BMW 4シリーズ カブリオレの性能まとめ [12AP20型|2.0L/184PS|FR/8AT|2021年] 420i Standard G23


画像はBMWより引用
http://www.bmw.co.jp/
投稿日:2021/08/06

BMWの2ドア・4人乗りオープンカー、3BA-12AP20型の2代目4シリーズ カブリオレは2020/10から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1998cc(184PS/30.6kgm)のB48B20A型エンジンを搭載する[420i Standard G23|2021/02モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4775mm×全幅1850mm×全高1395mm、排気量は1998ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいものの、ターボによる過給のおかげで非力さを感じることはなさそうです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4775mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるFR方式(フロントエンジン/リヤドライブ)を採用しています。前輪は操舵、後輪は駆動と役割分担が異なることから優れたハンドリングを得られるとされ、運転の質を求める人々から絶大なる支持を集めます。高級車の代名詞的な駆動方式です。

12AP20型 4シリーズ カブリオレ [1998cc/184PS FR/8AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

2代目4シリーズ カブリオレの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.0L-TB
FR/8AT
577.0万円
12AP20型
[420i Standard G22]
2020/10モデル
184PS
30.6kgm
13.4km/L
3.0L-TB
4WD/8AT
1089.0万円
12AR30型
[M440i xDrive G23]
2021/02モデル
387PS
51.0kgm
10.9km/L
3.0L-TB
4WD/8AT
1025.0万円
12AR30型
[M440i xDrive G22]
2020/10モデル
387PS
51.0kgm
11.2km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー BMW
車名&
グレード
4シリーズ カブリオレ
420i Standard G23
その他 M-Sport 前:225/45R18 後:255/40R18
お値段 6410000円
車両型式 3BA-12AP20
駆動方式
変速機
FR・後輪駆動(RWD,2WD)
8AT(8段変速・自動)
ドア/定員 2ドア/4人
車体寸法 長4775×幅1850×高1395mm
軸距&
輪距
2850mm
前1575mm/後1610mm
最小半径 5.3m
最低高 127mm
タイヤ 前輪:225/50R17
後輪:225/50R17
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1710kg
エンジン諸元
原動機型式 B48B20A
気筒配列 直列4気筒
排気量1998cc
吸気方式 ターボ
最高出力 184PS[135kW]/5000rpm
最大トルク 30.6kgm[300Nm]/1350-4000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 13.3km/L(31.3mpg)
JC08燃費 15.4km/L(36.2mpg)
100km燃費 7.5L/100km
B48B20A型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(36000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(12920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、4シリーズ カブリオレの新車を737.2万円(諸費用として96.2万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 36000円
自動車重量税(1年分) 2.0トン以下 13年未満 16400円
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 12920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷13.3km/L×34円/L 25560円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 1本15000円×4本÷4年 15000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 182880円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額122860円×12ヶ月 1474320円
ローン返済中の年間維持費 1657200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 61640円
名目 金額
自動車税(1年分) 36000円円
自動車重量税(1年分) 16400円
自賠責保険料(1年分) 12920円
燃料代(年間1万km) 25560円
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(4年4万km毎) 15000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 182880円
名目 金額
車のローン額(1年分) 1474320円
ローン返済中の年間維持費 1657200円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
61640円
  • 初度登録から0年経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年未満」で税額は36000円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本15000円のタイヤ4本を4年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 2015年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 2016年4月1日からの自動車重量税の変更に対応。
  • 2017年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 2019年10月1日以降に新車登録された自家用乗用車の自動車税額変更に対応。
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額61,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して15,240円(完済前は138,100円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。


●4シリーズ カブリオレの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます嫌気がさして、ますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、4シリーズ カブリオレの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 21580円
ガソリン税(暫定) 18870円
石油税 2110円
消費税(10%) 2320円
合計納税額 44880円

例として年間走行距離を10000km、燃費を13.3km/L、ガソリンを1リットルあたり34円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は751.9Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計21580円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで18870円、石油税が2.8円/Lで2110円になります。

