アウディ Q2の性能まとめ [GACHZ型|1.0L/116PS|FF/7AT|2017年] 1.0TFSI


画像はアウディより引用
http://www.audi.co.jp/
投稿:2017/08/02|更新:2019/09/26

アウディの5ドア・5人乗りSUV、GACHZ型の初代Q2は2017/04から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量999cc(116PS/20.4kgm)のCHZ型エンジンを搭載する[1.0TFSI|2017/04モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4200mm×全幅1795mm×全高1500mm、排気量は999ccであることから、大雑把に分類すると1.0リットルクラス(1000cc、自動車税は1.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4200mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下|Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

GACHZ型 Q2 [999cc/116PS FF/7AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代Q2の類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.4L-TB
FF/7AT
405.0万円
GACZE型
[1.4TFSI SoD Sport]
(2017/04)
150PS
25.5kgm
17.9km/L
2.0L-TB
4WD/7AT
599.0万円
GADNUF型
[BaseGrade]
(2019/12)
300PS
40.8kgm
11.6km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー AUDI
車名&
グレード
Q2
1.0TFSI
その他 4.777(1-2-3-4)/3.583(5-6-7)/4.526(B)
お値段 2990000円
車両型式 ABA-GACHZ
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
7AT(7段変速・自動)
ドア数&
定員
5ドア
5人
車体寸法 長4200×幅1795×高1500mm
軸距&
輪距
2595mm
前1550mm/後1540mm
最小半径 5.1m
最低高 180mm
タイヤ 前輪:215/60R16
後輪:215/60R16
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量 1310kg
エンジン諸元
原動機型式 CHZ
気筒配列 直列3気筒
排気量999cc
圧縮比10.3
吸気方式 ターボ
最高出力 116PS[85kW]/5000-5500rpm
最大トルク 20.4kgm[200Nm]/2000-3500rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
JC08燃費 19.8km/L(46.6mpg)
100km燃費 5.1L/100km
CHZ型エンジンの諸元と性能まとめ
直列3気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に3個配置する方式。小排気量のスタンダード。
直列3気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(29500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額4500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、Q2の新車を343.9万円(諸費用として44.9万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 1000cc以下 13年未満 29500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷18.4×140円/L 76090円
オイル交換(5000km毎) 1回4000円×2回 8000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本12000円×4本÷3年 16000円
任意保険料(月額4500円) 月額4500円×12ヶ月 54000円
ローン完済後の年間維持費 209810円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額57310円×12ヶ月 687720円
ローン返済中の年間維持費 897530円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55440円
名目 金額
自動車税(1年分) 29500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 76090円
オイル交換(5000km毎) 8000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 16000円
任意保険料(月額4500円) 54000円
ローン完済後の年間維持費 209810円
名目 金額
車のローン額(1年分) 687720円
ローン返済中の年間維持費 897530円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55440円
  • 初度登録から3年経過車の場合、自動車税の区分は「1000cc以下の13年未満」で税額は29500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4000円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本12000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額4500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

今にも壊れそうな格安車から少しステップアップすると月換算で1~2万円の間、年間にすると12~24万円のクラスです。この車の場合、月単位に換算して17,484円(完済前は74,794円)になります。

「廉価車にしか乗れなかった自分が、ついにこれだけの維持費が掛かる車を所有できるようになったのだ、新しい自分になれたのだ。あの頃のアタシ、サヨナラ…」とかいう謎のカタルシスに浸れるのがこのクラスです。普通に使う分には何ら問題のないバランスの取れたクラスではないかと思います。

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●Q2の燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、Q2の燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 15600円
ガソリン税(暫定) 13640円
石油税 1520円
消費税(10%) 6920円
合計納税額 37680円

例として年間走行距離を10000km、燃費を18.4km/L、ガソリンを1リットルあたり140円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は543.5Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計15600円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで13640円、石油税が2.8円/Lで1520円になります。

