アウディ 80の性能まとめ [893A型|2.0L/110PS|FF/3AT|1990年] 2.0E B3


画像はアウディより引用
http://www.audi.co.jp/
投稿:2012/01/06|更新:2019/09/26

アウディの4ドア・5人乗りセダン、893A型の3代目80は1986から生産が開始され、1992/02に生産(または販売)を終えました。

ここでは排気量1984cc(110PS/17.3kgm)の3A型エンジンを搭載する[2.0E B3|1990/09モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長4395mm×全幅1695mm×全高1385mm、排気量は1984ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属した、いわゆる5ナンバークラスの車です。とにかく排気量を増やして、とにかくボディを大きく、特に全幅を広げれば良いんだという風潮が蔓延る現代においては大変貴重な車となっています。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4395mmであるこの車の場合は「ミディアム」(Medium:4300mm超-4650mm以下|Dセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の前方に搭載し、前輪のみを駆動する、いわゆるFF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用しています。この方式はエンジンと駆動系(ミッション、デフ等)の収納がエンジンルーム内で完結するので、軽量コンパクトかつ低コスト化が実現でき、室内を広く作りやすい(エンジンが横置きの場合)ほか、後輪駆動車に比べて直進安定性に優れることが主な特長です。

893A型 80 [1984cc/110PS FF/3AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

No Data

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

3代目80の類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
2.0L-NA
FF/3AT
380.0万円
89AAD型
[2.0E B3]
(1990/11)
115PS
17.1kgm
9.1km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカーAUDI
車名&
グレード
80
2.0E B3
その他シュポルト リミテッド ヨーロッパ
お値段3750000円
車両型式E-893A
駆動方式
変速機
FF・前輪駆動(FWD,2WD)
3AT(3段変速・自動)
ドア数&
定員
4ドア
5人
車体寸法長4395×幅1695×高1385mm
軸距&
輪距
2545mm
前1410mm/後1430mm
最小半径5.3m
タイヤ前輪:195/60R14
後輪:195/60R14
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
車両重量1140kg
エンジン諸元
原動機型式3A
気筒配列直列4気筒
排気量1984cc
圧縮比10.5
吸気方式自然吸気(NA・ノンターボ)
最高出力110PS[81kW]/5300rpm
最大トルク17.3kgm[170Nm]/3250rpm
使用燃料ハイオクガソリン
10・15燃費8.4km/L(19.8mpg)
100km燃費11.9L/100km
3A型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(45400円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(18900円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、1990/09モデルの80を29年落ちの中古で41.3万円にて購入し、頭金なしで1年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • 中古車の価格は当該車種の参照年から経過した年数に応じて新車価格の90%から10%の範囲で上下させています。
    80の1990/09モデルの場合、2019年現在では13年以上が経過しているため、新車価格の10%である37.5万円に諸経費として3.8万円を足した41.3万円を中古車価格の目安としています。
  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

1990年式を29年落ちの中古で買った場合の年間維持費

名目区分金額
自動車税(1年分)2000cc以下13年経過で増税45400
自動車重量税(1年分)1.5トン以下18年経過で増税18900
自賠責保険料(1年分)自家用乗用車13920円
燃料代(年間1万km)10000km÷7.1km/L×160円/L225350円
オイル交換(5000km毎)1回4500円×2回9000円
タイヤ交換(3年3万km毎)1本8000円×4本÷3年10670円
任意保険料(月額5500円)月額5500円×12ヶ月66000円
ローン完済後の年間維持費389240円
名目区分金額
車のローン額(1年分)月額34380円×12ヶ月412560円
ローン返済中の年間維持費801800円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度68640円
名目金額
自動車税(1年分)45400
自動車重量税(1年分)18900
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(年間1万km)225350円
オイル交換(5000km毎)9000円
タイヤ交換(3年3万km毎)10670円
任意保険料(月額5500円)66000円
ローン完済後の年間維持費389240円
名目金額
車のローン額(1年分)412560円
ローン返済中の年間維持費801800円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
68640円
  • 初度登録から13年以上経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年経過で増税」で税額は45400円、重量税の区分は「1.5トン以下の18年経過で増税」で税額は18900円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに4500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本8000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額68,640円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

年間の維持費が60万円前後では曖昧だった貧民と平民の線引きがこの辺りから明確になってきます。月換算で3~4万円、年間では36~48万円クラスとなると、それなりの収入が継続的に見込めないと手を出せないクラスです。

この車の場合は月単位で換算すると32,437円(完済前は66,817円)になります。金銭的にシビアな人からは「車なんてどれもタイヤが4つあるだけなのに、なんでこんなにお金の掛かる車に乗ってるんだ…修行か…」と奇異の目で見られていることでしょう。でも憧れちゃいます。