ガソリン車の場合は本体価格-25.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては2320円となり、これらを合計した税額は44880円、1年間に燃料代として支払う25560円のうち175.6%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で36000円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計97280円が4シリーズ カブリオレに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 25%
自動車重量税 1年分 16400円 12%
自賠責保険料 1年分 12920円 9%
燃料代 3000km分 7670円 5%
オイル交換 年1回 5500円 4%
タイヤ交換 6年毎 10000円 7%
任意保険料 80% 52800円 38%
合計
[1万kmとの差額]
141290円
-41590円
-
年間5000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 24%
自動車重量税 1年分 16400円 11%
自賠責保険料 1年分 12920円 9%
燃料代 5000km分 12780円 9%
オイル交換 年1回 5500円 4%
タイヤ交換 6年毎 10000円 7%
任意保険料 85% 56160円 36%
合計
[1万kmとの差額]
149760円
-33120円
-
年間7000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 22%
自動車重量税 1年分 16400円 10%
自賠責保険料 1年分 12920円 8%
燃料代 7000km分 17890円 11%
オイル交換 年1回 7700円 5%
タイヤ交換 6年毎 10000円 6%
任意保険料 90% 59400円 38%
合計
[1万kmとの差額]
160310円
-22570円
-

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで40000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて41590円安い141290円に、5000km走行では33120円安い149760円に、7000km走行では22570円安い160310円という結果になりました。

多走行距離での年間維持費|15000km・20000km

続いて年間で10000kmを超える多走行の場合、15000kmと20000kmを例として計算してみます。燃料代は走行距離に応じて増額、オイル交換費用はそれぞれ年3回分と年4回分、タイヤ交換費用は走行距離に応じて按分、任意保険料は10000km時と同額としたのがこちらです。

年間15000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 16%
自動車重量税 1年分 16400円 7%
自賠責保険料 1年分 12920円 6%
燃料代 15000km分 38340円 17%
オイル交換 年3回 33000円 15%
タイヤ交換 2.7年毎 22500円 10%
任意保険料 100% 66000円 29%
合計
[1万kmとの差額]
225160円
+42280円
-
年間20000km走行の場合
名目 金額 比率
自動車税 36000円 14%
自動車重量税 1年分 16400円 6%
自賠責保険料 1年分 12920円 5%
燃料代 20000km分 51120円 20%
オイル交換 年4回 44000円 17%
タイヤ交換 2年毎 30000円 12%
任意保険料 100% 66000円 26%
合計
[1万kmとの差額]
256440円
+73560円
-

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。

「しかし物には限度がある、数年単位の維持費を考えると気が滅入る、だが車は必要だ、背に腹は代えられぬ…」というときは、排気量が小さくて燃費が良くて、車両重量の軽い車に乗りかえるという選択をしますと、各種税金や保険料、車検費用などなどトータルの維持費が格段に抑えられお財布もニッコニコです。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えるとどうなるの?

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(9.8km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(13.3km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(15.7km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(13.3km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとして市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、WLTCモード燃費での燃料代25560円からどのように変化するかを見ていきたいと思います。

  • 1リットル34円として計算。
  • []内の金額は低燃費タイヤ(エコタイヤ)装着で燃費が3%向上すると仮定した場合の燃料代。
    「差額で元が取れるかな?どうかな?」という、なかなかに絶妙なラインです。
参考:燃費が3%向上すると…?
市街地9.8km/L → 10.1km/L
郊外13.3km/L → 13.7km/L
高速道路15.7km/L → 16.2km/L

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km31230円
[30300円]
郊外500km1280円
[1240円]
高速道路500km1080円
[1050円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
33590円
+8030円
10.1km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
32590円
-1000円
10.4km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が9.8km/Lでは918.4Lを消費して、燃料代は31230円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が13.3km/Lでは37.6Lを消費して、燃料代は1280円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が15.7km/Lでは31.8Lを消費して、燃料代は1080円になります。

このパターンでは使用した燃料量が987.8L、かかった燃料代が33590円となり、平均燃費は10.1km/L(-3.2km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+8030円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着で燃費が3%アップするとして、同じ条件で走行すると燃料代は32590円となり、1000円安くなります。車検2回ごとにタイヤ交換するとき、寿命までの4年間で4000円の経費削減になる計算です。純正タイヤとエコタイヤの差額がこれ以上ならお得、以下なら…?

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km17350円
[16830円]
郊外5000km12780円
[12410円]
高速道路0km0円
[0円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
30130円
+4570円
11.3km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
29240円
-890円
11.6km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が9.8km/Lでは510.2Lを消費して、燃料代は17350円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が13.3km/Lでは375.9Lを消費して、燃料代は12780円になります。

このパターンでは使用した燃料量が886.1L、かかった燃料代が30130円となり、平均燃費は11.3km/L(-2.0km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+4570円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が29240円となり、1年間で890円、4年間で3560円の経費削減になる計算です。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km11550円
[11210円]
郊外3340km8540円
[8290円]
高速道路3330km7210円
[6990円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
27300円
+1740円
12.5km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
26490円
-810円
12.8km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が9.8km/Lでは339.8Lを消費して、燃料代は11550円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が13.3km/Lでは251.1Lを消費して、燃料代は8540円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が15.7km/Lでは212.1Lを消費して、燃料代は7210円になります。

