BMW 6シリーズ グランツーリスモの性能まとめ [JX20型|2.0L/190PS|FR/8AT|2019年] 623d Luxury G32


画像はBMWより引用
http://www.bmw.co.jp/
投稿日:2021/08/30

BMWの5ドア・5人乗りセダン、3DA-JX20型の3代目6シリーズ グランツーリスモは2011/02から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1995cc(190PS/40.8kgm)のB47D20B型エンジンを搭載する[623d Luxury G32|2019/07モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長5105mm×全幅1900mm×全高1540mm、排気量は1995ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいものの、ターボによる過給のおかげで非力さを感じることはなさそうです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5105mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

JX20型 6シリーズ グランツーリスモ [1995cc/190PS FR/8AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

3代目6シリーズ グランツーリスモの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
3.0L-TB
FR/8AT
986.0万円
6A30型
[640i GranCoupe F06]
2012/06モデル
320PS
45.9kgm
12.4km/L
4.4L-TB
FR/7AT
1730.0万円
6C44M型
[Gran-Coupe F13]
2013/01モデル
560PS
69.3kgm
-
3.0L-TB
FR/8AT
933.0万円
LW30C型
[640i Coupe F13]
2011/08モデル
320PS
45.9kgm
-
4.4L-TB
FR/8AT
1235.0万円
LX44C型
[650i Coupe F13]
2011/08モデル
407PS
61.2kgm
-
4.4L-TB
FR/7AT
1760.0万円
LZ44M型
[Cabriolet F12]
2012/04モデル
560PS
69.3kgm
-
3代目6シリーズ グランツーリスモの車両型式・グレード一覧【全14車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー BMW
車名&
グレード
6シリーズ グランツーリスモ
623d Luxury G32
その他 -
お値段 8260000円
車両型式 3DA-JX20
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
8AT(8段変速・自動)
ドア/定員 5ドア/5人
車体寸法 長5105×幅1900×高1540mm
軸距&
輪距
3070mm
前1620mm/後1625mm
最小半径 5.8m
最低高 140mm
タイヤ 前輪:245/45R19
後輪:275/40R19
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1860kg
エンジン諸元
原動機型式 B47D20B
気筒配列 直列4気筒
排気量1995cc
吸気方式 ターボ
最高出力 190PS[140kW]/4000rpm
最大トルク 40.8kgm[400Nm]/1750-2500rpm
使用燃料 軽油(ディーゼル燃料)
WLTC燃費 15.8km/L(37.2mpg)
JC08燃費 17.4km/L(40.9mpg)
100km燃費 6.3L/100km
B47D20B型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(39500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、6シリーズ グランツーリスモの新車を949.9万円(諸費用として123.9万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 11年未満 39500円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷15.8km/L×4円/L 2530円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本21000円×4本÷4年 21000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 169350円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額158320円×12ヶ月 1899840円
ローン返済中の年間維持費 2069190円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 61640円
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 2530円
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 21000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 169350円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1899840円
ローン返済中の年間維持費 2069190円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
61640円
  • 初度登録から2年経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の11年未満」で税額は39500円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本21000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額61,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して14,113円(完済前は172,433円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。


●6シリーズ グランツーリスモの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、6シリーズ グランツーリスモの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
軽油引取税(本則) 9490円
軽油引取税(暫定) 10820円
石油税 1770円
消費税(10%) -1620円
合計納税額 20460円

例として年間走行距離を10000km、燃費を15.8km/L、軽油を1リットルあたり4円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用する軽油の量は632.9Lですから、軽油引取税(本則)が15円/Lで合計9490円、軽油引取税(暫定)が17.1円/Lで10820円、石油税が2.8円/Lで1770円になります。

