アルファロメオ 4Cの性能まとめ [96018型|1.8L/240PS|MR/6AT|2014年] Launch Edition


画像はアルファロメオより引用
http://www.alfaromeo-jp.com/
投稿:2014/06/07|更新:2019/09/26

アルファロメオの2ドア・2人乗りクーペ、96018型の初代4Cは2014/07から生産(または販売)が開始されました。

ここでは排気量1742cc(240PS/35.7kgm)の960A1型エンジンを搭載する[Launch Edition|2014/07モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説しています。

ボディサイズが全長3990mm×全幅1870mm×全高1185mm、排気量は1742ccであることから、大雑把に分類すると1.8リットルクラス(1800cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、全長、全高、排気量は5ナンバー枠ながら全幅が1.7mを超えていることにより3ナンバー登録になります。この手のタイプはいわゆる世界戦略車(グローバルカー)に多くあるようです。

ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が3990mmであるこの車の場合は「ロア ミディアム」(Lower-Medium:3850mm超-4300mm以下|Cセグメント相当)に属します。※国や時代によって基準は異なります。

エンジンを車体の中央(運転席より後、後輪よりは前)に搭載し、後輪のみを駆動する、いわゆるMR方式(ミッドシップエンジン/リヤドライブ)を採用しています。エンジンやミッションといった重量物が車体の中心近くにあるため切れ味鋭いハンドリングを実現するとされ、生粋のスポーツカー、スーパーカーの代名詞的な駆動方式です。

96018型 4C [1742cc/240PS MR/6AT] お品書き


エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差

各種スペックの相対評価とレーダーチャート

初代4Cの類型&他グレード 人気順

  • 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
  • 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
画像排気量
車両価格
車両型式
グレード
出力
燃費
1.7L-TB
MR/6AT
861.8万円
96018型
[BaseGrade]
(2015/11)
240PS
35.7kgm
12.1km/L

主要諸元とエンジン諸元

主要諸元
メーカー ALFA_ROMEO
車名&
グレード
4C
Launch Edition
その他 ベースグレード
お値段 8910000円
車両型式 ABA-96018
駆動方式
変速機
MR・後輪駆動(RWD,2WD)
6AT(6段変速・自動)
ドア数&
定員
2ドア
2人
車体寸法 長3990×幅1870×高1185mm
軸距&
輪距
2380mm
前1640mm/後1595mm
最小半径 5.5m
タイヤ 前輪:205/40R18
後輪:235/35R19
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:ベンチレーテッドディスク
車両重量 1100kg
エンジン諸元
原動機型式 960A1
気筒配列 直列4気筒
排気量1742cc
圧縮比9.2
吸気方式 ターボ
最高出力 240PS[176kW]/6000rpm
最大トルク 35.7kgm[350Nm]/2100-4000rpm
使用燃料 ハイオクガソリン
JC08燃費 12.1km/L(28.5mpg)
100km燃費 8.3L/100km
960A1型エンジンの諸元と性能まとめ
直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。
直列4気筒の最高出力ランキング

税金と年間維持費のシミュレーション

ここでは、春になると毎年欠かさず支払いを催促される自動車税(39500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない自動車重量税(12300円/年)と自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる燃料代月額5500円の任意保険に加入し、走行5000km毎にエンジンオイル交換、3年3万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。

さらに、4Cの新車を1024.7万円(諸費用として133.7万円を加算)にて購入し、頭金なしで5年ローンを組んだと仮定したときの年間支払額(金利分は含まず)も踏まえて、上記の維持費と合算した場合の想定維持費も計算してみました。

  • ローンの年数については月額5万円の支払いを基準として、ローンの支払額が60万円以下は1年、120万円以下は2年、180万円以下は3年、240万円以上は4年、それ以上は5年としています。
  • 任意保険の金額については特に根拠のない一例です。具体的な掛け金は運転者の年齢や家族構成、年間走行距離、保険内容、車両保険の有無等によって大きく異なります。
  • 自動車保険は比較で安くなる!

