アウディ Q7の性能まとめ [4MDCBS型|3.0L/340PS|4WD/8AT|2019年] 55 TFSI quattro 7人乗り


画像はアウディより引用
http://www.audi.co.jp/
投稿日:2020/12/26

アウディの5ドア・7人乗りSUV、4MDCBS型の2代目Q7は2015/10から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量2994cc(340PS/51.0kgm)のDCB型エンジンを搭載する[55 TFSI quattro 7人乗り|2019/10モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長5065mm×全幅1970mm×全高1735mm、排気量は2994ccであることから、大雑把に分類すると3.0リットルクラス(3000cc、自動車税は3.0L以下を適用)に属し、全長、全幅、排気量ともに5ナンバー枠を超えていることにより完全無欠の3ナンバー登録車です。いわゆる【高級車】にカテゴライズされます。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が5065mmであるこの車の場合は「ラグジュアリー」(Luxury:4900mm超|Fセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

車両に備わる全てのタイヤを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)を採用しています。真っ直ぐ進むことに掛けては右に出る者なしとされ、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結など天変地異による悪天候下や悪路にて無類の強さを発揮する安心の駆動方式です。

4MDCBS型 Q7 [2994cc/340PS 4WD/8AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

2代目Q7の類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.0L-TB
4WD/8AT
804.0万円
4MCYRS型
[2.0TFSI Quattro 5人乗]
(2016/03)
252PS
37.7kgm
12.6km/L
3.0L-SC
4WD/8AT
964.0万円
4MCRES型
[3.0TFSI Quattro 7人乗]
(2016/03)
333PS
44.9kgm
11.4km/L
2.0L-TB
4WD/8AT
839.0万円
4MCYRS型
[2.0TFSI Quattro 7人乗]
(2016/03)
252PS
37.7kgm
12.6km/L
2代目Q7の車両型式・グレード一覧【全6車種】

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー AUDI
車名&
グレード
Q7
55 TFSI quattro 7人乗り
その他 クワトロアダプティブエアサスペンション装着車は3AA-4MDCBA|Sラインは285/45R20
お値段 9910000円
車両型式 3AA-4MDCBS
駆動方式
変速機
4WD・四輪駆動(AWD)
8AT(8段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
7人
車体寸法 長5065×幅1970×高1735mm
軸距&
輪距
2995mm
前1680mm/後1685mm
最小半径 5.7m
最低高 210mm
タイヤ 前輪:255/55R19
後輪:255/55R19
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 2180kg
エンジン諸元
原動機型式 DCB
気筒配列 V型6気筒+モーター
排気量2994cc
圧縮比10.1
吸気方式 ターボ
最高出力 340PS[250kW]/5200-6400rpm
最大トルク 51.0kgm[500Nm]/1370-4500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
WLTC燃費 9.3km/L(21.9mpg)
100km燃費 10.8L/100km
DCB型エンジンの諸元と性能まとめ
V型6気筒とは‥シリンダをV字型に交互で6個配置する方式。中排気量のスタンダード。モーターを組み合わせることでハイブリッドカーとなります。
※これまでに登場したハイブリッドカーの一覧
V型6気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(51000円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(20500円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額6500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、Q7の新車を1139.7万円(諸費用として148.7万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 3000cc以下 13年未満 51000円
自動車重量税(1年分) 2.5トン以下 13年未満 20500
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷9.3km/L×140円/L 150540円
オイル交換(5000km毎) 1回6500円×2回 13000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本21000円×4本÷3年 28000円
任意保険料(月額6500円) 月額6500円×12ヶ月 78000円
ローン完済後の年間維持費 354960円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額189940円×12ヶ月 2279280円
ローン返済中の年間維持費 2634240円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 71840円
名目 金額
自動車税(1年分) 51000円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 150540円
オイル交換(5000km毎) 13000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 28000円
任意保険料(月額6500円) 78000円
ローン完済後の年間維持費 354960円
名目 金額
車のローン額(1年分) 2279280円
ローン返済中の年間維持費 2634240円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
71840円
  • 初度登録から2年経過車の場合、自動車税の区分は「3000cc以下の13年未満」で税額は51000円、重量税の区分は「2.5トン以下の13年未満」で税額は20500円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに6500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本21000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額6500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額71,840円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると29,580円(完済前は219,520円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