ディーゼル車の場合は軽油引取税に消費税が掛かりません(石油税には課税)ので、消費税額としては-1620円となり、これらを合計した税額は20460円、1年間に燃料代として支払う2530円のうち808.7%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で39500円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計76360円が6シリーズ グランツーリスモに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 28%
自動車重量税 1年分 16400円 12%
自賠責保険料 1年分 12920円 9%
燃料代 3000km分 760円 1%
オイル交換 年1回 5500円 4%
タイヤ交換 6年毎 14000円 10%
任意保険料 80% 52800円 36%
合計
[1万kmとの差額]
141880円
-27470円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 27%
自動車重量税 1年分 16400円 11%
自賠責保険料 1年分 12920円 9%
燃料代 5000km分 1270円 1%
オイル交換 年1回 5500円 4%
タイヤ交換 6年毎 14000円 10%
任意保険料 85% 56160円 38%
合計
[1万kmとの差額]
145750円
-23600円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 26%
自動車重量税 1年分 16400円 11%
自賠責保険料 1年分 12920円 9%
燃料代 7000km分 1770円 1%
オイル交換 年1回 7700円 5%
タイヤ交換 6年毎 14000円 9%
任意保険料 90% 59400円 39%
合計
[1万kmとの差額]
151690円
-17660円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて27470円安い141880円に、5000km走行では23600円安い145750円に、7000km走行では17660円安い151690円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 19%
自動車重量税 1年分 16400円 8%
自賠責保険料 1年分 12920円 6%
燃料代 15000km分 3800円 2%
オイル交換 年3回 33000円 16%
タイヤ交換 2.7年毎 31500円 16%
任意保険料 100% 66000円 33%
合計
[1万kmとの差額]
203120円
+33770円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 39500円 17%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 6%
燃料代 20000km分 5060円 2%
オイル交換 年4回 44000円 19%
タイヤ交換 2年毎 42000円 19%
任意保険料 100% 66000円 30%
合計
[1万kmとの差額]
225880円
+56530円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(13.4km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(14.8km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(18.0km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(15.8km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での燃料代2530円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル4円として計算。
  • []内の金額は低燃費タイヤ(エコタイヤ)装着で燃費が3%向上すると仮定した場合の燃料代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地13.4km/L → 13.8km/L
郊外14.8km/L → 15.2km/L
高速道路18.0km/L → 18.5km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km2690円
[2610円]
郊外500km140円
[130円]
高速道路500km110円
[110円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
2940円
+410円
13.6km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
2850円
-90円
14.0km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が13.4km/Lでは671.6Lを消費して、燃料代は2690円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が14.8km/Lでは33.8Lを消費して、燃料代は140円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が18.0km/Lでは27.8Lを消費して、燃料代は110円になります。

このパターンでは使用した燃料量が733.2L、かかった燃料代が2940円となり、平均燃費は13.6km/L(-2.2km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+410円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると燃料代は2850円となり、90円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの4年間で360円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km1490円
[1450円]
郊外5000km1350円
[1320円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
2840円
+310円
14.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
2770円
-70円
14.5km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が13.4km/Lでは373.1Lを消費して、燃料代は1490円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が14.8km/Lでは337.8Lを消費して、燃料代は1350円になります。

このパターンでは使用した燃料量が710.9L、かかった燃料代が2840円となり、平均燃費は14.1km/L(-1.7km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+310円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が2770円となり、1年間で70円、4年間で280円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km990円
[970円]
郊外3340km900円
[880円]
高速道路3330km740円
[720円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
2630円
+100円
15.2km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
2570円
-60円
15.6km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が13.4km/Lでは248.5Lを消費して、燃料代は990円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が14.8km/Lでは225.7Lを消費して、燃料代は900円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が18.0km/Lでは185.0Lを消費して、燃料代は740円になります。

このパターンでは使用した燃料量が659.2L、かかった燃料代が2630円となり、平均燃費は15.2km/L(-0.6km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+100円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が2570円となり、1年間で60円、4年間で240円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km150円
[140円]
郊外9000km2430円
[2370円]
高速道路500km110円
[110円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
2690円
+160円
14.9km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
2620円
-70円
15.3km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が13.4km/Lでは37.3Lを消費して、燃料代は150円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が14.8km/Lでは608.1Lを消費して、燃料代は2430円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が18.0km/Lでは27.8Lを消費して、燃料代は110円になります。