新車で買った場合の年間維持費

名目 区分 金額
自動車税(1年分) 2000cc以下 13年未満 39500円
自動車重量税(1年分) 1.5トン以下 13年未満 12300
自賠責保険料(1年分) 自家用乗用車 13920円
燃料代(年間1万km) 10000km÷11.3×140円/L 123890円
オイル交換(5000km毎) 1回5500円×2回 11000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 1本21000円×4本÷3年 28000円
任意保険料(月額5500円) 月額5500円×12ヶ月 66000円
ローン完済後の年間維持費 294610円
名目 区分 金額
車のローン額(1年分) 月額170780円×12ヶ月 2049360円
ローン返済中の年間維持費 2343970円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 55440円
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(年間1万km) 123890円
オイル交換(5000km毎) 11000円
タイヤ交換(3年3万km毎) 28000円
任意保険料(月額5500円) 66000円
ローン完済後の年間維持費 294610円
名目 金額
車のローン額(1年分) 2049360円
ローン返済中の年間維持費 2343970円
次回車検費用の積み立て目安
重量税2年分+自賠責24ヶ月分
+検査手数料等3000円程度
55440円
  • 初度登録から6年経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年未満」で税額は39500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
  • エンジンオイル交換の金額は、5000km走行ごとに5500円のオイル交換作業を年2回行うと仮定した場合のもの。
  • タイヤ交換の金額は、1本21000円のタイヤ4本を3年周期で交換すると仮定した場合のもの。
  • 任意保険料の金額は、月額5500円の保険に加入した場合の12ヶ月分の支払い額。
  • 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
  • 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
  • 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
    ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。
  • 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
  • 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
  • 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。

車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると24,551円(完済前は195,331円)になります。

口癖のように「もうちょっと維持費が安ければ…」と呟くその姿は自慢げなようでありながら哀愁を帯びているようでもあり対応に困ります。より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。

4Cの中古車をGoo-netで検索!


●4Cの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)

さて、自動車には「これでもか!これでもか!嫌なら乗るな!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、あまり詳らかにするとますます自動車離れに拍車がかかってしまいそうなのですが、4Cの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。

燃料にかかる税金
ガソリン税(本則) 25400円
ガソリン税(暫定) 22210円
石油税 2480円
消費税(10%) 11260円
合計納税額 61350円

例として年間走行距離を10000km、燃費を11.3km/L、ガソリンを1リットルあたり140円(諸税込)として計算してみます。

このとき使用するガソリンの量は885.0Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計25400円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで22210円、石油税が2.8円/Lで2480円になります。

ガソリン車の場合は本体価格70.7円/Lに加えてガソリン税・石油税にも消費税率を掛けるので、消費税額としては11260円となり、これらを合計した税額は61350円、1年間に燃料代として支払う123890円のうち49.5%が税金、ということになります。

さらに自動車税が年間で39500円、自動車重量税が年換算で12300円ですから、合計113150円が4Cに課せられる税金としてぶら下がっている計算です。


低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km

せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。

走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。

年間3000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(3000km分) 37170円
オイル交換(年1回) 5500円
タイヤ交換(3万km/6年) 8400円
任意保険料(月額4400円) 52800円
合計
[差額]
169590円
[-125020円]
年間5000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(5000km分) 61950円
オイル交換(年1回) 5500円
タイヤ交換(3万km/6年) 14000円
任意保険料(月額4680円) 56160円
合計
[差額]
203330円
[-91280円]
年間7000km走行の場合
名目 金額
自動車税(1年分) 39500円
自動車重量税(1年分) 12300
自賠責保険料(1年分) 13920円
燃料代(7000km分) 86720円
オイル交換(年1回) 7700円
タイヤ交換(3万km/4.3年) 19600円
任意保険料(月額4950円) 59400円
合計
[差額]
239140円
[-55470円]

自動車税、重量税、自賠責保険については、走行距離がどうであろうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。

タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。

年間3000km走行では、10000km走行に比べて125020円安い169590円に、5000km走行では91280円安い203330円に、7000km走行では55470円安い239140円という結果になりました。

自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。


1km走行コストと月間&年間交通費

距離/日費用/日月換算年換算
10km120円2600円3.1万円
20km230円5100円6.0万円
30km350円7700円9.1万円
50km580円12800円15.1万円
100km1160円25500円30.2万円

さて、ハイオクガソリン1リットルの燃料価格を140円、燃費を12.1km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは11.57円になります。

たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は120円/日となり、20km走行なら230円/日、30km走行なら350円/日、50km走行なら580円/日、100km走行なら1160円/日かかる計算です。

1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は7700円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は9.1万円/年という塩梅です。


