BMW 3シリーズ ツーリングの性能まとめ [3B20型|2.0L/184PS|4WD/8AT|2013年] 320i xDrive Touring F31


画像はBMWより引用
http://www.bmw.co.jp/
投稿:2013/04/23|更新:2019/09/26

BMWの5ドア・5人乗りワゴン、3B20型の6代目3シリーズ ツーリングは2012/01から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1997cc(184PS/27.5kgm)のN20B20B型エンジンを搭載する[320i xDrive Touring F31|2013/04モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4625mm×全幅1800mm×全高1460mm、排気量は1997ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4625mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

3B20型 3シリーズ ツーリング [1997cc/184PS 4WD/8AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

6代目3シリーズ ツーリングの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.0L-TB
FR/8AT
491.0万円
3D20型
[320d Blue-Pfmc Touring F31]
(2012/09)
184PS
38.7kgm
19.4km/L
2.0L-TB
FR/6MT
459.0万円
3B20型
[320i Sport F30]
(2012/04)
184PS
27.5kgm
16.0km/L
2.0L-TB
FR/8AT
470.0万円
3D20型
[320d Blue-Performance F30]
(2012/08)
184PS
38.7kgm
19.4km/L
3.0L-TB
FR/8AT
699.0万円
3F30型
[Active-Hybrid3]
(2012/07)
306PS
40.8kgm
16.5km/L
3.0L-TB
FR/7AT
1104.0万円
3C30型
[Sedan F80]
(2014/07)
431PS
56.1kgm
12.2km/L
F30型3シリーズまとめ (F30 F31 F34 6th)【全24件】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーBMW
車名&
グレード
3シリーズ ツーリング
320i xDrive Touring F31
その他スポーツ モダン ラグジュアリー Mスポーツ
お値段5010000円
車両型式DBA-3B20
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8AT(8段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法長4625×幅1800×高1460mm
軸距&
輪距
2810mm
前1530mm/後1570mm
最小半径5.6m
最低高145mm
タイヤ前輪:205/60R16
後輪:205/60R16
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量1600kg
エンジン諸元
原動機型式N20B20B
気筒配列直列4気筒
排気量1997cc
圧縮比11.0
吸気方式ターボ
最高出力184PS[135kW]/5000rpm
最大トルク27.5kgm[270Nm]/1250-4500rpm
使用燃料ハイオクガソリン
JC08燃費14.5km/L(34.1mpg)
100km燃費6.9L/100km
N20B20B型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(39500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(16400円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、3シリーズ ツーリングの新車を576.2万円(諸費用として75.2万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)2000cc以下13年未満39500円
自動車重量税(1年分)2.0トン以下13年未満16400
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷13.5×160円/L118520円
オイル交換(5000km毎)1回5500円×2回11000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本12000円×4本÷3年16000円
任意保険料(月額5500円)月額5500円×12ヶ月66000円
ローン完済後の年間維持費281340円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額96030円×12ヶ月1152360円
ローン返済中の年間維持費1433700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度63640円
名目金額
自動車税(1年分)39500円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)118520円
オイル交換(5000km毎)11000円
タイヤ交換(3年3万km毎)16000円
任意保険料(月額5500円)66000円
ローン完済後の年間維持費281340円
名目金額
車のローン額(1年分)1152360円
ローン返済中の年間維持費1433700円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
63640円
  • 初度登録から6年経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年未満」で税額は39500円、重量税の区分は「2.0トン以下の13年未満」で税額は16400円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額63,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると23,445円(完済前は119,475円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

3シリーズ ツーリングの中古車をGoo-netで検索!


●3シリーズ ツーリングの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、3シリーズ ツーリングの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)21260円
ガソリン税(暫定)18590円
石油税2070円
消費税(10%)10770円
合計納税額52690円

例として年間走行距離を10000km、燃費を13.5km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は740.7Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計21260円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで18590円、石油税が2.8円/Lで2070円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては10770円となり、これらを合計した税額は52690円、1年間に燃料代として支払う118520円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で39500円、自動車重量税が年換算で16400円ですから、合計108590円が3シリーズ ツーリングに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)39500円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)35560円
オイル交換(年1回)5500円
タイヤ交換(3万km/6年)4800円
任意保険料(月額4400円)52800円
合計
[差額]
168480円
[-112860円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)39500円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)59260円
オイル交換(年1回)5500円
タイヤ交換(3万km/6年)8000円
任意保険料(月額4680円)56160円
合計
[差額]
198740円
[-82600円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)39500円
自動車重量税(1年分)16400
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)82960円
オイル交換(年1回)7700円
タイヤ交換(3万km/4.3年)11200円
任意保険料(月額4950円)59400円
合計
[差額]
231080円
[-50260円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて112860円安い168480円に、5000km走行では82600円安い198740円に、7000km走行では50260円安い231080円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km110円2400円2.9万円
20km220円4800円5.7万円
30km330円7300円8.6万円
50km550円12100円14.3万円
100km1100円24200円28.6万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を14.5km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは11.03円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は110円/日となり、20km走行なら220円/日、30km走行なら330円/日、50km走行なら550円/日、100km走行なら1100円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は7300円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は8.6万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