このパターンでは使用した燃料量が673.2L、かかった燃料代が2690円となり、平均燃費は14.9km/L(-0.9km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+160円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が2620円となり、1年間で70円、4年間で280円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(13.6km/L・14.1km/L・15.2km/L・14.9km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(2940円・2840円・2630円・2690円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km0円0円0.0万円
20km10円200円0.3万円
30km10円200円0.3万円
50km10円200円0.3万円
100km30円700円0.8万円

さて、軽油(ディーゼル燃料)1リットルの燃料価格を4円、燃費を15.8km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは0.25円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は0円/日となり、20km走行なら10円/日、30km走行なら10円/日、50km走行なら10円/日、100km走行なら30円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は200円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は0.3万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

B47D20B型エンジン簡易性能曲線図
B47D20B型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1750回転時の馬力 100PS
2500回転時の馬力 142PS
4000回転時の馬力 190PS
各回転域でのトルク
1750回転時のトルク 40.8kgm
2500回転時のトルク 40.8kgm
4000回転時のトルク 34.0kgm
B47D20B型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているB47D20型1995cc、直列4気筒のターボエンジンは4000回転時に最高出力190馬力を、1750-2500回転時に最大トルク40.8kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1750rpmから最高出力が発生する4000rpmまで」の2250rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は56.2%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.789kg/PS(1860kg/190PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.789kg/PS
車体+1人10.079kg/PS
車体+5人11.237kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.105kg/PS
車体+70kg10.158kg/PS
車体+80kg10.211kg/PS
車体+90kg10.263kg/PS
車体+100kg10.316kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは10.079kg/PS(1915kg/190PS)となり、数値としては0.290kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは11.237kg/PS(2135kg/190PS)となり、1.448kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

6シリーズ グランツーリスモのライバル候補車たち

2019/07

-
6シリーズ グランツーリスモ
10.079kg/PS
1915kg/190PS|2.0L-TB
[車体のみPWR:9.789]
2013/12

車種詳細
ヴェゼル
10.038kg/PS
1325kg/132PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:9.621]
2013/12

車種詳細
エクストレイル
10.170kg/PS
1495kg/147PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:9.796]
2017/01

車種詳細
スイフト
10.165kg/PS
925kg/91PS|1.3L-NA
[車体のみPWR:9.560]
2011/10

車種詳細
ヴィッツ
10.000kg/PS
1090kg/109PS|1.5L-NA
[車体のみPWR:9.495]
2012/11

車種詳細
フォレスター
10.101kg/PS
1495kg/148PS|2.0L-NA
[車体のみPWR:9.730]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ10.079kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.978kg/PSから10.180kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、ホンダの5人乗りSUV「RU3型 ヴェゼル」、日産の5人乗りSUV「T32型 エクストレイル」、スズキの5人乗りハッチバック「ZC83S型 スイフト」、トヨタの5人乗りハッチバック「NCP131型 ヴィッツ」、スバルの5人乗りSUV「SJ5型 フォレスター」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

JX20型 6シリーズ グランツーリスモ [623d Luxury G32]とパワーウェイトレシオが近い車種|10.079kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は102.2PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.892
平均ピストンスピード 12.00m/s
トルクウェイトレシオ 45.6kg/kgm
1馬力あたりのお値段 43474円
排気量1Lあたり馬力 95.20PS/L
排気量1Lあたりトルク 20.45kgm/L
1気筒あたりの馬力 47.5PS
1気筒あたりのトルク 10.2kgm
パワーバンド比率 56.2%
燃費×馬力 3002.0pt
各種ランキング
セダンのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは45.6kg/kgm(1860kg/40.8kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が8260000円、最高出力が190馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は43474円、逆に1万円あたりでは0.23馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は202451円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
セダン編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は95.20PS/L、トルクは20.45kgm/L、1気筒あたりの馬力は47.5馬力、トルクは10.2kgmとなり、このエンジンが190馬力を4000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.00m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.892になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が15.8km/L、最高出力が190PSであるこの車の獲得ポイントは3002.0ptになります。
戯れに車両重量1860kgを100kg単位にした18.6で割ってみたところ、その数値は161.40ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.79m
期待される荷室の幅 1.50m
対角線の長さ 2.34m
期待される荷室の面積 2.69m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.79m(対角線では2.34m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 15.8km/L
燃料タンク容量 66L
航続距離(カタログ燃費) 1042.8km
航続距離(80%燃費) 831.6km
満タンプライス 264円
1万円でどこまで行ける? 39500.0km
車両価格/航続距離 7921円/km