カタログスペックから見えてくる要素

960A1型エンジン簡易性能曲線図
960A1型エンジン性能曲線図もどき
各回転域での馬力
2100回転時の馬力 105PS
4000回転時の馬力 199PS
6000回転時の馬力 240PS
各回転域でのトルク
2100回転時のトルク 35.7kgm
4000回転時のトルク 35.7kgm
6000回転時のトルク 28.7kgm
960A1型エンジンの性能

まずおさらいとして、搭載している960A1型1742cc、直列4気筒のターボエンジンは6000回転時に最高出力240馬力を、2100-4000回転時に最大トルク35.7kgmを発生します。

馬力と回転数が分かればトルクが、トルクと回転数が分かれば馬力が計算できますので、それぞれの点と点とを線で繋いでパワーカーブとトルクカーブのエンジン性能曲線図もどきを作ってみました。

トルクの山が中央より左にあるか右にあるかを基準にしてエンジン特性を探ってみますと、アイドリングとそれほど変わらないような回転数から最大トルクが発生するこのエンジンは、坂道発進も平気の平左、MT車でもエンスト知らず、扱いやすさにかけては右に出るものがありません。ディーゼル車やダウンサイジングターボに多くあります。

※実際のところは車両重量やギヤ比、排気量に対する気筒数の多少によって印象が異なってくると思います。

ちなみに、エンジンのパワーバンドを「最大トルクが発生する2100rpmから最高出力が発生する6000rpmまで」の3900rpmとしたときの、最高回転数に対するパワーバンドの割合は65.0%となります。※右記(下記?)簡易性能曲線図オレンジ色の帯域

最高出力ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編
最大トルク ランキング リスト
2000cc以下クラス編
輸入車・外車の小型車&普通車編

さて、車の速さを知るための指標としてよく使われる パワーウェイトレシオ4.583kg/PS(1100kg/240PS)となっていますが、巷でよく見るであろうこの数値の多くはドライバーが乗った状態でのものではなく、あくまでも車両重量と最高出力のみで計算したものです。

車重と搭乗者とPWR
車体のみ4.583kg/PS
車体+1人4.81kg/PS
車体+2人5.04kg/PS
お腹と車重とPWR
車体+60kg4.83kg/PS
車体+70kg4.88kg/PS
車体+80kg4.92kg/PS
車体+90kg4.96kg/PS
車体+100kg5.00kg/PS

というわけで、車両総重量の求め方に倣い人間の体重55kgを加えて計算し直してみますと、ドライバーのみが搭乗したときのパワーウェイトレシオは4.81kg/PS(1155kg/240PS)となり、数値としては0.23kgほど悪化します。

次に乗車定員いっぱいの2人が搭乗した場合、車両重量に110kgがプラスされてパワーウェイトレシオは5.04kg/PS(1210kg/240PS)となり、0.46kgも悪化することになります。

もともとが重量級の車であれば、人が少々乗ったところで体重の占める割合が小さいことから変化も小さいですが、軽量級の車ではお腹まわりのお肉が大きな影響力を持つことがわかります。

4Cのライバル候補車たち

5.017kg/PS
メガーヌ R.S.
1.8L/300PS|FF/6MT
4.839kg/PS
Eクラス ステーションワゴン
3.0L/435PS|4WD/9AT
4.632kg/PS
スープラ
3.0L/340PS|FR/8AT
4.678kg/PS
Eクラス セダン
3.0L/435PS|4WD/9AT
4.707kg/PS
A8
4.0L/460PS|4WD/8AT

車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ4.812kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。

4.57kg/PSから5.05kg/PSの範囲で知名度を優先して選んでみたところ、ルノーの5人乗りハッチバック「BBM5P型 メガーヌ R.S.」、メルセデスベンツの5人乗りワゴン「213261型 Eクラス ステーションワゴン」、トヨタの2人乗りクーペ「DB42型 スープラ」、メルセデスベンツの5人乗りセダン「213061型 Eクラス セダン」、アウディの5人乗りセダン「F8CXYF型 A8」という顔ぶれが並びました。

「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。

96018型 4C [Launch Edition]とパワーウェイトレシオが近い車種|4.812kg/PS


いろいろな数値
WB/TR比 1.47
平均ピストンスピード 16.1m/s
トルクウェイトレシオ 30.8kg/kgm
1馬力あたりのお値段 37125円
排気量1Lあたり馬力 137.8PS/L
排気量1Lあたりトルク 20.49kgm/L
1気筒あたりの馬力 60.0PS
1気筒あたりのトルク 8.9kgm
パワーバンド比率 65.0%
各種ランキング
クーペのPWR
1.6~1.8L以下のPWR

