B型エンジンの諸元と性能まとめ
V型8気筒とは‥シリンダをV字型に交互で8個配置する方式。中~大排気量のスタンダード。
V型8気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(88000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額8500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2008/10モデルの6シリーズ カブリオレを11年落ちの中古で277.2万円にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    6シリーズ カブリオレの2008/10モデルの場合、2019年現在では11年が経過しているため、新車価格の20%である252万円に諸経費として25.2万円を足した277.2万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 保険スクエアbang!では最大20社より自動車保険料の比較・検討が可能です。

2008年式を11年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)6000cc以下13年未満88000円
自動車重量税(1年分)2.0トン以下13年未満16400
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷6.5km/L×160円/L246150円
オイル交換(5000km毎)1回7500円×2回15000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本18000円×4本÷3年24000円
任意保険料(月額8500円)月額8500円×12ヶ月102000円
ローン完済後の年間維持費505470円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額46200円×12ヶ月554400円
ローン返済中の年間維持費1059870円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度63640円
名目金額
自動車税(1年分)88000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)246150円
オイル交換(5000km毎)15000円
タイヤ交換(3年3万km毎)24000円
任意保険料(月額8500円)102000円
ローン完済後の年間維持費505470円
名目金額
車のローン額(1年分)554400円
ローン返済中の年間維持費1059870円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
63640円
  • 初度登録から11年経過車の場合、自動車税の区分は「6000cc以下の13年未満」で税額は88000円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに7500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額8500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額63,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が50万円を超えてくると、これはもうこの車そのものが趣味の世界です。若しくは、これだけの維持費が掛かる車を所有していることに喜びを感じ、意義を見出しているのかもしれません。

ここまで来ると月単位に換算しても42,123円(完済前は88,323円)という破格の金額になってしまうことを思えば、とてもじゃないけど新車で買って5年のローンを抱えながら乗るような車ではありません。ほとんど乗らずに盆栽としてガレージに飾っておくなら、まあ…

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)88000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)73850円
オイル交換(年1回)7500円
タイヤ交換(3万km/6年)7200円
任意保険料(月額6800円)81600円
合計
[差額]
288470円
[-217000円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)88000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)123080円
オイル交換(年1回)7500円
タイヤ交換(3万km/6年)12000円
任意保険料(月額7230円)86760円
合計
[差額]
347660円
[-157810円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)88000円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)172310円
オイル交換(年1回)10500円
タイヤ交換(3万km/4.3年)16800円
任意保険料(月額7650円)91800円
合計
[差額]
409730円
[-95740円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料102000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて217000円安い288470円に、5000km走行では157810円安い347660円に、7000km走行では95740円安い409730円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km210円4600円5.5万円
20km420円9200円10.9万円
30km630円13900円16.4万円
50km1050円23100円27.3万円
100km2110円46400円54.9万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を7.6km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは21.05円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は210円/日となり、20km走行なら420円/日、30km走行なら630円/日、50km走行なら1050円/日、100km走行なら2110円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は13900円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は16.4万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

N62B48B型エンジン簡易性能曲線図
N62B48B型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3400回転時の馬力237PS
6300回転時の馬力367PS
各回転域でのトルク
3400回転時のトルク50.0kgm
6300回転時のトルク41.7kgm
N62B48B型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているN62B48型4798cc、V型8気筒の自然吸気エンジンは6300回転時に最高出力367馬力を、3400回転時に最大トルク50.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3400rpmから最高出力が発生する6300rpmまで」の2900rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は46.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
5000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
5000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ5.34kg/PS(1960kg/367PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ5.34kg/PS
車体+1人5.49kg/PS
車体+4人5.94kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg5.50kg/PS
車体+70kg5.53kg/PS
車体+80kg5.56kg/PS
車体+90kg5.59kg/PS
車体+100kg5.61kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは5.49kg/PS(2015kg/367PS)となり、数値としては0.15kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは5.94kg/PS(2180kg/367PS)となり、0.60kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