WLTCモード燃費が15.8km/Lですので、燃料タンクの容量が66リットルですと航続可能距離は1042.8kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(14.2km/L)とすると937.2km、80%(12.6km/L)だと831.6km、70%(11.1km/L)では732.6kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、軽油(ディーゼル燃料)66リットルの給油で264円、上で計算した航続距離を踏まえると1042.8km(80%燃費時831.6km)を走行するのに264円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば39500.0km(往復なら片道19750.0km)、カタログ値の80%なら31600.0km(片道15800.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で1042.8kmの距離を移動できるJX20型 6シリーズ グランツーリスモ [623d Luxury G32]という乗り物を、826.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「7921円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
15.8km/L
1042.8km
市街地燃費
13.4km/L
884.4km
[-158.4km]
郊外燃費
14.8km/L
976.8km
[-66.0km]
高速道路燃費
18.0km/L
1188.0km
[+145.2km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を66Lとしたとき、市街地モード燃費13.4km/Lでの航続距離は884.4km(-158.4km)、郊外モード燃費14.8km/Lでの航続距離は976.8km(-66.0km)、高速道路モード燃費18.0km/Lでの航続距離は1188.0km(+145.2km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合4000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした4500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 4500rpm|タイヤサイズ 275/40R19|タイヤ直径 70.3cm|円周長 220.8cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
4500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.250 16.15 -
-
37km/h 12190rpm 1875.1kgm
2速 3.360 10.34 0.640 1-2/
2880rpm
58km/h 7800rpm 1200.1kgm
3速 2.172 6.68 0.646 2-3/
2910rpm
89km/h 5040rpm 775.8kgm
4速 1.720 5.29 0.792 3-4/
3560rpm
113km/h 3990rpm 614.3kgm
5速 1.316 4.05 0.765 4-5/
3440rpm
147km/h 3060rpm 470.0kgm
6速 1.000 3.08 0.760 5-6/
3420rpm
194km/h 2320rpm 357.2kgm
7速 0.822 2.53 0.822 6-7/
3700rpm
236km/h 1910rpm 293.6kgm
8速 0.640 1.97 0.779 7-8/
3510rpm
303km/h 1490rpm 228.6kgm
Final 3.077 レシオカバレッジ(変速比幅)8.203

ギヤの繋がりイメージ
JX20型6シリーズ グランツーリスモ8AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1750-2500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.077)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(40.8kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.077)÷タイヤの有効半径(0.3515m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの303km(4000rpmでは269.1km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:4000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

4000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ33km/h-
2速ギヤ51km/h2560rpm
3速ギヤ79km/h2580rpm
4速ギヤ100km/h3170rpm
5速ギヤ131km/h3060rpm
6速ギヤ172km/h3040rpm
7速ギヤ210km/h3290rpm
8速ギヤ269km/h3120rpm

JX20型6シリーズ グランツーリスモに搭載されたB47D20型1995ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する4000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで4000rpmまで引っ張ると33km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は4000rpmから2560rpmまで落ち、そこから4000rpmまで加速を続けると速度は51km/h(+18km/h)になります。

3速ギヤでは2580rpmまで落ちて4000rpmで79km/h(+28km/h)に、4速ギヤでは3170rpmまで落ちて4000rpmで100km/h(+21km/h)に、5速ギヤでは3060rpmまで落ちて4000rpmで131km/h(+31km/h)になります。