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●Q7の燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、Q7の燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 30860円
ガソリン税(暫定) 26990円
石油税 3010円
消費税(10%) 13690円
合計納税額 74550円

例として年間走行距離を10000km、燃費を9.3km/L、ガソリンを1リットルあたり140円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1075.3Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計30860円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで26990円、石油税が2.8円/Lで3010円になります。

ガソリン車の場合は本体価格70.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては13690円となり、これらを合計した税額は74550円、1年間に燃料代として支払う150540円のうち49.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で51000円、自動車重量税が年換算で20500円ですから、合計146050円がQ7に課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 51000円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 45160円
オイル交換(年1回) 6500円
タイヤ交換(3万km/6年) 8400円
任意保険料(月額5200円) 62400円
合計
[差額]
207880円
[-147080円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 51000円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 75270円
オイル交換(年1回) 6500円
タイヤ交換(3万km/6年) 14000円
任意保険料(月額5530円) 66360円
合計
[差額]
247550円
[-107410円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 51000円
自動車重量税(1年分) 20500
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 105380円
オイル交換(年1回) 9100円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 19600円
任意保険料(月額5850円) 70200円
合計
[差額]
289700円
[-65260円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料78000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて147080円安い207880円に、5000km走行では107410円安い247550円に、7000km走行では65260円安い289700円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


【WLTC特典】市街地・郊外・高速道路の走行比率を変えて燃料代を計算してみる

ひとくちにWLTCモード燃費と言いましても、信号や渋滞があるノロノロ道路の走行を想定した市街地モード(6.9km/L)、信号や渋滞が少ないスイスイ道路の走行を想定した郊外モード(9.4km/L)、高速道路の走行を想定した高速道路モード(10.9km/L)という3つの走行パターンを内包してありまして、これらを「平均的な使用時間配分」なるもので構成したのがWLTCモード燃費(9.3km/L)ということになります。

ここでは年間走行距離を10000kmとしたときの市街地、郊外、高速道路の走行比率を変えてみたとき、燃料代がどのように変化するかを見ていきたいと思います。※1リットル140円として計算

●例1:都市部にお住まい

まず最初に、市街地の住まいを想定して、走行の大半を市街地(90%)、たまに郊外へお買い物(5%)、稀に高速道路に乗ってどこか遠くへ…(5%)という場合で見てみます。

市街地90%・郊外5%・高速5%
市街地9000km182600円
郊外500km7450円
高速道路500km6430円
合計
[差額]
196480円
[+45940円]
平均燃費7.1km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を9000kmとするとき、市街地モード燃費が6.9km/Lでは1304.3Lを消費して、燃料代は182600円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を500kmとするとき、郊外モード燃費が9.4km/Lでは53.2Lを消費して、燃料代は7450円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が10.9km/Lでは45.9Lを消費して、燃料代は6430円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1403.4L、かかった燃料代が196480円となり、平均燃費は7.1km/L(-2.2km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+45940円という結果になりました。

●例2:市街地と郊外を行き来

次に、とにかく市街地と郊外を行ったり来たりする条件を想定して、市街地の走行を50%、郊外の走行を50%、高速道路は走行しない場合を見てみます。

市街地50%・郊外50%・高速0%
市街地5000km101440円
郊外5000km74470円
高速道路0km0円
合計
[差額]
175910円
[+25370円]
平均燃費8.0km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を5000kmとするとき、市街地モード燃費が6.9km/Lでは724.6Lを消費して、燃料代は101440円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を5000kmとするとき、郊外モード燃費が9.4km/Lでは531.9Lを消費して、燃料代は74470円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1256.5L、かかった燃料代が175910円となり、平均燃費は8.0km/L(-1.3km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+25370円という結果になりました。

