BMW 5シリーズ ツーリングの性能まとめ [NG25型|2.5L/192PS|FR/6AT|2004年] 525i Touring 25-6S E61


画像はBMWより引用
http://www.bmw.co.jp/
投稿:2011/12/27|更新:2019/06/05

BMWの5ドア・5人乗りワゴン、NG25型の5代目5シリーズ ツーリングは2003/08から生産が開始され、2010/03に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量2493cc(192PS/25.0kgm)のM54B25型エンジンを搭載する[525i Touring 25-6S E61|2004/11モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4855mm×全幅1845mm×全高1480mm、排気量は2493ccであることから、大雑把に分類すると2.5リットルクラス(2500cc、自動車税は2.5L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4855mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

NG25型 5シリーズ ツーリング [2493cc/192PS FR/6AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

5代目5シリーズ ツーリングの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
5.0L-NA
FR/7AT
1410.0万円
NB50型
[BaseGrade E60]
(2008/10)
500PS
53.0kgm
2.5L-NA
FR/6AT
645.0万円
NU25型
[525i N52B25A E60]
(2008/10)
218PS
25.5kgm
8.8km/L
3.0L-NA
FR/6AT
780.0万円
NU30型
[530i N52B30A E60]
(2008/10)
272PS
30.6kgm
9.4km/L
2.5L-NA
FR/6AT
645.0万円
NA25型
[525i M-sport E60]
(2004/11)
192PS
25.0kgm
8.8km/L
4.4L-NA
FR/6AT
945.0万円
NB44型
[545i M-sport E60]
(2004/11)
333PS
45.9kgm
7.6km/L
E60型5シリーズまとめ (E60 E61 5代目)【全13件】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーBMW
車名&
グレード
5シリーズ ツーリング
525i Touring 25-6S E61
その他DS25-5AT
お値段6740000円
車両型式GH-NG25
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
6AT(6段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法長4855×幅1845×高1480mm
軸距&
輪距
2890mm
前1560mm/後1580mm
最小半径5.7m
タイヤ前輪:245/40R18
後輪:245/40R18
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量1730kg
エンジン諸元
原動機型式M54B25
気筒配列直列6気筒
排気量2493cc
圧縮比10.5
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力192PS[141kW]/6000rpm
最大トルク25.0kgm[245Nm]/3500rpm
使用燃料ハイオクガソリン
10・15燃費8.5km/L(20.0mpg)
100km燃費11.8L/100km
M54B25型エンジンの諸元と性能まとめ
直列6気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に6個配置する方式。理論上では完全バランスなれど今や絶滅危惧種。
※直列6気筒エンジンを搭載する車種の一覧
直列6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(51700円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(22800円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6000円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、2004/11モデルの5シリーズ ツーリングを15年落ちの中古で74.1万円にて購入し、頭金なしで2年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    5シリーズ ツーリングの2004/11モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である67.4万円に諸経費として6.7万円を足した74.1万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 保険スクエアbang!では最大20社より自動車保険料の比較・検討が可能です。

2004年式を15年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)2500cc以下13年経過で増税51700
自動車重量税(1年分)2.0トン以下13年-17年経過で増税22800円
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷7.2km/L×160円/L222220円
オイル交換(5000km毎)1回5000円×2回10000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本18000円×4本÷3年24000円
任意保険料(月額6000円)月額6000円×12ヶ月72000円
ローン完済後の年間維持費416640円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額30890円×12ヶ月370680円
ローン返済中の年間維持費787320円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度76440円
名目金額
自動車税(1年分)51700
自動車重量税(1年分)22800円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)222220円
オイル交換(5000km毎)10000円
タイヤ交換(3年3万km毎)24000円
任意保険料(月額6000円)72000円
ローン完済後の年間維持費416640円
名目金額
車のローン額(1年分)370680円
ローン返済中の年間維持費787320円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
76440円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「2500cc以下の13年経過で増税」で税額は51700円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年-17年経過で増税」で税額は22800円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本18000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6000円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額76,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると34,720円(完済前は65,610円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

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低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)51700
自動車重量税(1年分)22800円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)66670円
オイル交換(年1回)5000円
タイヤ交換(3万km/6年)7200円
任意保険料(月額4800円)57600円
合計
[差額]
224890円
[-191750円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)51700
自動車重量税(1年分)22800円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)111110円
オイル交換(年1回)5000円
タイヤ交換(3万km/6年)12000円
任意保険料(月額5100円)61200円
合計
[差額]
277730円
[-138910円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)51700
自動車重量税(1年分)22800円
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)155550円
オイル交換(年1回)7000円
タイヤ交換(3万km/4.3年)16800円
任意保険料(月額5400円)64800円
合計
[差額]
332570円
[-84070円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料72000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて191750円安い224890円に、5000km走行では138910円安い277730円に、7000km走行では84070円安い332570円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km190円4200円4.9万円
20km380円8400円9.9万円
30km560円12300円14.6万円
50km940円20700円24.4万円
100km1880円41400円48.9万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を8.5km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは18.82円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は190円/日となり、20km走行なら380円/日、30km走行なら560円/日、50km走行なら940円/日、100km走行なら1880円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は12300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は14.6万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