トルクウェイトレシオは30.8kg/kgm(1100kg/35.7kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)

ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が8910000円、最高出力が240馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は37125円、逆に1万円あたりでは0.27馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は249580円、1万円あたりでは0.04kgmとなります。

最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は137.8PS/L、トルクは20.49kgm/L、1気筒あたりの馬力は60.0馬力、トルクは8.9kgmとなり、このエンジンが240馬力を6000回転で発生させているときの平均ピストンスピードは16.1m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング

ちなみに、ストローク量が80.5mmである960A1型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7450回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング

この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.47になります。全ての車種の平均値である1.77を基準にざっくりと分類すると、真っ直ぐ進むよりも小回りを得意とする傾向にある車と言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング


燃料タンクと燃費と航続距離と

燃料タンクと燃費と航続距離と
JC08モード燃費 12.1km/L
燃料タンク容量 40L
航続距離(カタログ燃費) 484.0km
航続距離(80%燃費) 388.0km
満タンプライス 5600円
1万円でどこまで行ける? 864.3km
車両価格/航続距離 18409円/km

JC08モード燃費が12.1km/Lですので、燃料タンクの容量が40リットルですと航続可能距離は484.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)

実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(10.9km/L)とすると436.0km、80%(9.7km/L)だと388.0km、70%(8.5km/L)では340.0kmという航続距離になります。

燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、ハイオクガソリン40リットルの給油で5600円、上で計算した航続距離を踏まえると484.0km(80%燃費時388.0km)を走行するのに5600円かかる計算です。

ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば864.3km(往復なら片道432.1km)、カタログ値の80%なら691.4km(片道345.7km)離れたところまで行くことができます。

ちなみに、1回の給油で484.0kmの距離を移動できる96018型 4C [Launch Edition]という乗り物を、891.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「18409円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。


ギヤ比と回転数と速度と駆動トルクとトルクウェイトレシオのステキな関係

続いてギヤ比を見てみます。あるギヤで走行中にエンジン(正確にはクランクシャフト)をレブリミットまで回したときの速度と、レブリミットでシフトアップした後の回転数を計算するためには、何回転で回転リミッターが働くのかを知らねばなりません。

しかし具体的な数値を知るにはECU(エンジン・コントロール・ユニット)にあるデータを参照しなければならなかったりで実現は厳しく、ならばとレッドゾーンが始まる回転数から推測しようにも、最近ではタコメータが装着されていない車両が多くあって心が折れます。

ピークパワーが発生する回転数(この車の場合6000rpm)から必要以上に回してもあまり意味はないのでそれを上限としても良いのですが、気分よく運転しているときは往々にして回しすぎるのが常ですから、ここでは500回転をプラスした6500回転を仮のレブリミットとして計算してみます。

暫定レブ 6500rpm|タイヤサイズ 235/35R19|タイヤ直径 64.7cm|円周長 203.3cm
ギヤ ギヤ比 総減速比 ステップ比 シフトアップ
後の回転数
6500rpm
の速度
100kmh
の回転数
タイヤの
最大駆動力
1速 3.900 16.06 49km/h 13170rpm 1772.3kgm
2速 2.269 9.344 0.582 1-2/3780rpm 85km/h 7660rpm 1031.1kgm
3速 1.435 5.909 0.632 2-3/4110rpm 134km/h 4840rpm 652.1kgm
4速 0.978 4.027 0.682 3-4/4430rpm 197km/h 3300rpm 444.4kgm
5速 0.754 3.105 0.771 4-5/5010rpm 255km/h 2550rpm 342.7kgm
6速 0.622 2.561 0.825 5-6/5360rpm 310km/h 2100rpm 282.7kgm
Final 4.118 レシオカバレッジ(変速比幅)6.270

ギヤの繋がりイメージ
96018型4C6AT車のギヤ比イメージ
  • ステップ比(歯車比)とは隣接したギヤ同士の離れ具合を示した数値で、1.000に近いほどシフト操作後の回転数の変化が小さく(ギヤ同士の繋がりが良い)、離れるほど変化が大きく(繋がりが悪い)なることを表します。
  • シフトアップでは現在の回転数にステップ比を乗じた回転数まで下がり、シフトダウンでは現在の回転数にステップ比を除した回転数まで上がります。
  • 赤い数字はシフトアップ後にパワーバンドの下限(最大トルク発生回転数2100-4000rpm)を下回るもの。
  • 時速100kmでの回転数は100km/h÷60÷タイヤ円周長×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.118)で算出。
  • タイヤの最大駆動力は最大トルク(35.7kgm)×各ギヤ比×ファイナルギヤ比(4.118)÷タイヤの有効半径(0.3235m)で算出。
    ただし、ATおよびCVTにあるトルクコンバーターでのトルク増幅効果は考慮できていません。