●例3:市街地・郊外・高速道路をMix

続いて、都市部に住んでいて郊外の職場へ通勤、あるいは郊外に住んでいて都市部の職場へ通勤、高速利用もバッチリ!という感じでシミュレーションしてみます。

市街地33.3%・郊外33.4%・高速33.3%
市街地3330km67560円
郊外3340km49740円
高速道路3330km42770円
合計
[差額]
160070円
[+9530円]
平均燃費8.7km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を3330kmとするとき、市街地モード燃費が6.9km/Lでは482.6Lを消費して、燃料代は67560円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を3340kmとするとき、郊外モード燃費が9.4km/Lでは355.3Lを消費して、燃料代は49740円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を3330kmとするとき、高速道路モード燃費が10.9km/Lでは305.5Lを消費して、燃料代は42770円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1143.4L、かかった燃料代が160070円となり、平均燃費は8.7km/L(-0.6km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+9530円という結果になりました。

●例4:農村部にお住まい

最後に、びっくりするほど田舎な住まいを想定して、市街地の走行を5%、郊外の走行を90%、高速道路の走行を5%とした場合を見てみます。

市街地5%・郊外90%・高速5%
市街地500km10150円
郊外9000km134040円
高速道路500km6430円
合計
[差額]
150620円
[+80円]
平均燃費9.3km/L
  • 市街地走行の燃料代
    市街地の走行を500kmとするとき、市街地モード燃費が6.9km/Lでは72.5Lを消費して、燃料代は10150円になります。
  • 郊外走行の燃料代
    郊外の走行を9000kmとするとき、郊外モード燃費が9.4km/Lでは957.4Lを消費して、燃料代は134040円になります。
  • 高速道路走行の燃料代
    高速道路の走行を500kmとするとき、高速道路モード燃費が10.9km/Lでは45.9Lを消費して、燃料代は6430円になります。

このパターンでは使用した燃料量が1075.8L、かかった燃料代が150620円となり、平均燃費は9.3km/L(0.0km/L)、WLTCモード燃費との燃料代の差は+80円という結果になりました。

極端な条件でのシミュレーションではありますが、走行シチュエーションによって平均燃費は変わり(7.1km/L・8.0km/L・8.7km/L・9.3km/L)、燃料代のほうもなかなかな違い(196480円・175910円・160070円・150620円)が出てくることがわかります。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km150円3300円3.9万円
20km300円6600円7.8万円
30km450円9900円11.7万円
50km750円16500円19.5万円
100km1510円33200円39.3万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を140円、燃費を9.3km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは15.05円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は150円/日となり、20km走行なら300円/日、30km走行なら450円/日、50km走行なら750円/日、100km走行なら1510円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は9900円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は11.7万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

DCB型エンジン簡易性能曲線図
DCB型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
1370回転時の馬力 98PS
4500回転時の馬力 320PS
5200回転時の馬力 340PS
6400回転時の馬力 340PS
各回転域でのトルク
1370回転時のトルク 51.0kgm
4500回転時のトルク 51.0kgm
5200回転時のトルク 46.8kgm
6400回転時のトルク 38.1kgm
DCB型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているDCB型2994cc、V型6気筒+モーターのターボエンジンは5200-6400回転時に最高出力340馬力を、1370-4500回転時に最大トルク51.0kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する1370rpmから最高出力が発生する6400rpmまで」の5030rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は78.6%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
3000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ6.410kg/PS(2180kg/340PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ6.410kg/PS
車体+1人6.57kg/PS
車体+7人7.54kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg6.59kg/PS
車体+70kg6.62kg/PS
車体+80kg6.65kg/PS
車体+90kg6.68kg/PS
車体+100kg6.71kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは6.57kg/PS(2235kg/340PS)となり、数値としては0.16kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの7人が搭乗した場合、車両重量に385kgがプラスされてパワーウェイトレシオは7.54kg/PS(2565kg/340PS)となり、1.13kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