M54B25型エンジン簡易性能曲線図
M54B25型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3500回転時の馬力122PS
6000回転時の馬力192PS
各回転域でのトルク
3500回転時のトルク25.0kgm
6000回転時のトルク22.9kgm
M54B25型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているM54B25型2493cc、直列6気筒の自然吸気エンジンは6000回転時に最高出力192馬力を、3500回転時に最大トルク25.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、低めの回転数から中間域にトルクのピークがあるこのエンジンは、街中での普段使いに心地よく、高回転もそれなりでバランスの取れたタイプです。多くの乗用車がこの特性に当て嵌まるのではないかと思います。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3500rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の2500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は41.7%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2500cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.01kg/PS(1730kg/192PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.01kg/PS
車体+1人9.30kg/PS
車体+5人10.44kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.32kg/PS
車体+70kg9.38kg/PS
車体+80kg9.43kg/PS
車体+90kg9.48kg/PS
車体+100kg9.53kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.30kg/PS(1785kg/192PS)となり、数値としては0.29kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.44kg/PS(2005kg/192PS)となり、1.43kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

5シリーズ ツーリングのライバル候補車たち

9.18kg/PS
MAZDA6 ワゴン
2.2L/190PS|4WD/6AT
9.41kg/PS
RAV4
2.5L/178PS|FF/CVT
9.12kg/PS
GLC クーペ
2.0L/211PS|4WD/9AT
9.20kg/PS
3008
2.0L/181PS|FF/6AT
9.16kg/PS
CX-3
2.0L/148PS|4WD/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.30kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.11kg/PSから9.49kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りワゴン「GJ2AW型 MAZDA6 ワゴン」、トヨタの5人乗りSUV「AXAH52型 RAV4」、メルセデスベンツの5人乗りSUV「253346型 GLC クーペ」、プジョーの5人乗りSUV「P84AH01型 3008」、トヨタの5人乗りセダン「AXVH70型 カムリ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

NG25型 5シリーズ ツーリング [525i Touring 25-6S E61]とパワーウェイトレシオが近い車種|9.30kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.84
平均ピストンスピード15.0m/s
トルクウェイトレシオ69.2kg/kgm
1馬力あたりのお値段35104円
排気量1Lあたり馬力77.0PS/L
排気量1Lあたりトルク10.03kgm/L
1気筒あたりの馬力32.0PS
1気筒あたりのトルク4.2kgm
パワーバンド比率41.7%
各種ランキング
ステーションワゴンのPWR
2.0~2.5LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは69.2kg/kgm(1730kg/25.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が6740000円、最高出力が192馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は35104円、逆に1万円あたりでは0.28馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は269600円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は77.0PS/L、トルクは10.03kgm/L、1気筒あたりの馬力は32.0馬力、トルクは4.2kgmとなり、このエンジンが192馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.0m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が75.0mmであるM54B25型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は8000回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.84になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと真っ直ぐ進むことを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.70m
期待される荷室の幅1.45m
対角線の長さ2.23m
期待される荷室の面積2.46m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.70m(対角線では2.23m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費8.5km/L
燃料タンク容量70L
航続距離(カタログ燃費)595.0km
航続距離(80%燃費)476.0km
満タンプライス11200円
1万円でどこまで行ける?531.2km
車両価格/航続距離11328円/km

10・15モード燃費が8.5km/Lですので、燃料タンクの容量が70リットルですと航続可能距離は595.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(7.7km/L)とすると539.0km、80%(6.8km/L)だと476.0km、70%(5.9km/L)では413.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン70リットルの給油で11200円、上で計算した航続距離を踏まえると595.0km(80%燃費時476.0km)を走行するのに11200円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば531.2km(往復なら片道265.6km)、カタログ値の80%なら425.0km(片道212.5km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で595.0kmの距離を移動できるNG25型 5シリーズ ツーリング [525i Touring 25-6S E61]という乗り物を、674.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「11328円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 245/40R18|タイヤ直径 65.3cm|円周長 205.1cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速4.17115.5451km/h12630rpm1190.3kgm
2速2.3408.7210.5611-2/3650rpm92km/h7090rpm667.8kgm
3速1.5215.6690.6502-3/4230rpm141km/h4610rpm434.1kgm
4速1.1434.2600.7513-4/4880rpm188km/h3460rpm326.2kgm
5速0.8673.2310.7594-5/4930rpm248km/h2630rpm247.4kgm
6速0.6912.5750.7975-6/5180rpm311km/h2090rpm197.2kgm
Final3.727レシオカバレッジ(変速比幅)6.036