このパターンでは使用した燃料量が803.0L、かかった燃料代が27300円となり、平均燃費は12.5km/L(-0.8km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+1740円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が26490円となり、1年間で810円、4年間で3240円の経費削減になる計算です。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km1730円
[1680円]
郊外9000km23010円
[22330円]
高速道路500km1080円
[1050円]
合計金額
WLTC燃費との差額
平均燃費
25820円
+260円
13.2km/L
エコタイヤ合計金額
純正タイヤとの差額
平均燃費
25060円
-760円
13.6km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が9.8km/Lでは51.0Lを消費して、燃料代は1730円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が13.3km/Lでは676.7Lを消費して、燃料代は23010円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が15.7km/Lでは31.8Lを消費して、燃料代は1080円になります。

このパターンでは使用した燃料量が759.5L、かかった燃料代が25820円となり、平均燃費は13.2km/L(-0.1km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+260円という結果になりました。

低燃費タイヤ装着では燃料代が25060円となり、1年間で760円、4年間で3040円の経費削減になる計算です。

以上、極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(10.1km/L・11.3km/L・12.5km/L・13.2km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(33590円・30130円・27300円・25820円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km30円700円0.8万円
20km50円1100円1.3万円
30km80円1800円2.1万円
50km130円2900円3.4万円
100km260円5700円6.8万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を34円、燃費を13.3km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは2.56円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は30円/日となり、20km走行なら50円/日、30km走行なら80円/日、50km走行なら130円/日、100km走行なら260円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は1800円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は2.1万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

B48B20A型エンジン簡易性能曲線図
B48B20A型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1350回転時の馬力 58PS
4000回転時の馬力 171PS
5000回転時の馬力 184PS
各回転域でのトルク
1350回転時のトルク 30.6kgm
4000回転時のトルク 30.6kgm
5000回転時のトルク 26.4kgm
B48B20A型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているB48B20型1998cc、直列4気筒のターボエンジンは5000回転時に最高出力184馬力を、1350-4000回転時に最大トルク30.6kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1350rpmから最高出力が発生する5000rpmまで」の3650rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は73.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ9.293kg/PS(1710kg/184PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ9.293kg/PS
車体+1人9.592kg/PS
車体+4人10.489kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.620kg/PS
車体+70kg9.674kg/PS
車体+80kg9.728kg/PS
車体+90kg9.783kg/PS
車体+100kg9.837kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは9.592kg/PS(1765kg/184PS)となり、数値としては0.299kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの4人が搭乗した場合、車両重量に220kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.489kg/PS(1930kg/184PS)となり、1.196kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

4シリーズ カブリオレのライバル候補車たち

2021/02

-
4シリーズ カブリオレ
9.592kg/PS
1765kg/184PS|2.0L-TB
[車体のみPWR:9.293]
2017/01

車種詳細
スイフト
9.657kg/PS
985kg/102PS|1.0L-TB
[車体のみPWR:9.118]
2012/02

車種詳細
CX-5
9.571kg/PS
1675kg/175PS|2.2L-TB
[車体のみPWR:9.257]
2015/04

車種詳細
エクシーガ クロスオーバー7
9.682kg/PS
1675kg/173PS|2.5L-NA
[車体のみPWR:9.364]
2016/07

車種詳細
レヴォーグ
9.441kg/PS
1605kg/170PS|1.6L-TB
[車体のみPWR:9.118]
2017/12

車種詳細
CX-8
9.711kg/PS
1845kg/190PS|2.2L-TB
[車体のみPWR:9.421]

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.592kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

9.400kg/PSから9.784kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、スズキの5人乗りハッチバック「ZC13S型 スイフト」、マツダの5人乗りSUV「KE2AW型 CX-5」、スバルの7人乗りSUV「YAM型 エクシーガ クロスオーバー7」、スバルの5人乗りワゴン「VM4型 レヴォーグ」、マツダの7人乗りSUV「KG2P型 CX-8」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

12AP20型 4シリーズ カブリオレ [420i Standard G23]とパワーウェイトレシオが近い車種|9.592kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は107.6PS/tとなっています。