Q7のライバル候補車たち

6.531kg/PS
3シリーズ セダン
2.0L/258PS|FR/8AT
6.764kg/PS
3シリーズ ツーリング
2.0L/258PS|FR/8AT
6.752kg/PS
S60
2.0L/254PS|FF/8AT
6.640kg/PS
V60
2.0L/317PS|4WD/8AT
6.453kg/PS
8シリーズ カブリオレ
3.0L/320PS|4WD/8AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ6.574kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

6.38kg/PSから6.77kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、BMWの5人乗りセダン「5F20型 3シリーズ セダン」、ボルボの5人乗りセダン「ZB420型 S60」、BMWの5人乗りワゴン「6K20型 3シリーズ ツーリング」、ボルボの5人乗りワゴン「ZB420P型 V60」、BMWの4人乗りオープンカー「BC30型 8シリーズ カブリオレ」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

4MDCBS型 Q7 [55 TFSI quattro 7人乗り]とパワーウェイトレシオが近い車種|6.574kg/PS

ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は156.0PS/tとなっています。


いろいろな数値
WB/TR比 1.780
平均ピストンスピード 18.99m/s
トルクウェイトレシオ 42.8kg/kgm
1馬力あたりのお値段 29147円
排気量1Lあたり馬力 113.56PS/L
排気量1Lあたりトルク 17.03kgm/L
1気筒あたりの馬力 56.7PS
1気筒あたりのトルク 8.5kgm
パワーバンド比率 78.6%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
2.5~3.0Lターボ車のPWR

トルクウェイトレシオは42.8kg/kgm(2180kg/51.0kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が9910000円、最高出力が340馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は29147円、逆に1万円あたりでは0.34馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は194314円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

1馬力あたりのお値段が安い車ランキング
総合ランキング
輸入車編
3000cc以下の車編
7人乗りSUV編

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は113.56PS/L、トルクは17.03kgm/L、1気筒あたりの馬力は56.7馬力、トルクは8.5kgmとなり、このエンジンが340馬力を6400回転で発生させているときの平均ピストンスピードは18.99m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が89.0mmであるDCB型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6740回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.780になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.77m
期待される荷室の幅 1.57m
対角線の長さ 2.37m
期待される荷室の面積 2.78m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.77m(対角線では2.37m)などという破格のクラスになると、これはもう四の五の言わず車に住むべきです。これだけの車を所持できる素養は持ち得ているのですから、細かいことは気にせずあらゆる支配からの卒業を宣言し、信じられぬ大人との争いに終止符を打ちましょう。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
WLTCモード燃費 9.3km/L
燃料タンク容量 85L
航続距離(カタログ燃費) 790.5km
航続距離(80%燃費) 629.0km
満タンプライス 11900円
1万円でどこまで行ける? 664.3km
車両価格/航続距離 12536円/km

WLTCモード燃費が9.3km/Lですので、燃料タンクの容量が85リットルですと航続可能距離は790.5kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(8.4km/L)とすると714.0km、80%(7.4km/L)だと629.0km、70%(6.5km/L)では552.5kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン85リットルの給油で11900円、上で計算した航続距離を踏まえると790.5km(80%燃費時629.0km)を走行するのに11900円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば664.3km(往復なら片道332.1km)、カタログ値の80%なら531.4km(片道265.7km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で790.5kmの距離を移動できる4MDCBS型 Q7 [55 TFSI quattro 7人乗り]という乗り物を、991.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「12536円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


市街地・郊外・高速道路の満タン航続距離

各モード燃費と航続距離
WLTCモード燃費
9.3km/L
790.5km
市街地燃費
6.9km/L
586.5km
[-204.0km]
郊外燃費
9.4km/L
799.0km
[+8.5km]
高速道路燃費
10.9km/L
926.5km
[+136.0km]

WLTCモード燃費には市街地モード・郊外モード・高速道路モードという3つの走行パターンが内包されておりますので、参考までにそれぞれのモード燃費で燃料タンクが空になるまで走行した場合の満タン航続距離を計算してみます。