本来のレブリミットとは異なるので最高速の数値は前後しますが、上記の設定での最高速度は6速ギヤの310km(6000rpmでは285.7km/h)となります。この速度は空気抵抗、パワー不足、スピードリミッターなどネガティブ要素の一切を無視して、単にギヤ比とエンジン回転数、タイヤサイズだけで計算した速度です。

おまけ:6000rpmでシフトアップする場合の各ギヤ速度

6000rpmでの速度と
シフトアップ後の回転数
ギヤ速度回転数
1速ギヤ46km/h
2速ギヤ78km/h3490rpm
3速ギヤ124km/h3790rpm
4速ギヤ182km/h4090rpm
5速ギヤ236km/h4630rpm
6速ギヤ286km/h4950rpm

96018型4Cに搭載された960A1型1742ccエンジンのレブリミットを、最高出力が発生する6000rpmとしてシフトアップするときの速度をシミュレートしてみます。

まず1速ギヤで6000rpmまで引っ張ると46km/hまで加速し、2速ギヤにシフトアップすると回転数は6000rpmから3490rpmまで落ち、そこから6000rpmまで加速を続けると速度は78km/h(+32km/h)になります。

3速ギヤでは3790rpmまで落ちて6000rpmで124km/h(+46km/h)に、4速ギヤでは4090rpmまで落ちて6000rpmで182km/h(+58km/h)になります。

続いて5速ギヤでは4630rpmまで落ちて6000rpmで236km/h(+54km/h)に、6速ギヤでは4950rpmまで落ちて6000rpmで286km/h(+50km/h)という具合に加速していくイメージです。

タイヤの最大駆動力にある数値は、エンジンが2100-4000回転で最大トルク35.7kgmを発生しているとき、各々のギヤを介したのち実際にタイヤへと伝えられるトルクで、この数値が大きいほどタイヤを回そうとする力が大きく、より力強い加速をすることができます。

この数値を大きくするにはギヤ比を低く(加速重視・ローギヤード)する、タイヤを小径化する、エンジンの最大トルクを大きくするという方法があります。逆にギヤ比を高く(最高速重視・ハイギヤード)したり、タイヤを大径化したり、デチューンして非力にすると駆動トルクは小さくなって加速が鈍ります。

さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば30.8kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(4.583kg/ps)に比べると霞んで見えます。

しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと1772.3kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1100kg)を1速ギヤの最大駆動力(1772.3kgm)で割ってみると0.62kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6000回転でのトルク(28.7kgm)からTWRを算出すると0.77kg/kgmとなり、2100-6000回転の回転域では0.62-0.77kg/kgmの間で推移することがわかります。

ある速度における各ギヤでの回転数

ギヤ 40
km/h
60
km/h
80
km/h
100
km/h
120
km/h
140
km/h
180
km/h
1速 5270 7900 10530 13170 15800 18430 23700
2速 3060 4600 6130 7660 9190 10720 13790
3速 1940 2910 3880 4840 5810 6780 8720
4速 1320 1980 2640 3300 3960 4620 5940
5速 1020 1530 2040 2550 3050 3560 4580
6速 840 1260 1680 2100 2520 2940 3780
※赤い数字は暫定レブリミット(6500rpm)を上回るもの。

この項目では各々のギヤと速度を基準として、任意のギヤを選択中に時速40km~180kmにて走行するとき、エンジンの回転数がどのくらいになるのかを一覧表にしてみました。この車の場合、最も高いギヤ(0.622)を選択して時速100kmにて走行すると2100回転まで回ります。

ちなみに、一般道の速い流れやバイパスでよくある60km/hでは1260回転、対面通行の高速道路での制限速度70km/hでは1470回転、一般的な高速道路の80km/hでは1680回転、100km/hでは2100回転、制限速度が120km/hになると2520回転になります。小型・普通乗用車の速度リミッターが働く180km/hでは3780回転まで回ります。