ガソリン車の場合は本体価格70.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては6920円となり、これらを合計した税額は37680円、1年間に燃料代として支払う76090円のうち49.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で29500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計79480円がQ2に課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 29500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 22830円
オイル交換(年1回) 4000円
タイヤ交換(3万km/6年) 4800円
任意保険料(月額3600円) 43200円
合計
[差額]
130550円
[-79260円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 29500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 38050円
オイル交換(年1回) 4000円
タイヤ交換(3万km/6年) 8000円
任意保険料(月額3830円) 45960円
合計
[差額]
151730円
[-58080円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 29500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 53260円
オイル交換(年1回) 5600円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 11200円
任意保険料(月額4050円) 48600円
合計
[差額]
174380円
[-35430円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料54000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて79260円安い130550円に、5000km走行では58080円安い151730円に、7000km走行では35430円安い174380円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km70円1500円1.8万円
20km140円3100円3.6万円
30km210円4600円5.5万円
50km350円7700円9.1万円
100km710円15600円18.5万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を140円、燃費を19.8km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは7.07円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は70円/日となり、20km走行なら140円/日、30km走行なら210円/日、50km走行なら350円/日、100km走行なら710円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は4600円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は5.5万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

CHZ型エンジン簡易性能曲線図
CHZ型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2000回転時の馬力 57PS
3500回転時の馬力 100PS
5000回転時の馬力 116PS
5500回転時の馬力 116PS
各回転域でのトルク
2000回転時のトルク 20.4kgm
3500回転時のトルク 20.4kgm
5000回転時のトルク 16.6kgm
5500回転時のトルク 15.1kgm
CHZ型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載しているCHZ型999cc、直列3気筒のターボエンジンは5000-5500回転時に最高出力116馬力を、2000-3500回転時に最大トルク20.4kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2000rpmから最高出力が発生する5500rpmまで」の3500rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は63.6%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
1000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
1000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ11.290kg/PS(1310kg/116PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ11.290kg/PS
車体+1人11.77kg/PS
車体+5人13.66kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg11.81kg/PS
車体+70kg11.90kg/PS
車体+80kg11.98kg/PS
車体+90kg12.07kg/PS
車体+100kg12.16kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは11.77kg/PS(1365kg/116PS)となり、数値としては0.48kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは13.66kg/PS(1585kg/116PS)となり、2.37kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

Q2のライバル候補車たち

11.853kg/PS
カローラ ツーリング
1.2L/116PS|FF/6MT
11.681kg/PS
カローラ セダン
1.2L/116PS|FF/6MT
11.828kg/PS
エクリプス クロス
2.3L/145PS|4WD/8AT
11.690kg/PS
フォレスター
2.0L/145PS|4WD/CVT
11.828kg/PS
CR-V ハイブリッド
2.0L/145PS|4WD/CVT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ11.767kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

11.65kg/PSから11.88kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、トヨタの5人乗りセダン「NRE210型 カローラ セダン」、トヨタの5人乗りワゴン「NRE210W型 カローラ ツーリング」、三菱の5人乗りSUV「GK9W型 エクリプス クロス」、スバルの5人乗りSUV「SKE型 フォレスター」、ホンダの5人乗りSUV「RT6型 CR-V ハイブリッド」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

GACHZ型 Q2 [1.0TFSI]とパワーウェイトレシオが近い車種|11.767kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.68
平均ピストンスピード 12.7m/s
トルクウェイトレシオ 64.2kg/kgm
1馬力あたりのお値段 25776円
排気量1Lあたり馬力 116.1PS/L
排気量1Lあたりトルク 20.42kgm/L
1気筒あたりの馬力 38.7PS
1気筒あたりのトルク 6.8kgm
パワーバンド比率 63.6%
各種ランキング
SUV・RV・クロカンのPWR
1.0L以下のPWR