燃料タンクの容量を85Lとしたとき、市街地モード燃費6.9km/Lでの航続距離は586.5km(-204.0km)、郊外モード燃費9.4km/Lでの航続距離は799.0km(+8.5km)、高速道路モード燃費10.9km/Lでの航続距離は926.5km(+136.0km)となります。

ある特定のシチュエーションのみを、燃料タンクが空になるまで走行することはなかなかありませんが、「その気になればこのくらいの距離を走れちゃうんだぜ!」という参考データだけは持っておくと、次回の給油回数削減チャレンジでギリギリのラインを狙っていくのに役立つ、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5200-6400rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6900回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6900rpm|タイヤサイズ 255/55R19|タイヤ直径 76.3cm|円周長 239.7cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6900rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 5.000 15.98 -
-
62km/h 11110rpm 2136.9kgm
2速 3.200 10.23 0.640 1-2/
4420rpm
97km/h 7110rpm 1367.6kgm
3速 2.143 6.851 0.670 2-3/
4620rpm
145km/h 4760rpm 915.9kgm
4速 1.720 5.499 0.803 3-4/
5540rpm
180km/h 3820rpm 735.1kgm
5速 1.313 4.198 0.763 4-5/
5260rpm
236km/h 2920rpm 561.2kgm
6速 1.000 3.197 0.762 5-6/
5260rpm
310km/h 2220rpm 427.4kgm
7速 0.823 2.631 0.823 6-7/
5680rpm
377km/h 1830rpm 351.7kgm
8速 0.640 2.046 0.778 7-8/
5370rpm
485km/h 1420rpm 273.5kgm
Final 3.197 レシオカバレッジ(変速比幅)7.812

ギヤの繋がりイメージ
4MDCBS型Q78AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数1370-4500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.197)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(51.0kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(3.197)÷タイヤの有効半径(0.3815m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は8速ギヤの485km(6400rpmでは449.9km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6400rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6400rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ58km/h-
2速ギヤ90km/h4100rpm
3速ギヤ134km/h4290rpm
4速ギヤ167km/h5140rpm
5速ギヤ219km/h4880rpm
6速ギヤ288km/h4880rpm
7速ギヤ350km/h5270rpm
8速ギヤ450km/h4980rpm

4MDCBS型Q7に搭載されたDCB型2994ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6400rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6400rpmまで引っ張ると58km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6400rpmから4100rpmまで落ち、そこから6400rpmまで加速を続けると速度は90km/h(+32km/h)になります。

3速ギヤでは4290rpmまで落ちて6400rpmで134km/h(+44km/h)に、4速ギヤでは5140rpmまで落ちて6400rpmで167km/h(+33km/h)に、5速ギヤでは4880rpmまで落ちて6400rpmで219km/h(+52km/h)になります。

続いて6速ギヤでは4880rpmまで落ちて6400rpmで288km/h(+69km/h)に、7速ギヤでは5270rpmまで落ちて6400rpmで350km/h(+62km/h)に、8速ギヤでは4980rpmまで落ちて6400rpmで450km/h(+100km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが1370-4500回転で最大トルク51.0kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば42.8kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(6.410kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと2136.9kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(2180kg)を1速ギヤの最大駆動力(2136.9kgm)で割ってみると1.020kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6400回転でのトルク(38.1kgm)からTWRを算出すると1.37kg/kgmとなり、1370-6400回転の回転域では1.020-1.37kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 4450 6670 8890 11110 13340 15560 20010
2速 2850 4270 5690 7110 8540 9960 12800
3速 1910 2860 3810 4760 5720 6670 8570
4速 1530 2290 3060 3820 4590 5350 6880
5速 1170 1750 2330 2920 3500 4090 5250
6速 890 1330 1780 2220 2670 3110 4000
7速 730 1100 1460 1830 2200 2560 3290
8速 570 850 1140 1420 1710 1990 2560
※赤い数字は暫定レブリミット(6900rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.640)を選択して時速100kmにて走行すると1420回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは850回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1000回転、一般的な高速道路の80km/hでは1140回転、100km/hでは1420回転、制限速度が120km/hになると1710回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは2560回転まで回ります。