N20B20B型エンジン簡易性能曲線図
N20B20B型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1250回転時の馬力48PS
4500回転時の馬力173PS
5000回転時の馬力184PS
各回転域でのトルク
1250回転時のトルク27.5kgm
4500回転時のトルク27.5kgm
5000回転時のトルク26.4kgm
N20B20B型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているN20B20型1997cc、直列4気筒のターボエンジンは5000回転時に最高出力184馬力を、1250-4500回転時に最大トルク27.5kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1250rpmから最高出力が発生する5000rpmまで」の3750rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は75.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ8.70kg/PS(1600kg/184PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ8.70kg/PS
車体+1人8.99kg/PS
車体+5人10.19kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg9.02kg/PS
車体+70kg9.08kg/PS
車体+80kg9.13kg/PS
車体+90kg9.18kg/PS
車体+100kg9.24kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは8.99kg/PS(1655kg/184PS)となり、数値としては0.29kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは10.19kg/PS(1875kg/184PS)となり、1.49kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

3シリーズ ツーリングのライバル候補車たち

8.87kg/PS
MAZDA6 ワゴン
2.2L/190PS|FF/6AT
9.03kg/PS
MAZDA6 セダン
2.2L/190PS|4WD/6MT
9.13kg/PS
MAZDA6 ワゴン
2.2L/190PS|4WD/6MT
8.81kg/PS
508 SW
1.6L/181PS|FF/8AT
9.08kg/PS
レネゲード
1.4L/179PS|4WD/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ8.99kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

8.81kg/PSから9.17kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りセダン「GJ2AP型 MAZDA6 セダン」、マツダの5人乗りワゴン「GJ2FW型 MAZDA6 ワゴン」、マツダの5人乗りワゴン「GJ2AW型 MAZDA6 ワゴン」、プジョーの5人乗りワゴン「R85G06型 508 SW」、マツダの5人乗りセダン「BPFP型 MAZDA3 セダン」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

3B20型 3シリーズ ツーリング [320i xDrive Touring F31]とパワーウェイトレシオが近い車種|8.99kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.81
トルクウェイトレシオ58.2kg/kgm
1馬力あたりのお値段27228円
排気量1Lあたり馬力92.1PS/L
排気量1Lあたりトルク13.77kgm/L
1気筒あたりの馬力46.0PS
1気筒あたりのトルク6.9kgm
パワーバンド比率75.0%
各種ランキング
ステーションワゴンのPWR
1.8~2.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは58.2kg/kgm(1600kg/27.5kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が5010000円、最高出力が184馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は27228円、逆に1万円あたりでは0.37馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は182182円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は92.1PS/L、トルクは13.77kgm/L、1気筒あたりの馬力は46.0馬力、トルクは6.9kgmとなります。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.81になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.62m
期待される荷室の幅1.40m
対角線の長さ2.14m
期待される荷室の面積2.27m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.62m(対角線では2.14m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費14.5km/L
燃料タンク容量60L
航続距離(カタログ燃費)870.0km
航続距離(80%燃費)696.0km
満タンプライス9600円
1万円でどこまで行ける?906.2km
車両価格/航続距離5759円/km

JC08モード燃費が14.5km/Lですので、燃料タンクの容量が60リットルですと航続可能距離は870.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(13.1km/L)とすると786.0km、80%(11.6km/L)だと696.0km、70%(10.1km/L)では606.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン60リットルの給油で9600円、上で計算した航続距離を踏まえると870.0km(80%燃費時696.0km)を走行するのに9600円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば906.2km(往復なら片道453.1km)、カタログ値の80%なら725.0km(片道362.5km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で870.0kmの距離を移動できる3B20型 3シリーズ ツーリング [320i xDrive Touring F31]という乗り物を、501.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「5759円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした5500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 5500rpm|タイヤサイズ 205/60R16|タイヤ直径 65.2cm|円周長 204.8cm
ギヤギヤ比総減速比ステップ比シフトアップ
後の回転数
5500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速4.71414.8745km/h12100rpm1254.2kgm
2速3.1439.9130.6671-2/3670rpm68km/h8070rpm836.2kgm
3速2.1066.6420.6702-3/3690rpm102km/h5410rpm560.3kgm
4速1.6675.2580.7923-4/4360rpm129km/h4280rpm443.5kgm
5速1.2854.0530.7714-5/4240rpm167km/h3300rpm341.9kgm
6速1.0003.1540.7785-6/4280rpm214km/h2570rpm266.1kgm
7速0.8392.6460.8396-7/4610rpm255km/h2150rpm223.2kgm
8速0.6672.1040.7957-8/4370rpm321km/h1710rpm177.5kgm
Final3.154レシオカバレッジ(変速比幅)7.067

