トヨタ:12H-T型エンジン

ここではTOYOTAのランドクルーザー60(LAND CRUISER 60, Van VX HighRoof)のデータを参考に12H-T型エンジンを見ていきます。この他のエンジンについてはトヨタ製エンジンのまとめページをご覧ください。

12H-T型エンジンの諸元
メーカーTOYOTA
車名&グレードLAND CRUISER 60, Van VX HighRoof
エンジン型式12H-T
種類直列6気筒OHV
排気量3980cc
ボア(内径)91.0mm
ストローク(行程)102.0mm
ボアストローク比1.12
圧縮比18.6
吸気方式TURBO
使用燃料軽油
最高出力135ps(99kW)/3500rpm
最大トルク32.0kgm(314Nm)/2000rpm
リッター馬力33.9ps/L
リッタートルク8.0kgm/L

まず基本的な成り立ちとして、12H型エンジンはボア(内径)91.0mm、ストローク(行程)102.0mm、ボアストローク比1.12のロングストローク型エンジンです。
(※ボアストローク比はストロークをボアで割った数値)

排気量と気筒数が同一の場合、一般的にはロングストローク型はショートストローク型に比べて低回転域でのトルク特性に優れ、扱い易いエンジンとされますが、高回転域では充填効率の悪化や摺動抵抗が増大して出力の低下が懸念されます。なおかつ回転数も同一の場合、ショートストローク型に比べて平均ピストンスピードが高くなりがちなことから、エンジンへの負荷が大きくなる傾向にあります。

圧縮比18.6、排気量3980cc、ディーゼル仕様のターボエンジンは最高出力135ps(99kW)/3500rpm、最大トルク32.0kgm(314Nm)/2000rpmを発生します。 12H-T型エンジンの最高出力と最大トルクを排気量1Lあたりで換算すると馬力は33.9ps/L、トルクは8.0kgm/Lになります。仮にリッター換算馬力が70馬力以上のエンジンを”かなりの高出力”、50馬力以上70馬力未満を”高出力”、30馬力以上50馬力未満を”標準的な出力”、30馬力未満を”非力”なエンジンとしたとき、排気量1Lあたりの馬力が33.9ps/Lの12H-T型は ”標準的な出力”のエンジンにカテゴライズされます。

回転数/分秒速時速
2000rpm6.8m/s24.5km/h
4000rpm13.6m/s49.0km/h
6000rpm20.4m/s73.4km/h
8000rpm27.2m/s97.9km/h
10000rpm34.0m/s122.4km/h

続きまして平均ピストンスピードについて見てみます。このエンジンが最高出力135馬力を3500回転で発生しているときの平均ピストンスピードは11.9m/sとなり、これは1秒間に11.9メートル(時速にすると42.8km/h)の距離を進む速さでピストンが上下運動していますよ、という意味です。

参考までにストロークが102.0mmの12H型エンジンを10000回転/毎分まで回したときのピストンスピードの変化を計算してみました。これを見ると回転数が2000回転高くなるごとに概ね6.80m/sずつ速度が増していくようです。 一般的なガソリンエンジンの目安が20.0m/sあたりとすると、(回るか回らないかは別として)5900回転くらいが良い感じの回転数になるのではないかと思います。

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