ギヤの繋がりイメージ
NG25型5シリーズ ツーリング6AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数3500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.727)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(25.0kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.727)÷タイヤの有効半径(0.3265m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの311km(6000rpmでは286.7km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ47km/h
2速ギヤ85km/h3370rpm
3速ギヤ130km/h3900rpm
4速ギヤ173km/h4510rpm
5速ギヤ229km/h4550rpm
6速ギヤ287km/h4780rpm

NG25型5シリーズ ツーリングに搭載されたM54B25型2493ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると47km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3370rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は85km/h(+38km/h)になります。

3速ギヤでは3900rpmまで落ちて6000rpmで130km/h(+45km/h)に、4速ギヤでは4510rpmまで落ちて6000rpmで173km/h(+43km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4550rpmまで落ちて6000rpmで229km/h(+56km/h)に、6速ギヤでは4780rpmまで落ちて6000rpmで287km/h(+58km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが3500回転で最大トルク25.0kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば69.2kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.01kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1190.3kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1730kg)を1速ギヤの最大駆動力(1190.3kgm)で割ってみると1.45kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(22.9kgm)からTWRを算出すると1.59kg/kgmとなり、3500-6000回転の回転域では1.45-1.59kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速505075801011012630151601769022740
2速28304250567070908500992012760
3速1840276036904610553064508290
4速1380208027703460415048506230
5速1050158021002630315036804730
6速840126016702090251029303770
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.691)を選択して時速100kmにて走行すると2090回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1260回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1460回転、一般的な高速道路の80km/hでは1670回転、100km/hでは2090回転、制限速度が120km/hになると2510回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3770回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速816243240475563
2速14284256718599113
3速22436587109130152174
4速295887116144173202231
5速3876114152190229267305
6速4896143191239287334382

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの245/40R18と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 245/40R18 | 直径 653mm

-20mm
幅225mm
-10mm
幅235mm
変更なし
幅245mm
+10mm
幅255mm
+20mm
幅265mm
-5%
35
扁平
225/35R18
37.7km/h
直径615mm
径差-38mm
235/35R18
38.1km/h
直径622mm
径差-31mm
245/35R18
38.5km/h
直径629mm
径差-24mm
255/35R18
39.0km/h
直径636mm
径差-17mm
265/35R18
39.4km/h
直径643mm
径差-10mm
0%
40
扁平
225/40R18
39.0km/h
直径637mm
径差-16mm
235/40R18
39.5km/h
直径645mm
径差-8mm
245/40R18
40.0km/h
653mm
0mm
255/40R18
40.5km/h
直径661mm
径差+8mm
265/40R18
41.0km/h
直径669mm
径差+16mm
+5%
45
扁平
225/45R18
40.4km/h
直径660mm
径差+7mm
235/45R18
41.0km/h
直径669mm
径差+16mm
245/45R18
41.5km/h
直径678mm
径差+25mm
255/45R18
42.1km/h
直径687mm
径差+34mm
265/45R18
42.6km/h
直径696mm
径差+43mm
+10%
50
扁平
225/50R18
41.8km/h
直径682mm
径差+29mm
235/50R18
42.4km/h
直径692mm
径差+39mm
245/50R18
43.0km/h
直径702mm
径差+49mm
255/50R18
43.6km/h
直径712mm
径差+59mm
265/50R18
44.2km/h
直径722mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、225/40R18 、235/35R18、235/40R18 、245/35R18 、255/35R18 、265/35R18あたりのタイヤがおすすめです。

245/40R18のタイヤ幅を225mmから275mmまで、扁平率を25%から55%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、245/40R18の適応サイズと性能の変化 [NG25型5シリーズ ツーリング編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


NG25型5シリーズ ツーリング[2.5L-NA FR/6AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.01kg/ps51.49
1速ギヤ加速性能1.45kg/kgm53.15
1L換算馬力77.0ps/L53.00
1L換算トルク10.03kgm/L56.58
WB/TR比1.8442.92
ワイド&ロー指数0.80256.18
前面の面積2.731m²45.84
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点402.54

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費8.5km/L40.24
年間維持費416640円41.37
100kmh回転数2090rpm56.24
航続距離595.0km43.05
車の大きさ13.257m³58.26
室内の広さ(仮) 2.404m³39.99
最小回転半径5.7m38.72
馬力単価35104円30.33
ユーティリティ部門の得点348.20

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した NG25型5シリーズ ツーリング[2.5L-NA FR/6AT] の総合得点は 750.74 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したNG25型5シリーズ ツーリング(FR/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのワゴン」、「2500ccのワゴン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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