6シリーズ カブリオレのライバル候補車たち

5.69kg/PS
A6 セダン
3.0L/340PS|4WD/7AT
5.49kg/PS
S5 カブリオレ
3.0L/354PS|4WD/8AT
5.35kg/PS
X4
3.0L/360PS|4WD/8AT
5.50kg/PS
メガーヌ
1.8L/279PS|FF/6AT
5.64kg/PS
ヴィッツ
1.8L/212PS|FF/6MT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ5.49kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

5.27kg/PSから5.71kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、アウディの5人乗りセダン「F2DLZF型 A6 セダン」、アウディの4人乗りオープンカー「F5CWGC型 S5 カブリオレ」、BMWの5人乗りSUV「UJ30型 X4」、ルノーの5人乗りハッチバック「BBM5P型 メガーヌ」、トヨタの5人乗りハッチバック「NSP131型 ヴィッツ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

EK48型 6シリーズ カブリオレ [650i Cabriolet E64]とパワーウェイトレシオが近い車種|5.49kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.77
平均ピストンスピード18.5m/s
トルクウェイトレシオ39.2kg/kgm
1馬力あたりのお値段34332円
排気量1Lあたり馬力76.5PS/L
排気量1Lあたりトルク10.42kgm/L
1気筒あたりの馬力45.9PS
1気筒あたりのトルク6.2kgm
パワーバンド比率46.0%
各種ランキング
オープンカーのPWR
4.5~5.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは39.2kg/kgm(1960kg/50.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が12600000円、最高出力が367馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は34332円、逆に1万円あたりでは0.29馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は252000円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は76.5PS/L、トルクは10.42kgm/L、1気筒あたりの馬力は45.9馬力、トルクは6.2kgmとなり、このエンジンが367馬力を6300回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.5m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が88.3mmであるN62B48型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6800回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.77になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費7.6km/L
燃料タンク容量70L
航続距離(カタログ燃費)532.0km
航続距離(80%燃費)427.0km
満タンプライス11200円
1万円でどこまで行ける?475.0km
車両価格/航続距離23684円/km

10・15モード燃費が7.6km/Lですので、燃料タンクの容量が70リットルですと航続可能距離は532.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(6.8km/L)とすると476.0km、80%(6.1km/L)だと427.0km、70%(5.3km/L)では371.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン70リットルの給油で11200円、上で計算した航続距離を踏まえると532.0km(80%燃費時427.0km)を走行するのに11200円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば475.0km(往復なら片道237.5km)、カタログ値の80%なら380.0km(片道190.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で532.0kmの距離を移動できるEK48型 6シリーズ カブリオレ [650i Cabriolet E64]という乗り物を、1260.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「23684円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6300rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6800回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6800rpm|タイヤサイズ 275/40R18|タイヤ直径 67.7cm|円周長 212.7cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
6800rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速4.17114.4460km/h11310rpm2132.3kgm
2速2.3408.0990.5611-2/3810rpm107km/h6350rpm1196.3kgm
3速1.5215.2640.6502-3/4420rpm165km/h4120rpm777.6kgm
4速1.1433.9560.7513-4/5110rpm219km/h3100rpm584.3kgm
5速0.8673.0010.7594-5/5160rpm289km/h2350rpm443.2kgm
6速0.6912.3920.7975-6/5420rpm363km/h1870rpm353.3kgm
Final3.461レシオカバレッジ(変速比幅)6.036

ギヤの繋がりイメージ
EK48型6シリーズ カブリオレ6AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3400rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.461)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(50.0kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.461)÷タイヤの有効半径(0.3385m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの363km(6300rpmでは336.2km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6300rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6300rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ56km/h
2速ギヤ99km/h3530rpm
3速ギヤ153km/h4100rpm
4速ギヤ203km/h4730rpm
5速ギヤ268km/h4780rpm
6速ギヤ336km/h5020rpm

EK48型6シリーズ カブリオレに搭載されたN62B48型4798ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6300rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6300rpmまで引っ張ると56km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6300rpmから3530rpmまで落ち、そこから6300rpmまで加速を続けると速度は99km/h(+43km/h)になります。