一般的な自動車であれば時速100kmでの巡航回転数は2500回転付近に落ち着くようですが、その中でも若干低めの回転数となっています。標準的なギヤ比の範囲内ながらも加速よりも静粛性や燃費に重きを置いた設定なので、急な坂道や長く続く坂道では積極的にギヤを1段下げる操作が必要になるかもしれません。

ある回転数における各ギヤでの速度

ギヤ 1000
rpm
2000
rpm
3000
rpm
4000
rpm
5000
rpm
6000
rpm
7000
rpm
8000
rpm
1速 8 15 23 30 38 46 53 61
2速 13 26 39 52 65 78 91 104
3速 21 41 62 83 103 124 144 165
4速 30 61 91 121 151 182 212 242
5速 39 79 118 157 196 236 275 314
6速 48 95 143 190 238 286 333 381

この項目では各々のギヤとエンジンの回転数を基準として、任意のギヤを選択中にエンジンを1000回転刻みで8000回転まで回したとき、それぞれのギヤでどのくらいの速度が出ているのかを一覧表にしてみました。暫定レブリミット(6500回転)よりも回転数が高くなる欄の速度については赤文字で表記してあります。


純正装着タイヤの235/35R19と互換可能な車検対応サイズ|簡易版

下の表では純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。

※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。

純正タイヤ 235/35R19 | 直径 647mm

-20mm
幅215mm
-10mm
幅225mm
変更なし
幅235mm
+10mm
幅245mm
+20mm
幅255mm
-5%
30
扁平
215/30R19
37.8km/h
直径612mm
径差-35mm
225/30R19
38.2km/h
直径618mm
径差-29mm
235/30R19
38.6km/h
直径624mm
径差-23mm
245/30R19
38.9km/h
直径630mm
径差-17mm
255/30R19
39.3km/h
直径636mm
径差-11mm
0%
35
扁平
215/35R19
39.2km/h
直径634mm
径差-13mm
225/35R19
39.6km/h
直径641mm
径差-6mm
235/35R19
40.0km/h
647mm
0mm
245/35R19
40.5km/h
直径655mm
径差+8mm
255/35R19
40.9km/h
直径662mm
径差+15mm
+5%
40
扁平
215/40R19
40.5km/h
直径655mm
径差+8mm
225/40R19
41.0km/h
直径663mm
径差+16mm
235/40R19
41.5km/h
直径671mm
径差+24mm
245/40R19
42.0km/h
直径679mm
径差+32mm
255/40R19
42.5km/h
直径687mm
径差+40mm
+10%
45
扁平
215/45R19
41.9km/h
直径677mm
径差+30mm
225/45R19
42.4km/h
直径686mm
径差+39mm
235/45R19
43.0km/h
直径695mm
径差+48mm
245/45R19
43.5km/h
直径704mm
径差+57mm
255/45R19
44.1km/h
直径713mm
径差+66mm

もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、215/35R19 、225/30R19、225/35R19 、235/30R19 、245/30R19 、255/30R19あたりのタイヤがおすすめです。

235/35R19のタイヤ幅を215mmから265mmまで、扁平率を20%から50%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、235/35R19の適応サイズと性能の変化 [96018型4C編]のページをご覧ください。

235/35R19のタイヤ銘柄と通販価格


96018型4C[1.8Lターボ MR/6AT]の得点(簡易版)

ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。

スポーツ性能部門
評価項目数値得点
パワーウェイト4.583kg/ps64.15
1速ギヤ加速性能0.62kg/kgm71.76
1L換算馬力137.8ps/L64.97
1L換算トルク20.49kgm/L67.63
WB/TR比1.4781.46
ワイド&ロー指数0.63467.22
前面の面積2.216m²59.72
最低地上高43.38
スポーツ性能部門の得点520.29

※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。


ユーティリティ部門
評価項目数値得点
JC08燃費12.1km/L42.35
年間維持費294610円52.82
100kmh回転数2100rpm55.97
航続距離484.0km36.15
車の大きさ8.842m³39.62
室内の広さ(仮) 1.603m³31.48
最小回転半径5.5m42.98
馬力単価37125円27.72
ユーティリティ部門の得点329.09

※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。

スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した 96018型4C[1.8Lターボ MR/6AT] の総合得点は 849.38 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。

上記リンク先では、今回このページで紹介した96018型4C(MR/6AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのクーペ」、「2000ccのクーペ」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。


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