ギヤの繋がりイメージ
3B20型3シリーズ ツーリング8AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1250-4500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.154)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(27.5kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.154)÷タイヤの有効半径(0.326m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの321km(5000rpmでは292.1km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ41km/h
2速ギヤ62km/h3340rpm
3速ギヤ92km/h3350rpm
4速ギヤ117km/h3960rpm
5速ギヤ152km/h3860rpm
6速ギヤ195km/h3890rpm
7速ギヤ232km/h4200rpm
8速ギヤ292km/h3980rpm

3B20型3シリーズ ツーリングに搭載されたN20B20型1997ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5000rpmまで引っ張ると41km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5000rpmから3340rpmまで落ち、そこから5000rpmまで加速を続けると速度は62km/h(+21km/h)になります。

3速ギヤでは3350rpmまで落ちて5000rpmで92km/h(+30km/h)に、4速ギヤでは3960rpmまで落ちて5000rpmで117km/h(+25km/h)に、5速ギヤでは3860rpmまで落ちて5000rpmで152km/h(+35km/h)になります。

続いて6速ギヤでは3890rpmまで落ちて5000rpmで195km/h(+43km/h)に、7速ギヤでは4200rpmまで落ちて5000rpmで232km/h(+37km/h)に、8速ギヤでは3980rpmまで落ちて5000rpmで292km/h(+60km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1250-4500回転で最大トルク27.5kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば58.2kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(8.70kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1254.2kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1600kg)を1速ギヤの最大駆動力(1254.2kgm)で割ってみると1.28kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5000回転でのトルク(26.4kgm)からTWRを算出すると1.33kg/kgmとなり、1250-5000回転の回転域では1.28-1.33kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速48407260968012100145201694021780
2速323048406450807096801129014520
3速2160324043205410649075709730
4速1710257034204280513059907700
5速1320198026403300396046205940
6速1030154020502570308035904620
7速860129017202150258030103880
8速680103013701710205024003080
※赤い数字は暫定レブリミット(5500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.667)を選択して時速100kmにて走行すると1710回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1030回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1200回転、一般的な高速道路の80km/hでは1370回転、100km/hでは1710回転、制限速度が120km/hになると2050回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3080回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速817253341505866
2速1225375062748799
3速1837557492111129148
4速23477093117140164187
5速306191121152182212243
6速3978117156195234273312
7速4693139186232279325371
8速58117175234292350409467

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(5500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの205/60R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 205/60R16 | 直径 652mm

-20mm
幅185mm
-10mm
幅195mm
変更なし
幅205mm
+10mm
幅215mm
+20mm
幅225mm
-5%
55
扁平
185/55R16
37.4km/h
直径610mm
径差-42mm
195/55R16
38.1km/h
直径621mm
径差-31mm
205/55R16
38.8km/h
直径632mm
径差-20mm
215/55R16
39.4km/h
直径643mm
径差-9mm
225/55R16
40.1km/h
直径654mm
径差+2mm
0%
60
扁平
185/60R16
38.5km/h
直径628mm
径差-24mm
195/60R16
39.3km/h
直径640mm
径差-12mm
205/60R16
40.0km/h
652mm
0mm
215/60R16
40.7km/h
直径664mm
径差+12mm
225/60R16
41.5km/h
直径676mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
185/65R16
39.7km/h
直径647mm
径差-5mm
195/65R16
40.5km/h
直径660mm
径差+8mm
205/65R16
41.3km/h
直径673mm
径差+21mm
215/65R16
42.1km/h
直径686mm
径差+34mm
225/65R16
42.9km/h
直径699mm
径差+47mm
+10%
70
扁平
185/70R16
40.8km/h
直径665mm
径差+13mm
195/70R16
41.7km/h
直径679mm
径差+27mm
205/70R16
42.5km/h
直径693mm
径差+41mm
215/70R16
43.4km/h
直径707mm
径差+55mm
225/70R16
44.2km/h
直径721mm
径差+69mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、185/60R16、185/65R16 、195/55R16、195/60R16 、205/55R16 、215/55R16 あたりのタイヤがおすすめです。

205/60R16のタイヤ幅を185mmから235mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、205/60R16の適応サイズと性能の変化 [3B20型3シリーズ ツーリング編]のページをご覧ください。

205/60R16のタイヤ銘柄と通販価格


3B20型3シリーズ ツーリング[2.0Lターボ 4WD/8AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト8.70kg/ps52.38
1速ギヤ加速性能1.28kg/kgm56.86
1L換算馬力92.1ps/L46.74
1L換算トルク13.77kgm/L44.54
WB/TR比1.8146.04
ワイド&ロー指数0.81154.77
前面の面積2.628m²48.74
最低地上高145mm53.42
スポーツ性能部門の得点403.49

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費14.5km/L46.10
年間維持費281340円54.07
100kmh回転数1710rpm61.51
航続距離870.0km60.05
車の大きさ12.155m³53.59
室内の広さ(仮) 2.204m³37.83
最小回転半径5.6m40.85
馬力単価27228円41.19
ユーティリティ部門の得点395.19

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 3B20型3シリーズ ツーリング[2.0Lターボ 4WD/8AT] の総合得点は 798.68 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した3B20型3シリーズ ツーリング(4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのワゴン」、「2000ccのワゴン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


コメントは停止中です。