トルクウェイトレシオは64.2kg/kgm(1310kg/20.4kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2990000円、最高出力が116馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は25776円、逆に1万円あたりでは0.39馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は146569円、1万円あたりでは0.07kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は116.1PS/L、トルクは20.42kgm/L、1気筒あたりの馬力は38.7馬力、トルクは6.8kgmとなり、このエンジンが116馬力を5500回転で発生させているときの平均ピストンスピードは12.7m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が76.4mmであるCHZ型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7850回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.68になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、どちらかというと小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ 1.47m
期待される荷室の幅 1.40m
対角線の長さ 2.03m
期待される荷室の面積 2.06m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.47m(対角線では2.03m)であれば、小柄な体型なら斜めに転げることで足を伸ばして寝られないこともなさそうです。普通体型では斜めに転げた上で腰と膝を曲げれば何とかギリギリ、大柄な体型ではダンゴ虫のように丸まって腰痛覚悟で決死の車中泊を敢行せざるを得ません。

一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 19.8km/L
燃料タンク容量 50L
航続距離(カタログ燃費) 990.0km
航続距離(80%燃費) 790.0km
満タンプライス 7000円
1万円でどこまで行ける? 1414.3km
車両価格/航続距離 3020円/km

JC08モード燃費が19.8km/Lですので、燃料タンクの容量が50リットルですと航続可能距離は990.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(17.8km/L)とすると890.0km、80%(15.8km/L)だと790.0km、70%(13.9km/L)では695.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン50リットルの給油で7000円、上で計算した航続距離を踏まえると990.0km(80%燃費時790.0km)を走行するのに7000円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば1414.3km(往復なら片道707.1km)、カタログ値の80%なら1131.4km(片道565.7km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で990.0kmの距離を移動できるGACHZ型 Q2 [1.0TFSI]という乗り物を、299.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「3020円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合5000-5500rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6000回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6000rpm|タイヤサイズ 215/60R16|タイヤ直径 66.4cm|円周長 208.6cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6000rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.764 17.98 - - 42km/h 14370rpm 1104.8kgm
2速 2.272 10.85 0.604 1-2/3620rpm 69km/h 8670rpm 666.9kgm
3速 1.531 7.314 0.674 2-3/4040rpm 103km/h 5840rpm 449.4kgm
4速 1.133 5.412 0.740 3-4/4440rpm 139km/h 4320rpm 332.6kgm
5速 0.882 4.213 0.778 4-5/4670rpm 178km/h 3370rpm 258.9kgm
6速 0.716 3.420 0.812 5-6/4870rpm 220km/h 2730rpm 210.2kgm
7速 0.596 2.847 0.832 6-7/4990rpm 264km/h 2270rpm 174.9kgm
Final 4.777 レシオカバレッジ(変速比幅)6.315

ギヤの繋がりイメージ
GACHZ型Q27AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2000-3500rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.777)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(20.4kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.777)÷タイヤの有効半径(0.332m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は7速ギヤの264km(5500rpmでは241.8km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:5500rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

5500rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ38km/h-
2速ギヤ63km/h3320rpm
3速ギヤ94km/h3710rpm
4速ギヤ127km/h4070rpm
5速ギヤ163km/h4280rpm
6速ギヤ201km/h4470rpm
7速ギヤ242km/h4580rpm

GACHZ型Q2に搭載されたCHZ型999ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する5500rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで5500rpmまで引っ張ると38km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は5500rpmから3320rpmまで落ち、そこから5500rpmまで加速を続けると速度は63km/h(+25km/h)になります。

3速ギヤでは3710rpmまで落ちて5500rpmで94km/h(+31km/h)に、4速ギヤでは4070rpmまで落ちて5500rpmで127km/h(+33km/h)に、5速ギヤでは4280rpmまで落ちて5500rpmで163km/h(+36km/h)になります。