3速ギヤでは4100rpmまで落ちて6300rpmで153km/h(+54km/h)に、4速ギヤでは4730rpmまで落ちて6300rpmで203km/h(+50km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4780rpmまで落ちて6300rpmで268km/h(+65km/h)に、6速ギヤでは5020rpmまで落ちて6300rpmで336km/h(+68km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3400回転で最大トルク50.0kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば39.2kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(5.34kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと2132.3kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1960kg)を1速ギヤの最大駆動力(2132.3kgm)で割ってみると0.92kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6300回転でのトルク(41.7kgm)からTWRを算出すると1.10kg/kgmとなり、3400-6300回転の回転域では0.92-1.10kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速45206790905011310135701584020360
2速25403810508063507620888011420
3速1650247033004120495057707420
4速1240186024803100372043405580
5速940141018802350282032904230
6速750112015001870225026203370
※赤い数字は暫定レブリミット(6800rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.691)を選択して時速100kmにて走行すると1870回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1120回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1310回転、一般的な高速道路の80km/hでは1500回転、100km/hでは1870回転、制限速度が120km/hになると2250回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3370回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速918273544536271
2速163247637995110126
3速24487397121145170194
4速326597129161194226258
5速4385128170213255298340
6速53107160213267320374427

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6800回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの275/40R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 275/40R18 | 直径 677mm

-20mm
幅255mm
-10mm
幅265mm
変更なし
幅275mm
+10mm
幅285mm
+20mm
幅295mm
-5%
35
扁平
255/35R18
37.6km/h
直径636mm
径差-41mm
265/35R18
38.0km/h
直径643mm
径差-34mm
275/35R18
38.4km/h
直径650mm
径差-27mm
285/35R18
38.8km/h
直径657mm
径差-20mm
295/35R18
39.2km/h
直径664mm
径差-13mm
0%
40
扁平
255/40R18
39.1km/h
直径661mm
径差-16mm
265/40R18
39.5km/h
直径669mm
径差-8mm
275/40R18
40.0km/h
677mm
0mm
285/40R18
40.5km/h
直径685mm
径差+8mm
295/40R18
40.9km/h
直径693mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
255/45R18
40.6km/h
直径687mm
径差+10mm
265/45R18
41.1km/h
直径696mm
径差+19mm
275/45R18
41.7km/h
直径705mm
径差+28mm
285/45R18
42.2km/h
直径714mm
径差+37mm
295/45R18
42.7km/h
直径723mm
径差+46mm
+10%
50
扁平
255/50R18
42.1km/h
直径712mm
径差+35mm
265/50R18
42.7km/h
直径722mm
径差+45mm
275/50R18
43.2km/h
直径732mm
径差+55mm
285/50R18
43.8km/h
直径742mm
径差+65mm
295/50R18
44.4km/h
直径752mm
径差+75mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、255/40R18 、265/35R18、265/40R18 、275/35R18 、285/35R18 、295/35R18あたりのタイヤがおすすめです。

275/40R18のタイヤ幅を255mmから305mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、275/40R18の適応サイズと性能の変化 [EK48型6シリーズ カブリオレ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


EK48型6シリーズ カブリオレ[4.8L-NA FR/6AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト5.34kg/ps61.98
1速ギヤ加速性能0.92kg/kgm65.17
1L換算馬力76.5ps/L52.59
1L換算トルク10.42kgm/L61.52
WB/TR比1.7750.21
ワイド&ロー指数0.73361.47
前面の面積2.523m²52.00
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点448.32

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費7.6km/L38.27
年間維持費505470円32.84
100kmh回転数1870rpm59.36
航続距離532.0km39.12
車の大きさ12.185m³53.75
室内の広さ(仮) 2.210m³37.93
最小回転半径5.7m38.72
馬力単価34332円31.39
ユーティリティ部門の得点331.38

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した EK48型6シリーズ カブリオレ[4.8L-NA FR/6AT] の総合得点は 779.70 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したEK48型6シリーズ カブリオレ(FR/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのオープンカー」、「5000ccのオープンカー」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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