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●80の燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、80の燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則)40420円
ガソリン税(暫定)35350円
石油税3940円
消費税(10%)20490円
合計納税額100200円

例として年間走行距離を10000km、燃費を7.1km/L、ガソリンを1リットルあたり160円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は1408.5Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計40420円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで35350円、石油税が2.8円/Lで3940円になります。

ガソリン車の場合は本体価格88.9円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては20490円となり、これらを合計した税額は100200円、1年間に燃料代として支払う225350円のうち44.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で45400円、自動車重量税が年換算で18900円ですから、合計164500円が80に課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)45400
自動車重量税(1年分)18900
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(3000km分)67610円
オイル交換(年1回)4500円
タイヤ交換(3万km/6年)3200円
任意保険料(月額4400円)52800円
合計
[差額]
206330円
[-182910円]
年間5000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)45400
自動車重量税(1年分)18900
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(5000km分)112680円
オイル交換(年1回)4500円
タイヤ交換(3万km/6年)5340円
任意保険料(月額4680円)56160円
合計
[差額]
256900円
[-132340円]
年間7000km走行の場合
名目金額
自動車税(1年分)45400
自動車重量税(1年分)18900
自賠責保険料(1年分)13920円
燃料代(7000km分)157750円
オイル交換(年1回)6300円
タイヤ交換(3万km/4.3年)7470円
任意保険料(月額4950円)59400円
合計
[差額]
309140円
[-80100円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて182910円安い206330円に、5000km走行では132340円安い256900円に、7000km走行では80100円安い309140円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km190円4200円4.9万円
20km380円8400円9.9万円
30km570円12500円14.8万円
50km950円20900円24.7万円
100km1910円42000円49.7万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を160円、燃費を8.4km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは19.05円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は190円/日となり、20km走行なら380円/日、30km走行なら570円/日、50km走行なら950円/日、100km走行なら1910円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は12500円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は14.8万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

3A型エンジン簡易性能曲線図
3A型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
3250回転時の馬力79PS
5300回転時の馬力110PS
各回転域でのトルク
3250回転時のトルク17.3kgm
5300回転時のトルク14.9kgm
3A型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している3A型1984cc、直列4気筒の自然吸気エンジンは5300回転時に最高出力110馬力を、3250回転時に最大トルク17.3kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、最大トルクの発生回転数が若干高めにあるこのエンジンは、普段使いでも不足を感じることなく、それでいて高い回転数を維持すればスポーティな走行も楽しめるバランスの良さが魅力です。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する3250rpmから最高出力が発生する5300rpmまで」の2050rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は38.7%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ10.36kg/PS(1140kg/110PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ10.36kg/PS
車体+1人10.86kg/PS
車体+5人12.86kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg10.91kg/PS
車体+70kg11.00kg/PS
車体+80kg11.09kg/PS
車体+90kg11.18kg/PS
車体+100kg11.27kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは10.86kg/PS(1195kg/110PS)となり、数値としては0.50kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの5人が搭乗した場合、車両重量に275kgがプラスされてパワーウェイトレシオは12.86kg/PS(1415kg/110PS)となり、2.50kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

80のライバル候補車たち

10.86kg/PS
デミオ
1.5L/110PS|4WD/6AT
10.89kg/PS
ハリアー
2.0L/151PS|FF/CVT
10.93kg/PS
スイフト
1.3L/91PS|FF/5AT
10.80kg/PS
フリード
1.5L/131PS|FF/CVT
10.76kg/PS
S60
1.5L/152PS|FF/6AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ10.86kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

10.75kg/PSから10.97kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、マツダの5人乗りハッチバック「DJLAS型 デミオ」、トヨタの5人乗りSUV「ZSU60W型 ハリアー」、スズキの5人乗りハッチバック「ZC43S型 スイフト」、ホンダの7人乗りミニバン「GB5型 フリード」、ボルボの5人乗りセダン「FB4154T型 S60」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

893A型 80 [2.0E B3]とパワーウェイトレシオが近い車種|10.86kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比1.79
平均ピストンスピード16.4m/s
トルクウェイトレシオ65.9kg/kgm
1馬力あたりのお値段34091円
排気量1Lあたり馬力55.4PS/L
排気量1Lあたりトルク8.72kgm/L
1気筒あたりの馬力27.5PS
1気筒あたりのトルク4.3kgm
パワーバンド比率38.7%
各種ランキング
セダンのPWR
1.8~2.0LのNA車 PWR

トルクウェイトレシオは65.9kg/kgm(1140kg/17.3kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が3750000円、最高出力が110馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は34091円、逆に1万円あたりでは0.29馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は216763円、1万円あたりでは0.05kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は55.4PS/L、トルクは8.72kgm/L、1気筒あたりの馬力は27.5馬力、トルクは4.3kgmとなり、このエンジンが110馬力を5300回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.4m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が92.8mmである3A型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は6470回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.79になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