その他の諸元いろいろ

いろいろな数値
WB/TR比 1.789
平均ピストンスピード 15.77m/s
トルクウェイトレシオ 55.9kg/kgm
1馬力あたりのお値段 34837円
排気量1Lあたり馬力 92.10PS/L
排気量1Lあたりトルク 15.32kgm/L
1気筒あたりの馬力 46.0PS
1気筒あたりのトルク 7.7kgm
パワーバンド比率 73.0%
燃費×馬力 2447.2pt
各種ランキング
オープンカーのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは55.9kg/kgm(1710kg/30.6kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が6410000円、最高出力が184馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は34837円、逆に1万円あたりでは0.29馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は209477円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
2000cc以下の車編
オープンカー編

●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は92.10PS/L、トルクは15.32kgm/L、1気筒あたりの馬力は46.0馬力、トルクは7.7kgmとなり、このエンジンが184馬力を5000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは15.77m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が94.6mmであるB48B20型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6340回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.789になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング

●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が13.3km/L、最高出力が184PSであるこの車の獲得ポイントは2447.2ptになります。
戯れに車両重量1710kgを100kg単位にした17.1で割ってみたところ、その数値は143.11ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 13.3km/L
燃料タンク容量 59L
航続距離(カタログ燃費) 784.7km
航続距離(80%燃費) 625.4km
満タンプライス 2006円
1万円でどこまで行ける? 3911.8km
車両価格/航続距離 8169円/km

WLTCモード燃費が13.3km/Lですので、燃料タンクの容量が59リットルですと航続可能距離は784.7kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(12.0km/L)とすると708.0km、80%(10.6km/L)だと625.4km、70%(9.3km/L)では548.7kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン59リットルの給油で2006円、上で計算した航続距離を踏まえると784.7km(80%燃費時625.4km)を走行するのに2006円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば3911.8km(往復なら片道1955.9km)、カタログ値の80%なら3129.4km(片道1564.7km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で784.7kmの距離を移動できる12AP20型 4シリーズ カブリオレ [420i Standard G23]という乗り物を、641.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「8169円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
13.3km/L
784.7km
市街地燃費
9.8km/L
578.2km
[-206.5km]
郊外燃費
13.3km/L
784.7km
[0.0km]
高速道路燃費
15.7km/L
926.3km
[+141.6km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を59Lとしたとき、市街地モード燃費9.8km/Lでの航続距離は578.2km(-206.5km)、郊外モード燃費13.3km/Lでの航続距離は784.7km(0.0km)、高速道路モード燃費15.7km/Lでの航続距離は926.3km(+141.6km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5500rpm|タイヤサイズ 225/50R17|タイヤ直径 65.7cm|円周長 206.4cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
5500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.250 14.77 -
-
46km/h 11930rpm 1375.7kgm
2速 3.360 9.45 0.640 1-2/
3520rpm
72km/h 7630rpm 880.4kgm
3速 2.172 6.11 0.646 2-3/
3550rpm
111km/h 4930rpm 569.1kgm
4速 1.720 4.84 0.792 3-4/
4360rpm
141km/h 3910rpm 450.7kgm
5速 1.316 3.70 0.765 4-5/
4210rpm
184km/h 2990rpm 344.8kgm
6速 1.000 2.81 0.760 5-6/
4180rpm
242km/h 2270rpm 262.0kgm
7速 0.822 2.31 0.822 6-7/
4520rpm
295km/h 1870rpm 215.4kgm
8速 0.640 1.80 0.779 7-8/
4280rpm
378km/h 1450rpm 167.7kgm
Final 2.813 レシオカバレッジ(変速比幅)8.203

ギヤの繋がりイメージ
12AP20型4シリーズ カブリオレ8AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1350-4000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.813)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(30.6kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(2.813)÷タイヤの有効半径(0.3285m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの378km(5000rpmでは343.9km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ42km/h-
2速ギヤ66km/h3200rpm
3速ギヤ101km/h3230rpm
4速ギヤ128km/h3960rpm
5速ギヤ167km/h3830rpm
6速ギヤ220km/h3800rpm
7速ギヤ268km/h4110rpm
8速ギヤ344km/h3900rpm

12AP20型4シリーズ カブリオレに搭載されたB48B20型1998ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5000rpmまで引っ張ると42km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5000rpmから3200rpmまで落ち、そこから5000rpmまで加速を続けると速度は66km/h(+24km/h)になります。

3速ギヤでは3230rpmまで落ちて5000rpmで101km/h(+35km/h)に、4速ギヤでは3960rpmまで落ちて5000rpmで128km/h(+27km/h)に、5速ギヤでは3830rpmまで落ちて5000rpmで167km/h(+39km/h)になります。