続いて6速ギヤでは3040rpmまで落ちて4000rpmで172km/h(+41km/h)に、7速ギヤでは3290rpmまで落ちて4000rpmで210km/h(+38km/h)に、8速ギヤでは3120rpmまで落ちて4000rpmで269km/h(+59km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1750-2500回転で最大トルク40.8kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば45.6kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.789kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1875.1kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1860kg)を1速ギヤの最大駆動力(1875.1kgm)で割ってみると0.992kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する4000回転でのトルク(34.0kgm)からTWRを算出すると1.19kg/kgmとなり、1750-4000回転の回転域では0.992-1.19kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4880 7320 9750 12190 14630 17070 21950
2速 3120 4680 6240 7800 9360 10930 14050
3速 2020 3030 4040 5040 6050 7060 9080
4速 1600 2400 3200 3990 4790 5590 7190
5速 1220 1830 2450 3060 3670 4280 5500
6速 930 1390 1860 2320 2790 3250 4180
7速 760 1150 1530 1910 2290 2670 3440
8速 590 890 1190 1490 1780 2080 2680
※赤い数字は暫定レブリミット(4500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.640)を選択して時速100kmにて走行すると1490回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは890回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1040回転、一般的な高速道路の80km/hでは1190回転、100km/hでは1490回転、制限速度が120km/hになると1780回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2680回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 16 25 33 41 49 57 66
2速 13 26 38 51 64 77 90 103
3速 20 40 59 79 99 119 139 159
4速 25 50 75 100 125 150 175 200
5速 33 65 98 131 164 196 229 262
6速 43 86 129 172 215 258 301 344
7速 52 105 157 210 262 314 367 419
8速 67 135 202 269 336 404 471 538

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(4500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの275/40R19と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 275/40R19 | 直径 703mm

-20mm
幅255mm
-10mm
幅265mm
変更なし
幅275mm
+10mm
幅285mm
+20mm
幅295mm
-5%
35
扁平
255/35R19
37.7km/h
直径662mm
径差-41mm
265/35R19
38.1km/h
直径669mm
径差-34mm
275/35R19
38.5km/h
直径676mm
径差-27mm
285/35R19
38.9km/h
直径683mm
径差-20mm
295/35R19
39.3km/h
直径690mm
径差-13mm
0%
40
扁平
255/40R19
39.1km/h
直径687mm
径差-16mm
265/40R19
39.5km/h
直径695mm
径差-8mm
275/40R19
40.0km/h
703mm
0mm
285/40R19
40.5km/h
直径711mm
径差+8mm
295/40R19
40.9km/h
直径719mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
255/45R19
40.6km/h
直径713mm
径差+10mm
265/45R19
41.1km/h
直径722mm
径差+19mm
275/45R19
41.6km/h
直径731mm
径差+28mm
285/45R19
42.1km/h
直径740mm
径差+37mm
295/45R19
42.6km/h
直径749mm
径差+46mm
+10%
50
扁平
255/50R19
42.0km/h
直径738mm
径差+35mm
265/50R19
42.6km/h
直径748mm
径差+45mm
275/50R19
43.1km/h
直径758mm
径差+55mm
285/50R19
43.7km/h
直径768mm
径差+65mm
295/50R19
44.3km/h
直径778mm
径差+75mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、255/40R19 、265/35R19、265/40R19 、275/35R19 、285/35R19 、295/35R19あたりのタイヤがおすすめです。

275/40R19のタイヤ幅を255mmから305mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、275/40R19の適応サイズと性能の変化 [JX20型6シリーズ グランツーリスモ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


JX20型6シリーズ グランツーリスモ[2.0Lターボ FR/8AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.789kg/ps49.25
1速ギヤ加速性能0.992kg/kgm62.84
1L換算馬力95.20ps/L47.53
1L換算トルク20.45kgm/L66.05
WB/TR比1.89237.26
ワイド&ロー指数0.81154.91
前面の面積2.926m²40.95
最低地上高140mm55.64
スポーツ性能部門の得点414.43

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費15.8km/L48.26
年間維持費169350円54.46
100kmh回転数1490rpm64.15
航続距離1042.8km70.03
車の大きさ14.937m³65.02
室内の広さ(仮) 2.709m³43.05
最小回転半径5.8m36.81
馬力単価43474円19.63
ユーティリティ部門の得点401.41

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した JX20型6シリーズ グランツーリスモ[2.0Lターボ FR/8AT] の総合得点は 815.84 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したJX20型6シリーズ グランツーリスモ(FR/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「2000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

15.8

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