これほどまでに時速100kmでの巡航回転数が低ければ、(パワーさえ足りていれば)高速道路では向かうところ敵なしです。エンジンノイズによる疲れとは無縁の世界、ただひたすらに回り続けるエンジンのなんと頼もしいことでしょう。これに合わせてタイヤのロードノイズ、風きり音すらも完璧に抑え込まれていたならば、これはもはや完全無欠の高級車です。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 9 18 27 36 45 54 63 72
2速 14 28 42 56 70 84 98 112
3速 21 42 63 84 105 126 147 168
4速 26 52 78 105 131 157 183 209
5速 34 69 103 137 171 206 240 274
6速 45 90 135 180 225 270 315 360
7速 55 109 164 219 273 328 383 437
8速 70 141 211 281 351 422 492 562

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6900回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの255/55R19と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 255/55R19 | 直径 763mm

-20mm
幅235mm
-10mm
幅245mm
変更なし
幅255mm
+10mm
幅265mm
+20mm
幅275mm
-5%
50
扁平
235/50R19
37.6km/h
直径718mm
径差-45mm
245/50R19
38.2km/h
直径728mm
径差-35mm
255/50R19
38.7km/h
直径738mm
径差-25mm
265/50R19
39.2km/h
直径748mm
径差-15mm
275/50R19
39.7km/h
直径758mm
径差-5mm
0%
55
扁平
235/55R19
38.9km/h
直径742mm
径差-21mm
245/55R19
39.5km/h
直径753mm
径差-10mm
255/55R19
40.0km/h
763mm
0mm
265/55R19
40.6km/h
直径775mm
径差+12mm
275/55R19
41.2km/h
直径786mm
径差+23mm
+5%
60
扁平
235/60R19
40.1km/h
直径765mm
径差+2mm
245/60R19
40.7km/h
直径777mm
径差+14mm
255/60R19
41.4km/h
直径789mm
径差+26mm
265/60R19
42.0km/h
直径801mm
径差+38mm
275/60R19
42.6km/h
直径813mm
径差+50mm
+10%
65
扁平
235/65R19
41.4km/h
直径789mm
径差+26mm
245/65R19
42.0km/h
直径802mm
径差+39mm
255/65R19
42.7km/h
直径815mm
径差+52mm
265/65R19
43.4km/h
直径828mm
径差+65mm
275/65R19
44.1km/h
直径841mm
径差+78mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、235/55R19 、245/50R19、245/55R19 、255/50R19 、265/50R19 、275/50R19あたりのタイヤがおすすめです。

255/55R19のタイヤ幅を235mmから285mmまで、扁平率を40%から70%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、255/55R19の適応サイズと性能の変化 [4MDCBS型Q7編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


4MDCBS型Q7[3.0Lターボ 4WD/8AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト6.410kg/ps58.95
1速ギヤ加速性能1.020kg/kgm62.52
1L換算馬力113.56ps/L54.84
1L換算トルク17.03kgm/L55.17
WB/TR比1.78049.05
ワイド&ロー指数0.88149.96
前面の面積3.418m²27.10
最低地上高210mm25.87
スポーツ性能部門の得点383.46

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
WLTC燃費9.3km/L33.41
年間維持費354960円44.82
100kmh回転数1420rpm65.38
航続距離790.5km54.97
車の大きさ17.312m³75.20
室内の広さ(仮) 3.139m³47.62
最小回転半径5.7m38.72
馬力単価29147円38.77
ユーティリティ部門の得点398.89

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 4MDCBS型Q7[3.0Lターボ 4WD/8AT] の総合得点は 782.35 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した4MDCBS型Q7(4WD/8AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての7人乗SUV」、「3000ccの7人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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