続いて6速ギヤでは3800rpmまで落ちて5000rpmで220km/h(+53km/h)に、7速ギヤでは4110rpmまで落ちて5000rpmで268km/h(+48km/h)に、8速ギヤでは3900rpmまで落ちて5000rpmで344km/h(+76km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1350-4000回転で最大トルク30.6kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば55.9kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.293kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1375.7kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1710kg)を1速ギヤの最大駆動力(1375.7kgm)で割ってみると1.243kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5000回転でのトルク(26.4kgm)からTWRを算出すると1.44kg/kgmとなり、1350-5000回転の回転域では1.243-1.44kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4770 7160 9540 11930 14310 16700 21470
2速 3050 4580 6110 7630 9160 10690 13740
3速 1970 2960 3950 4930 5920 6910 8880
4速 1560 2340 3130 3910 4690 5470 7030
5速 1200 1790 2390 2990 3590 4180 5380
6速 910 1360 1820 2270 2730 3180 4090
7速 750 1120 1490 1870 2240 2610 3360
8速 580 870 1160 1450 1740 2040 2620
※赤い数字は暫定レブリミット(5500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.640)を選択して時速100kmにて走行すると1450回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは870回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1020回転、一般的な高速道路の80km/hでは1160回転、100km/hでは1450回転、制限速度が120km/hになると1740回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2620回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 17 25 34 42 50 59 67
2速 13 26 39 52 66 79 92 105
3速 20 41 61 81 101 122 142 162
4速 26 51 77 102 128 154 179 205
5速 33 67 100 134 167 201 234 268
6速 44 88 132 176 220 264 308 352
7速 54 107 161 214 268 321 375 428
8速 69 138 206 275 344 413 482 550

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの225/50R17と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 225/50R17 | 直径 657mm

-20mm
幅205mm
-10mm
幅215mm
変更なし
幅225mm
+10mm
幅235mm
+20mm
幅245mm
-5%
45
扁平
205/45R17
37.6km/h
直径617mm
径差-40mm
215/45R17
38.1km/h
直径626mm
径差-31mm
225/45R17
38.7km/h
直径635mm
径差-22mm
235/45R17
39.2km/h
直径644mm
径差-13mm
245/45R17
39.8km/h
直径653mm
径差-4mm
0%
50
扁平
205/50R17
38.8km/h
直径637mm
径差-20mm
215/50R17
39.4km/h
直径647mm
径差-10mm
225/50R17
40.0km/h
657mm
0mm
235/50R17
40.6km/h
直径667mm
径差+10mm
245/50R17
41.2km/h
直径677mm
径差+20mm
+5%
55
扁平
205/55R17
40.1km/h
直径658mm
径差+1mm
215/55R17
40.7km/h
直径669mm
径差+12mm
225/55R17
41.4km/h
直径680mm
径差+23mm
235/55R17
42.1km/h
直径691mm
径差+34mm
245/55R17
42.7km/h
直径702mm
径差+45mm
+10%
60
扁平
205/60R17
41.3km/h
直径678mm
径差+21mm
215/60R17
42.0km/h
直径690mm
径差+33mm
225/60R17
42.7km/h
直径702mm
径差+45mm
235/60R17
43.5km/h
直径714mm
径差+57mm
245/60R17
44.2km/h
直径726mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、205/50R17 、215/45R17、215/50R17 、225/45R17 、235/45R17 、245/45R17あたりのタイヤがおすすめです。

225/50R17のタイヤ幅を205mmから255mmまで、扁平率を35%から65%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、225/50R17の適応サイズと性能の変化 [12AP20型4シリーズ カブリオレ編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


12AP20型4シリーズ カブリオレ[2.0Lターボ FR/8AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト9.293kg/ps50.67
1速ギヤ加速性能1.243kg/kgm57.31
1L換算馬力92.10ps/L46.33
1L換算トルク15.32kgm/L49.00
WB/TR比1.78948.11
ワイド&ロー指数0.75458.99
前面の面積2.581m²50.28
最低地上高127mm61.14
スポーツ性能部門の得点421.83

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費13.3km/L43.18
年間維持費182880円52.41
100kmh回転数1450rpm64.72
航続距離784.7km54.44
車の大きさ12.323m³54.07
室内の広さ(仮) 2.235m³38.04
最小回転半径5.3m47.45
馬力単価34837円31.29
ユーティリティ部門の得点385.60

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 12AP20型4シリーズ カブリオレ[2.0Lターボ FR/8AT] の総合得点は 807.43 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した12AP20型4シリーズ カブリオレ(FR/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのオープンカー」、「2000ccのオープンカー」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。

13.3

コメントは停止中です。