続いて6速ギヤでは4470rpmまで落ちて5500rpmで201km/h(+38km/h)に、7速ギヤでは4580rpmまで落ちて5500rpmで242km/h(+41km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2000-3500回転で最大トルク20.4kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば64.2kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(11.290kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1104.8kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1310kg)を1速ギヤの最大駆動力(1104.8kgm)で割ってみると1.19kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する5500回転でのトルク(15.1kgm)からTWRを算出すると1.60kg/kgmとなり、2000-5500回転の回転域では1.19-1.60kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5750 8620 11490 14370 17240 20110 25860
2速 3470 5200 6940 8670 10410 12140 15610
3速 2340 3510 4670 5840 7010 8180 10520
4速 1730 2590 3460 4320 5190 6050 7780
5速 1350 2020 2690 3370 4040 4710 6060
6速 1090 1640 2190 2730 3280 3830 4920
7速 910 1360 1820 2270 2730 3180 4090
※赤い数字は暫定レブリミット(6000rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.596)を選択して時速100kmにて走行すると2270回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1360回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1590回転、一般的な高速道路の80km/hでは1820回転、100km/hでは2270回転、制限速度が120km/hになると2730回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは4090回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 7 14 21 28 35 42 49 56
2速 12 23 35 46 58 69 81 92
3速 17 34 51 68 86 103 120 137
4速 23 46 69 92 116 139 162 185
5速 30 59 89 119 149 178 208 238
6速 37 73 110 146 183 220 256 293
7速 44 88 132 176 220 264 308 352

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6000回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの215/60R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 215/60R16 | 直径 664mm

-20mm
幅195mm
-10mm
幅205mm
変更なし
幅215mm
+10mm
幅225mm
+20mm
幅235mm
-5%
55
扁平
195/55R16
37.4km/h
直径621mm
径差-43mm
205/55R16
38.1km/h
直径632mm
径差-32mm
215/55R16
38.7km/h
直径643mm
径差-21mm
225/55R16
39.4km/h
直径654mm
径差-10mm
235/55R16
40.1km/h
直径665mm
径差+1mm
0%
60
扁平
195/60R16
38.6km/h
直径640mm
径差-24mm
205/60R16
39.3km/h
直径652mm
径差-12mm
215/60R16
40.0km/h
664mm
0mm
225/60R16
40.7km/h
直径676mm
径差+12mm
235/60R16
41.4km/h
直径688mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
195/65R16
39.8km/h
直径660mm
径差-4mm
205/65R16
40.5km/h
直径673mm
径差+9mm
215/65R16
41.3km/h
直径686mm
径差+22mm
225/65R16
42.1km/h
直径699mm
径差+35mm
235/65R16
42.9km/h
直径712mm
径差+48mm
+10%
70
扁平
195/70R16
40.9km/h
直径679mm
径差+15mm
205/70R16
41.7km/h
直径693mm
径差+29mm
215/70R16
42.6km/h
直径707mm
径差+43mm
225/70R16
43.4km/h
直径721mm
径差+57mm
235/70R16
44.3km/h
直径735mm
径差+71mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、195/60R16、195/65R16 、205/55R16、205/60R16 、215/55R16 、225/55R16 あたりのタイヤがおすすめです。

215/60R16のタイヤ幅を195mmから245mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、215/60R16の適応サイズと性能の変化 [GACHZ型Q2編]のページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。


GACHZ型Q2[1.0Lターボ FF/7AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト11.290kg/ps44.97
1速ギヤ加速性能1.19kg/kgm58.89
1L換算馬力116.1ps/L56.31
1L換算トルク20.42kgm/L67.39
WB/TR比1.6859.58
ワイド&ロー指数0.83653.02
前面の面積2.692m²47.04
最低地上高180mm38.27
スポーツ性能部門の得点425.47

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費19.8km/L54.40
年間維持費209810円60.83
100kmh回転数2270rpm53.56
航続距離990.0km67.48
車の大きさ11.309m³50.03
室内の広さ(仮) 2.051m³36.21
最小回転半径5.1m51.49
馬力単価25776円43.17
ユーティリティ部門の得点417.17

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した GACHZ型Q2[1.0Lターボ FF/7AT] の総合得点は 842.64 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介したGACHZ型Q2(FF/7AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全ての5人乗SUV」、「1000ccの5人乗SUV」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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