車中泊の可能性

車中泊の可能性
期待される荷室の長さ1.54m
期待される荷室の幅1.29m
対角線の長さ2.01m
期待される荷室の面積1.99m²

ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。

縦方向の長さが1.54m(対角線では2.01m)となれば、一般的な身長ならそれなりの車中泊を楽しむことができそうです。車の中で足を伸ばして優雅に寝られる悦びを味わうために最低限必要な長さを備えた、車中泊のスタンダードと呼ぶに相応しい性能を有しています。

セダンやクーペであっても後部座席の背もたれを取り外してトランクルームと貫通させて荷室長を確保すれば良いだけの話です。たまに背もたれを取り外してもトランクルームと繋がっていなかったり、頑強な補強バーが入っていて邪魔されることもありますが、恐らく稀なケースです。車中泊にあると嬉しいアイテム


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
10・15モード燃費8.4km/L
燃料タンク容量68L
航続距離(カタログ燃費)571.2km
航続距離(80%燃費)455.6km
満タンプライス10880円
1万円でどこまで行ける?525.0km
車両価格/航続距離6565円/km

10・15モード燃費が8.4km/Lですので、燃料タンクの容量が68リットルですと航続可能距離は571.2kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(7.6km/L)とすると516.8km、80%(6.7km/L)だと455.6km、70%(5.9km/L)では401.2kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン68リットルの給油で10880円、上で計算した航続距離を踏まえると571.2km(80%燃費時455.6km)を走行するのに10880円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば525.0km(往復なら片道262.5km)、カタログ値の80%なら420.0km(片道210.0km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で571.2kmの距離を移動できる893A型 80 [2.0E B3]という乗り物を、375.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「6565円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


純正装着タイヤの195/60R14と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 195/60R14 | 直径 590mm

-20mm
幅175mm
-10mm
幅185mm
変更なし
幅195mm
+10mm
幅205mm
+20mm
幅215mm
-5%
55
扁平
175/55R14
37.2km/h
直径549mm
径差-41mm
185/55R14
38.0km/h
直径560mm
径差-30mm
195/55R14
38.7km/h
直径571mm
径差-19mm
205/55R14
39.5km/h
直径582mm
径差-8mm
215/55R14
40.2km/h
直径593mm
径差+3mm
0%
60
扁平
175/60R14
38.4km/h
直径566mm
径差-24mm
185/60R14
39.2km/h
直径578mm
径差-12mm
195/60R14
40.0km/h
590mm
0mm
205/60R14
40.8km/h
直径602mm
径差+12mm
215/60R14
41.6km/h
直径614mm
径差+24mm
+5%
65
扁平
175/65R14
39.6km/h
直径584mm
径差-6mm
185/65R14
40.5km/h
直径597mm
径差+7mm
195/65R14
41.4km/h
直径610mm
径差+20mm
205/65R14
42.2km/h
直径623mm
径差+33mm
215/65R14
43.1km/h
直径636mm
径差+46mm
+10%
70
扁平
175/70R14
40.7km/h
直径601mm
径差+11mm
185/70R14
41.7km/h
直径615mm
径差+25mm
195/70R14
42.6km/h
直径629mm
径差+39mm
205/70R14
43.6km/h
直径643mm
径差+53mm
215/70R14
44.5km/h
直径657mm
径差+67mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、175/60R14、175/65R14 、185/60R14 、195/55R14 、205/55R14 あたりのタイヤがおすすめです。

195/60R14のタイヤ幅を175mmから225mmまで、扁平率を45%から75%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、ホイールサイズを14インチからインチダウン、インチアップした場合の一覧表は、純正装着タイヤが195/60R14のとき互換可能なタイヤサイズのページをご覧ください。

純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご検討くださいませ。


893A型80[2.0L-NA FF/3AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト10.36kg/ps47.64
1速ギヤ加速性能39.24
1L換算馬力55.4ps/L35.43
1L換算トルク8.72kgm/L40.00
WB/TR比1.7948.12
ワイド&ロー指数0.81754.42
前面の面積2.348m²56.28
最低地上高44.91
スポーツ性能部門の得点366.04

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
10-15燃費8.4km/L40.02
年間維持費389240円43.91
100kmh回転数42.83
航続距離571.2km41.53
車の大きさ10.318m³45.86
室内の広さ(仮) 1.871m³34.29
最小回転半径5.3m47.23
馬力単価34091円31.71
ユーティリティ部門の得点327.38

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 893A型80[2.0L-NA FF/3AT] の総合得点は 693.42 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した893A型80(FF/3AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのセダン」、「2000ccのセダン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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